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白内障の患者さんには良い参考になる。
『ゴー宣』シリーズの独善性に辟易している向きも、本書なら政治思想抜きの手術体験記なので、比較的抵抗無く読めるだろう。ただギャグ漫画として笑えるような箇所はあまり無く、あくまでも白内障の患者さんたちが参考に読むのに適した本だと思う。でも、よしりん信者達にとっては本書もありがたいんだろうーな。 医者によって診断結果や治療方針がかくも異なることは、他でも聞いていたが本書の実例も非常に説得力があり、他の病気で通院する際の参考にもなる。
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なぜ日本では無名なのでしょうか?
インドに関する偉人と言えば、ガンジーくらいしか思いつかないのが、ごく普通ですが、インド国内では、ガンジーを凌駕する人気を誇っているのが、アンベードカルです。 彼は不可触民(ヒンズーに於ける最下位のカースト)の生まれながら、大変な努力の末、イギリスとアメリカで博士号を取得し、インドでは初代法務大臣として憲法の起草に従事し、その傍ら、不可触民の地位向上の為に、それこそ粉骨砕身した人物だったのです。
本書ではそんな彼の生き様を余すところ無く伝えていますが、彼の意志の強さ、ねばり強さに大いに共感すると共に、このような人物を全く知らなかった自分の無学さに打ちのめされる思いがしました。
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よく分かりやすいです。
指輪の旅の仲間の行方はもちろん、建物などの詳しい構造なども図解しています。 「ホビットの冒険」や「シルマリルの物語」「追補編」にも対応しているところがうれしいです。 特に第1紀のベレリアントや第2紀のヌメノールについても詳しく掲載されていました。 物語を読みながらこの地図を見られてはいかがでしょうか。 物語が一層深く味わえますよ。 トールキンファンにとっては是非お勧めの1冊です。
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シュルレアリスムの画家の中でも有名なルネ・マグリットの作品集
伝記も主な作品も全て収録されていますので、マグリットに始めて関心を寄せられた方にとっては詳しい解説書でしょうし、マグリット・ファンにとっては未見の作品の鑑賞にもなります。
価格的にもサイズ的にもハンディですので、気に入っていますが、入手が困難なようで惜しいですね。作品と対峙する美術鑑賞の時間が取れないという時や珍しい画家の作品を鑑賞する場合、美術書、図録、画集の存在はとても助けになります。
30年ほど前に、実際に美術館でマグリットの風変わりな作品の数々を鑑賞して以来、この画家には多大な関心を寄せていますし、出来るだけ多くの作品に触れるようにしています。もっとも日本の美術館に展示される機会を待っていても多くを望めませんので、このような作品集の出版の意味合いは重要だと考えます。
作品的には、46頁の「レディメイドの花束」、49頁の「デカルコマニー」、74頁の「共同発明」、83頁の「解放者」、巻末にある「大家族」等が代表作と言われる作品でしょうし、私の好きな作品です。シャルルロワのパレ・デ・ボザールに飾られたフレスコ画の大作「無知の妖精」にはマグリットの愛したモティーフが勢揃いしています。無機質的で虚無的でもあり、静かな空虚感が彼の作風を物語っています。この個性は他の画家からは味わえない独特の味わいと言えるでしょう。
ポップアートの世界でもマグリットの影響を受けた作品は沢山見うけられますし、日本のシュルレアリスムにも多大な影響を与えた画家ですので、一人でも多くの方に作品を鑑賞する機会の保証としてこのようなリーズナブルな本の入手、流通、再版を期待したいですね。
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今流行りのブログ本ですが...
やはりブログでだからこそ人気が出たのであって、 こうして本になってまで読む価値あるのかなって思ってしまいました。 彼女の描く絵は、ブログ上で充分です。
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評価などできるだろうか
心して買いました。そして読みました。
ただ、重たい岩を抱きかかえたような気がします。 私も二人の子供の親として、そして一人の人間として、何を想って 生きなければいけないか?大変な問いを、そして一番大切な問いを もらいました。
二冊買いました。二人の子供にそれぞれ与えるためです。 人間の「いのち」は、皆どこかでつながっている、という恩師の言葉が 思い出されました。
一本一本のいろえんぴつの線。必死で書いたひとつひとつの文字。 全てが読むものに迫ってくる想いがします。
星をつけるのが非常につらい一冊でした。星などつけられない。 人の命を、加純さんの命を星などであらわせたくない。そんな想いです。 いい年をしてと思いつつも、いい年になったからこそ、生きることのつらさ、苦しさが 分り、そしてそれだからこそ、生きていることが何よりも大事だということを、 分らせてくれた本です。
加純さん きっと「あなたのいのち」が誰かの「いのち」とつながっていると思います。 だから・・・あなたはまだ生きているんだよ・・・そう思いたい、そう願いたい「命(ほん)」です。
あれから、何度か読み返しました。そしてそのたびに・・・。 ごめんね。あなたの「おとん」と「おかん」は、一生懸命がんばっているのにね。 それなのに、全く関係のない「おじん」が泣き言を言っています。 加純さん、あなたの数万分の一でも強い心を持ちたいと思っています。
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読みやすさでは高評価
物語調で書かれており非常によみやすかった。時折後に死刑囚となる人物の犯罪にかかわる前の姿が垣間見られるところは評価できます。 しかし、主人公については詳しく書かれているが、ほとんど名前だけ出しました程度の死刑囚も多く、それについてはすこし残念でした。
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将来有望な若い方々に。
会社に入った嬉しさ、さあこれからやるぞ!という意気込み、社会に対する使命感、といったもので幾多の理不尽な出来事を乗り越え、やれていた時代があったと思うのです。すべての人が同じ方向を見ていた時代。私は、そんな世代よりかなり若いですが。 一体何時から、一つ一つを説明してあげる言葉が必要になってきたのか。イヤなこと、理不尽なことが心を占めてしまうパーセンテージがすぐに大きくなり、先輩や上司は説明する言葉を持たず「そんなことは気にしなくていいんだ」で済ませてしまうもんだから、ネガティブな思いはますます大きくなるばかり。 この本には、別にびっくりすることが書かれている訳ではありません。むじろ「当たり前だと思っていたこんなことを、いちいち言葉にしなければならないの?今さら」であり、でもいちいち言葉にしてみると、想像以上に効き目がある。 将来有望な若い方々が、この本を通して、社会で職場でなくてはならない人になられることを願ってやみません。
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でも、現地は写真よりもずっとずっと素敵でした。
数ヶ月前、たまたま本屋でこの本を手に取りました。オランウータンの可愛らしさと、ビーチの美しさにノックアウトされた私は、BORNEO行きを即決しました。この本を見た瞬間、絶対に行こうと決めた「シャングリラ・ラサリア・リゾートホテル」は想像を超えた楽園でした。 この本との出会いにより、とても充実した旅を経験することができました。写真が美しいのはもちろんですが、全体を通してとても丁寧な作りの一冊です。
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正確であると信じたい
「学問のすすめ」を読んでみたいけど、きっと文語体なんだろうな、苦手だなと思っていたら、ありましたありました!こりゃ助かった。 いやあ、ためになる。鋭い洞察。喩えもこの上なく面白い。福沢先生は偉大だ。 また、初編からだんだん進むごとに核心を突いてくる。 ただ一つ、読み進むうちにだんだん心配になるのは、この本が正確に「学問のすすめ」を現代語訳してるんだろうな、という点です。
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恋愛を描くには・・・
確かに私小説にしては荒いし、ブログ本にしては作りこみすぎてる感のある本書。 しかし、ダーに浮気がばれてからの狂気と嫉妬の日々、そして別れに至るまでのダーとのいびつな毎日・・。経験したことのある人間には痛すぎるほどリアルな描写が満載なのであった。 愛し愛されてるけど、もう一緒にはいられない。 言葉にすると何やらロマンティックに響くが、最愛の人とでさえその愛故に分かり合えず、離れていく事の虚しさが本書には溢れている。
また表面的には、グダグダな修羅場道を力なく歩いているように見える著者が、表裏一体でポジティブな道をひた走っている事がひしひしと感じられる。 女性の生命力の本質を描いているといったら言い過ぎかもしれないが、著者自身のパワー(業も含む)そのものが、本書に文章以上の力を与えている作品と言えるだろう。
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触れもせで
「おしゃれ泥棒」の中で、向田邦子は、他人の幸せだけは奪えなかったと書かれている。しかし、彼女の感受性なら、自分と他人の幸せの狭間で、深く悩んだはずである。だから、「身代わり観音の中」で「・・死にたいと思いつめた覚えもなく、人を呪う不幸も味わわず・・」と彼女が書ていると言われても私は信じない。きっと、神様に「そんなに辛いならこっちにおいで」と招いてもらって、初めてその悩みから解放されたのであろう。この本は、向田邦子の「表現」をそのまま紹介しながらも、彼女の「真実」を確実に、ある意味では容赦なく、しかし久世氏一流の暖かさをもって、読者に提供している。彼女の「真実=本心」に接して胸が詰まったところが、私には20箇所もあった。五つ星の所以である。
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商売の、いや仕事のことで悩む全ての人に!
商売をしていると、売り上げが上がらなくて悩むことも多いだろう。なぜ売れないのか?何か自分の知らない商売の秘訣でもあるのか?話術なのか?テクニックなのか? この本を読めば、もちろんそうしたノウハウめいたものに行き当たることもある。しかしこれは、単に成功した青年実業家イ・ヨンソクさんの、商売のノウハウを紹介しただけの本ではない。ここにはもっと深く、「仕事とは」「やる価値のあることとは」といったことを考えさせる何かがある。 近所の奥さんたちはもちろん、わざわざ遠くからイさんの店の野菜を買いに来るお客さんから寄せられる絶対的な信頼感。「ここの店の野菜にまずいものはない!」というその期待になんとしても応えるのだというイさんのプライド。しかし考えてみれば、これはなにも商売を成功に導く特別なノウハウではない。仕事を依頼する人と依頼される側の誰もが持ちたい「幸せな関係」だ。この関係が築けるなら、どんな仕事でもやる価値があると思えてくる。つまり繁盛する商売の秘密を探っていくと、「あなたに喜んでほしい」というごくシンプルな気持ちに行き当たるということだ。 もし仕事に行き詰まったら、大きく広げた風呂敷を一度たたみ直して「今日は隣の席のあの人に、ありがとうと言ってもらえるような仕事をしよう」というところからやり直してみたらどうだろう。喜んでほしいとか楽しんでほしいといった気持ちが、「いい仕事」とよばれるようになって、やがてこの本のチョンガンネ八百屋店のように花開くときがくると思うから。
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歴史の空白を埋める
光文社カッパ・ノベルズで初版が出たとき(1981年)の衝撃はものすごかった。それまでごく部分的にしか知られていなかった旧日本軍の細菌戦部隊(七三一部隊)の概要が、これ(『悪魔の飽食シリーズ全三部作』)によってほぼ明らかにされ、一般読者にも知れわたることになったからだ。 『第一部』は七三一部隊元隊員からの聞き取り調査、『ハバロフスク公判記録』、医学雑誌等に発表された七三一部隊の元上級隊員による論文、などをもとに書かれた。つづく第二部の『続・悪魔の飽食』では主としてアメリカの資料(「トンプソン・レポート」など)に基づいて著述され(この『第二部』の巻末にはアメリカ側の資料につての松村高夫氏による解説がついており、理解の助けになる)、最後の『第三部』では中国の現地調査に基づいて書かれている。すべて各文献資料やインタビュー等の信憑性を相互にチェックし、執筆された。これを「左翼のプロパガンダ」などと呼ぶことはできない。 その後の研究の進展により、細菌戦部隊の人体実験、実戦の実態がよりいっそう明らかにされている。『続・悪魔の飽食』で「写真誤用問題」が発生したが、これについては『第三部』の最後の章で事実経過が報告されている。「写真誤用問題」のほか、部分的な訂正はいくつかあったが、内容の大枠について訂正をせまられることはなかった。歴史事実の解明に大きな進展をもたらした本書の価値は貴重である。 本来なら歴史の空白を埋めるのは歴史学者の仕事と思うが、歴史学者だけがこれをなしうるというわけではない。本書は本多勝一『中国の旅』などとともに、作家やジャーナリストによって(聞き取り調査などの「オーラル・ヒストリー」の手法で)歴史の穴埋めが行われることのひとつの典型作品とも言える。
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電子マネーについて、わかりやすくまとまった良書
トピックごとに見開き2ページで 左ページに平易な文章と右ページにモデル図を使用し 各トピックの内容について説明している。 モデル図の部分に関しては、実際に使用されているICカードや端末の写真を載せるなど、 参考資料が充実しているので、実際に街で使用されている電子マネーの利用形態のイメージが掴みやすい。 またトピックの種類も電子マネー導入の経緯から システム構築に関わってくる企業の動き、ICカードのための端末の仕組み、 電子マネー普及の今後の展望など、電子マネーに関わることについては網羅的に取り上げられており、 これ一冊で電子マネーについての凡その理解を得ることができる。
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この題でもう一度書いてほしい
今後『陰陽師』の売り上げを抜くことが目標と商売人の気迫こもった書き出しで始まる。全体の印象としては、読本というほどの骨組みはなく、平安の闇にようこそ、という副題の魅力には及ばないが、陰陽師のファンなら読んでも損はないと思う。
最後の「陰陽師シリーズ登場人物・作品詳解」は『詳解』と呼ぶにはさびしいお粗末さがあるのでマイナス星1つ。作品を読めばいいだけのことなので、宣伝かな、と。個人的には対談の中での山口博氏のお話が面白く、また野村万斎さんのお話も芸術家としての気迫溢れるもので読んだ甲斐があった。夢枕氏は山口氏には教えを請い、野村氏にはファンといっていいほどの低姿勢で臨まれているが、3番目の対談相手の方には見下したような態度が感じられた。そのためか、盛り上がりに欠けるこの対談自体魅力がない。この対談3弾は、夢枕氏ファンには面白いかもしれない。人柄がしのばれるのである。
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ホントのこと!
結局すべては石油だった!!! ワイドショーで取り上げられるイラク復興支援への自衛隊派遣。 黄色い声で感情論を撒き散らすオバサマのコメントに違和感を感じていたが。。。そうか!すべては石油だったのか。 オバサマ、もし、石油が日本にまったく入ってこなくなったとしたら。 自衛隊派遣、やめろって言う? 今も昔も石油に関わる家系はほんの少数であること。 英国首相チャーチルが実はアメリカの血を引いていたこと。 なんて楽しい本なんだ♪(分厚いけど。。。(笑)) 本当のことを知りたいあなたは、是非!!!
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芥川?
まじで良かった。読みやすい文章である上に、メッセージもばっちり入っている。おまけに随所にユーモアを取り入れた表現方法は、元不良ならではの雰囲気を感じれた。勇気がもらえる本だから、お勧めです。
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予想外のアタリでした・・・
1は編集者さんたちの解説が不要に感じたので、今回の解説がない方が読みやすかったです。 内容も前作より面白いです。1は読み手をまだ意識していない大雑把な日記という印象 でしたが、本書は作者の魂が込められているのを感じました。阪神大震災・その後の作者 の人生の話には胸が詰まりました。決して幸せとは言えない家庭環境で育った二人が出会 い、それぞれ人生を諦めなかった姿はかっこいいです。巷に蔓延する自己啓発本などの 「幸せになる方法」的なものよりも、絶望の底から自力で立ち上がった59番の生き方・思想 の方が面白く実用的に感じました。あとがきの対談や写真館も笑えます。私生活で行き 詰った時は本書をざっと読んで元気を貰っています。
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少し独善的すぎるかも知れませんが…
ほのぼのした題名とは裏腹に、内容は過激そのものです。 この作品では登山家=孤独と向き合う者たち、という位置づけで描いており、「孤独を恐れて いては何も成せない」と断定し、孤独を恐れて仲間とつるむ若者たち(と言っても20年以上 前の若者に対して、ですが、現在にも当てはまる部分は多い)を「生きながら死んでいる」 とばっさりと切り捨てる。
個人的には著者の主張は非常に共感しましたので、本作に深い感銘を覚えましたが、その 根拠もなく断定的な論調は合わない人にはとことん合わないでしょう。という事で星3つに させて頂きましたが、個人的には好きな作品です。
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鉄血宰相と呼ばれた男
言わずと知れた維新三傑の一人で、明治政府の礎をその中心として築き上げた大久保利通公
同じ薩摩藩の盟友である西郷隆盛公が強烈な人物像を持っていること、またその西郷公を死に追い込んだとされて暗殺されたということから世間的な評判は芳しくない
しかし、明治維新が革命でなく、”維新”として世界的名声を浴びることになったのは大久保公を抜きにして語ることはできないし、近現代の日本人像が欧米人の多くに尊敬の対象とされたのは岩倉使節団における公の立ち居振る舞い等も一役買っているのは間違いない
本書は、その大久保公に近しい方達に「報知新聞」の記者がインタビューした記事を再編集したもので、各々の方達から観た公についてであるため、公の人物像に統一感が若干乏しいことは否めないが、読み終わったあと振り返るとそれが逆に妙なリアリティーを醸し出している
公はその人物像から鉄血宰相と呼ばれた 武士として、政治家として筋の通った言行一致を貫く姿勢は、ときに鉄血・冷血と批判された しかし、その公平無私の精神は非常に立派であるし、尊敬に値するものであると私は思う
”公平無私” 現在の政治家に欠けているものではないだろうか!?
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隠蔽されている「障害者」の現実と本物の支援
少しだけですが、私は障害児童との付き合いがあります。その障害児たちの現在は社会の多くの部分から隠蔽され、本当にこの本にあるように「作業所」と呼ばれるところで「預かっていただく」ことが多くの目的で給与はほとんどない、または逆に支払うなどの話を聞き、強い衝撃を受けました。この本と出会ったのは、やはり障害児童たちと長年付き合ってきた夫の勧めがあったからです。 今私たちが関わった障害児は成人を迎え、やはり作業所に通っています。彼らの本当の自立とはなんなのか、どのようにサポートし、また共存していけばよいのかを、小倉昌男という人は端的に行動で示しています。実際には資金がないと、なかなか難しいと思う場面も多々ありましたが非常に勉強になる本です。 また、私たちが障害者に対に「お気の毒」と思うことはなんとなくはばかられる気持ちになりますが、小倉はこのスワンベーカリー立ち上げの動機に「気の毒だったから」という言葉をさらっと使います。それに対し、著者の建野は「私たちはこうした人たちを『気の毒』だと思うことを強制的に禁止させられているきらいがあるが、小倉は素直な感情で『気の毒だったから』と言ってのける。それは本当に障害者と向き合った人だからこそ言える言葉なのかもしれない」と書いています。気の毒は気の毒でいい、でもそこから自分がなにができるのかをきちんと真正面から考えることの方が大切なのだと教えてくれました。
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 | 『ニッポン非合法地帯』 扶桑社 price : ¥1,300 release : 2003-07

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実に痛快な一冊。
最近、テレビでも鋭いコメントを発し、人気急上昇中の著者による、非常にテンポがよく、すごく読ませる本。
著者は、踊る大捜査線のモデルらしい。
豊富な現場経験を基にした、警察の内実についてのエピソードも盛りだくさん。
他の著作とかぶっている話が少しあるので、星4つですが、北芝さんの本をまだ読んだことがない方は、是非一冊お読みになられると、爽快感を味わえると思います。
やりすぎなはずなのに、それを全くとがめる気にならないのは、著者の腕と、根底に使命感・正義感があるからと思いました。
実に、痛快な一冊です。
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戦後の『文壇』が克明に!?
野坂昭如の小説は『火垂るの墓』『アメリカひじき』くらいしか読んでいなかったが、本書は圧倒的な面白さ。戦後すぐ?昭和40年代半ばまでの、いわゆる野坂自身、もっとも脂が乗っていたいた時期の『文壇』、ようするに酒場での同時代を代表していた作家の見聞を独特の句点の極端に少ない文体で駆け抜ける。どこまでホントかわからぬが、月日まで克明に記した圧倒的な記憶力、読者はお気に入りの作家が野坂とどうかかわっていたかページをめくるのも楽しみ。吉行淳之介?「第三の新人」のファンの読者、必読、か。
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タイに行く
1964年に出た単行本を、上下巻に分冊して文庫化したもの。ただし、写真がすべて割愛されてしまっている。 1957-58年に「大阪市立大学東南アジア学術調査隊」として、タイ、カンボジア、ベトナム、ラオスを歴訪した記録。ただし、学術的な成果については別の形で出され、本書は紀行文としての色合いが強くなっている。 上巻はタイ。調査行のきっかけ、旅の準備、入国の苦労から書き起こされ、タイでの研究と暮らしが綴られていく。地元の研究者との交流、少数民族との接触、熱帯の動植物の採集。どれも楽しそうな話だ。さらに、著者の鋭い洞察が書き加えられ、興味深い読み物となっている。 ただ、現在の目から見ると、物足りない点も少なくない。未来予測という意味では、ほぼ外れたといっても良いのではないか。
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 | 『私の夫はマサイ戦士』 新潮社 price : ¥1,365 release : 2006-12

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人類学的にはおもしろいけど・・・
マサイやケニアについて知りたい人は興味深く読めると思います。しかし、女性の半生記・体験記として読む場合にはクエスチョン・マークです。 筆者は、現在の夫のマサイ男性と結婚する以前にも別のケニア人男性と結婚しており、さらにそれ以前にも外国人男性に惚れっぽい性格だったという経緯が出てきます。確かに、本に挿入されているマサイ青年たちの写真を見ていると、日本人女性がぽーっとなってのぼせてしまうのもうなずけます。筆者は、過去の恋愛や結婚と比べて、マサイ男性との出会いは運命的なものだったと捉えているのでしょうが、それは過去に出会った男性たちよりもより大きなインパクト(文化的な相違がより大きかったゆえ)を与えてくれたから、だけのような気もします。他の方も書かれているように、以前の結婚よりもまだ時間が経っていない時点での執筆は時期尚早。筆者にはぜひ10年後、20年後に報告していただきたいです。 80年代に結婚生活を経験したスイス人女性の書いた「マサイの恋人」に触れて、筆者は文中で、このスイス人女性は現地の文化を理解できなかったから結婚に失敗した、というようなことを書いていますが、スイス人女性は第一夫人であり、夫に第二夫人を迎えないことを条件に結婚したことによる葛藤があったのだと思います。(個人的には、こちらの葛藤の方に人間味を感じ、心を揺さぶられました。)それから20年の月日が流れ、マサイ族の生活も変わってきているはず。現在のマサイ族男性にとって、外界から現金収入を運んでくれる第二夫人(筆者)の存在は都合がよいのでは、という見方もできます。パートナーは欲しいが外で仕事をしたいという筆者にとっても第二夫人というポジションが好都合なのかもしれませんね。両者の利害が一致した結婚ということでしょうか。
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やわらかい響き
須賀敦子さんの全八巻になる著作集を読んでいて、とくに、「ユススナールの靴」は彼女の文章が「ふかさ」を増す一つのきっかけになっていることは、堀江敏幸さんが追悼本でお書きになっているように有名な話である。この「ふかさ」への探求とは、「ヴェネツィアの宿」のなかで、 「どうすればこの本は深いとか深くないとかわかるのですか」 とシスターにたずねるくだりにあるように、須賀敦子は本を読むこと、作家の紡ぎだす世界を探求するのに貪欲な人だった。それは、彼女が創作の世界にはいるまでの過程で、ギンズブルクの「ある家族の会話」、「マンゾーニ家の人々」で魅せる、あのふっくらとした手でさすってもらっているような柔らかい文章で描かれた、ナタリアの世界をなぞらえていった作品群、「ミラノ霧の風景」あるいは「トリエステの坂道」にあるものに共通しているが、ヨーロッパの北の暗闇にも通じるようなユルスナールの作品を追ってゆくような作業のなかで、創られたこの作品は「ふかさ」の彼女なりの到達点であったのではあるまいか、そんなふうに、読んでゆけば、この評伝から以降の文章は彼女の白鳥の歌といってもよい。
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僕を含めた哲学ビギナーに
入門書としては最適だと思います 「哲学ってなんだか難しそうだけど面白そう」 「でも専門書は高いし、そもそも理解できるか不安」 といった方は、この本から入るのもいいのではないでしょうか
哲学といっても、その時代ごとに取り扱っているテーマは異なります 神とは、認識とは、言語とは、とある中で、いきなりニーチェやハイデガーに 突っ込むのも構わないとは思うのですが、哲学の通ってきた道、哲学史を 簡単に把握できると、以降の見通し(例えばフーコーが面白そうだから読んでみようかな、とか) が立てやすくなると思います また、哲学者の名前だけでも知ると、不思議と少し賢くなった気分になれますw
「図解雑学 哲学」の方も購入したので、そろそろソシュールやデリダの書いた原書か、 それに関連する本を読んでいこうと思っています。
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波乱万丈
エリザベート(上)の続きです。まず(上)は冒頭から読みやすく、歴史背景もわかりやすく書かれています。皇女であるのに歴史の流れには逆らうことのできない、一人の女性としての姿が印象的です。ハプスブルグ家崩壊後、再婚相手の社民党闘士と寄り添って政治活動に励んでいた折、夫が政治犯として投獄される。生きて再開できる可能性の少ない中でも気丈に生きるエリザベート。そして感動の再開。読んだ後(いい意味で)不覚ため息が出ます。
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良くも悪くも「伝記漫画」ただし非常に分かりやすいのは良い!
全体的にコテコテの漫画チックな描写が多く、 リバモアの人生を重厚に味わいたい人向けではないかもしれない。
個人的には、スミッテンの「伝説の相場師ジェシーリバモア」の原著を読んでいるときに 並行して読んだので、英語の表現が分かりづらい箇所などの理解の助けとして非常に役に立った。
リバモアのエピソードの中からキーとなる部分を簡潔に抜き出してまとめてあるので、 リバモアマニアの入門書としてはお勧めです。
また、原作者と作画が同一人物であり、全体の流れにブレが無いのは好感できます。
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日本が誇る2人の天才技術者を同時に論じると見えてくる共通点
本書は2002年9月に江戸東京博物館で開催された「本田宗一郎と井深大―夢と創造」展公式ガイドブック(朝日新聞社刊)を文庫化したものです。違った生い立ちをもつ二人の天才技術者―本田宗一郎と井深大―がベンチャー企業を世界的大企業にまで育て上げるまでの歴史を同時並行的に論じています。巻末には二人の経歴の他、ホンダの「社是」「三つの喜び」「マン島TTレース出場宣言」、東京通信工業株式会社(現ソニー)の「設立趣意書」(前書、会社設立の目的、経営方針)が掲載されています。これらの文章は正に名文です。技術者ならお経代りに唱えるべし。 「一つの主題では評論は書けない、二つの主題をぶつけると評論が書ける」(※)の言葉通り、本田宗一郎論と井深大論をぶつけることで二人の哲学の共通点が浮かび上がってきます。二人とも挫折を幾度となく経験しています。そこの乗り越え方がサスガ!「転んでもタダでは起きない」、この姿勢には敬服します。また「人生は見たり、聞いたり、試したりの三つの知恵でまとまっているが、一番大切なのは試したりである」「常識は破るためにある」「1%の成功は99%の失敗から成る」(本田)や「大衆のための商品を科学的な開発で」「難しいからこそ我々がやる価値があるのだ」(井深)という名言にも出会い、心奮えます。 今更ながら「夢とロマンを強く持つこと」の重要性が良く分かります。これが創造力を発揮するための"ガソリン"です。本書を技術者が読むと、技術者魂に"火"をつくのを感じることでしょう。(^-^)v (※)「思考のレッスン」(丸谷才一)で引用された河上徹太郎氏の言葉。
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実践唯脳論
発売からずいぶん経ち、ひとしきり話題にもなった。 しかしながら唯脳論的思考は、われわれの認識にまだ浸透していない。
唯脳論とは新しい科学であり、解釈の方法を切り拓いているという意味で全く哲学である。 ヒトの持つ思考プロセスではなく、プロセスの基盤構造を自己認識することで、結果として新しいプロセスをも生み出す。 ものごとに対する、ヒトとしての新しい態度を提示する。
別に養老先生は、脳は特別です、とはおっしゃっていない。 「脳も特別ですけど、肝臓だって特別でしょうが。」 それが唯脳論的解釈だと、思う。 拡張!
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ある事件をきっかけに・・・
事件からしばらく時間が経過してしまったが、2000年9月20日にあおぞら銀行初代社長本間忠世が自殺したという事件があった。当時あおぞら銀行は、その前身で特別公的管理にあった旧日債銀がソフトバンク、オリックス、東京海上火災保険といった企業連合に譲渡されたばかりで、いよいよ新たな船旅に出るという矢先の出来事に、社会に大きな衝撃を与えたことを覚えている。私がこの本を読もうと思ったきっかけも、この本の第6章に「あおぞら銀行、本間忠世はなぜ死んだか」が言及されていたからであった。新銀行設立から16日目にしての社長の自殺は、あまりにも突然過ぎ、またあまりにも謎に包まれていたため、私の記憶の奥底に引っかかったままであった。結論から言うと、本書では、やはり真相はやぶの中といったところだったが、しかし著者は自殺に結びついた原因を3つの仮説に従って、当時周辺にいた人物の証言や人間関係、旧日債銀の不良債権問題など様々な角度から事実を書き連ねている。どれが真実に近いかは読者に委ねられているが、しかし霧がかかっていた森が少し薄日を射し、木々の識別が何とかできる程度までにはなったような気がする。全体的に非常に読みやすい文章であり、経済事件に興味がある方には、さらっと読めて良いかもしれない。
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江戸の情緒が肌で感じられます
現在の築地にあった将軍家ご典医の桂川家。著者はその七代目当主、桂川甫周の娘。安政二年に生まれ、昭和12年に83歳で亡くなっていますが、この本に描かれているのは彼女の幼少時代の幕末と、幕府「瓦解」後の明治初年の様子です。禄高は低いが権威は高かった桂川家の生活、家族の描写、家の周りの様子が克明に語られ、その上品で優しい語り口は読む人を幕末の江戸に連れて行ってくれます。特に、邸に近かった隅田川縁の情景描写は素晴らしい。父親から聞いた12代将軍家慶の暮らし振りや人柄、家に遊びに来た福沢諭吉の様子、など、歴史に名を残した人々も生き生きと描写され、生身の人間として感じることができました。将軍家に仕える人々が大政奉還をどのように感じたか、もひしひしと伝わってきます。 描かれている内容が興味深いだけでなく、江戸時代は本当に日本人が日本人らしかった、また世界のどこにもない日本文化が花開いていたということを知ることができ、読後、ほのぼのとした気持になり、江戸への強い郷愁を感じました。
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父親から息子へのメッセージ
クリント・イーストウッドの映画が評判になったので映画を見る前に読んでみたのだが、これほどフランクな文章を書ける日本軍の幹部が居たのかと驚愕してしまった。 道中記録というには、当時のアメリカ人の風俗を克明に書かれており、ジャーナリストを目指したと言われるだけに、細かい描写には驚くしかない。 逆にアメリカを理解していればこそ、硫黄島に於ける戦いの答えが徹底抗戦であったのか。映画を見た後で改めて読んだ時、父親が息子に語る優しい絵からあのような戦いが出来たのか?全ては本土の家族の為、そう解釈するしかできない。
散るぞ悲しき―硫黄島総指揮官・栗林忠道 (新潮文庫 か 50-1)を更に読んだ後、訣別電文を「散るぞ悔しき」に改竄された事を知り、玉砕総司令官の心情すら無視をする当時の戦争指導に対し、栗林本人の憤り(もしかしたらそれすら通り越していたかもしれない)がどれほどであったのか?
ユニークな絵を見れば見るほど、戦争とは残酷でしかないとしか言えない。
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優しくてあたたかい本です
文章もとても読みやすく、分かりやすく、その内容も暖かく、優しく、愛情で溢れています。 とても大きな役目だと思うこの最後のパートナー、その意味も分かる内容に成っています。 文章と共にこの本に納められて居る詩も、写真もとても良いです。愛が沢山詰まって居る本だと思いました。 すんなり読める、だけど心に残る大きな本だと思います。
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ちょっとおかしいんじゃない?
彼女の韓国や中国に対する批判は感嘆させられたが、この本に米国に対する文章があまりに少なすぎる。これが掲載雑誌の意向なのか本人の考えなのか判らないが、BSEや在日米軍の暴行事件、米国政府の年次改革要望書など批判材料はいくらでもある。そのことがこの本の評価を下げていると思う。 他国の悪口を言うことは簡単で、自国が優れている感覚に浸れるが、本当に“国売りたもうなかれ”と言うなら、国内の規制緩和により外資や大企業が幅を利かし、労働力の安売りや福祉の切捨てが進む現状を批評するべきではないでしょうか?
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【商品詳細】
???日本に1つしかない精神科救急に密着取材、その知られざる内部を丹念に探り、脳科学から精神疾患へのアプローチなどの最新の成果も取りこみ深く考察する。精神科医療の流れを知り、今後のより良いありようを模索するための良書だ。 ?「社会は、それにふさわしい犯罪をもつ」という有名な言葉がある。精神疾患も同様に、その社会の負の側面を浮き彫りにするようなところがある。とりわけ価値観が多様化し、長期不況も追い討ちをかける現代日本では、鬱(うつ)状態や自殺は、もはや身近な話題だとすら言える。「人間社会の不可解さを突きつけてくるテーマに惹かれるのはジャーナリストの性(さが)のようなもので、逆に言えば、精神病や精神病院にまるで関心を示さないジャーナリストは、その資質に疑問が呈されてよい。」と、本書「プロローグ」でいう著者は、その信念に忠実に、誠実な取材姿勢を通じて精神科医療の世界に読者を深くいざなう。 ???同じテーマの名著として、大熊一夫による『ルポ・精神病棟(旧・新)』が名高い。これは1960年代後半から70年代前半のいわば暗黒の領域だった精神病院に潜入取材した衝撃のルポだ。『新ルポ・精神病棟』で取り上げられている、80年代の新しい動きの中で準備中だった「千葉県精神科救急センター(現・千葉県精神科医療センター)」が、本書の舞台だ。偏見などの逆風に耐えてふんばりつつ、患者にとって最善の道を手探りでさがす医師と看護士らの奮闘が、臨場感ある記述を通して、ずばっと伝わってくる。特に、個性的な医師たちが現状や理想を語る肉声は印象に残る。 ???医療行政の問題点と、その改善の方向にも果敢に斬り込んでゆく著者は、冷静に見つめた現実を、プライバシーに配慮しながら丁寧に記述してゆく。最後に著者は、精神病院の内と外の「地続き感」を、さらっと語っている。それを読むとき、読者もまた、問題意識を著者と共有し、地続きになり、さらに精神科医療以外のことへも思考を拡げてゆく。つぼの底にかすかに見える希望をのぞきこむのにも似た味のノンフィクションだ。(坂本成子)
明治の始まりの混沌とした状況を理解できる
ベースはアーネスト・サトウ「一外交官の見た明治維新」。 サトウの視点のみならず、他者の視点も加えての歴史の展開が理解できる。 特にサトウが日記を書いていない部分も 客観的な資料をふまえて書かれているのが興味深い。 本巻あたりからサトウは歴史の当事者になってくる。 これも極めて興味深い。 歴史研究に置いては、この書そのものを引用する価値は低いが これを読むことで、歴史的資料の存在を知ることができる。 それをベースに歴史研究のスタートするのもよい。
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文章からオーラを感じた初めての作品
学生運動関連の文献を読み漁っていた時期その一環としてこの作品に出会った。 生まれて初めて文章というのは気(オーラ)を発するのだと分かった。とにかく読んでみて下さい。
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画家は感性だけの生き物ではないのです
修復技術のめざましい発展によって、ルネサンスの名画(ミケランジェロ「最後の審判」、レオナルド「最後の晩餐」等…。近年まで、かなり荒く違う絵になってしまう程の加筆修復がなされていました)を、画家オリジナルの絵画として楽しむことができる、幸せな時代に私達は生きています。
本書は、画家がどんなに綿密な計画を立てて絵を描いているか、等とても興味深く書かれています。修復前で、しかも印刷状態の悪い昔の画集などを観て「昔の油絵って茶色っぽいなぁ」と思っているような人には、眼からウロコな情報も満載です。
でも、画家の意思によって(重ね塗りなどによって)葬られた部分というのは、希少価値の為だけに、他人が覗き見て良いものなのか、少し疑問が残ります。勿論、この方は修復家という立場上、また遺族や持ち主の同意の上の話ですから、当然の行為ではあります。しかし絵を観る時に、「なぜこの瞬間で画家の筆は終わりとされたのか」と、画家のメッセージに想いを馳せることは、下地が何かを知るよりも、より深く絵を理解することに繋がると、私は思います。
修復家の眼、という冷静沈着な内容かと思ったら、最後の「贋作」に言及する部分は、著者の絵画への強い愛情が伝わってきて、同じ想いを共有できました。
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清朝の知られざる独裁君主
中国研究の第一人者宮崎市定が、一九五〇年五十歳のときに世に問うた評伝である。戦後の二十年間に上梓した本はこの「雍正帝」と「科挙?中国の試験地獄」の二冊だけだという。(定年退官後に再度執筆活動を行っている。) 内閣直属の国策機関である東亜研究所から京都大学の東洋史研究室に委託事業の依頼があった。宮崎に委託された研究題目は「清朝官制と官吏登用制度」や「清朝の支那統治策」であった、このことが宮崎を清朝史研究の道に引きこむに至ったと、解説には書かれている。 なるほど本書は雍正帝のユニークな統治策があますところなく伝えられており、氏が相当長期にわたって清朝史の研究に取り組んだかがよくわかる。「雍正帝の独裁政治は、異民族の帝王の手になったにもかかわらず、それは従来の中国出身帝王すらも到底及ばないほどの高度に到達した。恐らく独裁政治という枠内においては、これほど発達した形式は他に一寸類がないであろうと思われる。」というのが氏の雍正帝時代への評価である。一方、「雍正帝流儀の政治方法はせいぜい十三年ぐらいが有効の最大限ではなかったかと思われる。」とも、最終章「独裁政治の限界」で論じている。「天下の政治のために十三年一日の如く働いて働き通した」雍正帝の様子がイメージできるよう多くのエピソードも用意されている。エピソードと氏の卓見が相まった完成度の高い評伝であると思う。
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代表的教科書のひとつ
社会学研究法のうち、質的研究の一法に分類されるエスノグラフィーの代表的入門書のひとつ。初心者を対象に、実際のフィールドワークに入ることを前提としてかかれているので、卒論や修論などを仕上げる際に参考になるものと思われる。とくに本書は実際のフィールドワークの際に気をつけるべきこと、陥りやすい誤りについての記載が豊富なために、類書に比べて実践的であると言えるだろう。 分野としては、文化人類学をはじめ、社会学の諸分野においてフィールドワークを必要とする研究をすすめようとする方が対象になると思われる。応用範囲のひろい本だ。
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困難に負けず、生きる『力』を与えてくれる本
前向きに、ひたむきに女性らしく生きていく明子さんの姿にとても心を打たれました。また、母親の浩子さんの娘に対する接し方が素晴らしく、介護の大変さもさる事ながら、その苦しさに負けず自らを強く持ち、常に明るくプラスの発想でいた事が、周囲からの多くの協力を得たのだと思います。 本人たちはとても恵まれていたと記されていますが、これは彼女たちの人徳があったからこそ。普段からそういった親身な付き合い方をしていたから、自然とそういった人たちが集まってくるのです。 この本に登場する仲間たちは、本当に人情味豊かな人たちばかり。彼氏のマサモリ君の存在も非常に大きいですね。彼の女性に対する細かな心遣いにも、男として見習う点が多かったです。 現在も一人暮らしを続けているという明子さん。今後も暖かく注目していきたいですね。 チバリヨーッ!(沖縄の方言で頑張れよー!の意)
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とても感謝しています!
4ヶ月前に結婚した夫、実は昨年の健康診断で中性脂肪値が1000以上だったことが判明。お腹まわりも85cmでこのままではメタボ確定、健康状態が心配だったので、今までの食生活習慣を改めるべく3ヶ月計画でダイエットを実行しました。 この本の良いところは、いつものメニューが食べごたえそのままにダイエット食となるところですね。味付けもちょうどよく、お腹一杯になるのでストレスも少なく減量できたと思います。おかげさまで先日受けた健康診断の中性脂肪値は96。お腹まわりも76cmになりメタボ脱出できました。4ヶ月前に比べて体重は10.3kg、体脂肪率は5%減りました。この本にはとても感謝しています。
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 | 『救急精神病棟』 講談社 price : ¥1,785 release : 2003-10

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臨床心理学を学ぶものとして
私は、臨床心理学を専攻し学んでいますが、「ゆくゆくは医療系に進むぞ」と(自分ではよく考えたつもりで)考えていました。精神疾患の大変さ、またはそれに関わることの大変さも、この本を読むまでは「分かっているつもり」になっていたんだと恥ずかしく思いました。多くの方が「こんな世界があるとは知らなかった」とレビューで書かれているように、私たちには知る由もなかった世界がこの本の中にはあります。あまりに臨場感あふれるその世界に、初学者の私は研修医に自分を重ね、「自分ならこの時どう対応するだろう、どう感じるだろう」など、真剣に一人事例検討会を繰り広げました。心理の学生はなかなか現場を見る機会がありません。この本はそんな私たちの経験不足の一助になってくれるのではないかと思います。また、精神病の歴史や精神保健福祉法などの法律についての説明があり、臨床心理士試験において、下手な参考書を読むよりも、ずっと理解できて頭に入りやすいこと必至です。また、登場人物である先輩医師達の重みのある言葉は、臨床家として深く考えさせられるものでした。臨床心理を学ぶ方々、特に経験の浅い初学者の方に是非読んでいただきたい一冊です。
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本のタイトルを変えたほうがよかったかも
病院の売店にあったので、産後間もない私はタイトルに共感を覚え購入しました。(「こんにちは!赤ちゃん」も買いました) でも、赤ちゃんのことというよりは吉本ばななの生活全般についての雑記で、私の期待していたものとはちょっと違いました。このタイトルだと、産前産後のママは思わず手にとってしまいそうだから、ちょっと間違えたんじゃないかなと思います。 著名な人だから、お友達も多くていろいろ買えて頼めてというのはわかるし、私もそういうのを読むのは好きなほうなんだけど、この人が書くとどうも 気持ちよく読めませんでした。本人が書いていたけど「貧乏根性」というのがなんとなくわかります。 このタイトルで出すなら、もうちょっと赤ちゃん中心に書いてくれたらよかったです。
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亡くなられた萱野茂氏の自伝
アイヌ文化の担い手として有名な、萱野茂氏の自伝。 参議当選や二風谷裁判の前の著作であるが、氏がアイヌの伝統の保存に 血道をあげてきた足跡が書かれている。
民族問題を取り上げた著作は、とかく悲憤慷慨満ち満ちた、という内容になってしまう場合も多いのだが、 この本は等身大の萱野氏の姿勢と優しい口調で書かれているので、炉辺で話を伺うかのように、体温を感じながら読めた。
(自分も含め)一般にはあまり理解されているとは言いがたい、 アイヌの人々の近現代史が等身大でつづられているので、その理解の一助になるのではないか。 僕にとっては、アイヌの民俗文化、そして日本人との歴史について、 もっと知りたいと思わせてくれる一冊になってくれた。
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久しぶりに出会えた良書
面白い。 ユングは難解で私なんかに理解できない。 そう思っていたが、その想いが払拭された。
ユングの思想は殆ど知らぬままに読んだ。 つまり、この本が私にとって初のユング著作なのだが 精神科医として、思想家としてのユングではなく 1人の人間としてのユングと対話するように どんどん読み進めることができた。
1人の人間の疑問から、思想が生まれる過程。 そして、その思想そのものにも興味がそそられる。 久しぶりに良著に出会えた。
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ばななさんもマナチンコのママに
よしもとばなな公式サイトに彼女のWEB日記がある。 これを集めて本にまとめた、多分そういうことだ。 彼女の初出産の1ヶ月前から生後6ヶ月、この辺りの日記である。 子供を生んだことがない私が、出産/子育て日記を読むということは普通はないのだが、ばななファンだからつい手が出てしまった。彼女の出産はかなりの難産で、重症の恥骨離開(歩けない、車椅子で数ヶ月過ごすようになる)の状態で子育てをしたのだから、ひとごとながら驚いた。 恥骨離開自体は2、3人にひとりは起きるとあとから知って、それにもびっくり。女はたいへんだ、子供を生んだ女は偉い。 WEB日記をモトネタにしたエッセイだから、小説のように推敲を重ねているとは思えない。(ばなな氏にしては珍しく)何を書いているのかわからないところもあった。 それでも、新しい生命が誕生する前後の浮き立つようなリズムが、読んでいる私にも移って気分が高揚した。 気持ちがいい。 作品だけでなく、よしもとばなな自身にも興味があって厚意を持っている人向けの楽しい(出産はたいへんだったけれど)エッセイ集です。
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今は亡きバルテュスへの愛につらぬかれた「魅せる」本!
34歳年上の画家と結婚された美しい日本女性の日常を綴った 魅せる本です。すでに63歳を迎えられたのが信じられないくらい 綺麗な方です。日常をほとんど和服ですごされていらっしゃるようで、 西洋人好みの(失礼)カラフルなもの。大柄なものが多いですが、 「和」を貫いた「主張」の感じられる衣生活を紹介されています。 お話しになったことを文にされたようにも思えますが、 語り口はきわめて丁寧。複雑なおいたち(?)なのでしょうか、 亡きお母上のおはなしなど、興味をそそられます。 次のご本は自伝がいいと思います。近いうちに出版されることを 期待しております。
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 | 『篤姫の生涯』 日本放送出版協会 price : ¥1,365 release : 2007-11

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小説の副読本
小説を読んだ後で読んでみました。 期待していたのは、小説には盛り込めなかった事や、その後分かった事実などの補足、著者の本音の部分があればとと言う部分でしたが、そういうものは基本的にありません。
特に後悔することはなかったですが、小説を読まれた方が敢えて読むほどとは思いません。 逆に小説は読みたくないけど08年NHKの”大河ドラマ”に向けて若干の知識を、という考えの方には、読みやすいのでよいのではないでしょうか。
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伊達政宗の野望
自分の興味のある戦国時代の話で非常に楽しく読むことが出来ました。説明も細部に渡り十分知識を深められました。特に現在の関東から東北地方にかけての最上氏、上杉氏、佐竹氏及び蒲生氏の領地をめぐる駆け引きが面白かったです。 同筆者の作品は前作の上杉謙信もそうだが詳細に関して知ることが出来歴史への認識をふかめられますので、次回作品にも期待しています。
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共産主義がわかる
下巻は文化大革命から、毛沢東が消えるまで、著者自身の経験を主軸に書かれている。
学生時代に習った「共産主義」「人民公社」「文化大革命」であるが、この本を読むまで実際の共産主義社会での暮らしというものはただの非効率な机上の空論の犠牲になった社会という程度にしか捉えていなかった。かつては多くの人々を熱狂させ、勇気付けた共産主義が、私的な怨念を晴らす道具として利用され、個人を破滅に追い込む格好の思想にもなり得るのだというのが、本書を通じていくつもの実例として物語に出てくる。共産主義に限らす、イデオロギーと言うものの弱点がよくわかる。
知識人が追放され、教育機関が機能しなくなり、子が親を密告するような時代でさえ、礼節をわきまえた行動と家族愛によって健康な自我を保つことができるのだということも教えてくれる。
このようなことがつい最近までお隣で起こっていたとは。人間の理性や倫理観はかくも簡単に国家によって統制できるものなのか。上巻にも劣らず、驚愕の事実が次々と明るみになる。このような時代を生き延びてもなお、その傷跡を残したまま現代社会に大国として勢力を拡大している中国のこれからを思うと、心中穏やかではない。
共産主義ではなくとも、イデオロギーを利用することによって社会や国を弾圧するという構図は現代でも見られる。人間という動物はなかなか進歩しないのだと実感する。
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女たちのたたかい
戦争は男たちのもので、女たちはその無事を祈るしかなかった。一巻の友永大尉と二人の女性、二巻のM大尉夫妻、三巻の三上大尉夫妻、他にも日本側の下士官夫妻からアメリカ側の夫妻まで、夫婦とは、戦時下の愛とは何かをせつないほど知ることができる。また、海戦自体の史料としても膨大な資料、精力的な取材により日本にはタブーと思われるような事実も書かれていて興味深い。戦争に興味のない女性にも読んでもらいたい。
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解りにくい事を解りやすく解説
エドガーケイシーの本は以前から読んでいましたが、同感、同意できてもそれを自分の生活に役立てる事がなかなかできないでいましたが、この著者の本は御本人もおっしゃっているように、10言って1解る人のためのもので(この著者の本すべてにいえると思います)なんども説明してくれています。
前に出たものですが、何度も読み返しています。(しばらく読まないで何年ぶりかに読む事もあります)今でも解らない事、実践できない事もあります。でも人生で問題や困った事があったり、落ち込んだりした時読み返すと、また新鮮に感じます。
初めは健康になりたくて読んでいたのですが、最近は心のケア為に読み返します。
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 | 『カウラの風』 KTC中央出版 price : ¥1,680 release : 2004-01

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歴史に埋もれた事件と、過去を乗り越えての親善の記録
第2次大戦中の1944年、オーストラリアのカウラ収容所に収容されていた日本人捕虜約1000人が暴動を起こし、231名が命を落としたカウラ事件。 本書は、日本でほとんど知られていない、この事件を掘り起こし、日本とオーストラリア双方の関係者に丹念な取材をして書かれている。 この本を読むまで、こうした事件があったこと、また、こんなに大勢の日本人捕虜がオーストラリアに収容されていたことすら知らなかった。 オーストラリア政府は、捕虜の扱いを定めたジュネーブ条約にのっとって、人道的に捕虜を扱った。一方で、収容所生活に不満はなくとも、「生きて捕虜の辱めを受けず」という教育を叩き込まれていた日本兵。 その意識の違いが、暴動事件の背景にあるように思った。
本書はまた、事件の記録だけでなく、 |
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