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洋書から日本の書籍、雑誌、写真集、アルバム、文学書、実用書などごゆっくりご覧ください。
 | 『徒然草・方丈記』 学習研究社 price : ¥546 release : 2001/11

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 | 『西遊記解体新書』 光栄 price : ¥1,470 release : 1999/11

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西遊記ファンのためのディクショナリーです。。。。
内容は西遊記をゲーム感覚で攻略する感じで、主要メンバーや、 各ストーリーで登場する人物・武器・国を細かく紹介しています。 西遊記が大好きで、岩波文庫版・岩波少年文庫版も読んだことがあり、 色んな作家や中国文学者が書いた解説本も読みましたが、 これはリファレンスとして使えるほど子細に紹介されています。
まさに西遊記の解体新書です。
西遊記を読み込んだ方、テレビ番組を録画して何回も観た方には、 たまらない本だと思います。まさに辞書形式なので通して読む本では ありませんが、映画やテレビで西遊記を見る際には片手に置いて おきたい本です。
ゲーム攻略家が西遊記を解体するとこうなるんですねぇ。。。
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 | 『西遊記〈5〉』 岩波書店 price : ¥903 release : 2005/04

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息つく暇のない展開
孫悟空と三蔵法師が猪八戒、沙悟浄と出会い、女児国を出るまでがこの中巻。 有名な金角、銀角もこの中巻で登場します。 小学生の長女のために買ったのですが、あまりの面白さに家族全員で 回し読みしました。ルビが振ってあるのと挿絵が要所要所に描かれて いるので、5歳の息子も一人で読んでます。
初めて西遊記をまともに読みましたが、これほど多くの人物が登場する とは意外でした。 物語の息つく暇もない展開は、まったく弛みがなくどんどん引き込まれます。 西遊記を読むなら是非この本をお勧めします。家族で盛り上がれますよ。
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 | 『西遊記〈9〉』 岩波書店 price : ¥903 release : 2005/06

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イラストが素敵で目にも鮮やか
おのでらえいこさんがイラストを描いていて、とても素敵な一冊です。イラストが綺麗なだけでなく、枕草子を原文と現代語訳で分かりやすく書いてあり、章ごとにわかれていて、読みやすく、語訳だけでなく著者の清川妙さんのチャーミングな解説が好印象でこれも素敵です。全体が優しい風合で描かれていて眺めるだけでも楽しいです。 古典に興味があっても難しそうと思い二の足を踏んでいましたが、帯の『大人のための「枕草子」絵本』という言葉がぴったりな本で、大満足です。
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 | 『百人一首』 マール社 price : ¥306 release : 1994/11

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とてもキレイな本です。
値段が安いのに全ページカラーで絶対お買い得です!!1ページに1つの歌が美しい錦絵と共に紹介されています。歌の解釈や作者略歴もそれぞれのページに載っており、巻末には100人の作者のエピソードも載っていて、かなりのお得感があります。特筆すべきは装丁の美しさで表紙は十二単を来た女の人が描かれており、各ページも平安時代を思わせるうつくしい作りになっています。専門的ではないけれど初心者の方や、詩を読む感覚で読む分にはとてもオススメです!
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 | 『新編日本古典文学全集 (4) 日本書紀 (3)』 小学館 price : ¥4,890 release : 1998/05

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 | 『西遊記〈8〉』 岩波書店 price : ¥903 release : 2005/05

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 | 『西遊記〈7〉』 岩波書店 price : ¥903 release : 2005/05

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すらすら読める徒然草
我愛読書、、、清貧の思想の著者である中野孝次氏が、口ずさんだ徒然草の解説本。吉田兼好が言いたかった事を 恐山のいたこのように、中野氏が解説しているのですが、これは中野氏の死生観、無常観そのものです。セネカの言葉の解説もされていますが、やはり東洋の思想がこの本では色濃く出ています。内容は、世俗譚、しばらく遊ぶ、生死、シンプルライフ、よき趣味と悪しき趣味、心の不思議、ありがたい話などです。若い頃は、合理主義に浸り何の矛盾も感じず生活していた現代人が多いと思います。老境にかかり、西洋哲学で解決し得ない種々の問題に対し、東洋の思想に戻り、眼の前の霞が取れたような思いをする人は、多いのではないのでしょうか。良い本です。
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 | 『万葉秀歌〈上巻〉』 岩波書店 price : ¥819 release : 1968/11

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一流詩人による一流の詩の解説
著者の写実重視の文学的な視点から、万葉集中の優れた歌の解説がされていました。
当時のひとたちがもつ自然と純粋に向き合う側面と、現在同様に国際的・政治的・人間的な側面が見えてくる著者の解説にうならされました。
いきなり万葉集を読もうと思った態度が不遜だったのかもしれませんが、本書のあとに万葉集を読むと若干ながらでも理解できるようになりました。万葉集の詩ですから内容も一流なのでしょうし、加えて一流の詩人である著者の解説があるのですから、本書は二重に贅沢でした。
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目からウロコが落ちます
古今和歌集にある平凡にみえる歌や、何が面白いのか良く分からないような歌を、丁寧に解きほぐし、腑に落ちるように理解させてくれます。 一つの歌との忍耐強い、でも魅力的な対話によって、誰にでも分かるように、歌の心、歌の面白さを導き出す技量に感心します。 思い込みに硬くなっていた心も解きほぐされます。 何よりも、古文の時間に悩まされた文法的な話がほとんどでてこないことが嬉しい。 最近、「古今和歌集入門ことばと謎」という本がでましたが、この本を讃美し、小松先生の本がなければ書けなかったとありました。
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 | 『新編日本古典文学全集 (20) 源氏物語 (1)』 小学館 price : ¥4,280 release : 1994/03

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一物語で何度でもおいしい
『源氏物語』は読めば読むほど味のでる作品である。 単に主人公・光源氏と彼を取り巻く多数の女性達との恋愛遍歴の 物語だけでは終わらない。 政治、思想(宗教)、文化、etc...その日の気分でテーマを持って 読めば、違った世界がみえてくる。 一物語で何度でもおいしく味わえる作品だ。 古典と聞けば、なんだかとっつき難いもののように感じる方も いらっしゃるだろうが、一度頁を繰ってしまえば、意外と読みやすく、現代にも通じる話だったりして、親近感をもつことも多い。 例えば、この物語を色恋ものとして読むならば、今も昔も人の心はそう変わるものではない。どうすればモテルのか、登場人物たちに学ぶのも面白いと思う。 「新編日本古典文学全集」シリーズは、一頁を注釈、古文、現代語訳と三段階に分けて載せているので、非常に見やすい構成となっている。 また、挿絵も入っているので、場面をイメージしやすいのも良い。 共に人生を歩むのに良い本だといえる。
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 | 『漢文を学ぶ〈4〉』 童話屋 price : ¥300 release : 2004/09

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三国志シリーズ完結編。
まず、この本で良かったと思えるのは、蜀が滅びてからも、最後まで詳しく書いてあったことです。例えば、吉川英治先生の三国志は、諸葛亮が死んでからは、とてもあいまいになっていましたが、この本では、魏から晋への政権交代、呉の皇帝とその取り巻き、姜維のその後なども詳しくかかれています。 諸葛亮が死んでからの三国志を知りたい方には絶対お勧めの一冊です。
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好適な徒然草入門書
私もかつての著者と同様に「徒然草」を敬遠していたクチですが、この本とたまたま出会って兼好法師の偉大さにあらためて気づかされました。兼好法師はプラグマティストだったのですね。著者は、徒然草に記された様々な智恵について日常のちょっとした体験をうまくからめて書いてあって、非常にわかりやすいものになっています。ひとつひとつの内容はすでに言い古されたものといえばそれまでですが、全体を流れる思想はやはり現代人にとって貴重な教示なのではないでしょうか。 徒然草に感心したのか、本書が面白かったのか判然としませんが、少なくとも読みにくさは毫も感じられませんでした。
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読みやすく面白い内容です。
タイトルは、中学・高校古文教員への皮肉のように思えますが、確かになかなかここまで授業で触れる余裕は一般の学校では無理だと思います。ただ、こういう内容をふまえていて、さりげなく授業で話してくれる教員こそ、本当に力のある教員だと思います。内容は研究書を易しくかみ砕いて紹介しており、教養教育に適しています。近世文学研究者らしく、近世文学における享受に重点が置かれていますが、古典文学会賞受賞者の力量を充分に発揮した好著といえるでしょう。細かい点を指摘すれば、『枕草子』「春はあけぼの」の季節感の部分は、もう少し厳密に考察してほしかったです。都合良く書いている部分があると思いました。
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 | 『万葉秀歌〈下巻〉』 岩波書店 price : ¥735 release : 1968/12

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万葉秀歌
初版が出てからもう半世紀近くなるのに、今でも古典に親しむ最高の手引書。 斎藤茂吉という偉大な歌人に接することも出来る。
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日本の誇り
江戸時代に書かれた日本が誇る長編スーパーファンタジーアドベンチャー。 原文で読むのが心地良い。日本の良さがある。 登場人物一人一人に味がある。
ロードオブザリングのように壮大な映画になってくれたら少しは知名度も上がるかな。
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 | 『源氏物語〈1〉』 岩波書店 price : ¥840 release : 1965/10

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うーん
注釈が一番後ろに集まっていてよくない。さらに印刷も悪い。これで読破できる人を尊敬します。やや高いですが、小学館から出ている「日本古典文学全集」という、上段に注釈、真ん中に本文、下段に現代語訳がついているものがお勧めです。
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個人の時代
中学生の頃初めて読んだ源氏物語(と言っても漫画)は、光源氏の節操のなさや不誠実さばかりに腹が立ち、途中で挫折してしまいました。大人になった今、源氏物語は光源氏を主人公とした物語ではなく、それを取り巻く女性たちの生き方についての物語だったのだなあと思えるようになり、面白く読めるようになりました。 女性(だけに関わらず男性も)の生き方が多様化し、どう生きるかへの答えをそれぞれ個人で見つけ出さなくてはならない現代において、異性との関係や一般的な価値観だけによって、自分の幸せや生き方を定めていってもよいのか、それとも自分だけの生き方(物語)を模索し続けるのか・・・重い課題です。 河合隼雄氏ならではの、心理学的見地からの源氏物語論です。著者の昔話論やおとぎ話論などの中でも、これほど深く人(特に女性)の生き方に迫るものはないと思います。それは源氏物語自体の深さによるものかもしれませんが。。。
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 | 『新編日本古典文学全集 (6) 萬葉集 (1)』 小学館 price : ¥4,480 release : 1994/04

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基本的な理解に最適と思います
万葉集に関連するものは数多く出版されていますが、いわゆる原文からきちんと理解したい方には、本書か岩波の大系かと思います。文庫本でも注釈付きのものがありますが、スペ−スが少ないため、情報量が少なくなっています。岩波はどちらかというと、専門家向きで、一通りの知識がないと、挫折する虞があります。これに対し、本書はあまり予備知識を必要とせず、説明もはっきりしています。また所々理解を助ける図も配置してあり、視覚的にも読み易くなっています。高校古文の知識があれば、読み通すことができる思います。
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品のある一冊
源氏物語にまつわる、様々な作品の解説付き写真集です。一帖ごとに、源氏物語のあらすじに添えて、3点ほどの関連作品が紹介されます。源氏絵はもちろん、陶器や建築まで収まっており、原作を知らない人には、ちょっとした入門書、知ってる人にはお気に入りの関連書としていつまでも手元においておきたくなる一冊です。 日本を代表する文学を、ゆかりの品々とともに、品のある語り口で解説した一冊。買いです。
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 | 『韓非子』 明治書院 price : ¥1,050 release : 2002/07

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韓非子。
わかりやすく、細かく書いてくれているので、
まったく韓非子の予備知識がなくても、楽しめると思います。
私自身、この本を読ませていただいて、 韓非子の魅力にとりつかれてしまいました。 これからも、韓非子の研究をしていこうと思っています。
ただ、この本に1つ欠点があるとするならば、 字が小さくて読みにくく、目が少し疲れるといったことでしょうか。
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かるたに魅了される。
「学校で百人一首のテストがある。でも全く覚えられない」 そんな方に最適な一冊です。 漫画で百首全てを表すことで、字面だけでは分からない歌の場面や心情も楽に理解できます。 そのうえ歌にひそむ裏事情(笑)なども、細かく記述されているため、常人の知らないトリビア的な事実も吸収できます。 そして「理解できても記憶ができない」という人のために、百人一首の暗記法も載せられています。
しかし、なによりも魅力的なのは巻末にある漫画、「KARUTA」でしょう。 落ちこぼれの高校生が、競技かるたに目覚め、変わっていく姿がとても印象的です。 絵もなかなか上手いように感じました。
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もはや石川淳の作品。
名訳である。本書が凡百の現代語訳と一線を画するのは、その訳文にちりばめられた夷斎石川淳先生のエッセンスに由来する。先生一流の名文は物語を飲み込み、「現代語訳」であるといった違和を感じさせず、あたかも雨月物語を己の作品としたかのような風情である。しかし、そうは言っても、かなりアクの強い訳であることは事実であり、先生が不要と感じた表現は一切これを切り捨てて惜しまない。よって、原典の細部まで忠実に訳したものを所望する読者には、本書をお薦めすることは出来ない。
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 | 『源氏物語図典』 小学館 price : ¥3,570 release : 1997/06

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どっぷりと!!
とにかく、この本は平安時代や源氏物語の世界が、詳しくわかっちゃう本です。例えば、源氏の紅葉賀の巻で光源氏と頭中将が青海波を舞う場面がありますが、「そもそも、青海波って、どんな舞?」と思った方必見ですよ。事細かに説明されています。他にも信仰や宗教のこと・調度のひとつひとつに対する解説・物語にゆかりのある、植物や動物・あとは貴族の生活の様子なども書かれています。(ここで全ての項目は書けませんが、知りたいと思うことは大抵載っています)絵や写真も多いので、わかりやすいです。これを片手に源氏物語を読めば、ますます奥が深まると思いますよ。もちろん他の作品(枕草子や土佐日記など)でも十分役にたつと思います。平安時代・源氏物語が好きな人や興味がある方に、ぜひ、おススメです。
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 | 『新編日本古典文学全集 (8) 萬葉集 (3)』 小学館 price : ¥4,680 release : 1995/11

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 | 『新編日本古典文学全集 (9) 萬葉集 (4)』 小学館 price : ¥4,680 release : 1996/07

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 | 『完本 八犬伝の世界』 筑摩書房 price : ¥1,575 release : 2005/11

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八犬伝の新たなる発見
本書は、1980年中公新書から出た「八犬伝の世界」を増補したものである。 原著は、八犬伝の口絵を手がかりに、南総里見八犬伝の壮大な仕掛けを大胆に絵解きして、話題を呼んだ名著であるが、何故か近年絶版になっていた(なお、本書のあとがきによれば、中公新書版の絶版は作者の意向だったとのこと)。 さて、今回の「完本」だが、増補とはいったが、新たに加筆、書き改められた分量の方が原著そのままの部分よりもはるかに多いし、章立てまでも変わっているので、別の本といってもいいくらい、印象が違う。 殊に、原著のハイライトともいうべき「八犬士の原基イメージは文殊八大童子」という驚くべき新説が、本書では既定の事実のように補強する新たな事実を紹介しながら、本書の前半三分の一ほどでさらりと明かされているのは、原著のその部分に興奮した読者としては、感慨深いものがあった。 本書では、さらに原著にはなかった犬江親兵衛の原イメージ巡る論考など、新たに掘り下げられた部分も多く、読み応えは十分である。 原著、中公新書版を読んだ方も買って損はないだろう。いや、むしろ、中公新書版を愛読した人こそ、まず買うべきといってもいいかもしれない。 もちろん、八犬伝という名前は知っていて、興味はあるるのだけれど、どういう話かよく知らないという人にもぜひ読んでいただきたいと思う。読後きっと、馬琴の「南総里見八犬伝」を実際に読んでみたくなるだろう。私事だが、自分が「南総里見八犬伝」をなんとか読み通すことが出来たのは、中公新書版を読んだからである。 内容的には、文句なく星五つなのだが、あえて四つにしたのは、原著への愛着が深いゆえ。今回の増補では、焦点がぼやけたというか複数になったため、原著のシャープさが失われた点を惜しんでのことである。
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 | 『游仙枕―中国昔話大集』 アルファポリス price : ¥1,680 release : 2003/08

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面白かったです
中国昔話短編集、「魂」「情」「怪」「異」「奇」「幻」の6のテーマから幾つもの短編がそれぞれ始まり、とても面白かったです。短編なので、一日一話にしようと枕元に置いて楽しみにしてあったのですが、ついつい「もう一話・・」とページを捲ってしまうが最後、あっという間に読み終えてしまいました。個人的には「杜十娘」「花魁と油売り」の二話に特に強い印象を抱いている。又、「蟻」「蜜柑」も面白く何度も繰り返し読んでしまい、知人の方にもこの話をしてみた所かなりの好評でした。眠れない夜や、暇な時間にうってつけの本。中国の永い歴史が築き上げたであろう珍話や切ないお話を是非、貴方のお手元で。
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続刊希望
「源氏物語?六条院の生活?」も持ってますが、こちらも購入して良かったです!
重複感も気になりません。貴族の食事も違うお料理だし、楽器の紹介も こちらでは装束を纏った人が演奏しているシーンを再現していたりと。
人形や調度品も増えてるので六条院全体を俯瞰した写真では多数の 唐衣裳の女房人形がはべっている様は豪華絢爛でした。
第一部は六条院行幸(藤裏葉)の再現展示(童舞のお人形が愛らしい) 第二部は六条院四季の移ろい 京都の年中行事 ということで睦月から1師走まで ひと月ごとに写真や人形で平安時代の宮中などの行事を紹介しています。 第三部は平安京歩く 第四部は平成十年秋から平成十七年初夏までの展示記録 個人的には、第四部は、もーーーっとページを増やしてもらって、 写真も、もーーっと大きく載せて欲しかったです。 せっかくの細部まで行き届いて展示作品なのにもったいないです!!
源氏物語でけでなく枕の草子や紫式部日記、更級日記、堤中納言物語 (虫めずる姫君)などの1シーンが再現されてるのも嬉しいです。
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 | 『新編日本古典文学全集 (56) 太平記 (3)』 小学館 price : ¥4,890 release : 1997/03

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 | 『新編日本古典文学全集 (55) 太平記 (2)』 小学館 price : ¥4,890 release : 1996/02

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 | 『十八史略』 明治書院 price : ¥1,050 release : 2002/07

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ダイジェストを更にダイジェスト
本書は中国正史をダイジェストにした【十八史略】という史書を、更に ダイジェスト版にしたものです。新書漢文体系シリーズは原書の有名な 部分を抜き出したものなので物足りないと感じるかも知れません。 【十八史略】の完全版(全訳)は、本書と同じ明治書院から同じ著者(訳者) により、新釈漢文体系の20巻及び21巻の上下2冊で出版されています。 『新書』と『新釈』の一字違いのシリーズですが方針が全く異なります。
同じく、明治書院から【新十八史略詳解】上下2冊があります。これも ダイジェスト版ですが、本書よりは読み応えがあると思います。
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 | 『水滸伝と日本人』 筑摩書房 price : ¥924 release : 2006/11

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失望させられた作品
『源氏物語絵巻』の図版が掲載されているという以外に何の取り柄もない本です。 解釈も昔からの秋山光和氏の説を踏襲していて、まったく新味に欠けているし、かといって初心者向けに分かりやすく説明しようという努力も親切心も認められない。 たいへんに残念な作品でしかありません。
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 | 『風土記』 平凡社 price : ¥1,575 release : 2000/02

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 | 『平家物語〈1〉』 岩波書店 price : ¥903 release : 1999/07

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私たちの原風景として
通しで読みたいと思いつつずっと適書が得られなかったが、本書が発刊された時は本当に嬉しかった。まず第一に読み易さの工夫が素晴しい。見開き右頁に本文、左頁に校注のスタイルで、目や手を煩わせることなく読み進めることができる。校注それ自体も親切で、誰でもスムーズに本文を味わえる。繰り返し登場する用語にも、その都度注が付けられているので、本書を読むに当たり記憶力は不要。原文それ自体も平安文学とは異なり現代の私達にも馴染み易いもので、美しい用語とリズムには、きっと誰しも胸躍る思いがすると思う。内容の味わいについては言わでもがな、私達の生活・心象・行動の基本が源平争乱の時代には既に形作られ、連綿と現代にまで継承されていることを思うと、神韻縹渺たる思いに駆られる?!??また、誰しも本書の様々なエピソードの幾つかに、きっと我が事として心を添わせることが出来ると思う。
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 | 『荀子』 明治書院 price : ¥1,050 release : 2004/06

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 | 『西遊記〈4〉』 岩波書店 price : ¥903 release : 2005/03

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やっぱ面白い
三貴子誕生後からスサノオのヤマタノオロチ退治までを扱った第二巻。相変わらず面白い。コトバに隠されている由来・意味を知るにつれて、古代人の世界観が次第に感じられてくる。やっぱり聖書や古事記など民族の精神・歴史そのものに深く関わりのある古典は、註解を読むと面白さが倍増する。
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 | 『土左日記』 岩波書店 price : ¥525 release : 1979/01

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 | 『雀の手帖』 新潮社 price : ¥420 release : 1997/10

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ひとつひとつのエッセイ、もう少し膨らみが欲しい
連載された季節感溢れるエッセイを集めたものなので、 味わい深く楽しむには、1週間にひとつふたつ読むくらいでもよさそうだ。
個人的に特に印象深いのは、花の くび への視点。 また「?のような」という表現について考えさせられた。 言葉のもつ色も、大事にしたいと思いました。
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 | 『水滸伝 (2)』 筑摩書房 price : ¥1,050 release : 2005/08/10

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 | 『平家物語図典』 小学館 price : ¥3,990 release : 2005/03

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浮舟とは・・?
この宇治十帖を代表する女性浮舟。匂宮、薫君どちらにも愛された女。それだけに悩みも人一倍深く、死んだり生き返ったり忙しい。しかし、女は何れにしろ、男に愛されて初めて女である。ただニンゲンは女としてだけ存在している訳ではない。そういう真実がこの浮舟という平安末期の女性を通して十二分に描かれている。
紫式部かその末裔かは定かではありませんが、そのどちらかの渾身の力作であるところのこの浮舟という性格は単なる女ではない。浮いた女の浮いた恋愛ではない。あの世とこの世を旅して悟った女。ギリシア神話のオルフェウスの妻エウリュデイケのように地獄に堕ちつつも夫の情熱で生き返る女。単純で心配性の夫があと少しというところで振り返ったばっかりに、地獄に堕ちてしまった女。ああ、浮舟。彼女こそ永遠の日本の理想の女です。
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さすが近松!
「曽根崎心中」は実際の事件と内容を変えて、九平次という悪者を設定して徳兵衛を抜き差しならない状況に追い込みます。 天満屋でお初が徳兵衛の死の決意を確認し、徳兵衛がお初の足首を持ってのどを切る仕草をする場面は圧巻です。
そして何よりすばらしいのは曽根崎道行の文。 「この世のなごり、夜もなごり、死にに行く身をたとふれば、あだしが原の道の霜、一足ごとに消えてゆく、夢の夢こそあわれなり。あれ数ふれば暁の、七つのときが六つ鳴りて、残る一つが今生の、鐘の響きの聞き納め・・」と続く七五調の道行き文は読者を主人公と一緒に曽根崎の森へと誘います。 元は普通の心中事件ですが、この事件を聞いた近松門左衛門は、観客が喜ぶような心中物語に仕立てます。涙を流しながら人形浄瑠璃を町人達は見たことでしょう。 浄瑠璃作家近松門左衛門の腕が冴え渡っています。
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本を「ありのまま」に読むこと
日本の古代史は門外漢なので、詳しいところはよく分 からなかったが、著者は古事記と日本書紀は本来二つの 異なる日本の創世神話の体系を作り上げようとしていた、 と主張する。前者は「ムスヒ」という物を生み出すエネ ルギーによって世界が形成された、と語るのに対し、後者 は中国の『淮南子』という本にもとづき、混沌世界から陰 陽が分かれて世界が形成された、と語る。しかし、時代が 降ると、二つの創世神話は同じ「一つの神話」をもとにし て発展したと解釈され、その「一つの神話」をさぐる試み がなされていく。 本を「ありのまま」に読むのはなかなかむずかしいこと なのだということがよくわかり、なかなか面白かった。
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柏木という性格。
女三の宮に魅入られた男。そしてそのオブセッションによって挙句の果てに病死してしまう男。彼は本当に宮様が好きだったのか?非常に疑問です。源氏の妻となった少女というだけで、柏木の興味をそそった。つまり、当代一の色男の妻となった皇室の娘に興味をもった貴族の男。この平安時代の恋愛は正にストーリーが女をつくりあげる時代です。つまり噂や伝説によって美女がつくりあげられる。そして柏木は夏の嵐で捲くれ上がった御簾の内の皇女に魅せられた。
単純な男というには余りにも高貴な男。それが、不義の子と呼ばれる源氏のひとり息子、薫の父親です。
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買いです。
説話的要素の強い下巻です。上巻に収められている章段に比べ、幾分長めのものが多いので、本文を読み通すのにはすこし根気を要するかもしれません。しかし、その分物語としての読みごたえはずっと増します。ただ、惜しむらくは上巻より多少ページ数が少ないせいでそう思うのかもしれませんが、もうすこしページ数を増やしてでも解説等を充実させてもよかったのではないかという気がしました。まぁそれは文庫に過剰な期待というものかもしれません。それでは、次は本書もその説をたびたび引用している今井源衛の「大和物語評釈」(笠間書院)などを紐解きながらその世界の深みに分け入っていきましょう。本書の著者である雨海博洋氏の「大和物語の人々」もとても興味深い本です。
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 | 『大和物語〈上〉』 講談社 price : ¥1,523 release : 2006/01

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知ってたら買い。
「伊勢物語」と並び、歌物語の代表作とされる「大和物語」の文庫版です。どういう根拠なのか「伊勢物語」より一段低く目されることも多いですが、本文、現代語訳、語釈(簡単な校異あり)、補説からなる本書を熟読すれば、雅な世界に誘われること請け合いです。僕はこの正月、同じ講談社学術文庫の「官職要解」や、岩波の「古今集」「後撰集」を片手(には実際には持てませんが)にのんびり楽しみました。皇室関係図や収録和歌総覧の付いている下巻と併せて購入することをお勧めします。
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 | 『水滸伝 (1)』 筑摩書房 price : ¥998 release : 2005/07/07

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 | 『古今和歌集』 角川書店 price : ¥735 release : 1973/01

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私にはこれが一番分かりやすかった。
解説が詳しく、読みやすかったです。 万葉集の土臭さにも、新古今集の緻密さにも馴染めない私にとっては、一番好きな和歌集です。
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 | 『源氏物語〈9〉』 講談社 price : ¥1,365 release : 2002/05

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 | 『英語でよむ万葉集』 岩波書店 price : ¥777 release : 2004/11

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日本文化の最古層を世界の人々が読める言葉に結実させた偉業
アメリカで日本文学の研究をしていた著者は、万葉集にたどりついたとき、「古い日本語」というよりも「とても新しい文学」に出会った気がしたと回想している。万葉集は、昨日書かれたかのように、「新しい」ことばの表現として、最高の感動を与えてくれたという。約50首の対訳から有名な歌一首を挙げて寸評したい。
あをによし 奈良の京は 咲く花の にほふがごとく 今盛りなり
The capital at Nara、(奈良の都は) beautiful in green earth,(緑地に美しく) flourishes now(今栄えている) like the luster(艶のように) of the flowers in bloom.(咲く花の)
「あをによし」は奈良にかかる枕詞として、普通は訳さないが、こでは有意の英訳をしている。古代の「にほふ」は視覚的な艶(光沢)を指していたことを心得ている。「盛り」は経済的繁盛というよりは、文化の花咲くというニュアンスの訳語を使っていて、適切である。 実際に現在まで残されてきた、日本人の誰もが読める、翻訳をすれば世界の誰にも伝わることばの中でね奈良の住人が「見て。私たちの京は今栄えている、今盛りに達しているのである」と自然界の比喩をもって訴えている。明るい、おおらかな自文化の誇示である(雅)
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 | 『孟子』 明治書院 price : ¥1,050 release : 2002/07

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抜粋ですので…
孟子全体を読了したいという方には不向きです。解釈の部分もありますが、現代に照らしてという部分が、かえって煩わしい部分もあります。省略されている部分に何が書いてあるのか気になってしまうため、全体を理解できないという不安にかられてしまいました。 要約を欲しい方には向いているかもしれません。
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橋本治の文体
私はこの人の書く文章を、特に優れた日本語だとは思わない。一行の中に幾重にも言葉を重ねる。それがあたかも平安時代の貴族の衣装と重ね合わせられ、『源氏物語』の装飾としては成功しているかなと思う(しかしクドいですよ。飽きずについて来られるなら、全巻読み通せるはず)。 光源氏の一人称という新しい切り込み方はなるほど新鮮であるが、文庫のカバーに作者近影があるのがどうにも余計である。どうしても作家橋本治が言ったり思ったりしているように感じられて、それで「美とは力である!!」なんて豪語されると、気分がぶち壊される。作家は姿を隠すべきだ。特にこの手の一人称物の場合は。 描写力に長けている人なので、見取り図くらいにしか思えなかった後宮の殿舎を、あたかも実際源氏の君といっしょに歩いているような気にさせてくれる。
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 | 『世説新語』 明治書院 price : ¥1,050 release : 2003/07

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研究書であるが、先を惜しんで読んだ。
たまたま手にした「有明の別れ」を読んで、中世王朝物語に興味が湧き、その研究入門書である本書を読んでみた。これまで平安朝の物語の模倣作品として低く評価されてきた中世王朝物語について、その内容や受容、文学史上に占める位置についてわかりやすく説明している。もう少し個々の作品について詳細な説明(特に写本の形態や伝来など)があると、さらによかったと思う。
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 | 『孫子・呉子』 明治書院 price : ¥1,050 release : 2002/07

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教養としての中国兵法
「新釈漢文大系」として既刊のものをコンパクトにわかりやすく編集したもので、 『本文(書き下し文)』、『解釈(現代語訳)』、『背景』から構成されている。 『背景』では当時の戦争形態、社会情勢、思想(五行思想)等を簡単に解説している。 また、孫子が古今の日本において及ぼした影響等についても事例をあげつつ述べられている。 「史記」や「戦国策」等からの引用が多いのも特徴である。
個人的には、本書は浅野氏や金谷氏による類書のような詳細な解説や注釈はなされておらず、少し物足りなさを感じた。 また基本的に竹簡孫子の発見による成果も盛りこまれておらず、新発見の内容について簡単に触れられている程度であるのも残念だ。
また、孫子呉子を新書一冊に収録する以上致し方ないと思われるが、原文が収録されていないという問題がある。 よって原文から自分なりの解釈をし、理解を深めたいと考える人には不向きである。 ただ、簡単な概略を知りたいのだ、という人には本書のように原文を省いた構成のほうがすっきりして読みやすいのかも知れない。
上述のような幾つかの点が気になったものの、全体としてみた時、 孫子呉子の概略と、関連する一般的な知識を、手軽に得ることができるという点で優れていると言える。 この本は孫子呉子を軍事理論として読むのには向かないが、 古くから日本で読まれた漢籍の一つとして、教養の書として読むのには向いていると言える。
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 | 『史記“列伝”』 明治書院 price : ¥1,050 release : 2002/07

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東洋の古典を読みましょう。
史記を読み通すのは大変ですが, 私はこの注釈書で読み通そうとしました。十年程たちますが, まだ終わっていません。死ぬまでには読了したいと思っています。価値のある事業です。
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 | 『水滸伝 (3)』 筑摩書房 price : ¥1,155 release : 2005/09/07

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 | 『古文真宝 前集』 明治書院 price : ¥1,050 release : 2003/05

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定家をとおして見た鎌倉初期の時代と宮廷
同じ題名の続編であるが、定家は後鳥羽院の怒りをかってしまう。なぜ? 息子の出世に努力する定家は和歌を家の芸としてゆくためにその方法論を書物にまとめる。後鳥羽院の恨みがすごい。著者は明月記の書く定家の生活を通して見た中級貴族たちの生活、鎌倉幕府との争い、京都の街の飢饉などについて詳しく解説し面白い。昨夜の賊は誰か? 家の表に累々と死体がころがる。そんな夜も月は美しい。80歳になっても毎日当時の書物を筆記する定家。紫式部の源氏物語が今日まで残ったのも、この定家の努力によったのだった。和歌の聖人定家とは果たしてどんな人なのだろうか。
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 | 『古本説話集〈上〉』 講談社 price : ¥1,260 release : 2001/06

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 | 『荘子』 明治書院 price : ¥1,050 release : 2002/07

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 | 『古文表現法講義』 岩波書店 price : ¥2,625 release : 2003/09/12

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古文オタク養成のために
読むだけでなく創作するという、外国語学習では当たり前の方法を古文にも適用した画期的な本。
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 | 『三国志演義〈1〉』 筑摩書房 price : ¥945 release : 2002/10

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毛宗崗本三国演義
本書は中国本土、香港、台湾などでもっとも一般的に流布している毛宗崗によって改訂されたテクストを定本とした翻訳書である。従って小説である吉川英治の「三国志」や北方謙三の「三国志」とは異なり、原著(定本)に忠実である。ただし、羅貫中による三国志演義も史実に虚構を織り込んだ物語であり、毛宗崗が史書に基づいて改訂整理した版本が現在我々が手にできる三国志演義である。正史の「三国志」は非常に簡潔な記述なので、小説家に与えられた自由度はかなり大きいと言えよう。そういった訳で吉川や北方の「三国志」もひとつの三国志演義であると言える。 今までにも伝統的な「三国志演義」の翻訳はいくつかあったが、井波による本書の意義は従来の訳書に比べて文体が現代的で非常に読みやすい点?!?あると思う。 本書のほかに渡辺精一による「【新訳】三国志」も現代的な訳で読みやすい。また、渡辺の訳書は、従来注釈として本文の外に記載されていた説明も本文の中に織り込まれた形の訳文となっているせいか類書に比べてかなり大部に感じる。
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 | 『誤読された万葉集』 新潮社 price : ¥714 release : 2004/06

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万葉集は創作・虚構の小説も混じる
著者はこの書名をあまり好きではなかったが、編集者の提案に応じて書き進めていくうちにおもしろくなった、と「あとがき」に書かれている。 誰でも(とは言わない、自分に)このようなタイトルを与えてくれたら、このように書くことになったであろうと、興味深く読み進められる論調である。 歌・題詞内容に前後矛盾があると、作者が虚構・創作したのであるとみなすのであるから、事は簡単である。 人麻呂の「泣血哀慟歌」に二組(妻の死・恋人の死)あるのは、いずれも創作だとして、人麻呂を「日本最初の文学者」だと明言している。 旅人の「松浦河に遊ぶの序」は、中国の神仙談に基づき、この世の男が仙女に会う虚構になっている。万葉中期に「日本に初めて虚構の小説」が生まれたと断言する。 憶良の「貧窮問答歌」と「子等を思へる歌」とは、理想家タイプの政治家とマイホーム・パパとの矛盾が感じられる。後者は個人的感慨をこめた歌とみるよりは、家族崩壊の社会苦をあくまでも前者の憶良が救わんとしたもので、矛盾しないとみなしている。 帯の「古典一新」のキャッチ・フレーズが15章すべてには当てはまらないだろう。特に「誤読」は過激に過ぎるので、在来の説にはこだわらないで自分なりの読みをすればいいのではないか。 第9章は「挽歌は異常死の死者を悼む歌である」のタイトルではあるが、「磐代の岸の松が枝結びけむ人は帰りてまた見けむかも」(143)初め全挽歌163首のうち異常死は112首(68%)で、それが多いとは言えるが、すべてそうであるかのような言い方はできない。 「従来の解釈が劇的にくつがえる衝撃の試み」と帯の裏にあるが、部分的には言えても、大方は誰かが言っていることで、すべてが事新しいと言えない(雅)
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 | 『源氏物語の女性たち』 日本放送出版協会 price : ¥1,470 release : 2002/05

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十人十色の魅力
寂聴さんと言えば、源氏物語という感のある私ですが、本書の中では 特にヒロインにスポットを当てて、一人一人の魅力について書いています。 源氏物語では実は光源氏は語り部に過ぎず、紫式部が描きたかったのは 女性の生き方、恋の有様だったのではないか。 そういう視点に立つと、源氏物語また違った魅力を放っていく気がします。個人的には、夕顔の章が一番好きで、深い洞察力を感じます。
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対象はどんな読者?
「あさきゆめみし」(源氏物語を漫画で描いたもの)を読んで源氏物語に興味を持ち、 知識を補完するするためにこの本を買ってみたが、物足りない内容だった。
渡辺氏の視点で登場人物を論じているが、 そのどれも「あさき?」から読み取れるものばかりで、目新しさは感じなかった。
では初心者向けかと言うと、そうでもなく、 読者が源氏物語を読破済みであることを前提に書かれているようで、断片的な説明のみで、この本で源氏物語のストーリーを知りたいと思ってもできないだろう。
つまり、知ってる人には物足りなく、知らない人には説明不足な、中途半端な解説本である。
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 | 『わたしの源氏物語』 集英社 price : ¥700 release : 1993/06

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源氏物語のエッセンス凝縮文庫本
もしも「源氏物語」に興味を持ちながらも膨大な長さに恐れをなしているのなら、この本は是非とも読むべきでしょう。 かなり丹念に「源氏物語」の斜め読みができます。 あらすじは押さえられますし時代を超越したこの物語の魅力、平安時代の恋愛価値観、女性観人生観がよーくわかります。 紫式部の素顔を想像する部分や外国の女流作家のサイドストーリー「ユルスナールの花散里」に関する章も興味深いです。 これ読み終える頃には斜め読みでは足りず、ちょっと本腰入れて本編を、せめて現代語訳でもいってみようかという勇気が湧きます。 あるときは源氏を突き放して分析しあるときは面白がったり同情したりと、作者が付かず離れずなのがかえって読者が感情移入ができるような気がします。 寂聴版完訳にも興味は移ります。 この本を読んでから挑戦すればかなり味わい深いでしょうね。
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 | 『新編日本古典文学全集 (2) 日本書紀 (1)』 小学館 price : ¥4,680 release : 1994/03

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天ざかる鄙の万葉故地を行く
犬養孝先生…忘れもしない…平成10年10月3日亡くなられた。その日はちょうど富山県高岡市で「万葉集全巻朗唱」の始まった日であった。元来、巻頭の歌は先生の朗唱から始まるのを常としていたのに、これも因縁かもしれない。中西進先生によって訃報が紹介され、黙祷捧げる夕べの会に参加した私たちだった。 さて、本書は「万葉の旅」下巻で、中四国北陸という、都を遠く離れた「天ざかる鄙」の故地である。筑紫のかたまりの歌群は九州全土にわたり、地名数延べ約260ほど、そこに行き来する瀬戸内海、山陽・四国合わせて延べ約150を数える。山陰のかたまりは、大和からの途中からのつながりがなく、地名数延べ約40と少ない。人麻呂の石見関係が注目される。そして、家持の因幡国庁時代の巻末歌「新しき年の始の…」更には、家持越中時代の歌を中心とする地名数延べ25。 数の多寡はあるにしても、それぞれの土地の風土・時代の歌を愛着深く解説してくれている。万葉の旅もここに至って、極まったという思いがする。 初版は昭和39年発行、本書改定新版は平成16年のもので、読みやすくなっている。
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