この本は、私が新撰組という存在をしって初めて買った本です。
とても解りやすく、さらに面白い書き方をしているので初めてでも楽しく読めました。新撰組にハマったきっかけです。
三人の気持ちがとてもよくわかり、体温までも感じるようなこの暖かさはとても好感がもてました。さらに、千葉さな子という存在も光っていて、オススメの一冊です。
しかし、近藤と伊東という存在がかなり薄かったです。藤堂平助の最後ももう少し濃く書いてくれたらなーという感じが残りました。
沖田総司、土方歳三、坂本竜馬の体温を感じたい方、むずかしい本は苦手だという方にオススメです。
著者があとがきに「よく歴史上のすぐれた人物に学べ、といわれるが、正直なところ、私は彼らに学ばねばならなくなるのはご免蒙りたい。 私は読者の皆さんに、ここに登場した十六人の傑物がほかの生き方ができなかったのだろうか、と思いながら読んでいただきたい。なぜなら作者はそう思いながら書いたのだから。」だが、私が思うに、著者のこだわりはそうせざるをえなかったヒーローたちを描写しようとしているように思える。しかも少し視点を変えたヒーロー観である。たとえば戦国時代を終わらせた秦の始皇帝、漢を開いた劉邦、モンゴルのチンギスハーンなどは世界史に名を残すヒーローだが、彼らを取り巻くキーパーソンとして16名の傑物を記述している。始皇帝の代わりに呂不韋を、劉邦の代わりに張良をチンギスハーンの代わりに耶律楚材をである。こういった魅力的な人物を描く筆者が好きだし、素材を提供してくれている中国史にも敬意を払いたい。
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