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エッセー・随筆
すべてを食べつくした男
すべてを食べつくした男
文藝春秋
price : ¥820
release : 2005/02

尽きせぬ食への情熱!圧巻です

絶妙な語り口に振り回されて、こちらのお腹の皮もはちきれそうになります。著者と同じくらい「食」に愛着、狂信、妄執がなければ飽きちゃうかもしれません。かなり、マニアック。

しかし、著者がその食の探求のために訪れた土地を知っている方々や、その「味」を記憶している方々には、著者の狂騒ぶりに納得されるのではないでしょうか。
どれほど、有名で格式高く、または現地の味そっくりと評判のお店でも、日本の味には限界があるからです。そりゃ、空気も水も違うのですから。
まだその「味」に出会ったことがない場合でも、十分に想像力を刺激してくれます。冒険心をあおるという感じでしょうか。

著者がその「味」を再現、研究するために、NYの自宅で繰り広げる饗宴も言っては悪いけど、「狂人沙汰」です。
あちこちの専門家を質問攻めにすることから始まって、類似品を十数種類購入して試食したり、調理器具を数種類取り寄せて実際に味に変化があるか比べてみたり、読んでいて、この人の財布はどうなっているのか不思議になります。実際にその手で実行した結果だからこそ、説得力があるのでしょうが。

そんなジェフリーさんも、日本料理にけだし惹かれている件を読むと、日本人で良かったなあとしみじみ。日本料理の繊細な味がわかる舌を持つ民族の一員であることを誇りに思ったりします。

エーゲ―永遠回帰の海
エーゲ―永遠回帰の海
書籍情報社
price : ¥1,575
release : 2005/10

ギリシャ・トルコの遺跡など カラー写真が100枚以上の豪華な立花さんの旅行記

 20年以上前にプレイボーイの立花隆さんの連載記事をまとめたものです。取材のためギリシャ・トルコを訪れた際の旅行記。カラー写真が100枚以上も盛り込まれており、これで1500円はたいへん安いと思いました。

 地中海旅行を考えている人だけでなく、この本はかつて哲学が生まれたギリシャで各遺跡をまわり立花氏が考察をするという仕立てになっておりますので、哲学史を学んだことのある方も楽しく読めると思います。
マダム小林の優雅な生活
マダム小林の優雅な生活
幻冬舎
price : ¥480
release : 2001/06

笑いのつぼにはまりました。

誰もいないところで、一人で読みましょう。そして、大きな声で笑いましょう。そして、すっきりしましょう。これが、一番、この本を楽しめる方法です。人前で読むと、笑いをこらえるのに大変です。それで、読むのをやめても、思い出して、ぷっと吹き出してしまうので、もっと変です。だから、我慢しなくてもいいところで、笑いながら読みましょう。
マダムだもの
マダムだもの
幻冬舎
price : ¥480
release : 2005/06

小林聡美が好きなんですよ?

小林聡美っていう女優、なんかどうしても気になってしまうんですよね、私・・・。
ドラマにでてるとつい見てしまうし、本当にはずせない脇役というか、演技派っていうか・・・。
だからエッセイも読んでしまうんですよね。
どんな生活してるのかなって・・・。
三谷幸喜と結婚してからの方がよりいい味出してきてるという気がします。
マダムになった小林聡美はいい文章書いてると思います。
幸せなんだなぁと感じさせてくれる一冊です。
気軽に読めてクスッと笑ってしまうのです。
しかし・・三谷幸喜って泣き虫なんですなぁ?。
お似合いの夫婦といえるでしょう。
ノーザンライツ
ノーザンライツ
新潮社
price : ¥700
release : 2000/02

何度読んでも新鮮

昨夜暫らくぶりに“星野道夫”さんの本が読みたいと思い、久方ぶりに帰ってきた。
なんなんだろう。彼の本を読み返すのは1度や2度ではない。
ただその度ごとに新鮮な衝撃を与えてくれ、必ず泣かされる。
内容も知ってるはずなのに、である。
彼の本に共通する一貫した根底にある流れは、圧倒的な“やさしさ”であることは、周知のとおり。
それは、北風の寒い日に家の扉を開けた途端「お帰り」と言ってくれる母の声であり、
肌寒さをかき消してくれる、フワッとした毛布であり、
汗ばんだ体を冷ます一陣のそよ風のようなもの。誰もが知っている、懐かしい記憶。
察するに、自然と人、アメリカ、アラスカと日本人である自分という明確な立場を、
彼は意識してか無意識なのか常に精緻に嗅ぎ分けていて、そして誤りが無い。
ぶれがない。
的確に自分のいる場所であり、やっている事であり、おかれている立場をピンポイントで“わかっていた”。
それに、(一般的な)入植者と違い、神道の流れをくむ、日本人である彼は自然を征服する相手と捉えず、
自然の中で生かされている人間という立場をもきちんと“わかっていた”。

だからこそ彼の、大自然の営みに対する畏怖の念や、家族、隣人に対する温かい心遣いや、
アラスカの歴史や未来、自然と人を考える姿を前にして、私たちは圧倒的な憧れと共感を嵐のように受けまくる。
細胞が理性よりうんと先に反応してしまうのだろう、きっと。

私は、良本に出会うと読む前も、読んだ後も“ありがたい”という、思いで一杯になるが、
星野さんの本も完全に出会えてよかった、“ありがとう”と感謝で一杯になる。
星野さんを紹介してくれた義理の妹、ありがとう。

対訳 21世紀に生きる君たちへ
対訳 21世紀に生きる君たちへ
朝日出版社
price : ¥893
release : 1999/10

司馬遼太郎さんの21世紀へ生きる若者への心からの遺書

「21世紀に生きる君たちへ」の表題どおり、そして文章の中にも出てきたが、司馬さんは、遂に見たかった21世紀を見ることができなかった。生前の司馬さんの講演を思い出す。
東アジアでちっぽけな国になっても誇りをもって他の国に迷惑をかけず、できれば世界に貢献し、お金持ちの国ではもうなくなっているかもしれないけど「尊敬される国」になって欲しい。そんな思いを思い出した。読んで涙が出てきた。

「自分に厳しく他人に優しく」「たのもしさ」を持って自律した個人として生きて欲しい。他人の言うまま無批判的に生きるのでなく、その結果を他人に転嫁するのでない生き方をして欲しいという子供たちへの願いに溢れている。「自分の頭で考え、自分の判断によって行動し、その結果起きた事実は自分で引き受ける」近代の自律した市民を自己の中に確立しなければ、戦争を起した日本人と同じ過ちを犯すのだという事を、生前繰り返し話されていたことを思い出す。

緒方洪庵の「利を求めず、名を捨てよ」という精神は、司馬さんがよくあげられていた幕末の熊本の宮崎兄弟の「世のために尽くせ、人のために尽くせ、そのために死ね」の言葉や吉田松陰の「私は大事を為したい」という言葉を思い出した。
「利よりも義(正義)」といった美しい日本の美徳について、まだまだ司馬さんに生きて方って欲しかった。

今年2月12日の命日で死後11年になる。

司馬さんの心や願いは一体、しっかり21世紀に生きる我々日本人の心に生きているのか?
そう思うと申し訳ない気持ちで悲しくなった。
お亡くなりになった1996年から11年後の今が、そのときより、いい日本になったととてもでないけれど言えないから。

できるだけ子供たちにも、多くの大人にも読んで欲しい。
司馬さんの渾身の我々への簡易簡潔ながら心のこもった「日本人みんなへ宛てたかけがえのない遺書」であるのだから。

自分の仕事をつくる
自分の仕事をつくる
晶文社
price : ¥1,995
release : 2003/10/01

実例が分かりやすい

取り上げられている事例が好きな企業だったので、読んだ。
パラゴニア、IDEO、ドラフトなど。

マックをデザインしたIDEOで面白い文章。

「大切なのは本当の問題は発見していく能力です。机の前で頭をひねって問題を予測することではない。
早い段階からトライ&エラー(プロトタイプを作る)をすること)」

自分の仕事でも、正しいか否か深く判断する前にまず仮説をたくさん立てる。

凄く役立つ考えです。
もし僕らのことばがウィスキーであったなら
もし僕らのことばがウィスキーであったなら
新潮社
price : ¥500
release : 2002/10

アイルランドに行ってみたくなる

村上氏の旅行記はいつも、その土地の何気ない日常をお洒落に切り取って、読者に提示してくれる。
私はウィスキーを飲まないけれど、この本を読むと現地に行って、本物のウィスキーを飲み比べてみたくなる。そんな本です。
他の旅行記と比べて、場所が固定され、対象が「ウィスキー」に絞り込まれている分、読む人を選ぶかもしれません。
文章は軽めで写真が多い。奥様が撮影されたということで、村上氏自身が被写体になっている写真が何点かあり、ファンとしてはちょっとうれしかったです。
水辺にて―on the water/off the water
水辺にて―on the water/off the water
筑摩書房
price : ¥1,470
release : 2006/11

認知の歪み

叙情詩的散文だ。
常に漂っているのは、透明で、澄んだ空気だ。
関心の対象は多岐にわたる。
宇宙船ボイジャーであったり、
自然の生の姿であったり、
人との交流だったり、、、。

著者の認知は、自身に対して正確だ。
新しく仕入れた、少々専門的な言葉を使うのは嬉しいらしい。
本当に、そのとうりだ。

著者は、実体験を文章にしたいと考える。
そらが生業だから。

だからといって、カヌーから落とされるのは嫌だ。
期せずして、落ちてしまうのが最高だという。
これらの一連を、著者は「認知の歪み」と表現する。

正確な認知を行う著者は、この様な文学的な思考を行う。
本書に接している間、一定の世界観に浸る事が出来る。
その世界観には、常に何らかの情景を伴う。

主に穏和に。
時に強烈に。
「そうだ、村上さんに聞いてみよう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける282の大疑問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?
「そうだ、村上さんに聞いてみよう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける282の大疑問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?
朝日新聞社
price : ¥987
release : 2000/08

アボガドのおいしい食べ方

村上春樹が読者のどんな質問にも答えてくれている本。
確かに『セックスで「いく」と宣言するのはなぜ』や『この世で一番好きな食べ物は何』など読んでも意味を得られないQ&Aもあった。でもまぁ読んでもいいんじゃないかなと思った。
ノルウェイの森の装丁の意味、どうしたら自分が好きになれるか、人生の目標がない子供達 などにも丁寧に小説で思うユーモアを織り交ぜて回答してくれている。
軽く読む分にはいいと思うわ。

インディでいこう!
インディでいこう!
ディスカヴァー・トゥエンティワン
price : ¥1,365
release : 2006/01/18

生き方、考え方が激変する一冊です♪

読売新聞に掲載されていた「顔」欄で、作者のムギさんこと
勝間和代さんとこの最新作のことを知り、さっそく注文しました。
読んでみてビックリ、とても分かりやすく親しめる内容で
これからの女性が人生をより豊かに生き抜くための知恵が満載で、
読んでいて胸がドキドキし、時にじ?んと熱くなる感動的な一冊でした。
キュートなイラストもお洒落で、どの年代が読んでもタメになること
間違いないです。きっと数多くの成功哲学等を読み実践した人でなければ、
とても書けない深い内容が収まっていて脱帽しました。
女性のみならず女性の部下をもつ男性や、父親達にも読んでもらいたい!
きっとこの本を手にとるのは、前向きでプラス志向の女性が多いと思い
ますが、「なんとなく人生がしっくりこない」という不満のある人全員に、
いちど目を通してもらいたいです。
なにかを勝ち取るには自分自身が学び続けねばならないのだけれど…
その一番の近道を女性として愛されながら達成しつつ歩むことのできる
ヒントをたくさんもらい大満足です。友人にも貸しまくっています♪
深夜特急〈4〉シルクロード
深夜特急〈4〉シルクロード
新潮社
price : ¥420
release : 1994/04

ちょっと違ったシルクロード

シルクロードというと司馬遼太郎などが描いた草原の風景が
目に浮かんだが、内容は違っていた。もっと埃っぽい風景が
描かれている。現在ではこの様な旅ができない危険な場所だが
人間性にあふれていた時代もあったのだと改めて現在の悲惨な
状況にこころ苦しくなる。
幻獣ムベンベを追え
幻獣ムベンベを追え
集英社
price : ¥540
release : 2003/01

いい生き方してますね

傑作「ワセダ三畳青春期」の著者のデビュー作。コンゴに住む怪獣「ムベンベ」を探しにいくノンフィクション。いやーびっくりしました。男の世界には「飲んだときの話は・・・」というものがあります。しかし彼らはその「飲んだときの話」をワールドワイドでやってしまうのです。あなた、怪獣を探しに借金までして、行きますか?様々な手続きをしてアフリカまで行きますか?マラリアで死にそうになってもムベンベ探しにいきますか?大人は行きません。子供はいけません。大人であり、子供の思想を持っている彼らだから出来るのです。
ある意味、椎名誠と同様な世界観が広がっています。椎名誠がいける人は本著作もいけます。

毎月新聞
毎月新聞
毎日新聞社
price : ¥1,365
release : 2003/03

大人の理屈と子供の視点

NHK教育のピタゴラ装置で有名な佐藤氏が、
月に1回新聞連載していた記事を集めた本。

日常の中で気付いた事を独自の視点で分析して、
あれやこれやと理屈をつけて納得している。
難しいことは何も書いていないし、平易な文だ。

だけど、すごい。

誰でも普通に感じて、そのまま受け流して
しまうような本当に何気ない物事なのに、
筆者の目はガラっと変わった視点で見る。
これぞ、広く深い知識と洞察力の賜物。

ゴミ袋の入っていた袋を見てクラクラする。
筆者の独創的な考え方の源泉、ここにあり。
深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン
深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン
新潮社
price : ¥460
release : 1994/05

深夜特急は終わっても、心の旅に終わりは無い。

1巻から6巻までもう何度読んだか分からない。
なぜならこれだけ現実離れした経験をしたいと思ってもできないからだ。
深夜特急はそんな現実逃避したくなる時によく読む。
6巻は、これまでの混沌としたアジア、シルクロードと違って大都市の匂いがしてくる。
文化の違いに差がなくなってくるからだろう。
しかし、ここでも沢木は根っからの博徒なんだろう。またモナコのカジノでやってしまう。
マカオでの賭けを再現してしまう。
そういうとんでも無いことをしてしまうことが、読者を惹き付けるのだろう。
いろんな人物が影響を受けたのもうなずける。
この深夜特急を読んで「チューヤン」や「猿岩石」を思い出してしまった。
深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海
深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海
新潮社
price : ¥460
release : 1994/05

東洋と西洋の境目

この巻になると、旅の終わりを意識した著述が多くなり、
旅の向こう側に何があるのかを知りたくなってくる。
又この巻は東洋的な旅から西洋社会に入った事での
心境の変化も克明に描かれていて非常に興味がもてた。
ヨーロッパとアジアそれぞれ訪れたことがあり、その
違いは体感としてしっているつもりだったが、この
本を読むともっと泥臭いものを感じた。
シュリーマン旅行記清国・日本
シュリーマン旅行記清国・日本
講談社
price : ¥840
release : 1998/04

自らで育んできた文化はどこへ・・・。

まず何よりも日本人でもなく、過去につきあいの長かったアジア系の国の人でもなく、
ヨーロッパという全く文化の異なる国の人による江戸時代の描写というのは非常に
貴重である。さらにシュリーマンは数多くの国を訪れた経験があり、話す言語も各国の間
を行き来しやすくなり、学ぶ機会が増えた今でさえそんなに話せるのかと思うほど多言語
を話すことができ、異文化に触れることになれた人である。そのような貴重な資料が手軽に
読めることにまず感謝したい。

シュリーマンは奇異に感じたことはばっさりと批判しているが、だからといって中国の文化を
すべて否定するわけではなく、劇場での劇のすばらしさ長城から見た景色の雄大さは世界でも
一番だとしている。文化に体当たりで触れてみて素直に自分の育ってきた文化との違いや感情
を表現している点が、彼の視点からのありのままのアジア文化を表現していておもしろい。

日本はその清潔さもあり批判的、否定的な記述はほとんどなくべた褒めされているような気分に
なり少し嬉しかった・・・が何とも皮肉なことに褒められた当時の文化は今の押しつけられた
文化ではなく、自分たちで長年育んできたありのままの日本だということがいかに現在の日本が
文化的に廃れてしまったか、とうことを認識させた。

それに関連して西洋文化を結婚までも”モノ”に支配されていると批判している点は非常に
興味深い。日本があまりの家財道具や土地等のいわゆる”モノ”を必要とせず、かといって
芝居や工芸品はよいものがあり、人々が豊かに生活していることに強い衝撃を受けたのだろう。


シュリーマンは不正確なものもあるが数字を使い身の回りのものを記述している。
それは自らの記憶を鮮明にしたかったのか、考古学的にも数字で記述しておいた方が後生の役に
たつと考えたのか、どちらにせよそれにより現実味をおびている。

堕落論
堕落論
新潮社
price : ¥540
release : 2000/06

読み物としてまず面白いエセー

著名な小説家のエセーということになるが、日本の近代小説家の場合は、大体、小説自体が短編で、とりわけ志賀直哉以降、小説がエセーや随筆とあまり差が無いようなものが多いので、読んで違和感があるということはもちろん無い。読み物としてどれも楽しく読めるうえに、兎に角、気が小さくて鋭敏な著者のことゆえ、何を言っても鋭いのだが、それを自ら嫌うように、どことなくユーモラスに筆を運ぶ。大変正直な人だったと思える。嫌味な誇張や戦略的なヘンなものを感じないので、共感するところは多かった。個人的には「堕落論」より「続堕落論」が痛切に共感できた。「特攻隊に捧ぐ」というのは、太宰治の小編「散華」と合わせて、本当の反戦ものだと思う。きざったらしい啓蒙臭いところは皆無で、ただ同時代人として、体験し、感じたことを素直に書いているのだが、それが却って戦争はあってはいけないことだ、と真摯に思わせるのだ。流石は大作家だと思う。「教祖の文学」は小林秀雄論としては個人的には一番だと思っている。けっこう痛いところを突いていると思うが、どこか滑稽で、愛情と優しさがあって、批評とはこうするものだな、と思う。
河本ぼあらの地球はまあるいよ―女ひとり世界一周旅日記
河本ぼあらの地球はまあるいよ―女ひとり世界一周旅日記
イカロス出版
price : ¥1,680
release : 2006/04

楽しい思い出がつまっています

この本は女ひとりで約300日間30カ国100都市の
世界一周をしてきた「ぼあらさん」の思い出が書かれています。

かわいいイラストと綺麗な写真が入っているので
見ていると楽しくなり、実際に旅行に行きたくなります。


この本のすごいところは、ただの紀行記ではなく
ぼあらさんが実際に世界一周を行っていくうちに
身につけた安くて安全に旅行をするノウハウが
詳しく書かれていることです。


実用書と紀行記が一緒になったとてもお得感のある本です。
(ページ数は333ページあります。3ならびでゴロがいいですね。)

おせい&カモカの昭和愛惜
おせい&カモカの昭和愛惜
文藝春秋
price : ¥788
release : 2006/10

三越の聖子展みてきました。人気はあいかわらず。

箴言集を年代別、ジャンル別にどうぞと差し出した感じです。また、2人で唄ったという
歌集(歌の題名、作詞者作曲者歌手)がすごい!

母上の戦争終結間際の言葉、強烈です。

また、教育とか子育てに関して、今やってる政府の教育改革の委員さんたちに
刷ってよませたい。79歳になられる田辺さん、これからもきつい事いってほしいです。
明日があるさ
明日があるさ
朝日新聞社
price : ¥588
release : 2005/04/15

冒頭の一節だけでも大いに価値在り!

冒頭の「マンモス西を探して」。いいなあ、そうなんだよなあ。
これだけでもこの本を買う価値はある。
「あしたのジョー」世代ならわかると思うが、マンモス西とは
最初はジョーのライバルだったが、同僚としてデビューしても
成績は上がらず、乾物屋のアルバイト先の娘と結婚する……。

著者は言う。
真っ白になった灰は確かに美しい。でも美しすぎるよな……。
マンモス西のようにくすぶり続け、燃えかすの残る暮らしだって
捨てたもんじゃない……と。

評者はリアルタイムで「あしたのジョー」を見ていた。
そして完全燃焼するジョーに憧れた。
しかしいま、重松清と同じように、
マンモス西のような人生も悪くないと思う。

いま、西はどうしているのだろうか。

裏アジア紀行
裏アジア紀行
幻冬舎
price : ¥600
release : 2005/12

読み終わった後自分も捨てたものではないなと思える

引き出しの多さとたくましい連想回路がふんだんにちりばめられた文章は読みながら共感の笑いが起こり納得させられてしまいます。
アジアに興味のない方でも普通に読み物として楽しめると思います。
クーロン氏の作品を一冊でも読めば他の作品も買い集めずにはいられなくなることうけあいです。
登場する濃い人々の波乱万丈に大胆に生きてる姿を思うと我々の普段抱えてるコンプレックスや悩みはアホらしくなり自分も何かできるのではないかと勇気が湧いてきます。
単純に楽しめそして背中も押してくれる一冊だと思います。
ロシアは今日も荒れ模様
ロシアは今日も荒れ模様
講談社
price : ¥520
release : 2001/02

ロシア現代史を爆笑する

2006年05月29日、米原万里さんが逝去された。わずか56歳での旅立ちだった。
筆者は米原氏のよき読者だったわけではないが、最近二作を続けて読んでいたので一抹の感慨がある。

筆者としては、読売文学賞ほかを受賞した『不実な美女か貞淑な醜女か』より、本書のほうが楽しめた。米原氏自身名エッセイストであることは間違いないが、同時に引用の名人であることが本書を読めばよくわかる。引用されたどの本も読みたくなってしまうのだ(その多くが品切れであるのが残念!)。
ロシアという国(歴史的にはキエフ公国)は、ぶっちゃけて言えば、禁酒の掟があるから宗教としてイスラームを採用しなかった国なのだ。だからとりわけ酒にまつわるエピソードやアネクドート(小咄)が多いのは当然。酒飲み国・日本も、爆笑ネタの提供量では足元にも及ばない。

一方、まじめなネタにも溢れている。ゴルビー(ゴルバチョフ)人気が日本でのみ異常に高いことは以前から知ってはいたが、90年の段階でペレストロイカとグラスノスチが、すでに人々の呪詛と悪罵の対象となり果てていた、というレポートは今更ながら傾聴に値する。
また、ロシアの軍隊で自殺者が異常に多いというニュースを,比較的最近読んだことがある。その「伝統」はソ連時代から受け継がれていたのだ! 理由は新兵いじめ、異民族出身者間のリンチなど。鬱屈した過剰な権力は内向する。日本の旧軍隊と同じことだ。

本書でアネクドートにはまった人向けには、川崎 浹『ロシアのユーモア――政治と生活を笑った300年』( 講談社選書メチエ)が手軽に入手できる。また、さとう好明『アネクドートに学ぶ実践ロシア語会話 』(東洋書店)は、せっかく良い企画なのに、アクセントの位置を示す(それさえしてもらえればロシア語の発音は正確にわかる)という労を惜しんだがために、使い勝手の悪い語学書になってしまった。制作者の一考を促す。

あの頃ぼくらはアホでした
あの頃ぼくらはアホでした
集英社
price : ¥580
release : 1998/05

笑いすぎて腸が曲がりそうでした

どんなに落ち込んでる時に読んでも、この本は心から笑える。必笑の一冊。アホ過ぎる。

東野圭吾さんは人生を心から愛して、楽しんでいるんだと思いました。ホントにいろんなジャンルを書かれてて、多才ですよね。
檀流クッキング
檀流クッキング
中央公論新社
price : ¥700
release : 2002/09

知的な知的な料理本

70〜80年代の男たち、あるいは、男の子たちに、「料理とはすこぶる知的なものであり、延いては、料理の出来る男は格好良いのではないか。」という強烈な意識革命をしてくれたのは、この檀一雄の『檀流クッキング』と、曽野綾子の『太郎物語』の両作品ではないでしょうか。残念ながら、最近、男の料理に対してこれ程の影響力を持った作品が見当たりません。今また、読み返してみるべき価値のある作品ではないかと思います。この『檀流クッキング』には92種類の料理が紹介されていますが、細かな手順や分量などは大胆にもほとんど無視されています。この本は、細かな手順や分量だけをきちんと守れば間違いなくひとつの完成品が作れるというマニュアル本などではなく、押さえるところだけを押さえれば、後は自由自在にやってしまえばいい。そうすれば、ここで紹介されている92種類の料理(世界)が、200や、300の料理(世界)に膨らんでいくんだという事をとても楽しげに教えてくれる。そういう本だと思います。
イタリアのすっごく楽しい旅―はじめてでも、リピーターでも
イタリアのすっごく楽しい旅―はじめてでも、リピーターでも
光文社
price : ¥500
release : 2001/10

間接的な旅の体験談なのがかえっていいのです。

著者の友人と、「ヨーロッパへは行かない」と言い張っていた友人の旦那さまの初イタリア(初ヨーロッパ)の10日間の旅行を、イタリア在住の著者の目を通して、力まずに楽しく描いた本です。旅慣れた著者が、自分自身の体験談をぐいぐいと披露するタイプの読み物も多い中、好感度大な友人夫婦の実体験をさりげなく、随所に面白いエピソードを盛り込みながら、“間接的な旅の記録”として、楽しく1冊の本にまとめています。

ホテルやレストランなどの固有名詞、説明調の語りはほとんどありませんので、スイスイと気軽に読み通せます。そして、そこはかとなく現地事情、旅の雰囲気が伝わってきますので、なんだかイタリアをよ〜く理解したような気分にもなれ、「私もちょっとイタリアに行ってみようかしらと“元気”が沸いてきます。情報収集用ではなく、オリエンテーション用の読み物です。

小さなスナック
小さなスナック
文藝春秋
price : ¥570
release : 2005/04

くだらないけどなぜか上品

何度読んでも笑えます。そして暖かい気持ちになれます。語られているのはくだらなくて笑える話ですが、こんなに正直で上品な人たちをみたことないって思いました。リリーさんが子供のように無邪気です。それもナンシーさんの大きさや暖かさのせいでしょう。1冊でおわってしまったことが、ほんとうに残念で悲しいです。
やわらかな心をもつ―ぼくたちふたりの運・鈍・根   新潮文庫
やわらかな心をもつ―ぼくたちふたりの運・鈍・根 新潮文庫
新潮社
price : ¥540
release : 1984/10

そうだろうな

世界に若くして飛翔した国際人の小沢征爾、広中平祐氏の対談集です。この二人から、運、鈍
根という真情が出てくるのは面白い事です。緻密な数学の世界と心情の音楽の世界が結びついているような気がしてきました。どちらの方も自分の才能だけを信じて道を究めてきた人です。半生を語るところなど非常に興味深いです。この対談は30年近く前のものですね。現在のお二方の対談を聞いてみたい物です。
できるかなV3
できるかなV3
扶桑社
price : ¥1,000
release : 2003/12/06

西原さん・・あんたはすごいっ!!

西原りえぞう画伯、またまたやって下さいました。今回は「脱税できるかな」と「ホステスできるかな」が中心になっています。脱税編では"サイバラワールド"炸裂で正に「国家にケンカ売った(神足氏)」様子をパワフルに描いてます。法に触れた行為ながらもここまでやってしまうりえぞう画伯あっぱれです。ホステス編では脱税編とは一変してほろ苦くも優しい視点でホステスさん達を描いていて読みながら思わずホロリときてしまいました。りえぞう画伯のパワフルさとどこかほろ苦い優しさの両方が堪能できる作品です。コラム執筆陣も西原作品でおなじみの高須先生や神足さんの他に"新宿鮫シリーズ"の大沢在昌氏・"ショッピングの女王"中村うさぎ氏と多彩で、りえぞう画伯の交友の広さを伺い知ることが出来ます。(本編にも多彩なゲストが・・)そうそう元だんな(書かれた頃は別居中)の鴨ちゃんも大活躍してますよ。
鞄に本だけつめこんで
鞄に本だけつめこんで
新潮社
price : ¥500
release : 1990/10

面白いー泣いて、笑って

本当に文才があるとはこうゆうことをいうのですね。
群さんの本はどれも思わず笑ってしまう箇所あり、
そうだ、そうだと同意してしまう箇所あり。
この本は、群さんの思いを寄せる本たちの書評の形を取っていますが、
実際は彼女の自叙伝のようなもの。
”円い”練られた言葉や、思わず笑ってしまう表現や
一方で目に涙を溜めずにはいられない箇所あり。
過去に出版された近寄り難い本が、群さんに噛み砕いて”解説”して
頂いたことによって、大変身近に感じます。

文庫を買って、古本屋に売って、気づいてたらまた新品を買っていたことがあります。
友人・知人にも広く勧めております。
生きることば あなたへ
生きることば あなたへ
光文社
price : ¥1,300
release : 2001/02

迷ったときの1冊に・・

人生の中で生じる、苦しみ、悲しみ、怒りなどの場面に直面したとき、
魂を優しく包んでくれるような、前向きにしてくれるような本であると思います。
男たちへ―フツウの男をフツウでない男にするための54章
男たちへ―フツウの男をフツウでない男にするための54章
文藝春秋
price : ¥620
release : 1993/02

手厳しい

最終章が腹が出てきてはもうおしまいか、、、です。全部で54章です。可也の章に映画の話や歴史上の人物が出てきます。トータルは、人間味と言う所で落ち着きますが、今更言われても、どうしようも無いですね。塩野氏の恋人は、公言されていますがカエサル(シーザー)です。隣のおっちゃんではありません。でも、酸いも甘いもかみ分けた女性がこのように男を評価していると思うと表が歩けないですね。引きこもりになっちゃいそうです。
悪人正機
悪人正機
新潮社
price : ¥540
release : 2004/11

教条主義と正反対の人生相談書

「生きるってなんだ?」から始まる28個の「○○ってなんだ?」で構成される、糸井が吉本の話を聞き書きした本。
国際化、戦争、性、はては株までと、広範な領域にわたる吉本の考えを追ったものであり、各パートの最初に、“相談する人”である、糸井の「まとめ」が綴られている。

吉本隆明の言葉は、まったく教条主義に陥らない。
その辺のことを糸井は次のように語っている。

「吉本隆明さんのことばが、ザラザラしていたり意表をつくような逆説に見えても、聞いていて気持ちがいいのは、ごまかしたりウソをついていないからなのだと思う」

「この本は人生相談のかたちを借りているくせに、あらゆる『うその考え』をまる裸にする社会とか人間とかいうものの『解体新書』みたいなものとしてできあがってしまった」

表紙の裏に載っている、今年83歳になる吉本と、59歳になる糸井の笑顔の写真が素敵だ。

この命、何をあくせく
この命、何をあくせく
講談社
price : ¥560
release : 2005/09

ドイツものしり紀行
ドイツものしり紀行
新潮社
price : ¥620
release : 2005/05

ドイツものしり紀行

ドイツの城と街道のお話。作者はヨーロッパものしり紀行の紅山氏。ヨーロッパと言う括りで書いていたのに、ドイツだけ?同氏はそれだけ、ドイツが好きで、薀蓄も多いのでしょう。本当に文庫本にぎっしりと街とお話が詰まっています。ヨーロッパの中でもドイツは、日本人には馴染みがあるのに、印象が薄いのは何故でしょうか?この本を読むと、見落としていた物が探せます。
パリを覗こう―路線Busで巡る旅
パリを覗こう―路線Busで巡る旅
光文社
price : ¥680
release : 2005/02

DEEPパリを楽しみたい!!

パリに行ってから、読むと、かなりおもしろい!!
DEEPなパリ。
生活感あふれるパリ。
新しいパリを発見したい方にオススメ♪
街道をゆく (40)
街道をゆく (40)
朝日新聞社
price : ¥630
release : 1997/05

清水の舞台から

まだ全シリーズは読めてないのだが、今まで読んだ中では最もおすすめ。
残念ながら今となっては李登輝氏が政権を去って久しいが、
本書では「新しい台湾」が生まれたばかりの躍動感を嬉々としてリポートしている。
この沸き立つような言祝ぎ(ことほぎ)は、司馬遼太郎のマイノリティ好きに端を発している。
本書を読めば分かるのだが、今でさえ、アジアに存在する国やエリア――「台湾」は後者である――の中で、
「中華民国」ないし「台湾」ほど甚だしい政治的マイノリティも珍しい。
その台湾で抑圧されてきた本省人(広義の台湾土着人)が国家元首に就くことが、
そして本省人の手によって民主化されてゆくことが、
司馬遼太郎にはどれほどめでたいことだったか、
それは彼の物書きとしての信条を崩してまで、
政治的対立のある一方の政治家に強い思い入れを見せたことでも分かる。
この司馬の行動は当時多少ならぬ波紋となったようだ。
もちろん台湾の政治的立場にあって、
「日本」や「日本人」に対して格別のサービスを見せることは、
当時の「中華民国総統」李登輝氏にとってもかなり複雑な政治的効果を生む「敢為の行動」であり、
これら、相互のこもごもを日本語の慣用句で表現するなら、
レビュータイトルの「清水の舞台から飛び降りた」というような言葉になる。
好き嫌いや評価するしないは読んだ後、まず一読の価値はあると思う。
旅の極意、人生の極意
旅の極意、人生の極意
講談社
price : ¥1,680
release : 2006/07/07

こんな旅があるんだな・・・

今まで貧乏旅行ばかりしていて最近やっとそこから抜け出してきた私なのでこの至れり尽くせりの旅の仕方は羨ましい限り。
私の断然お気に入りな場所はイタリア、アマルフィの崖の中にあるホテル。一度訪れてみたい絶景のポイントだ。読んだ人がそれぞれ自分の行きたい場所を見つけられる素敵な本。写真もきれいで見ごたえがある。
そしてバイト時代からやはり人の何倍も自分なりの考えで仕事をしていたんだなぁと感心。
よく働きよく遊ぶを地でいっていてワクワクする。俺だって・・と意気込みを新たに出来た本。
春の数えかた
春の数えかた
新潮社
price : ¥420
release : 2005/01

ちょっと物知りになれました。

 高名な動物学者の手によるエッセイ集です。平明で分かりやすい文章の中に、様々な動物学的エピソードが盛り込まれていて、「へぇ」ボタンを押したくなります。
 中でも「幻想の標語」と題された一編では、『自然と人間の共生』『生態系の調和』と言う考え方自他の誤りを明快に指摘していて、小気味いいですね。世の中の生物は種として生き残ろうとしているのではなく、遺伝子が生き残るために、その宿っている個体(つまり生物の一個体)を操って「子孫=遺伝子」を作っているというのです。したがって、一見バランスよく共存しているように見える生物界も、実は調和を保っているのではなく、遺伝子同士のエゴの妥協の到達点にすぎない。花は何とかして昆虫に花粉を運ばせたいから花にとっては不必要な蜜を作るし、昆虫も花粉を運ぶ気なんて全然ないけれど、蜜を取るときに勝手に付いてきてしまうから、やむなく運ぶだけ。互いに徹底的に利用しあっているだけで、お互いの共通理解も意思疎通もない、というのです。おもしろい。なんでも、この『利己的な遺伝子』説はドーキンスというイギリスの動物行動学者の創り出したそうです。
 個人的に好きなのは、動植物が春を知る方法です。日長時間で知るもの、積算温度で知るものがるらしい。また、冬の寒さに当てないでおくと、さなぎは成虫になれずに衰弱して死ぬ話も印象的でした。すごく文章がうまいわけではないのだろうけれど、筆者の知識と動植物に対する情熱が伝わる本でした。
失われゆく鮨をもとめて
失われゆく鮨をもとめて
新潮社
price : ¥1,470
release : 2006/11/29

読み応え十分

筆者は鮨を通して日本の食文化の奥深さと、それらが文字通り“失われゆく”ことに深い洞察をかけています。
職人や仲買人、そして生産者や漁師達が情熱をかけ鮨という職の芸術を作り上げていく過程を決して薄っぺらでない文章で読ませてくれます。公共事業への批判なども含め、数多くのマンガでも取り上げられた題材ではあるのですが、数々のノンフィクションをものにしてきた作者の手にかかると素晴らしい読み物になります。まさしくそれは鮨職人の主人公の技と繋がるところです。
惜しむらくは表紙カバー以外に“佐藤の鮨”を伝える写真がほとんど掲載されていないことで、それは作者や店の意図したところであるのかも知れませんが、内容を伝えるには画竜点睛を欠いています。具象的な写真はかえって読者のイマジネーションを妨げるということかも知れませんが、なかに出てくる「お品書き」がすごすぎて全体が見られないことに多少の不満が… それで星4つです。
新訂 徒然草
新訂 徒然草
岩波書店
price : ¥903
release : 1985/01

日本が世界に誇りえる古典

小林秀雄の評価ではないが この本はモンテーニュのエセー、マルクスアントニウスの自省録と並んで 世界随筆文学の一つの頂点をなしていると考えて良いと思っている。各段はいずれも短く 短剣を思わせる切れ味に満ちており 読んでるほうも全く油断できない書物である。小林が「空前であり 絶後とさえ言いたい」と言い切っているが 確かに 兼好法師がこれを書上げた後に これほど見事で美しく なにより 賢い随筆にはお目にかかっていない気がする。現代を生きる我々は そんな徒然草を誇りに思うわけだが 一歩引いてみると これを乗り越えた物を作れていないその後の日本人は ちょっと まずいんじゃないかという気もする。
しょこたん☆ぶろぐ
しょこたん☆ぶろぐ
ゴマブックス
price : ¥1,365
release : 2005/09/20

よくできてる


しょこたん語録がすごくおもしろい

ページデザインもすごくこっていてたのしい

美人て漫画もかけるなんてうらやましい

マミタスにギザラブ(T_T)
遠い太鼓
遠い太鼓
講談社
price : ¥840
release : 1993/04

見る力

とても楽しい本です。ギリシャにもイタリアにも行ったことがないですけど、たとえ観光で行ったとしても、また同じくらい住んだとしても、こうゆうふうには観察できないだろうと思います。村上は語り手としてすごい人だと思っていたけれど、いちばんすごいのは眼かも。
東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ
東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ
筑摩書房
price : ¥651
release : 2004/11/11

格闘する学問と学問と格闘する志ある者の姿を活写

 貴方は本書のタイトルの何処に反応しただろうか?
「東大」でも「上野千鶴子」でも「ケンカ」にでも「遥洋子」でも、本書タイトルに反応した貴方は、本書の読者の有資格者です。
 学を志したとしても東大しかも上野千鶴子に接近することは、何らかの幸運無しには実現しないであろうが、遥洋子はそれらに最接近するチャンスをもぎ取った。
 本書は、東大・上野千鶴子の教室が繰り広げるバトル空間、学問の競技場の観戦記であり参戦記である。
 上野の空間は、研究者を育て上げ、鍛え上げ、更には一応は名を成した学者をこの空間に誘い込み、解剖し解体する。
 本書を単行本発行時、文庫本発行時、そして今回と再読したが、上野の既存の学問を解体・再構築する現場の息吹を再認識した。
 貴方を取り囲む現実に対して、立ち止まって思考をめぐらしたい、そんな貴方に適した一冊です。
どこまでもアジアパー伝
どこまでもアジアパー伝
講談社
price : ¥520
release : 2004/07

夫婦じゃなくなったけどこのコンビは最高!

アジアパー伝の続編。
今回一番印象に残ったのは、著者である鴨志田氏のジャーナリストの師匠である橋田さんとのエピソード。
鴨志田氏&西原さんそれぞれが彼のことを書いています。
この部分を見て買うのを決めたわけではありませんが、この本をみて、生前の橋田さんの人となりが、感じられただけでも読む価値はありました。
諸国空想料理店
諸国空想料理店
筑摩書房
price : ¥609
release : 2005/03

高山なおみさんの人柄がうかがえる

高山なおみさんの素朴な料理が大好きで、その原点が知りたくてこの本を手に取りました。文章のそこかしこに高山なおみさんのやさしくて力強い、素朴な人柄がにじみ出ています。そして、この人は本当に料理が大好きなんだなぁということがひしひしと伝わってきます。さらに、そんな素敵な文章の中に登場する料理のレシピが載っているのがまたうれしいところ。読んでてすぐ作って食べたくなっちゃいます。
大人の自転車ライフ
大人の自転車ライフ
光文社
price : ¥580
release : 2005/05/10

自転車に乗りたくなる

多くの人に、「改めて自転車に乗ってみよう」と思わせる説得力がある良い本です。この本を切っ掛けにして、スポーツ自転車に乗り始めた人も多いのではないかと思います。
内容は、ママチャリのチューンナップ術から、スポーツ自転車の種類、著者自身の経験談、そして道路行政と言った具合に、硬軟に渡りますが、あくまでも自転車再入門を促す「入門」本だけあって、ボリュームも文体も軽く、あっと言う間に読み終わります。
そして、読み終わったら、思わず自転車屋さんに行きたくなるか、自転車に乗りたくなると思います。

なお、下の方に、この本は『快適自転車ライフ』と内容が重複しているから買う必要がナイ!と言って批判している方がいますが、そもそも、この本は『快適自転車ライフ』を文庫化したものなので、その批判は的外れもイイところです。
奥さまはマリナーゼ
奥さまはマリナーゼ
宙出版
price : ¥924
release : 2005/10/06

ばかばかしくて、大変に面白い。

大変に、面白い本でした。
そそそ、と思わず自分の膝をペチペチやってしまうほどに面白い。
現実と妄想の狭間において、私の心は痛く、そして笑う。
おほほほほ。

図説 英国ナショナル・トラスト紀行
図説 英国ナショナル・トラスト紀行
河出書房新社
price : ¥1,890
release : 2006/12/16

美しい本です

とにかく写真が美しい。うっとりするような写真が満載です。英国文学モノの映画やドラマの舞台も紹介されています。
期待を裏切らない、英国写真集という感じです。おすすめです!
ガセネッタ&(と)シモネッタ
ガセネッタ&(と)シモネッタ
文藝春秋
price : ¥590
release : 2003/06

ガセネタと下ネタ

米原さんの言葉に対するセンスが光ります。通訳者のストレスから、このようなお話がされているようですが、面白いですね。この方の政治や経済に対する真面目なエッセイを好まれる向きには、少し物足りないでしょう。剛速球に混ぜて投げるチェンジアップのような感じです。投球の幅を感じさせてくれます。この方の艶話は、さぞ面白かったと思います。
僕は人生についてこんなふうに考えている
僕は人生についてこんなふうに考えている
新潮社
price : ¥460
release : 2006/04

浅田作品で初めて読んだ

 すこし距離感を感じて食わず嫌いながら、気にはなっていた浅田作品で、はじめて触れた作品です。 
巻末の解説者が指摘しておられるように、ここにいる「僕」は、確かに、
その濃淡はあれ、作者たる浅田本人ではあるが、
時間の経過で人の思想が変化するように、
ひとりの浅田次郎がいるのではない、と思う。
いろんな浅田次郎の俯瞰し、ひとつひとつの作品に、興味を抱いて触れていく、
きっかけになる作品と思う。  April.8 '07
残花亭日暦
残花亭日暦
角川書店
price : ¥500
release : 2006/07

愛する夫を送る妻・田辺聖子の日記

女流作家・田辺聖子さんが病にたおれた夫を送るまでの日記。と書くと、重ための
介護日記みたいなのかな?と思っちゃうのですが、ユーモアは絶対に欠かさない。
それが、この作家さんの品格だと思う。「かわいそに。ワシは あんたの。味方やで」と
いうのが夫が田辺さんに残した遺言。「守ってあげる」なんていえない世代のご主人にしたら
最高の愛の言葉だ。ご主人の葬儀のときの、田辺さんの作家仲間の弔電や
弔辞がすばらしくて、読んでいて泣けました。そして田辺さんの喪主挨拶も。
このへんの場面は、実際のお葬式について描かれているのに、何かすごい
小説を読んでいるみたいな緊張感がありました。

あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント
あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント
講談社
price : ¥470
release : 2003/11

【商品詳細】

岸田戯曲賞作家で、舞台のほか映画の脚本・監督を手がける鴻上尚史。テレビやラジオでの活躍もめざましい。本書は著者の20年におよぶ演出経験から編み出した魅力的な人になるためのヒント集。メイクやヘアスタイル、ファッションと同様に、ふだんは意識しない感情、声、体、言葉にも気を遣おうというもの。これまでにない「素敵な自分に出会うための」ハウツー本である。 まず、「感情のヒント」として喜怒哀楽の感情への距離を自覚することが大事と説く。次の「声のヒント」は、自分の声を楽器とみなして体と共鳴させ、声で遊ぶことをすすめる。「体のヒント」では、体の内と外、双方向からの作用を意識する方法に教え、最後に、“三つの輪”の中から状況を判断し、有効な言葉を選ぶための「言葉のヒント」を伝授。いずれもイラストや表などを使って丁寧な語り口で書かれているのがうれしい。この“4つの鍵”を開けて自分自身を知り、毎日を楽しく輝かしいものにしてみよう。(鹿野育子)

魅力のヒントはあなたの中にある

新しい何かを付け加えて魅力を増すのではなく、自分がすでに
もっているものに目を向け魅力を開発する。これはなかなか
できないことですが、この本はあなたの中にあってまだ現れて
いない魅力を引き出すヒントを数多く提供してくれます。

分かっているようで実は分かっていない自分の身体のこと。
声、感情、言葉など客観視するのがむずかしい領域を捉え
なおすためにこの本はお勧めです。
チェコへ行こう! 絵本と雑貨とちいさな街めぐり
チェコへ行こう! 絵本と雑貨とちいさな街めぐり
河出書房新社
price : ¥1,470
release : 2005/12/10

かわいい?

チェコの紀行文です。
ちょっと高いけど、中を見れば納得。
細かく色鉛筆で町並みなど書かれていて、
読んでも楽しいですが、見てて楽しいです。
こういった感じの本の中では、一二を争うぐらいカラフルです。
チェコに行きたくなります。
ラティーノ・ラティーノ!―南米取材放浪記
ラティーノ・ラティーノ!―南米取材放浪記
幻冬舎
price : ¥480
release : 2006/04

「ワイルドソウル」の取材・放浪記

本書は小説『ワイルドソウル』の取材・放浪記であるが、どちらを先に読んでも両方とも十分に楽しめる気がする。
「南米」、「ブラジル」と来ると昨今日本国内では事件等もあって一般の日本人の印象は必ずしも良くないかもしれないが、「あけっぴろげ」であり、まわりのことには無頓着でマイペース。日本人とは根本的に異なる国民性で、その底抜けに明るい所は、ある意味羨ましくもある。
そんな正反対の地球の裏側に、日本人はどのように移民し、定着して行ったか、小説とは別に、南米・ラテンに興味のある方には旅行記としてお薦めする。

もものかんづめ
もものかんづめ
集英社
price : ¥410
release : 2001/03

とにもかくにも、面白い!

いや?。随分この作品を読んだのは遡りますけれど、
何度読んでも楽しく笑いが込み上げてきます!
本当に最高に良いです。太鼓判押しちゃうくらい。
エッセイなので、さくらさんの性格とか、色んな
人間関係の模様なども楽しく読めます。次のエッセイ
本が読みたくなるような、そんな一冊です!
ビギナーズ・クラシックス 徒然草
ビギナーズ・クラシックス 徒然草
角川書店
price : ¥660
release : 2002/01

今も昔も

 「今も昔も人間ってあんまり変わらないんだなあ」

 古典作品に触れるたびにそう思います。高校時代、私は古典だけが唯一、得意科目でしたが、現在、こうして読み返してみると「ありゃ、文法忘れてる・・・」と思い知らされることが。いろんな意味で・・・

 ‘この世は無常’だそうです。人の営みもはかなく栄華を誇った人間も何時しか荒廃し、哀れな者になるなるそうです。何事も死後の事まで取り計らっておくのは無駄だそうです。う?ん深い。

 焦らず、急がず、ありのままに生きようっと。

 
孤独でも生きられる。
孤独でも生きられる。
イースト・プレス
price : ¥1,260
release : 2006/01

曽野綾子の気になる抜き書き

タイトルにひかれてこの本を手に入れた。開いてみれば、なんと著書からの断章を一ページにひとつずつ配したものだ。テーマは、孤独、世間、運命、老い、死、幸福の六章に分けられていて、それぞれに関連した文章が選ばれている。

一読して、曽野綾子の文章に親しんだ読者が、折に触れて読んで楽しむに適した本だと思った。それぞれの文章は味わい深いものだが、語られる文脈のなかでこそ活きるものだろう。もっとも、この本を読んで著者に興味がわく人もいるかもしれない。

誰が選んだ文章なのか、どういういきさつで成立した本なのか、解説があればよかった。
同様の主旨の本に、山本夏彦の「何用あって月世界へ」というのもある。
極め道―爆裂エッセイ
極め道―爆裂エッセイ
光文社
price : ¥520
release : 2000/10

こまやかな視線

現在の「笑える」エッセイほどのノリが全編に溢れているわけではありませんが、作者の日常やまんがに向ける視線のこまやかさは健在。
あるある、と頷いたりへぇ、と感心したり。
なによりも作者本人のファンになってしまうことうけあいです。
「しをんのしおり」などのエッセイを読んだ方、小説を読んで作者本人に興味を持った方。

ぜひこちらも手にとってみてください。面白さは保証できると思います。

本などいらない草原ぐらし
本などいらない草原ぐらし
角川書店
price : ¥540
release : 2006/11

共同幻想論
共同幻想論
角川書店
price : ¥567
release : 1982/01

吉本隆明の最高傑作?

世評では、本書が最も評判が高く、本書を以って、フランクフルト学派や、サルトルに比したりしているプロの論者まで出る始末だ。だが、自分の評価で行くと、「言語にとって美とはなにか」が最高傑作で、長期に亘って読まれるだろうと思うが、本書については首をかしげる。相性が悪かったといえばそれまでだが、なんでもっと単刀直入な書き方をしなかったのかと残念に思う。尤も、これくらい優れた文筆家になると、文体と思想は一体になっているところがあって、この文体無しで、「対幻想」を論じて見せることは出来たか、と言われると、返答に詰まってしまう。「対幻想」から、そして、「共同幻想」への転換は、実に見事で、注意深く読者が自己の体験と照らしていけば、その意味するところが、意識の中に再現される。つまり論旨がわかる、というよりもっと強烈なもので、自己が疑似体験してしまうのだ。とすると、多くの論者が「最高傑作」と言いたくなるのも良くわかる。だが、自己幻想、対幻想、共同幻想、という構えは、ヘーゲルの意識の構図をどこかで連想させる(内容は著者の独創だが)し、デュルケムの「集合表象」をも連想させる。その意味でどこか、「言語にとって?」より独自性が減少しているかにも見える。「古事記」と「遠野物語」にテキストを絞ってみたりする方法論も、自分には評価できなかったし、エンゲルスの「家族・私有財産・国家」のような古くなった書物に妙な思い入れで付き合ったりするあたりも、不満が残る。だが、「存在と時間」を力技で、論点へと持ち込む辺りは思想家の面目躍如たるところだ。
ひかりのあめふるしま屋久島
ひかりのあめふるしま屋久島
幻冬舎
price : ¥560
release : 2001/08

いい気分転換になりました!

屋久島に行ってみたくて、資料探しの中でこの本見つけました。
結構一気に読めて、面白かった。
雰囲気も伝わってきたし・・・
結局、諸々の事情で今回は屋久島行けないけど、この本読んで我慢しときます。いつかは必ず行ってやる!
女子と鉄道
女子と鉄道
光文社
price : ¥1,365
release : 2006/11/21

この本は以下の人に特に強くお薦めします。

1.酒井順子さんのファン・・・甘味、テレビなど、好きなものについてのエッセイに
なると、描写が細かくなってますます面白い酒井さん。もともと汽車旅が好き、と
いうのは他のエッセイでもちらほら書いてましたが、今回はその鉄道を主役に
生き生きと書いているので、とても面白いです。

2.鉄道マニアな男子に恋した女子・・・この本を読んで、フツーの女子なりに鉄道を
愛するきっかけと基本知識とスタンスを学ぶときっと意中の人と仲よくなれます!
逆に、普通の女の子を好きになった鉄道オタクくんがこれを読んでみると、
接点が見つかるかも?

3.旅好きな人・・・旅心がいやおうなくくすぐられていい気分。もちろん
汽車旅のお供にも。
American Pie―Slice of Life Essays on America and Japan
American Pie―Slice of Life Essays on America and Japan
日本放送出版協会
price : ¥788
release : 2002/12

しんみりしました

帯に引かれて買って、ページの最初から順に読み始めたのですが、頭に入らず、そのまま放り出してしまいました。それからしばらく経ち、ふと本の中ほどの文章から読み始めたら、おもしろく、結局一日で簡単に読んでしまいました。

身近な話題から文章を始まっていますが、日本と米国を比較していたり、人生などについてちょっと考えさせられたり、関心を持って読み進めることができました。

日本人と米国人はまったく異なるメンタリティを持っているものと勝手に想像していましたが、この本を読むことで、似たような思いを抱くし、理解できるのだなあと思いました。

読みながら、ノスタルジーのようなものを感じてしんみりしてしまいました。
古寺巡礼
古寺巡礼
岩波書店
price : ¥735
release : 1979/03

20代ですか?

この本を読んだのはもう40年ほど前になります。素晴らしい静寂の世界が拡がります。その後中宮寺、飛鳥寺を初め飛鳥、奈良時代の名刹に足を運ぶ様になりました。29歳でこれを書いているとは驚きです。関西に生まれ育った者が、このような哲学者の若い感性に触れ、実際その仏像を目の前にした時、こういうことが言いたかったのだと感心させられた事が多くあります。若い時にこのような名著に出会えたことの僥倖に感謝したい気持ちです。岩波の文庫だけでなく、箱入の単行本も繰り返し大事に読んで行きたいと思っています。
シングルっていいかも 女ひとりで想うこと
シングルっていいかも 女ひとりで想うこと
光文社
price : ¥660
release : 2006/06/06

YES!

女性が長い間 "シングル"でいると、いろいろな事を考えるもの。
でも、そういういろいろな事を、代弁してくれて、納得させてくれて、
安心な気持ちにさせてくれる本は、今までなかなか無かった。

シングルにも色々な形があり、色々な事情がある。
日本も多様性が受け入れられる世の中になったと思います。
その事を確認し、自分の人生のオリジナルな形を前向きに受け入れて生きていける
そのために力をくれる一冊だと思います。

面白いし、エネルギーをもらいました!


MORI LOG ACADEMY (4) 投げたらあかん!
MORI LOG ACADEMY (4) 投げたらあかん!
メディアファクトリー
price : ¥704
release : 2006/12

態度が悪くてすみません―内なる「他者」との出会い
態度が悪くてすみません―内なる「他者」との出会い
角川書店
price : ¥760
release : 2006/04

なるほど、なるほどと感心し、読み返しました。

 本書は著者がいろいろな書物に掲載したものを一冊にまとめたものであるが、なかでも34P「シャイネスの復権」、46P「コミュニケーション失調症候群」、73P「感情を割る」に感心し、何度も読み返しをした箇所である。
 敗戦国の日本人を子どもレベルに評価したアメリカは日本国民に対して自国と同じ教育制度や体制を導入したが、今、その弊害が日本社会に蔓延している。それを気づかせてくれたことに感心しました。

 また、『靖国問題』の著者であり哲学者の高橋哲哉氏の「正しい」考えについていけない、という意見に「なるほど、なるほど」と感心しました。

きみが住む星
きみが住む星
文化出版局
price : ¥1,050
release : 1992/10

ここにいるよ。

私がこの本とであってから随分たつ。
この十数年で私は何冊のこの本を大切な人に
贈ってきたことでしょう。
また、クリスマスがめぐってきます。

大切な人とはほんの些細なことでも共有したくなるものです。
1992年には携帯電話や携帯メールなど想像もつかず、
外国にいる愛する人と連絡をとる方法のエアメール。
エアメールを受け取って書かれた頃に思いを馳せ、
今はどこにいるのかと思いをめぐらし、
このもどかしいほどの切ない想いを
現代の恋する若者達に贈りたい。

ベトナムとタイ 毎日のごはん
ベトナムとタイ 毎日のごはん
集英社
price : ¥780
release : 2005/05/20

タイ、ベトナム料理が作りたくなる本!

素晴らしい!レシピも99掲載され、コンパクトサイズですが、大変読み応えがありました。レシピの写真もとても綺麗で作ってみたいと思いました。調味料についての説明もあり勉強になりました。アジアンフード店に行ったときに、いろいろと発見できそうです。著者の文才も素晴らしい。簡潔で分かりやすく濃厚。愛読書になりそうです。
ノラや
ノラや
中央公論社
price : ¥760
release : 1997/01

かわいすぎる!

とにかくかわいい!思わずぷぷぷと笑う所もある、素敵な、穏やか、細やか、愛情に満ちた作品集です。猫に関する随筆作品は日本には多々ありますが、文が上手い!(御大に向かってすみません)本当に上質な一冊です。内田百けんを読んだ事がない人でもすいすい読めます。筆者の幻想小説でやられて頭がぐらぐらした方もこの作品を読んで一息つくのも良いかと!!
究極の文房具カタログ【マストアイテム編】
究極の文房具カタログ【マストアイテム編】
ロコモーションパブリッシング
price : ¥1,575
release : 2006/01/27

身近な文房具をかわいがってあげよう

 外国製の高価な文房具をマニアックに紹介するような本ではない。
紹介されている文房具は街の文房具屋、本屋、スーパーなどどこにでも
置かれていて、実用的に使うようなものばかり。味のあるイラストと、
添えられた愛情深い文章を読んで、「使ってみたいなあ」と思えば、
すぐにでも適価で手に入れることができる。

 しかし、とくに筆記具などはどんどん新しい新商品が出るうえ、
書きやすさやインクの品質などの改善スピードも非常に速いので、
内容的にはすでにやや古くなっている感は否めない。