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洋書から日本の書籍、雑誌、写真集、アルバム、文学書、実用書などごゆっくりご覧ください。
 | 『鎌倉の秘めごと』 文藝春秋 price : ¥530 release : 2006/06

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 | 『無痛』 幻冬舎 price : ¥1,890 release : 2006/04

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 | 『ロンド (上)』 東京創元社 price : ¥840 release : 2006/06/27

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お勧めです
タイトルからいかにもアイデア勝負のシチュエーションものといった印象を受けるがこれがなかなかの秀作で、個人的には今まで読んだ東野作品で一番好き。まずキャラクターが、本格推理仕様に単純化されているようで、読み進むにつれ徐々に微妙な捻りが効いてくるのが心地よい。さらに、終章には単なる犯人当て以上の趣向が凝らされていて、ラストまで行き着いたあとに全体を読み返すと、随所にきっちり嵌め込まれた伏線にまた唸らされる。 最近の東野作品のファンで、本格推理ものはまだなんとなく手に取らずにいる方にもぜひ読んで欲しい一作である。
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天才
最高。快感。 人間の複雑な心情をうまくひきたたせていて、力量にうならせられた。
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 | 『川に死体のある風景』 東京創元社 price : ¥1,890 release : 2006/05/27

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 | 『ぼんくら〈下〉』 講談社 price : ¥620 release : 2004/04

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時代人情モノとして堪能
幾つかの短編を併せて長編ミステリーを構成しているのですが、その短編を個々に見ると、ミステリーの1章というより、独立した江戸人情噺としての色合いが強いものがいくつもあります。 長屋のシステムが「霊験お初シリーズ」などの同じ時代推理に比べ丁寧に書き込んであり、そこに住む人々の交わりなどもよく描かれています。“おでこ”などの個性的な人物も多く登場しますが、事件に全くと言っていいほど関与しない人物も多く、途中で事件を忘れてしまいそうになります。そのあたりがミステリーファンにとってどうなのだろう、と思いながらも、自分自身は“時代人情モノ”として充分堪能しました。作者自身、この構成をどう自己評価したのか、続編『日暮らし』で答えを探ることにしたい。
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秋の夜長にワインとともに
北森作品を読み漁っているが、特に本書は出色の作品。美味しい料理を供するビアバーの常連客によって語られる物語はミステリーという枠から自由になり、秋の夜長にワインと共に読んでほしい。登場するビアバーの料理を肴に。
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西洋古典基礎
西洋の世界にもぐりこむには西洋古典の知識が必要です。 その要求を満たしてくれるのが本書だと思います。 筆者の文体は滑らかであり、教科書とは違った感じがします。 そのため西洋古典の勉強の基礎の基礎を身に付けつるのにぴったりの書籍だと思います。
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 | 『邪魔〈下〉』 講談社 price : ¥660 release : 2004/03

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複雑化した単純な事件
■スーパーにパート勤務する平凡な四人家族の主婦・及川恭子 ■恭子の夫が被害にあった放火事件を担当する刑事・九野薫 ■オヤジ狩りを九野薫にしてしまった不良高校生・渡辺裕輔以上が主な登場人物である。九野薫が中心となるストーリー展開ではあるが、私は及川恭子こそがこの作品の主人公だと思う。ホームドラマの主役にしか思えなかった彼女が、日常の中の小さな出来事を経るうちに変貌していく様が見事である。また、事件としては単純な、及川恭子の夫が被害にあった放火事件が簡単に解決しない様を通して、人間社会の複雑さも見事に描き出している。テクニックに走らないオーソドックスな手法で書き上げられた、すばらしいエンタテインメント作品である。
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 | 『刑事の墓場』 講談社 price : ¥1,785 release : 2006/04/18

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 | 『後巷説百物語』 中央公論新社 price : ¥1,365 release : 2006/02

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長い、本当に長かった
文庫での新装版として評価が高かったので読んだ。アイヌの呪い、呪われた一族、昭和30年代のゲイバー、すさんだ世相、素人探偵の推理、等導入部では非常におどろおどろしい魅力があった。しかし、読んでも読んでも密室殺人の推理等話が進まず、そのうち、読者としては誰が犯人でどんな動機だったかなど、どうでもよくなってしまった。読み終わってみると無駄な時間を費やした感が強く残った。
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ダイナミック!
理系ミステリと銘打たれる著者だが、それだけではない。 古典的なミステリにも通ずる、ダイナミックさが魅力。舞台設定、登場人物、事件、すべてがダイナミック。 それらが、システマティックに語られる模様は、ある意味残酷にも見える。 だが、はまるとこれ以上の快楽はない。 文系だからといって、この作者に触れない手はない。 おすすめの一冊。
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違った味があります。
十二国記としては初めての短編集。幻の「麒麟通信」に掲載されていた懐かしい作品などもあり、しんみりとした気分になります。ファンにとっては外せない作品ですね♪
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読んでなくても語れます
阿刀田さんのこういった類の本の魅力は、何と言っても読みやすいことです。 それでいて読み終わった時には何かシェイクスピア作品の核心を掴んだ気にさせてくれました。 丁寧な時代背景・登場人物の解説、小説家と劇作家の作品の作り方の違い、シェイクスピア作品の魅力をしっかりと伝えてくれています。 個人的には最後にトルストイの話が出てきてとても興味深かったです。他の方も書いておられますが、連載企画ですのでやはり同じことを何度も書いてあります。まあ仕方ないんですが。
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「生きていく」ということ
主人公はごく普通の女子高生。突然異界に連れ去られ、魔物と戦わなければならない生活を味わうことになります。客観的な立場で読んでいればなんのことは無いありきたりなファンタジー小説ですが、もし主人公があなただったら!?それを考えた時、この物語は真に「大作」となりうるのだと思います。自らの強さ、弱さに正面から向き合うこと、誰かを信じるということ。いろいろな意味で「生きていく」ということについて考えさせられるでしょう。皆さんも陽子に自分を重ね合わせて、心の旅に出発してみて下さい。
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 | 『あの日を探して』 二見書房 price : ¥830 release : 2001/11

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ちょっとヒロインいじめすぎだぞヒーロー
リンダ作品には珍しいすっごい美女のヒロインと、本当に海賊できるんじゃないかと思うくらい男っぽいというか極悪?なヒーロー。ラブシーンがちょっとすごすぎ(こんな場所でしていいのか?と読みながら思ってしまった。)親の因果が子に報い・・・で、本人全然悪くないのにこんなにひどい目にあっていいの?というくらいいじめられるヒロインがかわいそう。でもそこは耐えて耐えて強い女になるんだよね。そんな彼女にぞっこんなヒーローの迫り方もなあ。元はといえばあんたが悪いんじゃないのと言いたくなってしまいますが。状況として無理ないし、あまりにカッコイイので許せてしまいました。
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千里眼読んだ事ない人も是非どうぞ!!
千里眼シリーズは1作目から読んだ方がいいって意見もありますが、 今から読むなら、このトランスオブウォーかヘーメラーの千里眼から 入った方がいいです。 1作目以上に1作目だし(読んだ人はわかると思いますが)とにかく こんなに面白い小説はありません。面白さからいったら「亡国のイー ジス」も「半島を出よ」もこれには及びません。絶対おすすめです。
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 | 『ぼんくら〈上〉』 講談社 price : ¥620 release : 2004/04

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人情味あふれる時代物
ミステリーをはじめ、時代物、ファンタジーなど宮部みゆきの守備範囲は広い。 同氏の時代物を読むのは2冊目だが、これは傑作だと思う。主人公の平四郎、長屋のまとめ役の差配人を務める佐吉、長屋に住む住人達、それからコドモにいたるまで、みな性格分けがしっかりしていて人情味あふれるものたちだ。 ジャンルで言えば、時代物ミステリーであって、大立回りや斬りあいがあるわけでないが、テレビの時代劇よりよっぽどおもしろい。 話が長いので上下巻にわかれているが、間延びするわけでもない。 宮部氏のファンでも時代物に手を出さずにいる人がいるなら、是非読んでみてほしい。
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 | 『四季・冬』 講談社 price : ¥903 release : 2004/03/06

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敬意を表して
「四季」四部作で、真賀田四季の再登場に歓喜しました。正直、うれしいです。「四季・春」に始まり、ファン周知の事実の詳細なエピソードがあったり、あッと驚く新事実が出てきたりとサービスいっぱいでした。 四部作最終巻「四季・冬」は真賀田四季の人生の冬、すなわち、終わりを暗示するもののような気がします。人は物事に心を動かされなくなったとき、すでに死んでいるのではないかと思うからです。彼女はまだ生きているのでしょうか?よくわかりません。答えは書かれていませんから。 森博嗣のキーワードが「詩」であるとすれば、まさに詩的な一冊ではないかと思います。真賀田四季へのレクイエムと読みました。まだ、読みが浅いかなあ…?
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歴史検証お笑いバトル
短編もので 読みやすいのと気楽なとこが よかった。歴史というと、なんか小難しい というのがあるが そんな俺でも読めました。
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 | 『繋がれた明日』 朝日新聞社 price : ¥760 release : 2006/02/07

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生きてることはすばらしい!
「命」というものを、それぞれの立場から見つめている人たちがホテルに集まった。生きるか死ぬか、ぎりぎりの境目の患者相手に奮闘する救急センターの看護婦長。苦しむ患者から苦痛を取り去るため、安楽死させてしまった医者。いじめが原因で自殺しようとする少年。そんな人たちの心の傷をやさしく癒してくれる・・。絶望の淵に立っている者に、暖かい手を差し伸べてくれる・・。プリズンホテルはまさにそんなホテルだ。笑いの中にも、作者は命の大切さ、尊さをしっかり描きこんでいる。苦悩の中から新たな生きる希望を見い出していく人間の姿は感動的だ。生きるということがどんなに素晴らしいことか、この本は私たちに語りかけている。
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ハマりました…
私はこれを読んで、 「中井英夫」にハマりました。探偵小説であって、探偵小説にあらず。 推理小説であって、推理小説にあらず。 上下巻の分厚さは、まるで感じません。 文章も平易だし、登場人物も それぞれ性格がしっかり描かれているので、 この類の読み物にありがちな、 「この人、誰だっけ?」 と読み返すこともありません。 「虚無への供物」…大仰なタイトルに躊躇していたあなた! 騙されたと思って、是非読んでみて下さい。
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 | 『破局』 早川書房 price : ¥2,100 release : 2006/05

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 | 『沈黙博物館』 筑摩書房 price : ¥714 release : 2004/06/10

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かげろうのような作品
現実なのか夢なのかわからない、幻想的な雰囲気でした。死の世界の話かもしれないし、亡くなった人に対して敬意を表して博物館を作ったという話かもしれない。物に対するしっかりとした感触と現実離れした展開で、すっかり私は混乱してしまったが、読後感はそれほど悪くない不思議な作品でした。
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 | 『ICO -霧の城-』 講談社 price : ¥1,890 release : 2004/06/16

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贅沢なノベライズ
こんなに贅沢なノベライズはないと思う。 第一章ではイコの育った村、イコという贄を育んだまわり人々の物語。 第二章はほぼゲームの展開。ゲームのキモであった言葉の通じないどうしが手を繋いで障害を乗り越えていく、その切なさが上手く出ているとはおもわないけれど、変わりにイコの心の動きが丁寧に語られる。第三章は篭に入る前のヨルダの物語で、ゲームからは想像が出来ないほど、お父様が大好きな普通の快活な少女として描かれている。 第四章で何故イコなのか、何故贄が必要なのか、などのゲーム中の疑問に丁寧に答えるように物語が展開する。絶対善を儲けずに、それでも最後にイコが「正しい」と誰もが納得するように、本当に丁寧に物語が語られる。 ほんとうに丁寧に物語が語られた結果、墓地の静寂を思わせたゲームはただのヒロイックファンタジーになってしまった。
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最近の事件と重ねてあわせて
朝、新聞・テレビで流されるどうしても我慢できない事件、逮捕された犯人の顔写真・映像・・・・もし、他人ごとではないことになったら・・・あなたはどうしますか?どうします?怒りや悲しみを抑えれますか?自分では何ができますか?復讐しますか?もし、もしですよあなたが誰にも気付かれずに復讐できる力を持っていたら、どうします?使いますか?使う自分を「肯定」して。 最近のどうしようもない事件と重ねあわせて読んでみてください。答えは宮部さんと違うかもしれませんね。皆さんの気持ちがこの本にあります。 Michael.I
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とりあえず
西尾維新はいつも通り、か。 人間ノックはどうでしょう。ヒトシキ強すぎですね。 なすきのこ、ほか二名、誰だか知らないけど、書いている。ぶっちゃけどれも読むに耐えなかったのが……
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いろんな世代の人に読んでほしい!!
浅田次郎さんの作品はコレでハマリました。小説の中にユーモアが溢れていて、何度読んでも顔がゆるんでしまいます。でも、決して娯楽小説では終わらないんです!クライマックスになると一人でボロボロ泣いてしまいました。。。一人一人の持ち味がしっかりでていて、恥もてらいもなく生きていくという人間くささに惹きつけられられました。人それぞれ好みはあると思うけれど、一度でいい、手に取って欲しいです。
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 | 『ドリームバスター』 徳間書店 price : ¥1,680 release : 2001/11

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日本版ハリーポッター的存在?
宮部みゆきがシリーズ物を出すと言うこと自体にまづひきつけられました。本書に登場する「ドリームバスター」は悪夢に苦しむ人々の夢の中でその悪と戦う物語。一見すると悪を退治して人を救う人たちだと想像してしまうが、そうではなく実際に悪と立ち向かうのが自分自身であること、人間を救う理由、彼らはどこからどのようにしてやってくるのか、想像以上の奥深さに驚かされました。 「模倣犯」・「RPG」に続く発刊だけに内容の重いものかと思っていましたが、SFということもあってか実際は楽に読める本でした。そんな中にも宮部みゆきらしさは随所に現れ、次回作がとっても楽しみかつ、期待できる作品だと思います。
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流行りの,軽いファンタジーではない
軽くない。 軽い文体でサラサラと読めて,次はどうなるのと興味と面白さを追求しただけのような,そんな本ではありませんでした。 一冊だけ試しに読んでみて,そこが大変好きになりました。 人の葛藤する感情って,やはり泥臭いし重たい。 しかし,その泥臭さや重さを,逃げることなくきちんと奥まで描き切っているところが,本書シリーズのどの本にも共通する,非常に貴重なところだと思います。 他書では,なかなかこれだけのものに巡り会えません。 弱く悩む主人公が,答えを見つけ出していくまでの過程は非常に長いですが,そこがやはり大切なんだと思います。 もし,これが読みやすく短かったら,これだけの余韻は残るはずがありません。 このシリーズはどれも,物語としても世界観は緻密で,ストーリーは秀逸です。 本好きの人が,これを読み逃していたとしたら,それは損だとさえ思えます。
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 | 『145gの孤独』 角川書店 price : ¥1,680 release : 2006/06

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コードで書かれた傑作
1998年リリース。S&Mシリーズの第10作。最終作と表現しないのは『四季』(僕は限定版の愛蔵版を手に入れることができたシアワセものである)で再登場するからだ。 S&Mシリーズを読了し、特に本作を読了して思うことは2つ。 1つは『真賀田四季』というキャラクターを森氏は最も愛し、大切にしているのだな、ということ(これは『四季』を読んでも分かる)。そしてもう1つはその最愛のキャラクターに語らせる『生と死』について、そして重ね合うように表される『バーチャルと現実』についての森理論である。生きているということを考える四季・犀川・萌絵。パンはそれを象徴するアイテムだ。時に僕もプログラムを書いていて思う。僕が死んでも僕が作ったプログラムは生き続けるだろう、と。時にコードはばらされスクリプトのインクルード文で引かれるが故に見えなくなってもスクリプトに自らの名をCopyrightとともに残したコードは未来永劫ネットワークのどこかで生き続けるだろう、と。 巻末の解説は島田荘司である。御大の登場も当然と思える他に無いモノを森氏は建築した。そしてその建築物は実に詩的なコトバで語られた。島田氏の『森博嗣の文章は絶えず独立した一行になりたがっている』という評は実に森作品を的確に言い表している。それはまさにプログラム・コードである。コードで書かれたこの傑作は未来永劫ネットワークのどこかで生き続けるだろう。本作は特に最後がスゴイ。
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すばらしい!
まさにすごいの一言!マジシャンである著者ならではのすばらしい作品だと思います。これをマジックグッズとしてショップで売り出したら桁が一つ二つは違っていたであろう(というかここまでできない)。まだ読んだことがない人にぜひ著者の企みを読んでいただきたいです。
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 | 『黒い太陽』 祥伝社 price : ¥2,205 release : 2006/03

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リアル感たっぷりの航空パニック小説
ロンドンを夕刻に飛び立ったNIA202便は、137名の乗客乗せて東京へ向かった。シベリアを越え、日本海上空に入り、成田到着まで一時間あまり。あとは安全に着陸するばかりだったのだが、異変はそこから始まった。大音響と共に第2エンジンが火を噴いて爆発し、機体に穴が空き、乗客ははじき飛ばされ、機体は急降下。更に機長は倒れ操縦不能に。この絶体絶命の事態に、いかにして着陸するのか……。 本書は1999年に刊行し、サントリー・ミステリー大賞優秀作品賞受賞した同題作品を新装したものとのこと。特に第2エンジンが火を噴いてからの機内の様子は迫力満点で、リアルな恐怖も感じました。多少展開に欠点を感じる部分もありましたが、6年前の作品としては古さも全く感じませんし、最初から最後まで目が離せず、物語に引き込まれる面白さがありました。
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もっと難しいんじゃなかったかな?
『すべてがFになる』の漫画化作品を読んでいたので、続編として購入しました。 確かに「そこらへんにはない絵」ではあって、その意味ではすごいと素直に感心するのですが、ストーリーの面で端折ってあるところが多すぎるのが不満です。 あれ、こんなんだったっけ?もっと難しいんじゃなかったっけ?これじゃごく普通の「推理マンガ」じゃないか。 そういう印象でした。 魅力的な人物がいて、事件がおきて、調べたら奇妙な点が見つかって、空前の謎にみんなが頭をひねって、過去の出来事や人間関係の中からヒントと新しい謎が同時に見つかったりして、でも最後には我らが主人公がそのものすごい頭脳で謎をすっぱりと解く! うーん、なんか違うなぁ。 この作品の原作小説の面白いところはそういう「王道」「約束」「お決まりの展開」の部分ではなくて、次々に仮説が立てられては捨てられていくそのプロセスだったはずです。 間違いだけれど魅力的な「別解」が生み出されては「それはここが間違いだよ」と指摘されて消えていく。そのいわば「科学の実況中継」がエキサイティングだったのに、漫画ではそれが少なすぎたように感じます。 もちろん、僕の判断には個人的な嗜好が多分に含まれているでしょう。また、そんなのを漫画で表現するのは技術的にとても難しいことなのだろうとも思います。端折られたのは漫画化にあたって賢明な判断だったのかもしれません。 しかし、だとしても「惜しいなぁ」という感じがぬぐえないのです。とはいえ、十分面白いので評価は星3つ。
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 | 『玩具修理者』 角川書店 price : ¥504 release : 1999/04

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なかなか
表題作は短編にしては上手くまとまっていると思う。もちろん細かい点を上げれば、この女も全身分解されたことになり結局は男となんら変わりないのではないかと思ったり。もう一作もタイムパラドクスを上手く処理できていて読みやすかった。精神の時間移動を続ける男の悲哀がよく表現できている。ただ、精神が完全に崩壊してしまったらどうなるんだろか…考えただけでも恐ろしい。
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 | 『続巷説百物語』 角川書店 price : ¥900 release : 2005/02/24

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京極堂シリーズより好きです
表立っては解決できない闇に紛れた事件を、あたかも妖怪の仕業のように見せかけて解決する小悪党又市一味の活躍を描いた第2作目です。彼らの入念で奇抜な仕掛けに毎話ワクワクしながらあっという間に読むことが出来ました。 決して正義の味方を気取るわけでもなく悪と戦う彼らの姿が最高にカッコいいです。 登場人物たちの性格をよく反映した話し口調がとても読みやすく、この物語全般に漂う独特な雰囲気にすっかりハマってしまいました。続編の後巷説百物語もおすすめです。
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 | 『With you』 幻冬舎 price : ¥560 release : 2005/08

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まさに官能小説!
12人の女流作家による、「女性のための」官能小説。主人公がみんな女性だから、「女性のための」なんだろうけれど、内容はとっても過激で、読んでいて目が「・」でした。こういった小説に、ストーリー性とか、心に染みる展開とかは求めちゃいけないのでしょうね。まあ、12人もの作家の作品が一度に読めて、まるでおもちゃ箱をひっくり返したような楽しさは味わえます。 私としては、やっぱりSEXは恋愛における一部分であって、すべてでなくてもいい、と思うのでちょっと濃すぎる感は否めませんでしたが、とってもエッチな気分になりたい方には、おすすめです。
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勇気付けられる作品
初めはこの分厚さに躊躇する方もいるかもしれないが、むしろこれだけ素晴らしい作品がこれほど読めることに感謝した方がいい。 主人公は珠晶、荒れている恭国の王になるべく蓬山を目指すがなんと12歳の少女。まだ世の中を知らない金持ちの娘の道楽だ、と周りの目には映る。実際わがままで生意気に見えるかもしれない、私も途中読みながら共感出来ずにいた。そんな彼女の前に立ちはだかるのは厳しく汚い現実だった。こんな子が王になれるはずない、皆そう思うだろう。しかし、珠晶はへこたれない。これは彼女が麒麟に出会うまでのけして楽とは言えない苦い話だ。 終盤に差し掛かるにつれて彼女の考えがぽつりぽつりと語られ、いとおしくならずにはいられなくなる。小さい体でこれだけ頑張ろうとしている彼女には尊敬の念さえ抱く。読み終わる頃にはこの少女が大好きになっているだろう。 物語を超えて何か生きる意味や大切なことを教えてくれる、心が温かくなれる作品だ。
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ただ面白いだけじゃ、ね〜
はじめは、奇抜な設定やストーリに少しとまどいを覚えたが、よみ進むに連れてそれはそれで一つの味になり、あっという間に全4巻を読破してしまった。最後(の少し前)まで、好きになれなかった主人公(仁義の黄昏という極道シリーズの作者)と、プリズンホテルの従業員(組員)、お客等のそれぞれ特徴のある生き方、人生の物語である。その物語一つ一つに深みがあり、毎回考えさせられてしまった。特に任侠道の中に見る、日本男児の生き方には忘れてきたよき日本の”道”を感じた。プリズンホテル、是非泊まってみたいホテルである。
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 | 『さいえんす?』 角川書店 price : ¥420 release : 2005/12

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 | 『スカイ・クロラ』 中央公論新社 price : ¥620 release : 2004/10

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純度
時代は現代っぽいのだけど、社会は戦争をしていて、 しかし全市民が戦争をしているわけではなく、 企業が仕事として、戦争をしている。そういう背景設定。 主人公はその企業の飛行機のり。 敵の死、同僚の死。 そういう中にあって、主人公は「キルドレ」。 最後には衝撃的だけどクールな結末が待っています。 僕はこの本を昼休みは就寝前に、こまぎれに読みましたが、 読んでいる間(1週間くらい?)は、とても幸せな気分でした。 小説を読んでいる間、空を飛ぶようにトリップした気分になれます。 なぜなら、この小説の訴える部分がとても純粋だから。 その純粋さゆえに、自分の中の汚れが浄化していくような気分です。 続編「ナバテア」も読んでみたいと思います。
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 | 『青春俳句講座 初桜』 角川書店 price : ¥1,260 release : 2006/06

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久々に心が和む!さすが宮部さんです
宮部みゆきさんのファンなので、児童向けの文庫?はて?とは思いましたが(笑)試しに買って読んでみて結果オーライでした。 普段の作風とは確かに異なっていて逆にそれも新鮮だったし、でも言葉の端はしに彼女のらしい表現がたくさんあって、純粋に楽しめた作品でした。双子のイラストもかわいくて、癒し癒しとうたわれるご時世を反映しているが如く、心が癒された超お勧め作品ですね。 もちろん子供ばかりでなく、大人でも、うーんと考えさせられることもあり、読書が苦手な人でも最後まで楽しめるのではないでしょうか。 この本をきっかけに読書の秋にトライしてみてはいかが? 日常からの現実逃避に誰よりも宮部みゆき作品は、はまります(爆笑)
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 | 『百鬼夜行 陰』 講談社 price : ¥900 release : 2004/09/14

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狂気の原点といえるサイドストーリー
京極堂シリーズのすべての事件の異常な事象、物語の狂った歯車の原点が描かれているサイドストーリの数々が収録されている。それぞれの人物を深く掘り下げることによって、彼らの考えや価値観を知ることができる一冊である。事件の始まりはなんだったのか。これまでの事件に関わっている登場人物の、狂気の描かれ方が巧妙であり、一字一字から目には見えない恐怖が伝わってくる。 本は文字であり、映像を見るわけではないので恐怖が目に見える形となることはない。しかし文学は想像である。映像では限りある恐怖という感情を、この一冊は無限に読者の頭の中から引き出してくる。
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1冊で何度もおいしい
私にとっての北森氏の作品の大きな魅力が2つあります。ひとつはおいしい料理。本の中からその料理のにおいが立ち上ってくるような錯覚さえ覚えます。こむずかしいフランス料理などとは違うんです。「ちょっといいものが手に入ったから」とその素材のうまみを十分に引き出すシンプルな料理法で皆の舌を満足させ、その心までも暖かくさせるような料理です。おいしい料理は人を幸せにするんだなあ、と読んでる私までなんだかあったかくなります。(『花の下にて春死なむ』も同じようにおいしい小説です。読んでみて下さい。損はさせないから。)もうひとつは、魅力的な登場人物たち。劇団員それぞれがいい味出してます。なかでもミソは小杉さんでしょうか。大ぼらふきでひとの迷惑顧みず、みたいなところもあるんだけど憎めない。ミケさんもとても暖かい人なのに謎だらけで。でもそれを問いただそうとしないネコさんとの関係がとてもいい。 ストーリーは、一見関係ないと思われるような出来事が不思議にからみ合って意外な結果が見えて来ます。連作短編集のような、長篇のような不思議な小説です。
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 | 『我らが隣人の犯罪』 文藝春秋 price : ¥470 release : 1993/01

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これが原点
宮部みゆきさんデビュー作であり、宮部ファンならぜひとも読んでほしい作品だ。当然のことながらかけだしの新人だったにもかかわらずかなりレベルの高い仕上げになっている。ただ、違和感を覚えるのは普通の人間に安易に犯罪に荷担させている点だ。宮部作品にはひねりにひねったトリッキーといってよいものもあるがそれでも読者を納得させるのは太い筋がとおっているからだ。いまや押しも押されぬ第一人者になってしまったからこそ書いてしまった高望みかもしれないが。
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 | 『Φは壊れたね』 講談社 price : ¥861 release : 2004/09/10

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曖昧さ
新シリーズついに稼動ですね。 Vシリーズの時も感じたことなのですが、最初は人物の思考をトレースすることは難しいです。感情移入がしにくというか・・・。本の内容としてはシンプルです。意図的なのかも知れませんが、あまり登場人物の思考部分の文章は少なめのように思いました。それでも詩的な文章は健在です。今回の作品がこれからのシリーズにおいてどのような伏線になっていくのかが楽しみです。
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クリスマスプレゼントはどうする!?
クリスマスでにぎわうNY。サンタクロースの格好をした犯人が性的暴行 の後に絞殺するという事件が発生します。幼少の頃の記憶がほとんどないイヴ。彼女はプレゼント選びに頭を悩ま せます。とか言いながらも、聞き込みの合間にしっかりプレゼントを買って Peabodyは不満たらたらです。彼女にはショッピングは禁じたからです。 このあたりのやり取りが結構笑えます。さて何でも持っているロークへ のプレゼントは…。ロークに手渡すところまでは描かれていないのですが、 どんな感じだったのでしょうか? 久しぶりに容疑者の一人として1巻に登場したチャールズも登場します。 彼もまた面白いキャラクターの持ち主です。ハニー。
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一つの夏は終わる
この第三巻は、「真魚子」という第3者の視点から描かれていて、 事件の全貌が描かれています。事件の真相は、最後に。 ある一夏の日常は過ぎていきます。 その中で、少女・少年たちが見出した愛情、死、罪とは? 是非、その目でご覧あれ。
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たまらん
「謎」でストーリーを引っ張るのがスゴく上手い。 読んでるコッチも引きずり回されます。「99%の誘拐」「クラインの壺」も良いけど、コレも間違いない。 楽しめます。
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 | 『夢は荒れ地を』 文藝春秋 price : ¥940 release : 2006/06

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 | 『わらの女 【新版】』 東京創元社 price : ¥840 release : 2006/06/27

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 | 『天使の耳』 講談社 price : ¥560 release : 1995/07

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車が怖い(笑)
6編すべてが車にまつわる話だ。その話が、どこにでもあるようなありふれた話で、それが思わぬ方向に発展していくところに、この作品の恐ろしさがある。何気ない日常に潜む落とし穴・・・。車に乗るのがちょっと怖くなる。
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オカルト探偵
ラヴクラフトのクトゥルー神話の世界観を元に 太古の邪神たちの悪しき知恵を正義の為に使う探偵 タイタス・クロウの事件簿。本格的なホラーとオカルト探偵が融合した どちらのファンも楽しめる作品です
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 | 『黒い薔薇』 早川書房 price : ¥924 release : 1998/05

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マーゴリンの技量に感嘆
数多くのサスペンス小説によく言われる「徹夜本」あるいは「ジェットコースター本」、『黒い薔薇』は確実にその類の小説です。序盤は淡々と、ひとつひとつのパーツが語られ、徐々にバラバラだったピースがまとまり始めて、そしたらもう、急降下、ハラハラドキドキ、本当にジェットコースターに乗っている気分。 犯人探しも「もしかして・・・?!」と思い始めたら、その疑念をダラダラ引っ張ることなく教えてくれるあたりも絶妙です。読者を飽きさせない、まるで読者の反応を伺いながら執筆されたのか?とマーゴリンの技量に感嘆するばかり。 エンディングもさらりとしていて、読後感が心地良い。 とにかくプロットがしっかりと安定していて、読みやすいのも魅力のひとつです。 色々なサスペンス読んできましたが、絶品の傑作です。
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 | 『Φは壊れたね』 講談社 price : ¥861 release : 2004/09/10

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曖昧さ
新シリーズついに稼動ですね。 Vシリーズの時も感じたことなのですが、最初は人物の思考をトレースすることは難しいです。感情移入がしにくというか・・・。本の内容としてはシンプルです。意図的なのかも知れませんが、あまり登場人物の思考部分の文章は少なめのように思いました。それでも詩的な文章は健在です。今回の作品がこれからのシリーズにおいてどのような伏線になっていくのかが楽しみです。
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クリスマスプレゼントはどうする!?
クリスマスでにぎわうNY。サンタクロースの格好をした犯人が性的暴行 の後に絞殺するという事件が発生します。幼少の頃の記憶がほとんどないイヴ。彼女はプレゼント選びに頭を悩ま せます。とか言いながらも、聞き込みの合間にしっかりプレゼントを買って Peabodyは不満たらたらです。彼女にはショッピングは禁じたからです。 このあたりのやり取りが結構笑えます。さて何でも持っているロークへ のプレゼントは…。ロークに手渡すところまでは描かれていないのですが、 どんな感じだったのでしょうか? 久しぶりに容疑者の一人として1巻に登場したチャールズも登場します。 彼もまた面白いキャラクターの持ち主です。ハニー。
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一つの夏は終わる
この第三巻は、「真魚子」という第3者の視点から描かれていて、 事件の全貌が描かれています。事件の真相は、最後に。 ある一夏の日常は過ぎていきます。 その中で、少女・少年たちが見出した愛情、死、罪とは? 是非、その目でご覧あれ。
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たまらん
「謎」でストーリーを引っ張るのがスゴく上手い。 読んでるコッチも引きずり回されます。「99%の誘拐」「クラインの壺」も良いけど、コレも間違いない。 楽しめます。
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 | 『夢は荒れ地を』 文藝春秋 price : ¥940 release : 2006/06

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 | 『わらの女 【新版】』 東京創元社 price : ¥840 release : 2006/06/27

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 | 『天使の耳』 講談社 price : ¥560 release : 1995/07

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車が怖い(笑)
6編すべてが車にまつわる話だ。その話が、どこにでもあるようなありふれた話で、それが思わぬ方向に発展していくところに、この作品の恐ろしさがある。何気ない日常に潜む落とし穴・・・。車に乗るのがちょっと怖くなる。
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オカルト探偵
ラヴクラフトのクトゥルー神話の世界観を元に 太古の邪神たちの悪しき知恵を正義の為に使う探偵 タイタス・クロウの事件簿。本格的なホラーとオカルト探偵が融合した どちらのファンも楽しめる作品です
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 | 『黒い薔薇』 早川書房 price : ¥924 release : 1998/05

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マーゴリンの技量に感嘆
数多くのサスペンス小説によく言われる「徹夜本」あるいは「ジェットコースター本」、『黒い薔薇』は確実にその類の小説です。序盤は淡々と、ひとつひとつのパーツが語られ、徐々にバラバラだったピースがまとまり始めて、そしたらもう、急降下、ハラハラドキドキ、本当にジェットコースターに乗っている気分。 犯人探しも「もしかして・・・?!」と思い始めたら、その疑念をダラダラ引っ張ることなく教えてくれるあたりも絶妙です。読者を飽きさせない、まるで読者の反応を伺いながら執筆されたのか?とマーゴリンの技量に感嘆するばかり。 エンディングもさらりとしていて、読後感が心地良い。 とにかくプロットがしっかりと安定していて、読みやすいのも魅力のひとつです。 色々なサスペンス読んできましたが、絶品の傑作です。
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一巻よりいい!
一巻より面白くなってますね。一巻みたいに話を多くしないで一つの事件に丸ごとこの本に費やしたことには好感が持てますし、うまくいってると思います。 内容も深くなってますし・・ドキドキ感もアップですね!3巻も期待してます!
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 | 『渇いた季節』 講談社 price : ¥1,140 release : 2004/07

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叙情性とリアリティとの見事な共存
理不尽で身勝手な動機からではなく、自分の愛する人を傷つけたくない、不幸にしたくないという思いから犯した過去の罪…。それが結果的に、現在まで続く罪の連鎖の入り口になるという筋には、皮肉なリアリティがあります。「あの時、もし自分がああしていたら」あるいは「ああしていなかったら」今頃は…事件から半世紀近くが経ち、関係者もほとんど残っていない。自分自身も年老い、人生残りわずかだと思われる小説家の、決して逃れることのできない後悔と苦悩が、切ない余韻と哀愁を残します。 誰にでも過去はある。しかしそれは、自分にとって一体何なのか?それを真剣に問いかけてくれる作品です。「過去とは、異国。作法が違う。」という、本の最初に載せられた詩も、物語の中身とは直接関係はないものの、本を読んでいる間中、重く心に響いてきました。 過去の登場人物も現在の登場人物も実に魅力的で、彼らが抱える個々の苦悩を、よくここまでうまくリンクさせたと思います。日本語訳もナイスで、特に警察のことを「刑事」ではなく、「おまわり」などと呼ぶところも心憎いです。 物語は現在と過去を交互に進行させ、霧に覆われたような、かと思えば渇いた暑い日差しに照りつけられているかのような、形容しがたい叙情性を帯び、罪という深い海の上に浮かんで、さざなみに揺られているかのようにゆっくり進行していきます。そのためミステリー小説によくある、迫力たっぷりの急展開、スリルたっぷりの緊張感は、この小説にはそれほど感じません。欲を言うと(個人的には)その点が少々物足りなかったのですが、叙情性と現実味が見事に調和した、味わい深い傑作です。一読をお勧めします。
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読み返せる小説
トリックが分かってしまったら、もう面白くもなんともない。 それはパズルであって小説ではないと私は思います。 私は男ですが、それでも主人公3人はとっても魅力的。 このシリーズは、主人公以外の登場人物も個性的で飽きない。ちょっと頭の使いすぎかな、と思ったときに読み返すと、 ほのぼのとして、でもしゃきっとしていて、いいなって思います。 著者自身が主人公たちを好きで好きでたまらないんだろうな、 そういう気持ちが伝わってきます。
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やっぱり長編はイイ!
本棚にこの「OUT上・下」が加わってからひと月近く経っていた。最近、短編やエッセイばかり読んでいたし、この作品を読むにはきっと読者側もかなりエネルギーが要るだろうと勝手に推測していた。だから時間と気力がたっぷり出来た時に一気に読んだ。それこそ憑かれたように読み進んだ。登場人物たちは皆、様々な事柄からOUTしていてその中でもがき苦しんでいる。そこからなんとしてでも抜け出したい、と切に願う人々である。それがたまたまバラバラ殺人という事件をきっかけにいろんな形で露呈していく。たとえ非日常的なきっかけであれ、登場人物たち(特に彼女等)の心の底に沈殿している鬱蒼とした闇の部分や、飢餓感には深く共鳴できた。 全体をとおして明るい描写は至って少ない。廃墟と化した工場や、息の詰まりそうな古くて汚れた木造アパート、新築なのにちっとも暖かさや明るさの感じられない主人公の家、等々。人によっては全くやりきれない、という感を抱くかもしれない。けれども最後の最後までめげずに読んで欲しい、そういう作品である。
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