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 | 『オワスレモノ』 光文社 price : ¥560 release : 2006/03/14

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ビックリすーぱーすぴーど!
5巻は、「えっっ?!うそー!!?」と思うシーンが多々ありました。 クレプスリーとエラの関係に始まって、息をつく間のない試練の数々。 カーダの行動。そしてダレンの運命は??? 今までになくビックリな展開が超スピードで進んでいきましたが、 とても気になるところで続きは6巻まで持ち越し。 もう、6巻が気になって気になって仕方ないところです。これからの展開に期待です☆
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 | 『神鳥―イビス』 集英社 price : ¥570 release : 1996/10

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心に深く残るホラー
いろんなホラー小説を読んだが、これは独特な感性で書かれてる。そして確かに怖い。この本を5人の人に貸したが、みんなとても怖かったという感想だった。 絶滅した種の怨念というようなものをどう感じるかは人それぞれだろう。あり得ないと簡単に言い切る人もいるだろうが、そういうものを想像することは意味があるのではないか。声なきものの声を聴くような心が必要とされる世の中ではないだろうかと思う。怖さと共に、悲しさが心に深く残った。 篠田節子の作品はすべて読んでいるが、その中で完成度の高い作品だと思う。
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これこそ
高村作品で一番読み返してます。 警察内部の描写や、裏の事情話もスリル大。 主人公の内面も他作品より自然というか、らしい。 他作品の主人公の内面描写は、クドイ感じがしますがこの作品では 一番の魅力です。でもこの作品も改稿されたら絶対読んでしまうな。。
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 | 『ゲド戦記外伝』 岩波書店 price : ¥2,520 release : 2006/02

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できすぎた家族
元判事の関根多佳雄、その長男で検事の春、長女で弁護士の夏、関根の妻、彼らがかわるがわる探偵となって、日常の些細な会話などから、事件を解決していく。ただ会話を進めていくうちに、解決に至ってしまう。できすぎの感は否めませんが、それもありかな。 個人的には、身近なところに存在する小さな謎ゆえに、できすぎた設定の家族が解決するのではなく、当たり前にいる人達が解決しても良かったのでは。
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ワクワクしながら一気に読みました
これを読んで、「魔法の学校」がなぜできたのか分かったような気がしました。 この本の中の出来事は、すべて事実のように感じます。 「自分が信じることが自分にとっての現実になる」・・・これは「魔法の学校」で繰り返しいわれていたことですが、具体的に体験談を聞かされると、とてもよく分かります。「永遠の書」については、実際に役に立ちました。 チラシでも広告でも用意して、質問したいことを思い浮かべます。そして用意した広告などを直観で開いたところに、質問の答えが書かれている、というものです。 自分のまわりすべてに、神からのメッセージが隠されているのです。 質問は何も教えてくれない、それは今現在の意識レベルから発せられたもので、答えはすでに分かっているからというのですが、「永遠の書」は、時としてその質問の愚かさをも教えてくれるのだそうです。 それはハイアーセルフとでもいうべきものから発せられており、そしてそれは神ともつながっているらしいとのこと。 神=愛=自分 ということがほんとうに分かったとき、直接メッセージを受け取ることができるのだそうです。 自分という存在は、同時にいろんな時間、いろんな平行宇宙を経験しており、時間は幻想だともいいます。 自分の経験する宇宙自体を自分が創り出しており、信念を変えれば、違う平行宇宙に行くこともできるとのこと。 今の私の意識レベルでは理解できませんが、読んでいて楽しかったし、ワクワクしたことだけは確かです。 いちばんうっとりしたのは、マラビージャの愛でした。やっぱり愛は永遠のようです。
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 | 『黒焦げ美人』 文藝春秋 price : ¥420 release : 2005/08/03

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本の帯を腰巻きとも呼ぶそうですが、
まずその腰巻きからジリジリとコゲているのが良い。 黒焦げ美人などという哀れで滑稽な呼ばわれ方をして言い返せぬ気の毒な女性の亡骸が纏う装束にふさわしい。 本作は大正時代に起きた実際の事件に材をとっているという。津山三十人殺しを伝奇的に描いた「夜啼きの森」の系列に並ぶ実話系伝奇ということになるのか。 語り部である少女の、美しい姉、彼女は囲われ者となって家族を養っているのだが、その彼女が殺された上に妾宅ごと放火されタイトルの如き姿と成り果てる。事件そのものはシンプルで犯人像も意外なものではない。物語の重点は事件の解決のその後、人々の身の来し方に、その如何ともしがたい時代の空気もろともの悲しさに置かれている。 ところで解説の辛酸なめ子によって著者の「××書き」という荒技が紹介されているが、それはもう本当に漫画の必殺技のようなもので真似しようとしても出来るものではなく本編の余韻も感想も消し飛ぶこと必至であるので、辛酸なめ子女史には申し訳ないのだがここはひとつ読者諸兄はこのおもしろい解説を読まれずに封印されておくことをおすすめしますよ。もったいないけど。おもしろすぎるんですよ、著者のプライベートが。
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 | 『嗤う伊右衛門』 中央公論新社 price : ¥580 release : 2004/06

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文章が難しいです
文章が少し難しいので読みづらいかもしれません。 主人公はお岩さんと旦那の伊右衛門。 話の途中、周囲の人の影響で夫婦が思うように生活できなくなったりして、かわいそうな夫婦です。 ただ最後はかわいそうな形ではあったけども夫婦二人で一緒になれてよかったもかもしれません。伊右衛門がお岩を心から愛していたんだと最後になって分かりました。少し切ない最後でした。
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 | 『愛を信じたい!』 富士見書房 price : ¥546 release : 1995/03

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再びパーティーの冒険物語
デインと大喧嘩し、突然パーティーを抜けると言い出したレグ。 フェニックスは事情を知っているようだが口を開かず、 ミスリルはそんな彼女に不信感を隠せない。 気持ちが通い合わないまま、一行はレグを追いかける……。『サーラの冒険』の第4巻は、再びパーティーのメンバーに スポットライトが当てられる。レグとデインの喧嘩の理由と その行方と同時に、ついに明かされるフェニックスの過去も必見。 サーラが危機に陥ったフェニックスを助けるシーンは 緊迫感たっぷりで見応え十分だ。 デルは最初と最後に少し登場するだけだが、 見ている方が恥ずかしいほどのラブラブっぷりを発揮する。 これは人によって好みが別れるが、小生はあまり好きではない。 しかし、このシリーズは「愛」が重要なテーマの一つなので、 サーラとデルのやりとりは心に刻みたい。 余談だが、5巻の後書きを読む限り、筆者はデルを通じて、 「善良なファラリス信者」の危うさを伝えている模様。 サーラに対するデルの感情や言動を、この巻から注目し始めたい。
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 | 『アイルランド幻想』 光文社 price : ¥740 release : 2005/08

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アイリッシュ ウイスキーはお好き?
素晴らしい物語。アイルランド民話の世界に引き込まれます。なぜ今まで日本で紹介されて来なかったのか。 被征服者の怨念の長さを、イングランド人も日本人もアメリカ人も、もう一度確認した方が良いでしょう。 秀作です。 恐怖で震えながら、知っているアイルランドの地名を探す楽しみもあります。
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 | 『ゆがんだ闇』 角川書店 price : ¥630 release : 1998/04

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【商品詳細】
ぜいたくな短編集である。この1冊で実力のあるミステリー作家6人の作品が堪能できるのだ。 彼らはミステリーという「闇」の中でも、それぞれ得意な分野で本領を発揮する。小池真理子、鈴木光司、坂東眞砂子、小林泰三の作品には人の心に潜む恐怖が描かれ、瀬名秀明、篠田節子が描く「闇」は科学の進歩が生みだす恐怖だ。彼らに共通しているのは、どれも読み終えたときに独特の「後味の悪さ」が残る点であろう。これは最も恐ろしいことが人の心や人が取り組む科学技術から派生する身近なものであり、決して他人事ではないという衝撃にほかならない。 たとえば坂東眞砂子の「白い過去」は、どこにでもいる幸せな主婦の日常を描く。ミステリーとは無縁と思われる生活の中にも、それは潜んでいる。予想できる結末のはずなのに強い余韻が残るのは、それが決して、遠い世界のことではないからだろう。 1つの作品を読み終えた後、別の作品を脳や感情が受け入れるまでに時間がかかってしまうのも、個性の強い作家たちの手によるものならではといえる。1つ読み、たっぷり余韻を味わったら次の短編へ。そうやって恐怖をじっくり味わいながら読みたい短編集だ。(鮎村有紀)
超豪華
「墓地を見おろす家」の小池真理子、「リング」の鈴木光司、「女たちのジハード」の篠田節子、「死国」の坂東真砂子、「玩具修理者」の小林泰三、「パラサイトイブ」の瀬名秀明と、みんな聞いたことの名作を生み出した作家達です。こんな凄いメンバーを聞いたことがありません。で、肝心の内容ですが、結構怖いです。中でも、「生きがい」(小池真理子)と「兆」(小林泰三)がやばいです。とくに小池真理子さんの作品はいつもツボを付いた怖さなので最高です。ま、ここまで絶賛しといてなんですが、鈴木光司さんの作品は、ちょっとつまんなかったです。怖いと言うかわけのわからない作品でした。でも他の作品はいいし、買っても損はしないと思うので、読んでみてはどうでしょうか?
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実はギャグ小説。ネタとして楽しむべし
前作『ヒューマン』から本作の間に、日本のネット社会では「モヒカン族」ムーブメントがあった。これがそのままこのシリーズの主題にマッチしているということに、読み始めてすぐこれに気づいてしまったときは、思わず「あっ」と声を上げてしまった。つまり、このシリーズにおけるネアンデルタールたちは、まんまモヒカン族なんである。徹底した合理精神、問題解決には技術を持ってのぞむその姿勢、どこから見てもモヒカン族だ。なるほど、読んでいてネアンデルタール人社会にどうしようもなく惹かれるわけがわかった。 さらに作者はホモ・サピエンスのムラ人っぷりをわざと強調して描いているので、その対比はさらに明確になっている。典型的なムラ人であるジョック・クリーガーの描写はまさにそれ。結果的に、ネアンデルタール人描写にちっとも新鮮味がなくなってしまった上に、話の流れがたいへん読みやすくなってしまい、読書の面白さが減ってしまったのである。翻訳を待っている間に新しい科学的発見があって、設定自体が台無しになってしまうSFは少なくないが、まさかこっち方面から攻められるとは思いもしなかった。 もちろん、小説としての面白さは残る。前作で明かされた「人類存亡の危機」は、まさかという形で利用され、エピローグとあわせて、なかなか楽しく笑えるオチがつく。後半語られるかなりムチャなフェミニズム思想もそうだが、実はこれ、ソウヤーはギャグ小説として書いてたんじゃないかと勘ぐってしまう。モヒカン族はそのムーブメント自体が「ネタ」なわけで、そう考えると相乗効果を楽しめる余地もあるかもしれない。
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世界へ一歩踏み込んで
高遠さん視点の人間の世界の話とリベザル視点の妖の世界の話。 今回は、この二つから成り立っています。高遠さん視点では、とある事故を契機に出会った病院関係者たちとそこで起こった奇妙な事件を。リベザル視点では、山百合は誰がどこへやったのか、が描かれています。両者とも、ほんの少しずつ重なり合った世界の一部が関係し、共に影響しあっています。何が、彼らをそうさせたのか。それをちょっと考えてみるのもいいかも。 一部の登場人物の過去がちょっと見えてきたり、とある人物達の会話が絶妙だったりと「おおっ」と愉しませてくれる場面がちらほらとありました。以前以上に、人物描写がよかったかな。この人は、こういう人物なんだな、というのが随分わかりやすくなっていたと思います。 お馴染みの顔ぶれに、また新しい顔も加わり、何やら今までとは違った方向性も示しつつ、世界が深く広くなりました。
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慈畜主義に感服
最初は「奇想天外なお話だな、ははは」と読んでいたのですが、もう笑っていられなくなりました。 奉仕する側に辛い思いをさせないよう、喜んで奉仕できるような気持ちに導くことがすなわち「慈畜主義」。姿形が人間なのに、肌の色だけで人間でないモノ=ヤプーと半人間=黒奴、とすることに何の疑問ももたないイースの白人達。もうここまでくると、腹立たしいというよりは諦めの気持ちに傾いてきました。だって、古代日本からイースに干渉されてちゃ仕方ないと思ってしまいます。(いかんいかん・・・) この全5巻の物語を読み終わったら、どんな気持ちになっているのか、続きを楽しみに読んでいるところです。
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 | 『屍鬼〈5〉』 新潮社 price : ¥660 release : 2002/02

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リアル!!
最近、小野不由美さんの『黒祠の島』を読み、もう一度『屍鬼』が読みたくなり読み返すことにした。 『黒祠の島』も『屍鬼』も、外界から隔離された、昔からの因習が伝わっている小さな集落が舞台だ。そこでは全てがその集落内で完結されている。 一見、舞台だけを見ると『黒祠の島』は『屍鬼』のミニバージョンのように感じたが、読み返してみると『屍鬼』はそれだけじゃないと感じるようになった。 『黒祠の島』は、事の真相は何か?犯人は何か?が重点になっていると思う。 『屍鬼』は、ストーリーの展開も面白いが、時間の経過とともに変わる、村民達のそれぞれの心の移り変わりや、1つの村としての集団の動きがメインだと思った。 どの登場人物が主人公と言ってもおかしくないほど、それぞれの人物像が明確で、それに見合った心情が丁寧に書かれていて、凄くリアルだ。 私自身は、目的のために手段を選ばない敏夫に似ていると思いつつ、正雄のように自分勝手な弱い部分を持ってるな、とか、登場人物と自分を比べてしまうくらい、リアルだ。誰もが「自分だけは大丈夫」と信じている。私もそうだ。ただ、ストーリーがなかなか進まないので、長編が得意でないと最後まで読むのが難しいと思う。 挿入部の静信の小説は難しかったが、一度意味が分かれば、逆にこの小説が言いたいことが分かりやすくなった。 後半が読めてしまうので、話の内容重視の人には向かないかもしれない。
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Welcom to back大袈裟・大風呂敷・妄想
信長記(俗)などに由来するとっくの昔に否定されているような俗説、 伝説を確信犯的に使い倒しています。 信長と古代シリアの狂帝ヘリオガバルスを初めて結びつけたのは澁澤龍彦 ですが、登場人物の名前や設定、逸話の端々に澁澤へのオマージュが ちりばめられています。 妄想が暴走しているので、まじめな時代小説ファンなんかは受け付けない かもしれませんが、しかし多分、作者には初めから狭義の“時代小説” なんてつもりは微塵も無かったんじゃないでしょうか。 これはファンタジーだ。そのつもりで読むことをお勧めします。
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 | 『両性具有迷宮』 双葉社 price : ¥800 release : 2005/03

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奈津子シリーズがお好きな方に
西澤保彦の小説は好きなものが多く、その流れで買いました。 以前、『なつこ、孤島に囚われ』を読んだときに、話の内容ではなく、出てくるキャラクターの名前がすべて実在の作家に引っかけてあることに躊躇いました。 それがイヤなら読まなきゃいいだろう、と自分にも言いきかせていたのですが、この本は奈津子のシリーズだと確かめずに購入(笑)。 どうしても、作家さんたちの名前と共に顔が浮かび、どうにも生々しくなってしまいます。 しかし、それもパロディという名のお遊びの一種ですし、楽しめる方にはむしろもってこい!……という感じなのかも。読みやすい文体でさくさく読めるのですが、遊び心の多いこのシリーズだとすれば、ちょっと長すぎるかも……? と思いました。 そもそもが、ナンセンスSF風ミステリー(?)なので、もっとサックリと一気に読めるくらいの長さが嬉しかったかも。
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 | 『石ノ目』 集英社 price : ¥900 release : 2000/07

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面白いですよ
ただ、ほかの作品と比べると全然力不足。 一番面白いはじめですら、ZOOとかに放り込まれたら、たぶん一番つまらない。 それでも独特のセンスはやっぱり光るので、乙一ファンは別に買って全然損ないですよ。
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【商品詳細】
江戸時代に出版された黄表紙などで人気を博したという妖怪「豆腐小僧」が、自らの存在理由を求めて旅をする。豆腐を載せた盆を手に、ただ立ちつくすだけの妖怪である自分は、豆腐を手放すと、ただの小僧になるのか、それとも消えてしまうのか。男女の色恋に赤面し、自分以外の妖怪におののいてしまう軟弱さにもかかわらず、胸に去来するのは「消えたくない」という強い思い。お盆の豆腐を落とさないように気遣いながら、豆腐小僧の珍道中がはじまる。 著者は、『嗤う伊右衛門』や『覘き小平次』など、怪談話を斬新な解釈で現代に蘇らせる一方、『どすこい(安)』などのパロディー小説も手がけてきた京極夏彦。本書では、史実のうえでも来歴のはっきりとしない妖怪の自分探しをテーマに、自由な発想と膨大な知識を駆使しながら、幕末を舞台とした冒険物語へと仕立てあげている。講談調のひょうひょうとした語り口と、豆腐小僧のとぼけた味わいが、おかしみを誘わずにはいられない痛快作だ。 特徴的なのは、豆腐小僧が自我に目覚めていく過程を軸にして、妖怪とは何かを順序だてて解説している点である。地震を説明するための妖怪「鳴屋(やなり)」や、死を悟った人間のけじめとして現れる「死神」。そのほか、狸や狐など、その由来や役割が、コミカルな物語に託して論じられる。しかし、そこから垣間見えるのは、人間が感得しなければ、消えてしまう運命を背負った妖怪たちの悲哀だ。本書には、近代化とともに失われていった日本人の心とは何かという深遠なテーマも映し出されているのである。(中島正敏)
妖怪のアイデンティティは面白い
京極夏彦が、妖怪というものの成り立ちそのものを題材に描き出したエンターテインメント作品。豆腐小僧というキャラクターを通して、人間と闇との共生の有り様を、面白おかしく紡ぎ出すその技量には、感服せざるを得ない。語り口の絶妙さ、人々と妖怪達の微妙な関係など著者ならではと言える楽しみもある。そして、豆腐小僧の冒険譚という物語性もまた面白い。単なる蘊蓄だけではなく物語としての面白さを兼ね備えている秀作。著者のシリーズものの中に登場する妖怪についての解説も興味深い。
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 | 『ジオラマ』 新潮社 price : ¥460 release : 2001/09

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まぁまぁ
人の内面をぐいぐい抉る技術に長けているな、と。個人的には最初の幽霊の話と、表題作が一番面白かったと思う。
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 | 『蘆屋家の崩壊』 集英社 price : ¥560 release : 2002/03

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面白い!
重苦しいようで軽い文章の中にとぼけた味わいがあってまずそれが魅力。 内容はホラー。一見リアルっぽい描写なのに、何気に非現実的要素をたくみに取り寄せている。 感心したのは、現実と非現実とのバランスの取り方がめちゃくしゃ上手いこと。リアルの中にありえないだろ、と思われる話が入ってくるんだけど、これが全然違和感がなくて素直に引き込まれていく。 キャラクタ造形も抜群である。蟹の話が個人的に馬鹿馬鹿しくて好き
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神林長平のエッセンスが随所に現れる・・
書かれたのは1980年代後半なので古いといってもよい。以前、読んだときは話がどうも上滑りしてあまり面白い印象はなかった。十数年ぶりに再読。地球人とかつての入植者(古い地球人)が残したアンドロイド(ただし生殖機能による生物的な繁殖ができる)とそのアンドロイドが作ったアンドロイド、さらには惑星の原生生物らしい正体不明のアメーバ-状生物とその惑星に人類と同様に進出してきた昆虫型異星人・・とかなり設定は複雑。そこに雪風ならぬ最新式戦車を装備した地球人の軍隊が進駐しており、昆虫型宇宙人と終わらない戦争を続けている惑星が舞台。士官学校出たての士官と古参兵2人の物語。古参兵のエピソードは「敵は海賊」風スラップスティック味付け。古参兵ふたりの掛け合いや新米士官のち!はぐな応対など、セリフ回しも楽しい。作品の底流を流れる機械や他の生物とのコミュニケーションの描写は「雪風」はじめ神林長平が得意としているテーマ。もちろん最新型戦車の描写は他作品に負けない機械フェチ感涙のもの。初読の際は、ストーリー的に決着がつかない (ある意味ついたのかもしれないが)ラストにあまりいい印象がなかったのかもしれない。十数年ぶりの再読で、本作の真価を初めて見た。 神林長平の代表作とは言えないが、その後の作品に現れるエッセンスがいろいろと読み取れる。ファンなら抑えておきたい。
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かけがえのない友
陽子の過酷な旅も終わり、そこで出会うかけがいのない友、楽俊。何故、このような異世界に来なければならなかったのか、楽俊と陽子は、手がかりを探しに旅に出る。楽俊を信じ、親友となるまでの陽子の心の葛藤。人に何かをして貰うのを待つだけじゃなく、自分が、相手に何かをする事によって、お互いに支え合う事が成り立っていく。そんな当たり前だけれども難しい、忘れがちなことを、考えさせられた。 そして陽子の旅の真実が明かされ、陽子は大きな決断をする。成長した陽子の、凛とした美しい女性にとても魅力を感じた。
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 | 『七つの怖い扉』 新潮社 price : ¥420 release : 2001/12

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典型的ホラー
典型的なホラー短編集です。ベタと言えばベタですが、そういうのを楽しみにされている方には納得の本でしょう。 短編が得意な作家はひっくり返し方を披露し、時代もので情を描く作家や自らの著作の設定でサイドストーリーを書いたりする作家もいて、各々が各々の味を出している七種七様の短編集です。 ただ、小池真理子氏の「康平の背中」だけは、釈然としない話になっているように思います。ここだけ気に入らない。
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相変わらず面白い
初めからレベルの高い人が主人公なだけにパワーで進んでいくストーリーは変わらずですが、それでも爽快感はばっちりです 今回はリィよりもシェラに焦点が当たっていますが、それはそれで面白いですね いつも王妃大活躍じゃワンパターンですし
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めくるめくビジョン
ハードSFの中心的存在となったバクスターの連作短編集の後編。人類が衰退した後の4章が大変に印象的。ある意味でSF的要素が少なく、物語としての要素が強いこのような作品で叙情性を出せる所に、この作家の進歩と才能を感じさせる。400万年の時間を旅する事のできる、そして、宇宙の創世から終幕までを概観する事のできるSFの醍醐味が詰まった作品。
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 | 『フェッセンデンの宇宙』 河出書房新社 price : ¥1,995 release : 2004/04/15

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ハミルトンの描き出す奇想天外な世界
ハミルトンの描き出す奇想天外な作品群は、どれだけ月日がたとうが、決して色あせぬものばかりである。今回フェッセンデンの宇宙をはじめ、いくつかの作品が復刻されたが、それらのどれもが秀作であるといえよう。 キャプテンフューチャーで有名なハミルトンだが、こういった短編の中にも、彼の独創的な世界観が生き続けているのを改めて感じた。 もっとも、現代からみれば、いささか違和感を覚える部分もあるにせよ、決して作品としての評価そのものが落ちることはないであろう。多くの人に読んで欲しい作品。
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スカッと爽快、感動の完結篇!
「催眠」「千里眼」の松岡圭祐さんの、今までの集大成ともいえるような千里眼シリーズ3部作完結篇。岬美由紀さんカッコイイ!!嵯峨くんステキ!!映画ではそれぞれ水野美紀さん、稲垣吾郎さんが演じた二人の役の夢の共演もさることながら、国家規模の大スケールの話の結末が爽快ですばらしー!! ほんとうによかった!!この3部作はぜひ1作目から読んでください、超オススメ!!
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面白い!
この本は会社を辞め、妻子とは別居している主人公が高校時代のライバルに請われ、彼の出馬を助ける秘書となって様々な問題に立ち向かう小説です。気持ちがいいのは、お金やコネを一切使わず、理想のみを掲げて選挙を戦う姿勢です。この姿勢は現在の政治に嫌気がさしている人にも共感できるところだと思います。敵陣営に色々邪魔されながらも頑張っていく姿勢には共感できます。あっという間に読み終えてしまいました。お勧めです。
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不思議なお話を
YESの作品に「不思議なお話を」という曲がありますが、この本はまさにそんな感じです。ファンタジーと言うよりも不思議というイメージです。幻想小説でもなく、恐怖小説でもなく、じわじわと心の中に入り込んでくる作品たちに出会えます。 強いて言えば、大人のファンタジーです。
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 | 『ローズガーデン』 講談社 price : ¥540 release : 2003/06

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種をまく
村野ミロシリーズ「顔に降りかかる雨」「天使に見捨てられた夜」と、「ダーク」の間をつなぐような内容の4つの短編が収録されています。 つなぐようなといいましたが、これは話し自体がつながる(同シリーズなのでつながるのは当たり前ですが)とは違い、前2作のハードボイルドぽっい内容と違い、「ダーク」から妖しげでおぞましいくも人間というものを描き始めた桐野さんの世界への変遷をうかがうことが出来るような内容になっていると思います。まさに今後の桐野さんの創作活動の種をまいたような短編集。現在「ローズガーデン」は妖しい花が咲き乱れています。
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教育者森も秀逸
2001年4月リリース。森助教授の授業をそのまま本にしたとも言えるもので、書くものは全て無駄なく出版し印税とするスタンスが貫かれていて清々しい。(●^o^●)森氏は先生としても立派な人だったことが良く解る。つまりは手抜きの時間が一ヶ所もないのだ。僕は純粋の文系人間のせいもあるのかもしれないが、森氏のスキの無さに比べて理系学生はあまりにあまりに幼稚だ。ガッカリきてしまう。(●^o^●) それ以上にガッカリくるのはN大である。これほどの逸材を何故いつまでも助教授に止めおき、義理と人情とムダに充ち満ちた意味のない会議会合にこの天才の時間を割くことを強い続けたのか!!!!!!!!!!ほんとにものの価値が解らないにも程がある。よーーーーく目を開いてこの人の価値、そしてこの人が食事と睡眠の時間を削ってでも表現したかったものに気がつくべきだ。それができないとしたらやはり教育者としては0点と言い切ってやろう。そのくらい怒っているのだ。 この中にも出てくるが、『会社の待遇に文句のある人がいたとしょう。どうして、その人は会社を辞めないのか、といえば、辞めて面倒なことになるよりは、今の待遇でも我慢しているほうが楽だからだ。』と森氏は言っている。でも森氏は辞めたのだ。これほどの人物を気持ち良く大学に置いて置ける境遇を創れるくせに創らなかったN大は本当に鈍感である。 この人以上に教授にふさわしい教育者がN大にいるわけがない、と僕は思う。(違いますか???)
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 | 『物体O』 角川春樹事務所 price : ¥1,000 release : 1999/01

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目覚めた眠り姫はどこへ行く?
長い眠りを王子様に破られて、違うモノにも目覚めちゃった眠り姫。メルヘンのパロディなのは冒頭だけ。あとはひたすら陵辱と調教の世界が延々続きます。全裸でお城の床を這い回り、パドルで尻打ちされ、拘束され…。さて、第三弾の舞台はアラブ風の宮廷。眠り姫の調教がさらに完成されていきます。 ファンタジーの中にお話を包んでいるせいか、過激な表現もさほど生臭くありません。美形ばかりの登場人物のおかげでもあるのでしょう。SMってなにが楽しいんだ?と思っていましたが、この作品の登場人物たちが交わす哲学的SM論のお陰で、マゾについてはいくらか理解できました。こんどはご主人さま、サドについてわかる続編を希望します…。
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 | 『有限と微小のパン』 講談社 price : ¥1,386 release : 1998/10

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これは素晴らしい
何となく、普通にアリバイ崩すとか、密室を作るとかより、こうゆうめちゃくちゃなミステリのほうが読んでて楽しい。 とにかく、シリーズの締めくくりとしては満足いくできだったと思う。
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赤川次郎さん
赤川次郎さんの作品は吸血鬼の女子大生の話しか知りませんでした。 けれど、夏の読書フェアで売り出されていたこのシリーズの一作目を読んでハマりました。 幽霊の話だけど、いい話だったり、教訓を教えてくれるようなものであったり、恋愛とかいろんな要素がつまっていてただ怖い話というものではないんです。 ストーリーの流れもとても分かりやすいので、読んでいて楽しいです。
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 | 『スノーグース』 新潮社 price : ¥420 release : 1996/12

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最高の恋愛小説
対比できるのは「嵐が丘」くらいという、とんでもなくすばらしい恋愛小説です。こんな小説を読んでしまうとレビューとしてさらに付け加える言葉が思いつきません。何を言っても本作に傷を付けてしまうようでものすごく恥ずかしいのですが。40歳近くになってからじっくり時間をかけて読むべき小説なんでしょうね。ラヤダーとフリスの間の淡い、しかし強固な恋愛感情を十分に味わうにはちょっとした能力が必要かもしれません。 ラヤダーを見送る野生の娘が、なけなしの語彙にすべての感情を込めて「うまくやってきて!」と叫ぶところ、白雁に対して「守ってやってね、守ってやってね」とつぶやくところなど、不器用なぶんだけかえって感情が直に伝わってくるようで涙なしには読めません(いかん、思い出しただけでまた泣けてきた)。 他の二編は未読ですが、とにかく「スノーグース」は最上級の恋愛小説です。ファンタジーでも動物小説でも戦争小説でも寓話でもなくて、これぞ恋愛小説と断言できる100%の完璧な恋愛小説です。
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 | 『復活の地 2』 早川書房 price : ¥756 release : 2004/08/06

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1巻とはやや描写がことなるがおもしろい
1巻では災害とそれにまつわる緻密な描写の印象が大きいが、 この巻では、登場人物と星外の描写が多くなる。 印象深いのは鉄血官僚たるセイオの人間らしさが描写される点。3巻にも期待。
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ごく平凡な・・・
お話でした。 このシリーズは最初の2001年が一番訳がわからないというか、読み応えのあるものでしたが、2010年、2061年と続いていくうちにごく平凡なSFになってしまっています。
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 | 『学生街の殺人』 講談社 price : ¥750 release : 1990/07

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読み応えあり
初期の学園物の一つで、やや長編。こちらも東野作品の例にもれず、最後まで一気におもしろく読めるが、 個々の人物描写がやや表面的になってしまったような気がする。 とはいえ、2重3重のしかけもあり、読み応えは十分。
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 | 『ストリンガーの沈黙』 早川書房 price : ¥1,785 release : 2005/11

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三流ポルノに付き合う気はない。
新たなる放浪編の幕開けです。 ストーリーそのものは、これまでに比べればそれなりに進展します。 個人的に好きだったあのキャラの再登場もうれしいところではあります。 新しいネクスト・ジェネレーションの出現も、 今後への期待を抱かせるものではあるのです。が、しかし。 マリウスの色事師としての才能がどの程度か、 なんてことは、読んでいる方にはまったく興味がない話なのです。 これがその後の展開に大きな影響を与えるというなら話は別ですが、 どう考えても作者の思いつき(と趣味)で書いているとしか思えない。 読者は大河ドラマの続きを期待しているのです。 出来の悪いポルノ描写に付き合うつもりはないのです。 そんなことにページ数を費やすよりも、 「光団」や「風の騎士」の話を書くべきなのでは。 またまた風呂敷を広げたこの作品、次からどうなるのか。 まさか、「風の騎士」が忘れられた「鉄仮面の男」だったりして。
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伝説のSFSMノベル
壮大なスケールで迫るSFでSMを追求した過酷なエンターテイメント小説の第二巻。確かにグロテスクではあるが、目を背け難い魅力が、この小説には、ある。その勢いは、二巻程度では、まだまだスタートダッシュが終わった、てくらいのもの。
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抱腹絶倒
ライバーの技巧がさえた一作。 SFとファンタジーの境界を分けず、偽科学的な説明の挿入、意外な変身、グロテスクさ、セクシーなシーンなど、パロディを満載しながらも剣と魔法のストーリーからはずれていない。 映画化したらおもしろいでしょう。 ライバーもきっと楽しみながら書いたに違いない。
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ソーヤ! ソーヤ! ソーヤ!
21年後を垣間見た後の20年間ってまるでカート・ヴォネガットが書きそうなアイロニックなテーマ。 でも、どっこいハードにSFしてます。 ハードSFにありがちな、読み飛ばしたくなるような衝動にもかられることなく、読めました。 ただし、最後の手前まで。最後は、蛇足というか、やりすぎというか・・・
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強い印象が残る小説
独特な感覚をかもし出している小説で、最後まで一気に読んでしまった。文章全体に、汚れきった機械オイルでも染み込んでいそうな、ぬらりとした感触がある。 主人公の視界の狭さが、あくせくと説明されているのではなく、しっかりと描写されている。 一つ一つのシーンの切り取り方が巧妙で、無駄な部分がない。 個々のエピソードの切り上げ方が絶妙で、喉の奥に何か詰まったまま続きを読まなくてはならない息苦しさを覚える。 物語そのものは決して奇をてらったものではないと思う。 それどころか、かなりしっかりとした作りの成長小説だ。 にもかかわらず、ここまで奇怪で、新鮮な手触りのある世界を描ききっている作者の技量の高さ。 本物のファンタジー小説家がついに日本に現れたという印象を抱かされた。 ひさびさのすごい小説です。ぜひ読んでみてください。
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より富野ガンダムっぽい福井作品
アニメとは違った展開に驚いた。 Vガンダム好きの人は読んでいいかもしれません 福井氏がVを参考にしたのか、Vの設定が多く出てくる。 設定のみならず展開もVの香りがします富野御大の狂喜が今をときめく福井氏に乗り移ったかのごとき仕上がり。 アニメ∀ガンダムを活字に求めるだけならば読まないでください。 ∀の別のありかたを認められる人は是非!
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 | 『新リア王 上』 新潮社 price : ¥1,995 release : 2005/10/26

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マーリン3が楽しみ!
本が到着した日に子供たちと取り合いに。 子供を優先し、読み終わるのが待ち遠しく、何も手に着かず。 やっと自分の番が、一晩かけて読み終わりました。 マーリン3が待ち遠しい。
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おぉ!!
この本の大型(?)の物も買いましたが、 ダヤンシリーズの中でこの「ダヤンとジタン」 が一番面白い。 バジリスクとの戦いのとき、せなかがぶるぶるっと 武者ぶるい(?)しましたよ。 文庫版も買っちゃおうかな〜〜〜〜。
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 | 『千里眼 岬美由紀』 小学館 price : ¥650 release : 2002/06

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やはり安心のブランド
メフィストの大物ダビデが初登場。本気とも冗談ともつかない言動で、美由紀 同様、読者も煙に巻く、底の見えないキャラクターが良く効いています。 本作では、美由紀が酒に酔ってダンスをするシーンや、松岡氏の著書「千里眼」 を手にとって批評するシーンなど、サービス精神旺盛なところも見せてくれます。 特に「千里眼」批評のくだりは必見。美由紀とダビデの口を借りてモノ申す松岡氏 のメッセージが聞けます。 また、後半の同時多発テロの部分はいいとして、最期の某国外シーンは現実離れ しすぎかもしれませんね。でもそれがラストのTDLのグッとくるシーンに繋がる ので、やっぱり必要なのかも。
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 | 『神は沈黙せず』 角川書店 price : ¥1,995 release : 2003/11

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予想に反しておもしろく読めました。
おもしろく読んだ。神とは何ぞや?という永年の疑問に一つの解答を与えてくれた事だけでも賞讃に値する。しかし、かなりの情報量だ。UFO、超能力、ポルターガイスト、空の軍隊、聖書、臨死体験、etc・・・。 さすが『と学会』会長だけのことはある。これでもかというくらいの奇妙な現象のオンパレードだった。 好きですね、こういうオカルトミステリは。眉唾モノで読んだのだが、予想に反して楽しめた。頭の固い人には無理なんじゃないですか、こういう話は。
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美少女が裸で馬に引かれて見世物にされる話
前半、強引な王子様がだんだん影が薄くなっていくのはどうか?裸のお姫様が村人達の見世物にされ屈辱のうちに屈服していくのは見せるけど、お城についてからは慣れすぎと言うか適応しすぎ(笑) 男×男の話もふんだんで、どっちかと言うと女性向けファンタジーかな。”O嬢の物語”のように内面の美学ではなく、あくまでストーリーを楽しむ話か?
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主人公のキャラがいい!
久々のメガヒットだ!これは面白い!読み出したら止まらない! 一気にシリーズ三巻全部買って何日もかけて読んでしまった。おかげで寝不足で大変だった・・・。
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美しい、の一言。
シリーズでも1、2を争う魅力の持ち主アルマンとマリウスの、「ヴァンパイア」的な哲学的文章の数々というだけでも読む価値あり。しかも今回、アンライスの精緻で美しい筆致で描かれる対象は、ヴァンパイアの目から見た全盛期にある「ヴェネツィア」なのだ。ヴァンパイアの快楽と苦悩を描き落とすのに、ヴェネツィアの光と闇以上の舞台はないかもしれない。本質的に俗世的な善悪から「超越」していた彼らが、彼らの善である「美」に仕えるには、キリスト教国でありながら理性的であり、かつ圧倒的な富で東西の美を輝かせていたヴェネツィアは最適の都市であったと言える。 おまけにそのコントラストとして描かれるのは、アルマンゆかりのロシアの大地という辺りが巧い。同じビザンツの血を引きながら、ロシア正教に残る重苦しい信仰と、カトリックの中でも最高に放埓なヴェネツィアとを、アルマン自身の中で見事に対決させ、後半のパリの闇のカヴンとのコントラストへと繋げているのだから。 ただし、シリーズでも「悪魔メムノック」にはイマイチ肌が合わなかった、という人は、下巻はちょっと辛いかもしれない。メムノックほどキリスト教めいてはいませんが。 ちなみに、ヴェネツィア好きにしてみれば、あの水辺を闊歩するアルマンとマリウスを想像するだけでも楽しいですよ(笑)
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 | 『リアル鬼ごっこ』 文芸社 price : ¥1,050 release : 2001/11

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面白かった
少年スパイ第1弾!! 物語は、主人公・アレックスの叔父・イアンが死ぬところから始まります。叔父の死に疑問を抱いていたアレックスはMI6のスパイにスカウトされ・・・・という感じで話が進んでいきます。 とにかく、買って損はないです。
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 | 『かまいたち』 新潮社 price : ¥540 release : 1996/09

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不思議な後味。
この人の作品はどれもそうだが、物語そのものは決してそうではないのに、ナンとも言えない和やかな後味が残る。 この表題作の「かまいたち」もそうで、緊迫したサイコ・サスペンス調でありながら、最後にはナンともほのぼのした優しい終わり方をする。 あるいは作者の年代から来るのかも知れないが、何となく少女漫画的な結末を思わせるのである。 だから時代小説なんて読んだことが無い若い女性にもお薦め出来る。 この本には四本の話が収録されているが、後ろの二編は同じ顔ぶれが登場人物となっている。 「霊験お初捕物控」の、いわばイントロ的な作品なのでこの二編を読んだ後は、ぜひともこのシリーズも読んで頂きたい。
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 | 『乱歩賞作家赤の謎』 講談社 price : ¥840 release : 2006/04/14

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実は一番好きな巻。
宇宙空間での戦闘シーンが好きな方には、少し物足りないのかも知れませんが、私個人はこの巻が一番好きです。 地上戦が中心だから、想像しやすいせいでしょうか?ユリアンが地球教徒を装って地球に潜入したり、政府に捕らわれたヤンを救うために彼の旧部下たち(主にローゼンリッター)がハイネセンに駐留している帝国軍と屋内で戦闘を交えたりと、この作品の中では珍しいシーンが多い気がします。 比較的、軽快にストーリーが進んでいく巻じゃないでしょうか。 気になった方は、ぜひ♪
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読み終わった後頭の中はぐるぐるぐる
はいはいをしていた頃から本は読んでいますが、読み終わった後いても立ってもいられないほどのめり込んで読んだ本はこれだけです。 もう終わってしまったというのが残念で、でも、最後の一行がもうかっこよくて、全部が凝縮した感じで。 SFであり、歴史小説であり、私はどちらのジャンルもあまり読みませんけど、これだけは特別です。 この小説に出会えたことは、私の人生の財産だとさえ思います。
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歴史が疑えてしまう程
龍、もしくはドラゴンの変遷を自分で調べてみようとしたことの ある人なら楽しめると思います。資料による物語の裏付けがしっかりしている ので非常に読みごたえがあります。本物の龍が出てくることを期待して読むと 多少意外かも知れませんが、失望はしないでしょう。小説としての 面白さも十二分にあります。
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森先生の思考
この『君の夢僕の思考』と姉妹版の『議論の余地しかない』、 それから『アイソパラメトリック』の3冊は、 一度じっくり読んだ後は、フォーチュンブック(と云うのでしたっけ)のようにして使うと、 よく云われる森先生の言葉の素敵さがより味わえます。 いつも鞄の中などに入れておいて、ふとしたときに任意のページを開いて、そこを読む。 そうすると何故か意外と、森先生のハイセンスな、あるいは非凡な、あるいは意外に簡単な言葉が 結構良いヒントや刺激を与えてくれます。面白いことに。・・思い込みでしょうけどね。 そういう目的で使うのに、まさに文庫版はもってこいですね。
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面白かったが・・・
自分と同年代の34歳という設定にも惹かれた部分も有り一気に読破しました。 政治家のあり方、選挙のあり方を再認識し自分に足りない物を補うには最適な本でした。 ただ残念なのが、随所に出てくる安っぽい恋愛物語。確かに10代のころの恋愛を懐かしく思ったりする時もあるが、この年齢になると苦い想い出もおもしろおかしく話せたりするんじゃないかな〜って思えるのは私だけでしょうか? 主人公と同じ妻・娘のいる私としてはその部分に感情移入することが出来ませんでした。
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 | 『水の眠り 灰の夢』 文藝春秋 price : ¥660 release : 1998/10

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シリーズ番外編だが独立した作品としても読める
著者の「ミロシリーズ」にたびたび登場する、ミロの父親「村善」こと村野善三を主人公にした作品である。 物語は吉永小百合への脅迫事件などで世間を騒がせた草加次郎の事件をモチーフとするだけでなく、アイビールック全盛だったこのころの風俗も取り入れ、高度経済成長真っ只中だったこの頃の日本の姿を描き出している。 この作品は大別して2つの側面を持つ。ひとつは新聞記者として草加次郎を追い詰めることであり、もうひとつは読者が村善が探偵業へ至る過程を知ることである。 そのため、極上のサスペンス作品に仕上げられているし、村善のヒューマンドラマとしても成り立っている。 構成もしっかりしていて、安定感すら覚える。 余談として、ミロの出生について描かれているのも、ファン泣かせである。
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 | 『復活の地 1』 早川書房 price : ¥756 release : 2004/06/10

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すがすがしい災害小説
〜海外にはディザスター・ノベル(災害小説)というジャンルがあるが、個人的な感想ではそれらは災害によって露になる人間の欲望と残酷描写が多くて好みではない。この作品はその手のドロドロしたものを望む人にはもの足りないかもしれない。しかし、大災害に直面し、それに真摯に立ち向かおうとする人間の姿にはすなおに感動したい。敵役ですら、真摯なのだか〜〜ら。それを理想主義であるとか、人間が描けていないとか、批判するのは的外れだ。 すがすがしい災害小説。ありえないような作品を読んだような気がする。〜
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 | 『李歐』 講談社 price : ¥750 release : 1999/02

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読者までもが約束の地を目指す。
先に「李歐」を、後に「わが手に拳銃を」を読みました。死ぬ人間、物語の大筋、のみならず李歐、一彰の性格もだいぶ変わっています。読み比べてみるのも面白いかと。李歐→「わが手に〜」より大人でやり手。茶目っ気たっぷりな部分は残してますがよりスケールの大きい人間に。でも大風呂敷、有言実行は変わらず。 一彰→「わが手に〜」より思い悩む性格。「くどい」といわれてしまっている心理描写ですが、そこが返って彼の人間らしさをかもし出しているようで下敷きとなった作品より共感を得る事が出来ました。李歐に対する、友情・愛情を超越した感情もよく書ききれている。 若き日の別れの日より15年、この歳月が読者にとっても苦しくてもどかしい。一彰とシンクロして李歐の事を案じたり、忘れようとしたり、様々なジレンマに読んでる最中苛まれることでしょう。でも、最後まで読みつづけてしまっているのは、読者が李歐と一彰に惚れてる証拠。(笑) 桜の圧倒的な美しさと、拳銃・機械工場の無骨さ、この対比の存在感が大きい。ラスト、二人の「約束の地」に行き着くことが出来るのか・・・最後までページを捲る指から力が抜けない展開です。荒削りだがパワーがあった前作よりも、静かだがそれでいて説得力のある完成度の高い作品です。甲乙つけ難し。 高村さんらしくない、と言うご意見もお有りでしょうがこういう終わり方好きです。読み終わった後、一つの旅が終わった後のように寂しく、登場人物達との別れが哀しい。そこまで感じさせる文章を書く作家はそうはいないかと。 この一冊の夢物語・桜にあてられた陶酔に★5つを捧げます。 出来れば、下敷きになった作品も読んでみてください。ちなみに私はどちらも気に入りました。
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