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![新太閤記 (2)]() | 『新太閤記 (2)』 角川書店 price : ¥441 release : 1987/07

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![イリワッカー〈上〉]() | 『イリワッカー〈上〉』 白水社 price : ¥2,447 release : 1995/10

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村上春樹作品の初心者書
いくつかの短編集で、作者曰く全て実話とのこと。 これが本当に実話だったとしたら、真実は小説よりも奇なりとはよくいったものです。 私自身、昔読んだ「ノルウェーの森」以来の村上春樹作品だったのですが、それを読んだ当時は若かったというのもあって評判ほどのよさがわからなく、それ以降は敬遠していました。 これはしみじみとした面白さを感じることができ満足できました。所々に村上さんの考え方とかを垣間見ることができ、それもよかったです。 これを機に長編作品も読みたいと思わせてくれる一冊です。
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![新太閤記 (1)]() | 『新太閤記 (1)』 文芸春秋 price : ¥378 release : 1979/01

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管理人の方へ。すいません。どちらかを一つ削除お願いします。間違って、2つ投稿してしま
上。
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さすが高橋治!すばらしい小津論
著者はかつて松竹で映画監督、脚本家を務め、のちに作家として直木賞を受賞している。こうした多才な顔を持ち、しかもほどよい距離を持って接した(なんと、助監督として「東京物語」にも参加している!)著者だからこそ描けた、小津のすぐれた作家論であり同時にすばらしい作品論。さまざまな人の口から語られる証言が、他の本からの引き写しでなく、どれも本人が直接語ったというのも凄い(証言者のほとんどが鬼籍に入られた今となっては、親しい人の証言集というだけで買う価値がある)。初版は20年以上前だが、まったく古さを感じさせない。
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 | 『鬼・鬼・鬼』 祥伝社 price : ¥880 release : 2002/04

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まさか1冊になるとは思っていなかった・・・
鬼三部作が1冊になりました。 1冊になるならこちらが欲しかった気もしますが・・・空中鬼 高橋克彦 陰陽師・弓削是雄シリーズ。 色々な作家さんが書いている陰陽師がありますが、弓削是雄は一番好きな陰陽師です。 陰陽師ものだけではなく、高橋氏の小説は人の心が鬼を呼ぶという題材が多い気がする。 是非この小説の前哨戦、『白妖鬼』もご一読くださいませ。 鬼を斬る 藤木稟 この方が鬼を描くとは思ってもみませんでした。 藤木さんも小説の中に独特の世界観がある方で、この作品もやはり面白かった。 時は明治初頭、鬼とは伝説の中だけのものと位置付けられた時代。 この小説の中には、伝説の鬼以外にも人の心の鬼というものが数多く登場します。 大江山幻鬼行 加門七海 大江山 いくのの道も遠ければ まだふみもみず天橋立鬼、酒呑童子、神話、伝奇・・・この手の話には弱いんですよね。 この方は小説よりも紀行文の方が好きだったりします。 骨董店で手に入れた京都・大江山の鬼の文鎮と友人から見せられた蝶の上に角を生やした鬼が乗っている写真に誘われて、旅に出た作者。 海に面した京都と福井の辺り、あの辺は妖しげな(面白い)神話が多いんだよね。 私も行きたい。鬼車に引かれて私も一緒に旅をしたようでした。 薄い文庫本は読みやすく、1冊になってもお得、バラバラでも軽くてNiceといったところでしょうか。
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 | 『総統の防具』 日本経済新聞社 price : ¥2,243 release : 1996/04

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もうすこしサスペンス性の高い展開を期待したのだが・・・
戦時中に日本からヒトラーに剣道の防具が送られた。という設定を軸に、日独混血の香田少尉の視点から戦争と国家を描いた作品。この設定自体は非常に面白く、優れていると思うのでが、作品の展開が史実をおいすぎている気がした。私としては、もうすこしサスペンス性の高い展開を期待したのだが・・・ よい作品だとは思うが、私としては「逃亡」のほうが好きである。
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![雨天炎天]() | 『雨天炎天』 新潮社 price : ¥2,548 release : 1990/08

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 | 『わたしの十牛図』 佼成出版社 price : ¥1,785 release : 2003/05

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仏教の入門書として
三田氏の「法華経入門」と比較するとより分かり易く仏教入門書としてお勧めである。十牛図は禅宗の真理を暗示するものとされているそうだが、「自分探し」のガイド本として、芥川賞作家の案内とともに心地よく読み勧められる。三田氏自信「僕って何」と言う作品を書かれ「自分探し」は大きなテーマとしてとらえておられ、人生の岐路に立つ読者には、すばらしい指針となるものと思う。
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鮮烈な群像劇
強烈な信念をもって生きる登場人物。特高のやり手にしては生身の人間らしい吉屋謙介、行動的で、好奇心旺盛な華族の萩園泰之、そして謎の人物横倉健児・・・それぞれの男達に感情移入ができる。女性陣も強くてスゴイ!萩園の妻、まさ子は先斗町出の粋な京女、萩園の姉、彰子は毅然とした宮中の女官。広島の旅館の女将、川崎春子は随所に“名演技”を見せる。在満州では、頭がいい吉林省の旅館の女中、坂下キク、九臺に住む江森静子は不思議な霊力をもつ・・・加えて実在した、大本教の出口王仁三郎、張作霖、溥儀らが要所要所に登場し(もちろんセリフはないが)深みを与えている。まさに1933年から35年の日本にタイムスリップした気分になる。前半は、連続して死体が発見されるという展開。世情や風景が、目の前にあるような記述なので、臨場感に浸り読むことができる。そして、吉屋と萩園が、奈良、埼玉、広島、栃木をロードムービー風に、二人別々に謎を追うという因縁もおもしろい。中盤の「満州編」は異国情緒たっぷり。浪漫を感じさせる。この章のエピソードがあればこそスケールの大きい感動作になったと思う。終盤は、国際連盟脱退後、不穏さが漂う日本、事件の真相、意外な人間関係、一部の顛末が明らかになってくる。宮中の内情やしきたり、女官の同性愛、新興宗教の弾圧、阿片を介した満州支配、関東軍のテロ、実在した歌人・華族の醜聞、禁忌のオンパレードなので、まさに“今”だから著述できたのであろう。華族礼遇も特高警察も、古墳盗掘者も、そして「不敬罪」も今はない・・・過去を反省するのではなく、大戦前夜、激動の予兆を感じながらも逞しく生きた、有名無名の人生、(良くも悪くも)彼らの力強さにあやかりたい。未完の本作は、いくつかの疑問が明かされないまま終わる。しかし、彼らがその後どうなったか想像する楽しみは大いに残る。読後の感動や余韻はしばらく消えないだろう
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![やさしき夜の物語]() | 『やさしき夜の物語』 集英社 price : ¥273 release : 1985/07

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優雅でやさしい恋愛模様
もともとある古典作品をもとにできているお話ですが、主人公の綾の姫の恋愛模様が描かれています。徐々に彼女の成長ぶりとその恋愛を通して、理想の男性とは?ということも考えさせられます。タイトルの通り、文章は非常にやさしさがあふれ、情緒豊かでお話自体も長くなくて読みやすいのである意味、平安時代の小説の入門版としてもおすすめです。
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 | 『花弁を光に透かして』 朝日新聞社 price : ¥588 release : 1999/04

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 | 『葉桜の季節』 講談社 price : ¥520 release : 1999/04

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 | 『もっとも危険な読書』 朝日新聞社 price : ¥1,890 release : 2001/03

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高橋さんのエッセイっていいなー
学生の時ははインテリぶっちゃって・・・と思い、毛嫌いしてましたが、時がたち、ホントにインテリだったのが解ったので大好きに!!笑氏のエッセイの意味が解るようになるまでの長い年月私はバカでした・・・。というわけで今回のエッセイは氏が明治文学に目覚めた時にかかれたものらしく漱石や鴎外、などについて書かれた文章が多いです。相変わらずインテーリ。 本のタイトルもステキ!読書ってとっても危険です。本を読むことが許されなかった時代、禁止した人の気持ちも最近解るようになりました・・・。歳をとったということか・・・
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![文学部唯野教授]() | 『文学部唯野教授』 岩波書店 price : ¥1,050 release : 1992/03

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![創造的進化]() | 『創造的進化』 岩波書店 price : ¥987 release : 1979/01

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傘
1日10ページは辞書を読んでいて、難しい言葉を使う小学生のマリに、その家庭教師である主人公が話して聞かせる、ワープしたダックスフントの話と、現実の話とのふたつで成り立つ話。わたしはこれが、今まで読んだ中で一番印象深くて、一番好きな本です。思慮深くてテンポがよくて、ユーモアもあって、ものごとの本質をついているような気がする。奥まで読めばきりがない。でも、この本は小学生の子供でも読めるんだと思うんです。おとなが読んでもこどもが読んでも楽しめる作品。そういうのが多分すぐれたものなんだと思います。映画とかにも共通することだけど。おすすめです
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古典の楽しみ
最近、古事記の現代語訳が次々に出版されている。古典に親しむ選択肢が増えることはまことに喜ばしい。 ところが、翻訳は新しければよいというものではないらしい。どの新訳を取り上げても途中で投げ出したくなる。楽しくない。わくわくしないのである。それはなぜか。訳文の文体がふやけていて、しまりのないせいである。口語訳聖書を初めてひもといたとき、神がこんなたるみきった言葉づかいをされるはずがないと腹立たしかったことを思い出すのだ。 聖書はいぜんとして名訳に無縁のようだが、古事記に関しては、石川淳の名訳「新釈古事記」がある。石川訳は、訳者が「うわべの忠実を墨守しなかった」と言うだけあって、省略あり、評釈あり、脚色ありの自由訳である。しかし全体的に見れば、「逐語的に正確であるべき基本の筋」は守られていると言えよう。その特色を言えば、文体の整いに尽きる。文語調の言い回しが多用され、簡潔で、力強く、歯切れが良い。文学的香気があり、気品があり、耳に快い。古事記を現代文で楽しむのなら、本書の右に出るものはない。類書あまたある中、特に本書をお勧めするゆえんである。 古事記の原文は漢文である。とても歯の立つ代物ではない。しかし、市販の注釈書にはたいてい読下し文がついている。石川訳に十分馴染んだところで、この読下し文を読むと、その内容が実にスラスラと頭に入ってくる。こうして、読者は古事記を原典で読む楽しみを味わうことができる。そして、これこそ訳者の願いにほかならない。
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![鳩を撃つ]() | 『鳩を撃つ』 新潮社 price : ¥336 release : 1976/07

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息をのむエロス
13回忌である。1992年にこのすぐれた作家が亡くなって以来、この国には小説家が現れない。「岬」から中上健次の神話が始まったというのは、怠惰な伝説にすぎない。中上健次は、この「化粧」から滝登りを始めて、世界標準を突破したのである。それは、全米賞金女王になった岡本綾子よりも、ずっとはやい。あの、ドジャースでラソーダ監督に抱きしめられた野茂英雄に先行すること20年なのだ。誤解のないように断っておくが、世界標準というのは、現今のオリンピックの標準突破記録の如きものではないのである。世界標準とは、ダンテでありシェークスピアであり、そしてドストエフスキー、そしてかろうじて、フォークナーとH・ミラーが突破したラインのことなのだ。へミングウェイは届かなかったと私は思う。 中上健次は作品中で不吉に予言を繰りかえしていた通り、あるいは自ら執拗に反復しつづけた中本の一統の作品中における主人公たちの宿命通り、生の真っ只中で、その創作道程を断ち切った。そこは断崖絶壁のままで、そこを踏破しようと試みる俊秀はこの十年余り誰もいなかった。 出でよ、俊秀。まず、この「化粧」に惜しげもなく散りばめられた、息をのむエロスに思いをいたすことからはじめよう。このような散文はこの国においてかってもなかったし、恐らくはこれ以後もその出現はおぼつかないのだ。 このような、時空が変容するような磁場を通過した者のみが、あの「枯木灘」へ推参する資格を得るのだ。
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 | 『奇巌城』 講談社 price : ¥580 release : 2004/08

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読みやすいです。一晩で読めました。
大胆な翻訳で、テンポよく読めます。翻訳本ではついつい挫折しがちな私が一晩で読めました。爽快感抜群。 個人的には、夏の旅行でエトルタの断崖絶壁、ルパンの家(Le Clos Arsene Lupin, Maison Maurice Leblanc)を訪ね、臨場感抜群に読めましたが、エトルタのなぞの暗号の図が2回(2頁)に繰り返し出すのなら、物語の舞台となるノルマンディー地方の地名(ルーアン、エトルタ、フェカン、ディエップ、、、)の位置関係ついても地図などで紹介してあれば良いのでは・・・と思いました。
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![カント節]() | 『カント節』 福武書店 price : ¥1,365 release : 1985/07

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![風の遺産]() | 『風の遺産』 講談社 price : ¥378 release : 1981/07

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単純ではない愛を
感じる。もし愛する人を失ったらどうやってその愛を貫くか。愛する人の全てを愛すること。恋愛、家族愛、色んな事を考えさせられる。あたしの安っぽいありきたりな感想より、作品を読めばわかります。
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わが国ぶり、雅の文学の幕開け、勅撰和歌集の嚆矢
〈優雅・美麗〉を絵に描いたような国宝「古今和歌集序」(伝源俊頼筆)に魅入られる。〈やまとうたは、人の心を種として、万の言の葉とぞなれりける〉に始まる序文の力強さは貫之たちの意欲である。 我が国最初の勅撰和歌集。現存伝本中、最古の完本国宝「元永本古今和歌集」(伝藤原定家筆)も写真で紹介されている。 小野小町像は「古今和歌集一首撰」より名歌「思ひつつぬればや人の見えつらん…」とともに掲載している。 巻頭の仮名序に対して巻末の真名序も国宝清輔本があって、貴重な伝本(訓点と注の書き入れがある) 京都嵐山の桜花は「拾遺集」からで「古今集」では紅葉の名所として詠まれることが多かった。紀貫之が大堰川で「夕月夜小倉の山に鳴く鹿の…」古今集の代表的風景である。 見開きカラー写真では「吉野龍田図屏風」桜・紅葉の対比もまた美麗な古今集世界の象徴として鑑賞に値する。
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【商品詳細】
「週刊新潮」誌上で1963年から31年間の長きにわたり連載され、好評を博した山口瞳の「男性自身」。この味わい深い名エッセイの中から精選された60編を収めたのが本書である。著者がその才能を発掘したと自負し、深い交流を結んだ向田邦子への切ない懐旧、神経質なまでの食や旅へのこだわり、生涯愛した野球や将棋、競馬や相撲に関するエピソード、私淑した井伏鱒二との思い出などが、つれづれに語られていく。とりわけ山本周五郎や寺山修司らをはじめとする作家陣や出版社の編集者など、文壇の住人との豊かな交流が興味深い。 山口瞳は寿屋(現サントリー)宣伝部で「洋酒天国」の編集者として活躍、62年に『江分利満氏の優雅な生活』で直木賞を受賞し、以後は人間の哀歓や人生の機微を巧みに描いた小説で、とりわけサラリーマンの共感を集めた。また趣味の競馬や旅、酒に関する作品も多く手がけ、その洒脱でペーソスに満ちた独特の文章が多くのファンを魅了した。 95年の没後も、山口瞳のメッセージやその味わいはずっと色あせることはない。筋の通らないものを一喝する一徹さが際立つ「理解に苦しむ」、また一方では日々の暮らしの細部を慈しむ姿が印象的な「私の好きな」。そこに横溢しているのは、著者の滋味あふれる人間性といつまでも熱情を失わない純一な魂である。「父性」というものが確実に存在した昭和の良き時代。硬骨の名エッセイストの言葉が、しみじみと心に響く(田島 薫)
向田邦子さんの死とは
向田さんが無くなったとき、私はまだ小学生だったので、大人達が騒いでいるのを不思議に思っていました。 うちの父は山口瞳氏の本を多数持っていますが、この本は向田邦子ファンの姉から教えてもらったものです。 向田さんの死とはこういうことだったのか、という当時の社会の様子が良く分かります。また、山口瞳氏が、向田さんへの思いを客観的のようでとても深く書いてらっしゃいます。
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 | 『雪のなか』 講談社 price : ¥580 release : 2007/01/12

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![昆虫図]() | 『昆虫図』 社会思想社 price : ¥714 release : 2000/00

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究極のこだわり
うわーっ。これだけは最初に言わせてください。この本を手に入れるのに、かつて私はどんなに苦労したことか。それが今ではショッピングカートに入れるだけ。くやしい。この本が出版されたときだって店頭で見つけるのはなかなか難しかったのではないでしょうか。よほど大きな本屋さんか、かなりこだわる本屋さんでないと。さて、十蘭(1902-1957)が作品を発表しつづけていたころ、読者のほとんどは男性だったと思われます。有名な「ハムレット」は別としても、「昆虫図」がこの本の表題につかわれているところなんかから、それが感じられます。遠くのものより近くのもの、でっかいことよりささいなことに興味を持つのが得意の女性のひとりとしては、「復活祭」、「野萩」にため息をつき、「姦」にはたらーりと冷や汗、なのです。しかしっ! つかい古された言い方ではありますが、この短編集は珠玉です。しつこく言わせてもらえれば、足を棒にして市内の本屋さんめぐりをし、やっぱり見つけられず、お取り寄せコーナーに申し込んで、待つこと数ヶ月。そうしてやっとこの本を手にすることができた私は.....実は幸せ者なのかも。ショッピングカートに入れるだけでは、このすごい本との巡り合いのチャンスを逃しやすいかもしれないなあ。へへっ。(やっぱりくやしいよぉ!)
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一服の清涼剤。
人間、日常生活をおくっているだけで、腹の立つ事が多い。非常識な人間、こちらはなにも悪いことをしていないのに、出会う不愉快な出来事。乃南さんは、しごく、もっともに腹を立てる。読者は自分の経験に照らして「そうだ、そうだ」とエールを送るだろう。通勤途中の満員電車や出張の交通機関の中で読んで、ニヤリと笑って共感する本。一服の清涼剤。
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 | 『死者はまどろむ』 集英社 price : ¥510 release : 1993/08

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そこそこ怖い
名作「墓地を見下ろす家」と比較するとパワーダウンとは思うが、この人の描写力はやはりすごい。じわじわと引き込まれる。主人公の家族の行動も共感でき、楽しめた一冊
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バサラが大老人になっていく
あれほどはちゃめちゃな人が年と組織によって、変わっていくさまがサラリーマンの経営者になれなかった管理職的な感じをかもしています。
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 | 『ギャンブル人生論』 角川書店 price : ¥483 release : 1983/01

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なんというか。
この一冊はねぇ、面白いかどうかよりも 阿佐田氏をより深く知りたい人ヘの一冊って感じです。 う〜ん、暇つぶしにはなるかもしれませんが、 私の友人は「退屈だ」と言ってました。 が、これに出て来る「藤原流麻雀」はちょっと面白そう。 自分もこんな麻雀が打ちなくなります。 ルール内ギリギリ(?)の麻雀。
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![開口一番]() | 『開口一番』 新潮社 price : ¥378 release : 1984/01

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釣りと女性
1974年に番町書房から出た単行本の文庫化。 釣り、料理、酒などについて書き散らしたエッセイ27篇を一冊にまとめたもの。「『四畳半襖の下張り』裁判 証人開高健の証言」の速記録が収められているのが面白い。 短いものばかりだが、開高健らしさが横溢した話ばかりで楽しめた。 裁判の証言では、彼が文学というものについて、どのように考えていたか直裁に表現されており、他の作品を読む際の参考ともなるだろう。
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 | 『なるほどの対話』 日本放送出版協会 price : ¥1,575 release : 2002/04

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キレ者同士の対話、という感じ
天才、あるいはキレ者同士の対話という感じでした。一を言えば十分かってしまう者同士の対談なので、読んでいるほうはついて行けない部分も多く、正直ちょっと辛かったです。 間に、もっと普通感覚をもった人物(つまり…凡人ということですね)を進行役として入れたほうが良かったのではないかと思いました。ばななさんと河合さんのテンションは多少下がったかもしれませんが・…
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やはり刑事とやくざ
惚れた女のためにやくざが正義の味方を目指す。 はぐれやくざとはぐれ刑事のコンビネーションがおもしろい。
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今だからこそ読みたい傑作
大の大人、しかも国会議員ともあろう人間が、ウソの学歴がバレそうになり国外逃亡。帰国後涙ながらの言い訳演説・・・この茶番劇を目の当たりにして、私は改めて日本の学歴・学校歴社会の根深さを痛感した。 この小説はかなり昔に書かれたものだが、充分現在でも通用する。面白い。ユーモア・ギャグが満載で爆笑する。だがその中にも学歴社会への鋭い風刺・批判がちりばめられているのだ。ラストシーンは驚愕ものである。 現役小・中・高校生の方はもちろん教育関係者および国会議員のみなさんにも、ぜひ一読をおすすめしたい傑作である。
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 | 『虜 (新潮文庫)』 新潮社 price : ¥540 release : 2002/04

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「のぞく」という行為
かつては「妻」としてだけだった女性が、「女」と変貌を遂げていた。犯罪に手を染め、かくまってもらっている別荘の納戸の穴からのぞき見た妻の姿に、夫は彼女を取り戻したいと思う。この、「のぞく」という行為が、より妻を官能的に見せてしまったように思う。男性作家ならではの発想である。 女性の私には、涼子という妻に、取り戻したく思うほどのの魅力が今ひとつ足りないように思えた。離婚届に判を押すことと引き換えに、夫をかくまう涼子の気持ちも、よくわからない。 藤田氏の作品は好きなので、これはちょっと甘めの採点です。
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タイトルからすでに
つかこうへいがこんなにすごいとは思いませんでした。 在日韓国人というテーマよりももっとスケールの大きな、でもすごく凝縮されたものがあるようです。 なぜ『原爆が落ちる日』でもなく『落ちた日』でもなく、『落とす日』なのか、主人公の《祖国》に対する思いの表れが、題名につながると思います。
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生涯のベスト10に
全然知らない作品でしたが、たまたま近所の図書館で見つけ、 パラパラとページをめくるうちに、面白くて止まらなくなり・・・ 手元に置いて、何度も読み返したくなり、購入しました。 「胎児」が天才バイオリニストであり(!)、物語の語り手、 という、とてつもない発想を、確かな筆力でぐいぐいと 展開していきます。 加えて、母と娘の相克が、今まで読んだどの小説よりもリアルに 描かれていて、読んでいる間、100回ぐらいうなずいていた んじゃないかと思います。 日本ではほとんど知られていない人ですが、小説の面白さを ここまで味あわせてくれる作家はめったにいないと思います。 小説好きな人には絶対に読んで欲しい! 生涯のベスト10に入る作品です。
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 | 『中国歴史の旅』 たちばな出版 price : ¥1,680 release : 2005/03

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 | 『道連れ彦輔』 文藝春秋 price : ¥1,700 release : 2006/11

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![だから僕は旅に出る]() | 『だから僕は旅に出る』 海竜社 price : ¥1,020 release : 1992/06

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![驚愕の曠野]() | 『驚愕の曠野』 河出書房新社 price : ¥306 release : 1991/10

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曠野とは
断片的なストーリが継ぎ接ぎされていきその断片の中に登場するエピソード、会話、人物紹介等等 それらが次第に積み重なっていき明らかな異世界である筈の”曠野”が目の前に出現する、、
歴然たるツツイストを自認する僕が「筒井氏の著作群の中で”もっとも読み返した回数が多い作品”は何か?」 と、問われたら並みいる名作を押しのけてこの”驚愕の曠野”を挙げます。
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未完の英雄を描く。
『記紀』の記述に沿いながら、独自の解釈を織り交ぜながらストーリーを進めていくのはさすが。それならば『記紀』とそんなに違いはないのかというと、実はそうではない。むしろかなりイメージと違う…、と言うのが正直な感想。著者の描くヤマトタケルは熱い魂の持ち主なのだ。これには意表をつかれた。悲劇的な最後から、繊細な人間像が先行してしまっていた。この人間像が『古事記』に由来するのか、それとも戦争中、日本の若者たちがヤマトタケルのイメージを持って戦場に赴いたとしばしばいわれるためなのかはよくわかりません。が、もしかしたら、我々の頭にこびりついているヤマトタケル像を、この小説は解体してくれるかも。 今後、熊襲との対決や東征をどうに描いているのか楽しみです。
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堂々たる船出
松本清張短編全集第四巻は氏が本格的に 文筆活動に入った昭和三十一年前後の作品が収められている。 まさに氏の作家としての堂々たる船出をみているといった感がある。平凡なサラリーマンの心に潜む暗闇「殺意」 旅情サスペンスのパイオニア「白い闇」 「♪ずいずいずっころばしごまみそずい♪」お茶壷道中に想を得た「蓆」。 なぜ二人は死にいたったのか「箱根心中」 黒田長政家中における不思議な出来事「疵」 徳川家重側近、大岡忠光の突然の辞任のわけは・・「通訳」 音に聞こえた剣豪一族の苦闘の歴史「柳生一族」 当時の深大寺のさびれた様子は今からは考えられない「笛壷」 1つ選ぶとしたら「疵」。高月藤三郎の数奇な運命を描くとともに 二人の黒田家中の武士が不思議な縁で彼にあうくだりも 実に面白い。いったい松本清張はどこからこのような アイデアを見つけたのであろうか。
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ファースト中上でした
この本で中上健次を初めて読んだのですが、おもしろかった。もともと村上龍に鍛えられて、びっしり埋まった文字には慣れていました(もちろん美点はそれぞれ全く別のものでしたが) 7人(?だったかな)のオバが居たらしいとか昔はトラックでひた走っていたらしいとか話のつながりが意味不明なのがまた「この作家はこういう書き方をするんだな…」と勝手に解釈してずんずん読んでしまった。その後他の作品を読み進むうちに「日輪の翼」の続編であったことを知りました 中上作品で感じたいものは結束であったり焦燥であったり倦怠であったり土着的なしらがみであったり、人が人として卑しく思いはべらすことを、脇役が随時執行して、主人公は正否を断定する。 氏がが年頃で亡くなってしまったのが残念です。 賛歌は日輪の翼の次に読んでください。 他の作品に比べればこの2冊は読みやすいですよ。 「土地」から離れてるんで
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 | 『青の伝説』 講談社 price : ¥540 release : 1988/01

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海を飛び回る愛のロマン
平岩弓枝さんの現代作品の中で一番好きです。人がずいぶん死んでいきますが、フィナーレまで繋いでゆく緊張感は見事。 淡々と描かれながらも、大なり小なりヒロインに関わる人々の意志がそれぞれ読み取れます。 青年学者・和気良太が終盤に言う、この物語の核となる台詞が胸を打ちます。 愛は哀しい。登場人物の愛はストイックで、でも炎のように熱い。 切なくて、爽やかな読後感です。 女性だったら一度は、ヒロイン浩子のように愛されてみたいと感じるのではないでしょうか?
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これは大事な本だと思う。
まず言えることはこの本は今の日本が抱えている問題の核心をついているということです。タイトル「戦争はどのように語られてきたか」これは実は「戦争はどのように語られてこなかったか」の裏返しになっていることが読み始めるとすぐにわかります。つまり、この本は日本にとって、冷戦の枠組みの中でアメリカの「核の傘」に入り、アジアで経済発展を続けて行こうとする時邪魔になる過去を隠すためにどのような方法が(意図的、無意識的に関らず)とられてきたか、の検証にもなっています。例えば火野葦兵についての対談では「兵隊センチメント」への指摘がなされました。それから上野千鶴子さんは70年代に流行した「自分史」の投稿の中に自己正当化的なものが多いと指摘します。他にも様々「過去を語らないため」の「書き換え」に用いられた技術(センチメント、自己正当化、客観性という名の傍観)が次々と洗われます。そして最後には日本人は歴史を十分に語ってこなかったから現在自分たちを捉えている問題の本当の姿がわからず、戸惑っている、ということが見えてきます。それが私がこの本を読んで気がついたことの概要です。しかし、私見ですが、90年代以降、冷戦構造が崩れ、アジア経済も勃興してゆく中で、日本はとうとう「歴史を語ること、あるいは受け入れること」を迫られているように思います。そうした中この本はとても大事な役割を果たしていくのではないでしょうか。中にはかなりきちんと戦争を語ってきた文学作品もあり「黒い雨」と「父と暮らせば」はこの本の中でそうした一例として出てきています。他にもこの本のよさはたくさんありますし、レビューを見ておもしろいと思った方はもちろん、違うんじゃないの? と思った方も是非この本を直接手に取って確かめてみてください。
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![銀杏散りやまず]() | 『銀杏散りやまず』 新潮社 price : ¥1,733 release : 1989/09

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 | 『タナトス』 集英社 price : ¥1,470 release : 2001/03

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トラウマ
『タナトス』というタイトルに惹かれて読んでみたわけですが、 それと関係しながらもところどころに人が存在するための鋭い忠告が埋め込まれている作品だと思います。 他人がトラウマにひきづられて生きていくことの不可解さというか、 他人である私では入り込めない限界のつらさと 心の中に浸透してくる共感を同時に感じたりしました。 村上龍氏の作品を読むのは、3作目ですがクドイくらい 鮮明な表現力に驚くばかりです。
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待つ物語
読んでいて一瞬、セルバンテスの『ドン・キホーテ』ではないかと思いました。確かに娘の出稼ぎによってヤンの気はおかしくなりますが、けれども娘に対する愛情は15年間という別れでもあっても不変という美しいストーリー展開をみせました。別れのお話と言えば『母をたずねて三千里』があり、これは主人公が現地まで行って苦労する話です。一方で『ポルトガリヤの皇帝さん』は待っている側の日常生活を描いた点で面白かったです。最後に皇帝になったヤンが歌を歌う場面がありますが、その歌の中に「ニッポン」が出てきます。なぜラーゲルレーヴは日本を登場させたのでしょうか。非常に興味があります。
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 | 『クラウディ』 集英社 price : ¥1,155 release : 1990/06

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初期の辻作品
可能性を信じて東京に逃げるように出てきた、けれど30歳手前の自分には何があるのだろうか。平凡でかつ、生きる喜びもわからない。焦りや不安から逃げ出したいけれど、どうしたら逃げられるのか。何かが自分を捕らえる。この主題は、サラリーマンなら、何となく共感できて胸にくるものがある。辻仁成にも普段の生活になんらかの苛立ち忸怩たる思いがあったのだろう。展開も、ソ連からの亡命者と自らのエピソードとの絡ませ方等に秀逸な印象を受けた。 しかし如何せん、文章が気取りすぎているように思う。「東京という街は囲いのない動物園」「(動物達は)文明の犠牲者達」等々・・・。共感はできるかもしれないけれど、言い古された気さえする狙いすぎた文章に、饒舌すぎる感は否めない。 少し言いすぎだとは思うが、安っぽささえ感じてしまう。
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辛口なのは私だけ?
ヴィルヘルム・グストロフ号事件の純粋な資料として望んだ私には難解すぎて????? この著者の本は初めてで、凄く癖が強いのには正直な所、閉口します。 翻訳のせいなんでしょうか?
いつか機会があれば別の著書も読んでみようとは思いますが....
ちなみに、ヴィルヘルム・グストロフ号については和書では 「死のバルト海 グストロフ号の撃沈」が一番良いかと。
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 | 『日本人と中国人』 恒文社 price : ¥1,575 release : 2005/08

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![俗物図鑑]() | 『俗物図鑑』 新潮社 price : ¥683 release : 1972/12

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筒井最高傑作のひとつ
30年くらい前の作品ですが、古臭さを感じさせない。 こんなに世の中をチャカしていいのか!こんなことを パロっていいのか!という驚きとカタルシスに満ちています。1980年代に入ると筒井さんは南米文学や実験的手法に エネルギーを割きますが、その前段の大爆発、とでも 言えばいいでしょうか。読むべきです!
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 | 『エーガ界に捧ぐ』 扶桑社 price : ¥1,500 release : 2003/04

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気に入らない映画でも原稿用紙は巧みに埋められる
映画批評コラムの単行本。批評対象は原則的に新作映画だが、関連する旧作が毎回一緒に紹介される。リリーフランキーのイラストも収録。 新作映画対象という限定が本コラムの面白さを倍加。新作ゆえに当然のことながら作者の趣味に合わぬ映画を観ることを強いられることも多いのだが、気に入らない映画についての回が滅法面白いのが本コラムの特徴だと思う。何しろ映画についての記述が大変少なくなるのだ。著者がどのように(無理をして)原稿を埋めていっているのか想像するだけで笑いがこぼれてくる。しかし、さすがプロ、最後まで読ませる技術はさすがといつも感心します。
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青年期、アイデンティティの確立!!
主人公信介が大学に入学するまでの生き様が描かれている。 筑豊で知らない人はいなかった信介の父の重蔵。その父の息子というアイデンティティを持った信介はやくざの事務所に乗り込んだり、どでかいことをしでかしてくれる。青年期に自分のアイデンティティを確立することは、ほんとに大切だと実感です。
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![花終る闇]() | 『花終る闇』 新潮社 price : ¥1,631 release : 1990/03

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チープ・・ミステリー
様々なジャンル要素が持ち込まれていますが、そのどれもが非常に安っぽく帰・破綻している感じ。百貨店というより、街角の雑貨屋みたいな作品ですよ。それっぽい文学談義に、新規さのかけらもない歴史解釈、安っぽいミステリ的なオチ、2つのSF的な多元世界の使用法とそれを繋げるヴェネチアと本の使い方も非常にご都合主義的で新鮮味ないわ。いいかげんにこの時代を舞台にした歴史改変小説・架空戦記で、核兵器を作ろうとする帝国軍プロットは止めて欲しいものですわ。しかしながら、主人公の妹君には多いに萌えましてよ。
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現代日本の代表的作家による小説指南
『挟み撃ち』『人間の病気』『夢かたり』『吉野大夫』などを世に問うた日本を代表する作家であり、評論家の柄谷行人氏とともに長年『群像』新人賞の選考委員を務められ、1999年に惜しくも他界された後藤明生氏による小説指南。「われわれはすべてゴーゴリの『外套』から出てきたのだ」と発言したとされる伝説もある『罪と罰』のドストエフスキーが、『外套』のゴーゴリから「読むこと」によって小説の方法を学び取ったという持論を披露し「読むこととは、すなわち書くこと」「書くこととは、すなわち読むこと」という、読書と創作の不可分な相互関係を明らかにしている。この前提をもとに後半は、田山花袋、志賀直哉、宇野浩二、芥川竜之介、永井荷風、横光利一、太宰治、椎名麟三などの著名な近代日本の作家たちの小説の方法を彼らの作品に具体的に当り、分析がなされている。小説を書くためには「読むこと」が重要であることを再確認させられる一冊。
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秀逸な作品
筒井康隆が、荒削りながらキレのあった時期の作品だと思います。私は一時、筒井康隆にはまってよく彼の作品を読みましたが、最も印象に残っている作品の一つです。人間のあさましさを終始一貫して描いていたと思います。印象に残っているのは、主人公の婚約者の惨状、南極観測船での悲劇、ラストシーンです。世界の終末を描く作品は、色々ありますが、やはりこの作品が今までで一番印象に残っています。(多感な時期に読んだためかもしれませんが。)
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 | 『落雷の旅路』 文藝春秋 price : ¥2,100 release : 2006/10

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