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栴檀は双葉より芳し
本書には「点鬼簿」が収められている。この作品から母親をはじめとする芥川の肉親への想いを窺うことができる。けだし、我々には「歯車」「河童」などの暗く病的な後期作品を敷衍して説明するものであろう。 初期に於ては、嬉々として創作に取り組んでいた観があるけれども、後期では作者の筆も渋りがち、且つ人間嫌いな側面を見せる様になる。然れども、こうした厭世的作品も人を惹きつけて止まず。矢張り芥川は天性の作家であった。本書の解説は、かなり詳しいもので、彼に就いて理解を新たにした。
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【商品詳細】
1975年、アメリカの2人の女性ジャーナリストによって書かれた本書は、自分自身を生かす新しいおしゃれの考え方について提案しているが、それは21世紀になった今でも十分通用するものであり、色あせるどころかかえって新鮮である。 ファッションメーカーの言いなりになり、流行に振り回されることを良しとしない著者たちにとって、服装とは自分自身で選びとり、その人自身の生き方にぴったり沿ったものでなくてはならない。その視点で語られるスタイルは、ベーシックを基本とし、その大切さを踏まえたうえで、アンティークやスポーツウェア、民族衣装などを楽しみながら着こなしていくというもの。いずれにしても、服装に無駄な時間とお金をかけないのがモットーだ。 300枚にも及ぶ実例写真は、少々古さも感じさせるが、イヴ・サンローランをはじめ、写真家やアートディレクターへのインタビューは、それぞれのファッションへのこだわりがうかがわれ非常に興味深い。(夢千慕)
これはきっといつ読んでも新しい
サブタイトルが「お金をかけないでシックに着こなす方」。それに期待して読み進めていくと、結局はやり物にはとびつかず、定番の物はお金を惜しまず上質の物を、といういかにもお決まりのようなセオリーが。しかし、文章の合間に挟み込まれている、そのセオリーを実践している(・・と著者が例にとって紹介している)人物の写真は、今見てもとても素敵で妙な説得力がある。おしゃれって何だろう。それは最新流行の物を着て人にうらやましがられるためのものではなく、自分が気分よく毎日を過ごすためのものなのだ。人によっては当たり前の事なのかもしれないが、(私を含め)流行に躍らされやすい人は衝動買いする前に、これを読めばちょっと冷静になれるかも!?本を閉じる頃には、柄物のブラウスやワンピースより体に合ったシャツやTシャツ、流行のパンプスよりも、まず良いブーツを買おうかなという気にさせられた。
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活用形がわかりやすい!
私は、違うアクセント辞典を持っているのですが・・・ 活用形の書き方が、ややこしく、さっぱりわかりません。 ただでさえ、辞書はとっつきにくいのに、どこを見ればいいかわからなくて。でも、友達にこの辞書を見せてもらうと・・・ みやすいし、活用について丁寧にわかりやすく書いてありました。 すごくびっくりして、買いなおそうかと思っています。
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 | 『ゴルフの大事』 ゴルフダイジェスト社 price : ¥1,575 release : 2006/01

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 | 『ホリー・ガーデン』 新潮社 price : ¥500 release : 1998/02

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プライドと、友情と、ライフスタイルと。。。
異なる人格、ライフスタイル、価値観をもつ二人の主人公の女性が、対照的にかつどこか共通感を持たせながら描写されている。その中で二人の間には、簡単に壊れそうなほど繊細だがなくてはならない友情がある。どちらの女性のこともとてもよく分かるような気がしながら夢中になって読み上げた。読んでいる間、とても心地よく、軽やかな切なさを味わった。
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一つの夏は終わる
この第三巻は、「真魚子」という第3者の視点から描かれていて、 事件の全貌が描かれています。事件の真相は、最後に。 ある一夏の日常は過ぎていきます。 その中で、少女・少年たちが見出した愛情、死、罪とは? 是非、その目でご覧あれ。
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 | 『坊っちゃん』 岩波書店 price : ¥378 release : 1989/05

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物語から小説へ
文字どおり、私の漱石文学入門の書であった。痛快であった。 しかし、偉大なる漱石は、勧善懲悪という「坊っちゃん」のキャラを滑稽として終わらせたのでしょうか?私にはそうは、思えません。確かに、「坊っちゃん」の行動は、真率な心のもと直情型の行動様式に映る。本音と建前・思いと実行などと言う何れが正しき事か解らない言葉がる。この小説のバックボーンには、そうした不文律が隠されいると思う。 では、「坊っちゃん」はその事を知らなかったのであろうか?確かに、弁えていれば、繰り返される珍事には至らないと結論付けられる。 親父譲りの江戸っ子堅気ゆえ、「坊っちゃん」は連戦連敗を繰り返したとは思えない。 漱石は、粋の良い青年を社会と言う実験室におっ放したのである。結論を決め付けることなくトレースし続けたのでしょう。そのような、漱石の作品はとても多い。「三四郎」「それから」「門」に至っては、益々その傾向は、顕著である。気のみ気のまま、主人公を観察しつつ書き上げたのでしょう。 つまり漱石こそ、生きた人間を描くことに成功した作家なのです。言い換えれば、近代の物語から小説へと日本文学の在り方を押し上げた最大の功労者なのです。その突破口となった作品こそ、「坊っちゃん」であると思います。
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 | 『天璋院篤姫〈上〉』 講談社 price : ¥620 release : 1987/11

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徳川家の嫁として
島津家から政略結婚で徳川家に嫁した篤姫が、養父斉彬の命にそむき、徳川家の嫁となっていく話であるが、上巻では篤姫が、慶喜、家茂とそれぞれ対面する場面が、後の篤姫の将来をきめる場面であるようにおもわれた。 島津家の養女から、徳川家の嫁へと変わる転換点でもあるように思われる。
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 | 『空飛び猫』 講談社 price : ¥730 release : 1996/04

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小さな子でも大丈夫
ル=グウィンさんの名はSF小説を書く人、という程度しか知りませんでした。この本はSF的といえば猫に羽がある、といったところだけではないでしょうか。話は至って単純で小さな子でも理解できるでしょう。話はまだ続くように終わっており、実際に「帰ってきた空飛び猫」という続編もあります。巻末には訳注もついており、訳者である村上春樹さんの丁寧な解説も好感が持てます。挿絵も美しく、大人も子供も楽しめると思います。
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 | 『火星年代記』 早川書房 price : ¥840 release : 2000/00

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「さみしさ」をいだいて
ファンタジーというジャンルでドラゴンが愛されるように、SFというジャンルでは火星が愛されている――そう聞けば、いかにもそうだと思うお人が多いでしょう。それほど、その種のイマージュは氾濫しているようです。ですから『火星年代記』という素っ気ないタイトルだけ見れば、「またお決まりの火星ものか」という感慨をいだくお人も少なくないと思うのです。 けれどもちょっと待って欲しい。これは火星人が地球に来襲してくる猟奇的な物語ではないのです。 これは、火星移民の話。 形としては、たくさんの短篇をつないだ連作形式になると思います。個々の短篇はときに詩のようだったり、ときに風刺劇のようだったりして、実に変化に富んでいます。文量的にいったら「二〇〇一年八月 移住者たち!!」のあたりはとても少ないのですが、読んだときに胸に広がるイマージュはただごとではありません。というのも、ロケットが発射される前にたいていの人が気分が悪くなるそうですが、その病気は「さみしさ」と呼ばれたのですって。 さみしさ――わたしたちはいつでも、広大な宇宙のただ中にひとりぼっちで立っていることを、そういう言葉が思い出させてくれると思うのです。そういうのって普段は忘れているようなことですが、本当は決して忘れてはいけなかったことなんじゃないかと思うのですよ。
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新植民地主義の再生
李登輝・金美齢・小林よしのり等の台湾本の元祖的存在。本書がなけれ ば、それに続く台湾本があれほど普及することはなかったろう。 しかしその内容は、李登輝を中心とする台湾のジャパンロビーの情報 操作の範囲内にとどまる。 細かな事実誤認は多い。例えば陳儀を札付きの政客と言うが、魯迅・郁達夫と交友のある浙江文人肌だし、李登輝は何既明としかゴルフをしないというが、当時の台湾の報道もみても嘘とわかる。八田與一は慈善 事業でダムを造ったわけではなく、帝国日本が内地に米を移送するた めに灌漑事業をおこなったのだ。 反中国的な心情として台湾を利用する場合は有用だが、台湾を台湾として理解したい人が最初に読むべき本ではないと思う。
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羅馬に往きしことある人は
ほぼ30年ぶりにこの本を読み返してみた。30年前とは私が15歳の頃である。この書き出しから始まり,内容をよく記憶していることに驚いた。また、話しの中味が極めてつまらないことにも驚いた。この本の美点はよく言われることだが、文章の美しさにあり、私はこれを読んでから,擬古文を読むのを全く苦にしなくなった。15歳の少年にはそれだけの衝撃力のある本である。また、年寄りにはつまらない本ではある。
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 | 『さいえんす?』 角川書店 price : ¥420 release : 2005/12

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これこそが革命マンガだ!
歴史小説「宮本武蔵」(吉岡荘八・著)を原作とした、重厚な物語を基盤としたマンガである。著者・井上雄彦氏は、出版10年以上経た現在でも爆発的な支持を受けている「スラムダンク」(集英社)などの作品でも知られている。 「バガボンド」の特徴を言えば「文学的、重厚的」ということであろう。「小説が原作なのだから、それは当たり前ではないか」と思う人がいるかもしれない。しかし小説の登場人物の性格・心理描写・行動・物語の展開といった複雑な過程を、「平面的な絵」の上に表現することは並大抵の技術ではできない。しかし、作者はそれを見事なまでに成功している。神業的とさえ言えるだろう。 一人一人が人生の「過去」を背負って、「現在」を生きている。それは一つの「物語」である。宮本武蔵の「物語」、又八の「物語」、お通の「物語」、そして後々登場する佐々木小次郎の「物語」・・・・。そしてそれぞれの運命が交錯していき、一本の「物語」へとつながっていく。宿命ともいえる雄大な「物語」である。 原作に全く忠実に描かれているわけではない。辻風黄平や佐々木小次郎の物語設定は、その一つであろう。原作と違う点を出す事によって、違った世界観や人生観が出ていて面白い。漫画家の筆によって登場人物が息を吹き込まれ、展開していくストーリーは見ごたえがある。普段は小説しか読まない人にも是非お勧めしたい本である。それほど完成度は非常に高い!
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いいね!
今までの登場人物が続々出現!いいですね!彼らのその後のストーリーがあるってのは!いや、いいもんです。
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傷と愛
を描く問題作であり、また傑作である。 ぐいぐい引き込む物語、そして、傷つけられながらも、愛に餓え、愛を何より必要としたゲイリー。 この家族が歩むべき道は、書くも壮絶であり、筆者のマイケルは兄を憎む餓えに、さらに大きな傷を追う。 訳者の村上春樹が語るとおり、ある一定を超えるともう癒せない傷は確かに存在するようだ。 だけど、それを包括して生きていく意味をこの本は確かに教えてくれる。
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内容も読みやすいです
ワイド版は良いです。同じ内容でも活字が大きくなり余白が大きくなっただけで、わかりやすくなったような気がします。 鈴木大拙のこの本を読むと根本的なものに触れたような気がします。
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 | 『ホテル・アイリス』 幻冬舎 price : ¥520 release : 1998/08

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島
閉鎖した世界で繰り広げられる少女と老人の狂気の世界。冷たく静かに、けれど確実に深みに嵌っていく二人の世界の行き着く先は・・・ 小川洋子の世界観が好きか否かの踏み絵といえる作品だろう。これが嫌な方は「博士の愛した数式」を除く他の彼女の作品は避けたほうが良いかもしれない・・・
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 | 『きまぐれロボット』 角川書店 price : ¥380 release : 2006/01/25

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 | 『コスメティック』 小学館 price : ¥600 release : 2002/10

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コスメマニア・化粧品会社のプレス希望者と、30代の恋と仕事に悩む女性へ
女性誌やコスメ雑誌を読んでいると登場する、華やかな「外資系化粧品会社の広報担当」の女性が気になったことはないですか?「どのような経歴の人なんだろう」「どうすればなれるんだろう」そんな疑問にも答えてくれる本です。化粧品会社の裏側がわかって、とても興味深いです。コスメマニアなら、楽しく読める小説で、オススメしたいです。「私は○万円の化粧品つけてるのよ!その気持ちが女を美しくする」といったようなセリフがあってなかなか美に対する執着というものにも気づかされます。また、コスメだけでなく、仕事と恋に悩む30代の女性の姿が描かれていて、「私も仕事頑張ろう!」と勇気づけてくれる作品です。仕事だけじゃなく、読んだあとは、「スキンケアも頑張ろう!」と思わされます。華麗に美しく生きたい女性に読んでいただきたい作品。
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 | 『最後の親鸞』 筑摩書房 price : ¥1,050 release : 2002/09

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親鸞は「思想」したか?
吉本氏は書く。 「思想がたまたま仏教の形をとらざるを得ない時代だったから仏教的であったに過ぎない」しかし、これを逆説的に説くとこうなる。「親鸞は果たして仏教徒である前に思想家であったのか?」この本の初版は昭和51年だがこの時点で後にオウム事件で麻原を擁護する根拠となった視点がこの時点でいくつかすでに見受けられるのに驚く。 特に吉本の親鸞論における最大の問題は親鸞における「機の信心」と「自然法爾」つまり信じるには自分が悪人である自覚は要らない。ということと全ての知恵を捨て、信でさえも捨てただこのままでよい。と言い切った点である。 だが、だが吉本のいう自然とは全ての知恵を捨てていない。単なる自己満足と根拠の無い自己肯定の世界の中に自分を置いているだけである。
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 | 『ハムレット』 新潮社 price : ¥420 release : 1967/09

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怪物のようなテキスト
デンマークの皇太子ハムレット。父の訃報を聞き、急遽留学先から戻ると、そこには自分を差し置いて王位についた叔父とその叔父との再婚を決めた母が待っていた。ハムレットは、母の婚礼の晩に父親の亡霊に会い、現王に殺された模様や無念の心境を聞かされる。それ以後、ハムレットは鬱々と復讐を考え、恋人オフィーリアやその父の重臣ポロニウスなど周囲にあたりちらし、困惑させる。そしてハムレットの狂気は、やがて王家のもの全員を悲劇へと導いていく・・・。シェイクスピア生前版と死後版とテキストが複数あるだけでなく、古今東西さまざまな研究の対象になってきたためか、検索してもテキスト読解のノウハウや、版の違いについての文章ばかりで、私はハムレットを読んでこういうふうに感じた、こういうところに感動した、という素直な感想になかなかお目にかかれないのは、テキストの有名税みたいなものなのでしょうか? 読みかたによって複数の解釈が可能で、どういうふうに読み込んでも、まだまだ拡がりがある、という奥行きの深さをもつものが、古典と呼ばれるのであれば、「ハムレット」はその筆頭格でしょう。 私自身は、亡霊は本当に出たのか、というところが気になりました。本当は、叔父は父王を殺していないのではないか? 亡霊はもしかしたら、ハムレットの内なる声のようなものが、顕在化しただけのものではないか? つまりハムレットによるただの妄想なのではないのか? 残りの登場人物こそがまともで、狂気の底にいるのは、ハムレットなのではないか? そんな視点でも読めてしまい、筋も通る、逆にもちろん、父王は叔父に殺された、という視点でも解釈できる。一例にすぎませんが、そんな柔軟さが何百年の長きにわたって、この戯曲が議論の対象であり続けている理由でしょう。怪物のようなテキストです。
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人気があります
このシリーズの中でたぶん一番人気のパート。 しかしこの話の内容はアニメ版とほぼ同じなので、アニメから入門した人はこれから読んでも新鮮さは味わえないような気もする。本書に登場する泰麒はシリーズを通して重要な役割を担っているので、本書は泰麒のキャラが色濃く出ていて、ある意味人物紹介のような印象もある。なので大人しい内気系男児がツボにはまってしまう母性強めの人にオススメ。逆に小野女史独特のホラー的描写が好きな人には少し物足りないかもしれない。
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 | 『夢は荒れ地を』 文藝春秋 price : ¥940 release : 2006/06

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 | 『三国志〈4〉』 講談社 price : ¥798 release : 1989/04

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孔明登場、その他にも見所満載
結局関羽を引き止められず、去られてしまう曹操。曹操を振り切って赤兎馬の乗って駆け去る関羽が憎たらしく思えます。曹操にもらったもの全部置いて行くのなら赤兎馬も返してなんて、叫びたくなるのは私だけかなあ。関羽にわざわざ別れを言いに出かける曹操に、彼の部下ならずとも嫉妬と歯がゆさにいらいらしそう。郭嘉を失って涙するくせに、部下に進められるまま偽手紙の策略を用いて玄徳の軍師を用いようとするようなところが、一思慮足りない感じで曹操好きとしてはため息。玄徳のような芯の通った優しさが足りないのかなあと嘆息。 全体の流れは、孫策に代わり弟孫権が後を継ぎ、猿紹は曹操に破れ、ついに孔明が登場し、目まぐるしい展開です。 将となる人よりもそれを取り巻く臣が個性的で面白い。関羽・張飛よりも三国志を読むまで名前も知らなかった臣下達の、それぞれの主人に対する想いとその忠義の表し方に興味津々。主人に向かいその怒りを恐れることなく諌言する部下あり、小さな怨恨から忠臣を陥れ主人を危機にさらす者、部下の進言を聞きいれなかったばかりに命を落とす将、部下を信じてその感謝の念を忘れない将など、主人・臣下どちらが無能でも立ち行かないのだなあと実感します。 孔明の描き方はなんとも魅力的。「一語一語に、何か香気のあるような響き…その面は玉瑛のよう…眉に江山の秀をあつめ、胸に天地の機を蔵し、ものいえば、風ゆらぎ、袖を払えば、薫々、花のうごくか…」といった具合で、青年を表するというより麗人のよう。孔明、吉川栄治に愛されているなあと感嘆しました。孔明ファンが増えるわけです。
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 | 『北への逃亡者』 中央公論新社 price : ¥840 release : 2006/05

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 | 『鬼平犯科帳〈1〉』 文藝春秋 price : ¥540 release : 2000/04

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女性にも読んでほしい
『鬼平犯科帳』は現代風に言うと、「刑事もの」の人気シリーズということになるだろうか。この短編集の主役は、「鬼平」こと長谷川平蔵、幕府の火付盗賊改方という部署の長官である。何といっても、時代は江戸。風俗も人間の生き方も、現代とはまったく異なっている。それにも関わらず、私たちがこの小説に多くの共感を寄せるのは、今も昔も変わらない人間の営みが、ここに生き生きと描かれているからだろう。 江戸に跋扈する盗賊を、長谷川平蔵が、部下や密偵を使っていかに捕まえるか、というのがこの作品の主題である。ただし、この世界には盗賊にはっきりと2種類の区別があり、それぞれ「大盗賊」「小泥棒」などと呼びあらわされている。前者は「盗まれて難儀するものには手を出さず、殺さず、犯さず」を金科玉条とする、どこか憎みきれない盗賊。一方後者は、一家皆殺しの「急ぎ盗(ばたらき)」を基本とする、憎んでも憎みきれない盗賊である。捕らえた盗賊の処置は平蔵に一任されているのだが、浮世の機微に通じた彼の罪人に対する柔軟性に富んだ裁きも、この小説の見どころの一つとなっている。
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 | 『首都消失 (下)』 角川春樹事務所 price : ¥820 release : 1998/05

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 | 『晩年』 新潮社 price : ¥540 release : 1947/12

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デビュー作であり、私が最も愛する太宰の作品。
デビュー作なのにも関わらずタイトルが「晩年」とは、変わっていると思わないだろうか、それもそのはずで本作は、当時太宰が自殺を前提に「最初で最後の作品集」として付けたタイトルであるからだ。 この作品集は、初期作品15作を収録しており、私のお勧めはなんと言っても「道化の華」である。 この作品は、後の人間失格にも通じる太宰の最初の心中事件後の入院生活中の出来事を題材にしており、主人公葉蔵とその仲間達の計算しつくされた交流の中に、現代の若者達にも通ずる仮面性・ユーモアを感じる。 その他の作品も秀作揃いなので、初めて太宰文学に触れようと思っている方には、私はこの作品集を勧める。
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 | 『破戒』 新潮社 price : ¥660 release : 1954/12

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歴史に残っちゃったよ
えた、ひにんなどの日本の差別をテーマにした作品。決して前向きでも明るい話でもないけど、過去にあった歴史の暗部の一部を確かにきりとっている内容で、文学として申し分のないレベルなので一読あれ。 破戒のシーンはもう感涙です。
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優しい言葉。
夢ややりたいことが見出せず、NEETがあふれる現代においては本当の生き方を実践するのはなかなか難しい。 1.自分のやりたいこと 2.自分ができること 3.世間が求めていること この3つを満たせた人は幸運だ。あまねく成功者になっている。この3つがそろわないために人は紆余曲折、試行錯誤を繰り返す。「35までにやりたいことがみつかればいいね」 言論界で活躍する著者が若者に発したこの言葉は僕の心にすごく優しく響いた。 著者自身も辛酸を舐めているがゆえに説得力が増す。 仕事とはなにか? 生きるとはなにか? もう一度問い直そう。 そして自分の人生を自分の手で勝ち取っていつか福田氏とお酒を飲んでみたい。
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 | 『春にして君を離れ』 早川書房 price : ¥630 release : 2004/04/16

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推理物ではないが恐い話だった
アガサ・クリスティーの小説だが推理物ではない。第二次世界大戦前、娘の病気見舞いに行ってバクダットからイギリスに帰る途中、テル・アブ・ハミドで主人公の夫人は独り足止めをくらう。閑散としたその地で数日間彼女は今まで固く信じてきた(信じようとしてきた)理想の家庭、夫の愛情、子供達の愛情等に徐々に疑問を抱き始める。一見すると、彼女がとても見栄っ張りでプライドが高く自己中心的で、それに家族が振り回されているようにも見えるが、テル・アブ・ハミドで彼女自身が自分でそれに気づき自己嫌悪に陥りながらも反省し始めたところは凄いと思った。そして、日常の環境に戻った途端、それが一瞬にして吹っ飛んでしまったのも凄く現実的だと思う。彼女が特別な人間なのではなく、誰でも心のどこかで自分を可愛いと思っている。そして自分は(曖昧な感じで)良い人間だと思っている。だから、生きていられる。でも、家族や親しい友人、職場の仲間たちは必ずしも若しくは絶対その人のことをそうは見ていない。普通、そのギャップはなかなか判らない。だから皆それなりに仲良く上手くやっていける。そんな人間の生き方について考えさせられる話だった。一番最後の夫の言葉は私には物凄く恐ろしく感じた。
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 | 『七瀬ふたたび』 新潮社 price : ¥540 release : 1978/12

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超能力者はつらいよ
前作『家族八景』では超能力者・七瀬は主人公というよりは狂言回しであり、彼女が住み込む個々の家庭の住人たちが真の主人公でした。しかし、筒井康隆は七瀬をそれだけの存在にしておくには惜しいと思ったようで、彼女を本当の主人公に据えた続編を書きましした。それがこの『七瀬ふたたび』です。NHKでドラマ化されたりもして、私も見てました。本作は超能力者が登場する一般的なSF小説とは大きく異なります。七瀬を初めとする超能力者たちがバッタバッタと敵をなぎ倒すなんてことはありません。ひたすら描かれるのは、現代社会において超能力者が生きていくのがいかに大変なことかという、その苦労です。その辺りは筒井康隆による内部からのSF批判ととれないこともなく、ひねくれ者の筒井らしい作品と言えますね。
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題材さえ今なお新鮮です
毎度の事ながら、著者のきめ細かい取材力や筆力に感服させられます。本書も、ご多分に漏れずズッシリと重量感ある大作です。一昔前まで、銀行業界そのものや監督官庁との関係などおおよそ一般の人間には計り知れない世界であったと思います。この世界を、著者特有の精緻な取材や文章で余すことなく表現し、かつ登場する人物の内面を鋭く抉り出しながら進むストーリーは、これほどの長編でありながら読者に油断を与えない迫力です。 また、テーマとなる銀行再編や監督官庁の権益に絡む話など、今読んだとしても十分に新鮮さを味わえます。決して、古さを感じさせません。 著者の他の作品を既に触れている方には、本書も期待を裏切らないと保証できますし、初めて著者に触れる方にもお薦めの一冊です。
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 | 『ぼんくら〈上〉』 講談社 price : ¥620 release : 2004/04

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人情味あふれる時代物
ミステリーをはじめ、時代物、ファンタジーなど宮部みゆきの守備範囲は広い。 同氏の時代物を読むのは2冊目だが、これは傑作だと思う。主人公の平四郎、長屋のまとめ役の差配人を務める佐吉、長屋に住む住人達、それからコドモにいたるまで、みな性格分けがしっかりしていて人情味あふれるものたちだ。 ジャンルで言えば、時代物ミステリーであって、大立回りや斬りあいがあるわけでないが、テレビの時代劇よりよっぽどおもしろい。 話が長いので上下巻にわかれているが、間延びするわけでもない。 宮部氏のファンでも時代物に手を出さずにいる人がいるなら、是非読んでみてほしい。
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 | 『風林火山』 新潮社 price : ¥540 release : 2005/11/16

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戦国自体の空気を肌に感じる
浪人山本勘助。巡ってきたチャンスをつかみ、武田晴信(のちの信玄)に仕えることとなる。自ら謀殺した諏訪頼重の娘由布姫を信玄の側室にし、その妾腹の子勝頼を次代当主とすべく暗躍する。おりしも戦国時代。信玄の宿敵上杉謙信との戦いが目前に迫っていた・・・。井上靖の小説に一貫して言えることですが、どれも登場人物が生きいきとしていて、その時代の風を感じながら物語の中にどっぷりと入っていけるところが素晴らしいです。戦国時代の空気を肌に感じます。我々の前に日本を生きた人々の姿をどこか暖かい視点で見つめるのは晩成の作家ならではでしょうか。これが実際に起きたことなのだと、有無を言わせず読者を説得する不思議な力があります。 氏の小説を読むと、日本地図が新たな意味をもって目の前に突きつけられるような感じを持つのは私だけではないでしょう。どんな小さな田舎町でも、それぞれに歴史を刻んだにちがいありません。雄大な歴史の流れの中にあって、この人たちと同じように、自分も毎日歴史を刻んで行っているのだと再認識させられる、そんな意味でもお勧めの一冊です。
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 | 『現代語訳 舞姫』 筑摩書房 price : ¥609 release : 2006/03

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真実
人を打ち付けるような勢いのある文章で常に本当のことを書く筆者。 読むたびに血が騒ぎ、真実は何か、自分はどう生きたいのか、 考えざるを得ない。 それは近著「13歳のハローワーク」の端々にも表れ、 中学生向けのその本を足がかりとして村上龍に興味を持った子供達が、 その後「希望の国のエクソダス」を手にとり考えることは何か?「愛と幻想のファシズム」はハローワークに出会わなかった、 前世代の子供達のその後とも言えるだろう。
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 | 『翔ぶが如く〈4〉』 文藝春秋 price : ¥570 release : 2002/03

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佐賀の乱、台湾出兵、時代は過熱していく
明治6年10月に下野した西郷は鹿児島で隠遁生活を送っている。司法卿江藤新平も明け7年1月に佐賀に戻り、2月に反乱を起こす。大久保は、政府内の同情論を尻目に、江藤に対しさらし首という極刑をもって望む。同藩の黒田の殺人スキャンダルは揉み消したのに、である。さらに西郷の征韓論を叩きつぶして半年もたたないうちに、台湾出兵を自ら主導した。このあたりはどうも、いきあたりばったりの観が否めない。やはり謎は多い。
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 | 『きもの』 新潮社 price : ¥580 release : 1996/11

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きものをめぐる女の生きざま
着物の着心地にこだわる少女るつ子の半生。 祖母のアドバイスを頼りにきものの扱い方のみならず、それを着こなす人間について思いをめぐらせる。幸田文の、無駄を省いた正確な文章は、大正期のノスタルジーというよりむしろ現代にも通じる命題を投げかけるものだ。るつ子のこれまでの生き方を覆すように起きる関東大震災、そして結婚。未完なのでこれで終わってしまうのが残念だが、すっきりとした読みごたえのある名作だと思う。
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子供が喜んでいます
海外在住なので日本語教育が悩みの種なんですけど、この本は かなり気に入った様子で何度も何度も読んでいます。 いつもベッドに置いていますね。
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 | 『土間の四十八滝』 角川春樹事務所 price : ¥462 release : 2004/05

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シュールな大笑い
すばらしかったです。この本はわたしのベストに入れざるを得ません。この世界観は誰にもまねできない。パンクを聞いているような激しい衝動を覚えました。しかしその背景はとても美しい。一人一人の主人公を確実にとらえ、読む人に強烈な映像を与える。読んでいるのに、眼前に広がるのは映画のような映像。どきどきしながらいっきに読みきってしまいました。読み返すたびにその映像は変化します。何度も何度も楽しめる、味のあるにくい奴でした。
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正直
メフィスト賞受賞以来、凄いスピードで本を作る森博嗣氏の作品です。 S&Mシリーズの次にあたるVシリーズの最終巻になります。 S&Mシリーズ以降は、作者のセンスを楽しむよう正直惰性で読んでおり、 内容はまあいつもの通りといった感じです。この次の四季シリーズは よく出来ていたので、それを理解する上で読んでおくといいかもしれません。
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 | 『地下室の手記』 新潮社 price : ¥420 release : 1969/12

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ドストエフスキーの問題意識がつまった小説
前半第一部では、この地下室の住人がどうして地下に潜ることにしたか、その生い立ちと屈折した人生観が明らかになります。後半第二部は、友人の送別会から娼婦の館まで、借金など無理を重ねて付き合う主人公を描き、その卑屈さと自尊心がないまぜになった行動様式を見つめます。ドストエフスキーはこの小説で、人間の行動様式は経済学的にすっぱりと説明が付くものではなく、自己にとって不利益となる選択肢をあえて取ることも可能で、その能力こそが人間を人間たらしめると宣言します。人間の本質は不条理なものだとする、ドストエフスキーの問題意識がぎっしりつまった、人間の生への賛歌です。 ドストエフスキーの作品としてはとても短く、内容は濃いので、入門篇としてもお勧めです。訳も平易で読みやすく、ドストエフスキーの勢いが伝わってきます。
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人間のサガの物語
このお話は番外編。現在では長い治世の続く雁ですが、ここではさかのぼって、500年弱前の雁の話。当時荒廃しきっていた雁がようやく少し立ち直ったころの話です。 まず、エピローグからしてやられました。切ないです。六太は、他のお話でやんちゃッ子だと思われがちですが、麒麟で一番賢い。賢すぎて悲しい。一番麒麟らしく、一番麒麟らしくないでしょう。蓬莱時代、都を失い捨てられた彼。捨てられるとわかっていて、それでも親についていって置き去りにされて、ただ弔いを望み死を待ちつづける六太には泣きます。 私らの国に王はないから、六太の一番の不安「王は国を滅ぼし、民を不幸にする」というのがいまいちわかりにくいかもしれませんが、 この十二国記でさまざまなとこで言われる「どん!な王でも必ず国を滅ぼす」という国の末路や不安を、この海神で一番大きくテーマにしてるのではと思います。この話メインの二人は共通に何かを失って、その悲しみ苦しみを知っています。そして同じ望みを持っているように私は思えます。 人の汚さとか仁とか、そういうのがいっぱいでていて、個人的にシリーズで一番お勧め。シリアスなのですが、ところどころ爆笑シーンがあったりして。 雁は後栄に栄えるのですが、いつ終わるもやわかりませんね。 そういうことも含め、なにか切ないお話です。 それでも、最後はハッピーエンドですよ〜(ホントホント
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 | 『播磨灘物語〈4〉』 講談社 price : ¥660 release : 2004/01

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印象としては尻すぼみか?
歴史の動き上、しょうがないのだが、今巻の大部分は今までの 精彩を欠いている気がする。 秀吉が明智光秀を討ってから先は、時代は急速な統一に向かう。 官兵衛も、小早川隆景もそれ以後の時代では主役たりえず、静かに 大きな流れにのる以外になくなってしまうのである。歴史を引っ張るのではなく、流れからやや外れてしまった官兵衛の姿 は、だからこそ、の親近感を強く持っている。 信長や秀吉にあるようなある種の異常性のない、我々と同類に近い、 と感じさせる本作品の官兵衛、皆さんもきっと何かを 感じられると思います。
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懐かしの護送船団たちに捧げた本
20世紀末の金融スキャンダルと混乱を経た現在とは違う時代の金融業界を舞台にした長編、本作で描かれた当時の銀行(大小の金融機関を含む)業は大蔵省による免許事業であり、金融機関は”ひとつも倒産させない”という大蔵省の方針に守られ各銀行間の競争はあってもないようなもの、だから大蔵省による護送船団と揶揄されたわけである、書中で描かれているように、金融商品の優劣を競う形の商売ではない、なぜなら大蔵省の方針でどの金融機関の商品でもまったく差異はなかったのである、したがって競うのは人間関係のみといっていいことになる、この時代に”金融技術”をないがしろにしてアメリカとの間に広がった大きなツケをいまだに日本の金融機関は払い続けているのが現実でしょう、 朝鮮戦争後から石油危機のおきた1970年代まで高度経済成長の時代までの巨大な資金需要をまかなう為に金融機関の他産業に対する立場は実に強かったわけである、80年代以降の資金需要の低迷と直接金融の発達で多くの金融機関(それも最大手)が消えていったのは皆さんご記憶のとおり、万俵大介亡きあとに舞台となる銀行が敗残組となったであろうことは小説の最後に暗示されているとおもう、 80年代のバブル時代におきたいくつかのスキャンダルはまるで本作を20年後に裏書するようなものであり、その時代錯誤ぶりの滑稽さはバブル関連のドキュメント本に詳しく、本書の副読本としてお奨めできます、
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 | 『生誕祭〈下〉』 文藝春秋 price : ¥700 release : 2006/04

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 | 『棄霊島〈下〉』 文藝春秋 price : ¥1,680 release : 2006/04

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 | 『檸檬』 新潮社 price : ¥420 release : 1977/12

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綺麗な魂を持つ詩人
「・・・何故だかその頃私はみすぼらしいものに強くひきつけられたのを覚えている。壊れかかった街だとか・・・土塀が崩れていたり、家並が傾きかかっていたり・・・時とするとびっくりする様な向日葵があったり。」 数年ぶりに檸檬を読んでみた。すると、まぶたの裏にその情景がありありと浮かんでくる。口の中のびいどろの味も、画集をめくる疲れも感じながら、一人とぼとぼ歩いている様な一人称の視点。しかし、世界は爽やかで澄み切っている。それは、個々の「私」がつくっていくものだから。 世界中の人々は、二人称でも三人称でもない、魂を持った個人なのだ、と思わせてくれる。この壊れかかった街並みは、「私」の心だろうか?それとも崩れてゆこうとする物理的な物質だろうか?全てはアンバランスな調和で爪先立ちしている。一見、シュールなようだが、暗部をさらけてはいない。 この肺病持ちの作者の瞳は美を捕まえる事に関しては、指折りだとしか言い様がない。それは、もちろん彼の闘病生活者としての内面的な眼差しもある事だろう。けれども、この両目に映る風景が消えてしまっても何程の事があるだろうか?檸檬の世界は永遠なのだ。街並みと丸善という対極的な場も、焦燥と享楽も、並行感覚を伴って、同一の世界に鎮座している。作者も、そして読んでいる私達一人一人も、この道のりの旅人でしかなく、またそうであるが故に、澄んだ空気を肺に取り入れながらどこまでも歩いてゆける。 そうすればやがて見えてくる、びっくりする様な向日葵達が咲き誇っているのを。
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 | 『世界最低最悪の旅』 幻冬舎 price : ¥520 release : 2003/08

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抱腹絶倒!旅のネタ全集!
「旅行人」編集長の蔵前仁一さんの書かれたバックパッカーものの本はお読みでしょうか?それはそれで、体験を通じたエピソードや感じられたことなどが綴ってあり、バックパッカーもんの旅のエピソードとしておもしろいものです。 今回の「世界最低最悪の旅」とは、タイトルをみれば、すんご〜〜い最低の旅をして金輪際海外旅行なんか行かないぞ!って思われるほどの最悪なたびのエピソードをつらつらと書いているんかな?って思われることでしょうか。 実は、抱腹絶倒の旅のエピソード。百戦錬磨のバックパッカーもんが自らの旅で体験したおもしろいネタを蔵前仁一さんが厳選しまとめ上げたものです。 だから、ネタがひとつの本に集約してて、思わず熱中して一晩で呼んでしまうことでしょう。 もちろん、この本を読んで、旅ってこんなにおもしろいことがあるんだなって、魅惑たっぷりになり、思わずバックパッカーをやっていみょうかってなことになるでしょう。
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オーケンなかなかやるじゃない!
私は彼のエッセイが大好きです。 だいたい全て読んでます・・・が小説はなかなか手を出せませんでした。 というのが、彼の生き方・感じ方に共感を持っていたから 彼のエッセイが好きであっただけなのです。小説の感想はというと・・・ 題材が高校生というのもあるかもしれませんが、 最初の入り口で、かなり疲れました。 しかし、それを乗り越え読み進んでいくと、 彼の自伝的小説というところからエッセイとかぶるところもあり、 だんだんと面白くなり、後半は爆笑・爆笑・また爆笑でした。 そして、小説中に出てくる山口美甘子と読んでいる自分自身が重なり、 高校時代が懐かしく思われ、次第に作品に引き込まれていきました。 「高校生のころって、そういえばこんなだったなぁ〜」 小説を書くオーケンもなかなかやるじゃなぁ〜い!と思った作品です。
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 | 『花神 (中)』 新潮社 price : ¥700 release : 1976/08

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もうひとりの幕末の豪傑
百姓から医者を経て,エンジニア兼翻訳家へ転進し,最後は幕末官軍の軍事最高ポジションまで務めた大村益次郎(村田蔵六)の話.教科書的に有名でもなく,人生のほとんどを地味に過ごした技術者がこれだけ豊かに生き生き描かれているのがこの小説のすごいところ.中巻は,幕府直属校の教授職を辞めて長州へ戻るところから,軍事司令官として長州征伐の幕軍を撃退させるところまで.もともと医者でオランダ語ができることから軍事書の翻訳をやるようになり,流れ流れて長州の軍事司令官になっていく転進ぶりは読んでいて楽しい.また,桂小五郎に見いだされなかったら幕軍側の司令官になっていたかもしれないことを考えると幕末時代のちょっとしたタイミングや機微が浮き彫りにされていて面白い.上巻同様興味深いのは,彼の技術者としての応用力.馬には乗れないし剣術も全くダメで,銃や大砲の使い方にも詳しくないのに,軍略も軍事戦略も現実的に練り上げ,それがハズレなかったのは驚き.その背景にあった周到な調査と鋭い観察眼には圧倒される. 話の本筋から外れた歴史背景の話題もたくさん散りばめられていてそれが相変わらず面白い.流れ弾に当たらないように地面に這いながら小銃を撃つ(今では当たり前の)発砲スタイルが当時は奇妙に映ったとか,村田蔵六の思考と福沢諭吉の思考の違い,桂小五郎の人となりを深く掘り下げているところなどが印象的.
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手にしてから。
手にしてから今年の九月で十年。 当時、書店で「村山由佳」と書いてあったので手にしてみた「新刊か」と思いながら手にしてみたのだが表紙が少女マンガのようだったので買うかどうか迷った。 だいたい十分くらい迷ったと思う結局買って「とうとう自分は少女マンガのような小説を読むのか」と心の中で自分自身に呆れていた。しかし読んでみると主人公は高校三年男子、五つ年上親戚の女性。 気になりだした矢先・・・その女性には秘密が・・・そして・・・。 たぶん十代後半の時男は誰でも年上の女性に憧れるものなのだが、この小説はそう言う男心を上手く書いていた。 だから十年経っても読み飽きないし、いつも新鮮な気持ちで本を開くことが出来る。この当時まさか十年も長きに渡って連載するとは思わなかった。正直この「キスまでの距離」で終わると思っていたがおいしいコ−ヒ−のいれ方<1>書いてあったから続き物なのかと考えてしまったことを覚えている。
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お子さんがいる人は1度読んだ方がいいと思う
タイトルは「縦に書け」ですが、日本語を縦書きで書くことを勧めるのと同じ勢いでIT化教育を批判しています。「手で書くことで自制心を生む」と述べられ、簡単に言えばパソコンは子供に良くない、小学校で教えるのを廃止すべきだと断言されています。 何故そう主張するのかは本書を読んで欲しいのですが、私も「調べ物があるなら図書館に行けばいいだし、友達と話をしたいのなら会いに行けばいいのだ」という内容の著者の主張には同感です。 そもそもインターネットは大人のものだと思います。調べ物があっても図書館に行く時間がない、本を買いたくても本屋に行けない、友達に会いたくてもなかなか日程が合わない、だからインターネットやメールを利用するのではないでしょうか。早い時間に学校が終わってしまう小学生に、何故インターネットが必要なのかわかりません。 やはり小学生のうちは、「直接書く」「実際調べに行く」「会って一緒に遊ぶ」何事も、直接肌に触れて体験した方がいいと思います。著者の「インターネットの技術の習得は、大学生からで十分」という説明は納得です。 この著者の主張は一部過激で、私もこの方の主張をすべてを指示しているのではありません。しかしお子さんがいる人は、読んだ方がいいと思います。この本を読んだ上で、自分の子供へのIT教育をどうするのか決めた方がいいと思います。自分とこの方の意見が合わなくても、参考になるのではないでしょうか。
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男性も女性も年齢問わず是非!
私は女性ですから、こう感じたのですが・・・ 個人的には女性の方に、男性とお付き合いをしていく中で「なんで男性ってああなのかな?」って思う 時、「風に訊け」の2冊を紐解くとその疑問に対するヒントが見つかるかもと思うのです。 ひと昔、ふた昔前に連載されていたものではあるのですが、その質問は今でも多くの男性女性の胸の 内にあるものだと思いますし、また開高先生のお答えも、色あせることなく今でも輝きを放っていると 思います。 でも本当、一度に読むと、すんごくお腹一杯になります。中表紙にあります「開高先生直筆の原稿を そのまま印刷したもの」にありますように、ベッドに入る前などにちょびちょびっと読むのがいいかも しれませんね。・・・・でも私はうれしくって一度に読んでしまったけど(笑)
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村口ミロの成長は??
「顔に降りかかる雨」で桐野夏生の,いや女探偵「村口ミロ」のファンになってから,早く次回作が読みたい,村口ミロがどれだけ探偵として成長しているか,前回謎だった父善三の過去も明らかになるのかと期待していたけど,少し期待はずれだった。 前作同様,社会の闇で生きる人間の欲望や暴力を描いており,やや目を背けたくなるような中で,隣人でありホモの「トモさん」との肉体のない心と心の交流だけが唯一心を癒してくれ,作品に色を付けている。 ただ長すぎる前半部分に比べ,事件解決のラストはあまりにも急ぎすぎたという感じがする。前半部分で大きなポイントである八代との関係も後半では全く活かされていないし,八代との関係を知った父親としての善三の心理描写も全くない。 AV女優の失踪という紹介だけど,ラストまで読むとあまりAVと騒ぐ必要もないのかとも思える。 ただし,推理小説として一つの形を作っているし,読んでみて素直におもしろい作品であることは確かである。
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心地よいドライブをした気分になりました
なんというか、心地よいドライブから帰ってきたような後味のする本です。8つの短編小説がどれもそれぞれ読みやすく楽しめるだけでなく、1冊の本として読み終えた時の気分が何とも言えない、爽快感に浸らせてくれます。といって、雲ひとつない真っ青な空の下を将来に何の不安も感じずに突っ走っていくような青春物語ではありません。むしろ、そのような青春の日々はとうに過ぎ去り、その頃を思い出しながら過ぎ去った時間をかみ締めることのできる大人の物語です。 少しほろ苦く、少し切なく、ともすれば「あの頃に戻れたら・・・」と思ってしまいそうだけど、ぐっと前を見て、上を見上げるような、大人になる前の自分には絶対に理解できなかった気持ちがわかるようになった自分を知らせてくれる、秋のドライブのような短編集です。 まるで、未来さえも少し見てきたような、不思議なドライブの体験を味わえる一冊です。
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偏ってない・・・だからこそそれぞれの想いが伝わってくる。
96年アトランタ五輪に28年ぶりに出場を果たしたサッカー五輪代表。その中で、起こった奇跡といえるブラジルへの勝利。でも、あれが日本チームが一つのチームとして機能した最後の試合だった。あの試合の後、チームは崩壊してしまった。運命のハーフタイム、チームに何があったのか? 当時の監督西野、キャプテンだった前園、変人といわれていた中田英寿、たった一人サポーターに挨拶に行った川口。 一人のヒーローにスポットを当てていないからこそ、あの時に伝わることのなかった、それぞれの熱い想いや、その背景を冷静に知ることができる。そして、あの経験は確かに今の代表の肥やしになっていると私は思う。 あの当時、五輪代表を応援した全ての人へ。今の日本代表を応援する全ての人へ。そしてサッカーを愛する全ての人へ。 ぜひ読んでもらいたい一冊です。
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 | 『悪霊 (下巻)』 新潮社 price : ¥940 release : 1971/12

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スタヴローギン
荒廃したロシアに生まれた悪霊「無神論思想」。その中で頭角を現した怪物的カリスマ「ニコライ・スタヴローギン」。完璧な能力、隙のない計画、強力な組織、そんな彼の野望を止めるのは誰もが不可能に見えた。だが・・・ 人の不幸を至上の喜びとする彼が、若いころに白痴の女性に見せたたった一つの優しさ。それが彼の破滅への鍵となる。 新約聖書を背景に語り紡がれる悪霊の調べ。巨匠の作り出した久遠の暗黒世界に、光が満ちた朝は訪れない・・・
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 | 『太公望〈中〉』 文藝春秋 price : ¥740 release : 2001/04

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大きな野望は、一人では実現出来ない。
人と交わり、成長していく望。 ある時は、教えを受ける。 ある時は、敵味方として戦う。その中で同じ心を持つ者達との結び付きを強める。 弟のように接していた彪は敵となる。 同じ族であり、地下組織を持つ馴との出会い。 人として大きく成長していく望の姿がそこにある。 そして、商王が決して悪でもないことにも気づく。 むしろ名君である。この王を倒すことは、ただの復讐に過ぎない。 そう理解した時、望は失望する。 私達の心の置き所を考えさせられる巻です。
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完全にフラッシュバック
いや、これはデジャヴ?? そう思ったのは僕だけではないだろう。 佐々木小次郎と新免武蔵が出会い、そして合戦に― お互いがお互いを背にし、振り向きざまに斬り合ってしまうかのようになる場面を2ページを使い描いている。 その躍動感溢れる絵を見てそう思った。 そう、それは忘れもしないスラムダンク最終巻、桜木と流川がタッチを交わすあの場面だ。作者は同じような感覚を伝えたかったのだと思った。
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覚醒。
前巻から続く、小次郎と吉岡伝七郎との戦い。その最中、小次郎は一刀斎により、剣の痛みを思い出され、新たな恐怖を知り、そして剣の楽しさを覚えていく。戦う二人が共に思うことは゛強くなりたい゛ということだけ。生死をかけた戦いの緊張感が伝わってくる会心の一巻です。
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面白い!
感動!泣いた!笑った! 生い立ちからユニセフでの活動まで徹子さんのユニークな表現で書かれていてとても面白かった 黒柳徹子さんって素敵な人だ また、この本で世界の子供たちの現状などをはじめて知った
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演劇されている方にとても良いですよ。
それぞれ役の立ち回りや話し方などが書かれてあるので、演劇をされている方に、とても重宝される内容だと思います。本当のロミオとジュリエットの内容を知りたい方は読んでみてください!
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 | 『神様はいますか?』 新潮社 price : ¥420 release : 2005/04

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ランディ節で思い哲学を紐解く
人生で誰もが一度は悩むような重たい哲学的なテーマも、田口ランディにかかると、身近な言葉と体験を交えながら、易しく紐解かれてしまう。そんな印象をもちました。また、その彼女の感じていること、彼女の体験をもとにした話を読んでいると、その本質的な指摘に、自分が盲目的に信じていた考えがあっさりと覆されてしまうのを感じました。 何か悩み事があるとき、へこんだとき、この本を読むと、元気が出てくるように思いました。
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共通するものとは?
著者の村上春樹さんが知り合いに聞いた話や、自身が経験した現実とはわずかに離れた出来事を文章にしたというこの作品。前書きのようなものを読むと、そう書いてあります。真実のほどは分かりませんが、まあそんなことはどうでもいいことなのでしょう。 この本に載っているいくつかの話にはある共通したものがあると作者は言っています。それは何か?それが掴めれば何かこの本を通じて感じるある「不思議さ」のような霧が晴れるような気がします。 やはりヒントは前書きにあるように思えます。そして題名の「回転木馬のデッドヒート」。村上さんはメリーゴーラウンドを使って他人とのデタッチメントというものを表したいのではないでしょうか?コミットメントとデタッチメントの葛藤が全ての話に中に共通する事柄なのかもしれません。そして、その葛藤から生まれる喪失感。 本作品のいくつかの話をスケッチブックと呼んでいるだけあって、そこには完成されていない物語と言うものがあります。感じ方は人それぞれですが、そこには確かに作者の堅い意思が強く感じられます。
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 | 『毒笑小説』 集英社 price : ¥630 release : 1999/02

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えっ? ドルだろう?
巻頭の誘拐天国がとにかく笑えます。 私が始めて手にした東野作品がこれでしたが、一気に虜になりましたね〜 これぞまさに「ユーモア」 頭のいい人にだけ表現できる面白さです。東野さんって、本当に頭がいいんだろうなぁ・・・・
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