ブックス ワールド !!
ブックス ワールドサイトへようこそ! 洋書から日本の書籍、雑誌、写真集、アルバム、文学書、実用書などごゆっくりご覧ください。
歴史・時代小説
禁裏御付武士事件簿―朝霧の賊
禁裏御付武士事件簿―朝霧の賊
徳間書店
price : ¥540
release : 1997/10

蝦夷地別件〈下〉
蝦夷地別件〈下〉
新潮社
price : ¥860
release : 1998/06

最終章はいただけない

上巻を読むのに一週間かかった。しかし中を読むのに二日、下に至ってては半日しかからなかった。理由は簡単だ。この小説は面白い。しかし途中から言いたいことはほぼ予想がつくようになった。だから飛ばし読みをする段落が増えたからである。後三分の一ぐらいは削るべきであったろう。

最終章はいただけない。作者の気持ちは良く分かる。アイヌのその後の運命を考えるとああいう終わり方にしたい気持ちも良く分かる。しかしせっかくつくってきたキャラを壊すようなことは良くない。あの思慮深いツキノエが、ハルフナリが、あそこまで無気力になるだろうか。物語に決着をつけるために作者が物語を「作為的」に作ったのだ、もちろん小説だから物語は作るのだか、「自然でない」と私は思うのである。 ただ、この物語には一度も登場しないが、この物語を規定している人物を配置するというのはなかなか面白い趣向である。老中松平定信の「日本国」論。もっとも彼の構想はさながら現代日本の官僚の作文のように思えて仕方ないのは私だけだろうか。

蝦夷地別件〈上〉
蝦夷地別件〈上〉
新潮社
price : ¥740
release : 1998/06

前半は100点しかし最後は30点・・・

さすがに船戸与一、最初から中盤まではあまりの面白さに止まりません。
かなりの長編ですが、キャラクターメイクと構成の素晴らしには脱帽です。最高です!
しかし、どうしてこの人はいつもラストが現実離れするのでしょうか、わかりません。
もったいないの一言です。滅茶苦茶にしてます。それがこの作者の限界でしょうか。
前半の面白さががラストまでもてば、この作品は必ずなんらかの賞を受賞していたでしょうに、ホントもったいないです。
船戸ハードボイルドの最高傑作は、やはり「山猫の夏」。
これを越える作品を作るのはやはり難しい、ということでしょうか。
最後の御大将 平重衡(しげひら) 義経が最も恐れた男
最後の御大将 平重衡(しげひら) 義経が最も恐れた男
PHP研究所
price : ¥940
release : 2005/01/06

平家最後の武将

源平時代の平家の武将を扱った小説としては平清盛以外としては初めてではないでしょうか。重衡といえば奈良の大仏を延焼させたという以外にあまり記憶がありません。今回初めていかに重衡が平家の武将としてはすばらしいか知ることができました。源平時代をまた違った角度から見ることができ大変楽しく読ませていただきました。
みなさん是非この本を購入し呼んでみてはいかがでしょう。また違った
平家をみることが出来ると思います。
傍若無人剣
傍若無人剣
春陽堂書店
price : ¥567
release : 1998/10

前田慶次郎ものとしては最高

前田慶次郎を描いた作品としては隆慶一郎の『一夢庵風流記』が有名でおもしろいですが、個人的にはこちらのほうが好きです。

この作品では、かぶき者慶次郎の図々しく口の減らないところが強調され、とくに叔父の前田利家との掛け合いは軽妙で、笑いを抑えることができません。電車の中で読むとちょっと恥ずかしいかも…

勝海舟
勝海舟
学陽書房
price : ¥1,029
release : 2004/09

幕末のリーダー、強運かつ波乱の生涯

勝海舟の生涯を書いた小説。なかなか読みやすく仕上げられており、少年期から晩年に至るまで、様々なエピソードが語られる。
やはり彼の生涯自体が小説の題材になるほど興味深いものであったことは疑いの余地がなく、淡々とした表現が彼の人生を語るにふさわしい。
大奥婦女記
大奥婦女記
講談社
price : ¥770
release : 1999/12

大奥の有名な事件が分る

吉屋信子さんの徳川の夫人達を読んで大奥についてもっと知りたいと思い、本書を手にしました。
内容的には春日局から、絵島事件等に至るまで大奥で有名な事件(多くは映画化されたり大河ドラマの題材となっている)を列挙しています。ある程度知識のある人にとってはもう少し掘り下げて小説化してもらいたいという意見があるかもしれませんが、広く浅く大奥を知る上では非常に興味深い本でした。しかし、問題点としては活字離れした現代人用にと多少字が大きく、ページに余白が多いこと。私は活字の大きさまで確認しませんでしたが、ちょっと電車の中で読むことに抵抗を感じてしまいました。そのため星も4つにしておきました。
五王戦国志〈5〉凶星篇
五王戦国志〈5〉凶星篇
中央公論新社
price : ¥680
release : 2003/07

オススメですね

とにかくオススメです。ちょっと前から読んでみないことには、つながりが分からないかもしれませんが、ここで物語が大きく転換し、そして終着へと向かいます。
いわばここからが本題というわけで、今までのはほんの序章に過ぎないことが分かります。そんな広大な序章に続き、なおかつこれからの展開に期待がかかる珠玉の一品です。
酔って候<新装版>
酔って候<新装版>
文藝春秋
price : ¥540
release : 2003/10/11

幕末の賢候たち

幕末の短編集で、以下の小説で構成されています。
◆「酔って候」(土佐藩 山内容堂)
◆「きつね馬」(薩摩藩 島津久光)
◆「伊達の黒船」(伊予宇和島藩 伊達宗城)
◆「肥前の妖怪」(肥前藩 鍋島閑臾)

「この時代、藩主たちも大変だったのね。」というのが正直な感想です。
越前候 松平春嶽が含まれていないことが、不思議に思いました。

色々な事情を抱えていても、やはり「藩」というものを守らなければならないのが、藩主の仕事。
たしかに、この賢候たちにはある意味で「アッパレ」です。
この時代の「藩主」を描いた小説として、すっごくおもしろかったです。

個人的な好みの順番でいえば、
1. 伊達宗城→2. 鍋島閑臾→3. 山内容堂→4. 島津久光
の順でしょうか。

実はこの本、かなり気に入ってます・・・・・
太平記〈3〉
太平記〈3〉
角川書店
price : ¥580
release : 2005/01

楠木正成再び起つ

楠木正成が再び挙兵し後醍醐天皇が隠岐を脱出するという太平記の中でも一番のみどころです。また赤松軍の京都侵攻、新田義貞の挙兵と見所満載で非常に面白く読ませていただきました。また足利尊氏の挙兵までの苦悩、佐々木道誉の動向と今後の展開が楽しみでアッというまに読んでしまいました。
五家狩り
五家狩り
光文社
price : ¥620
release : 2003/06/13

利休遺偈
利休遺偈
小学館
price : ¥630
release : 2005/04

これは面白い!!!

私は茶道をやり始めてまだ日が浅いのですが、
知り合いの人にこの本を薦められて読んでみましたところ、
一気に入り込んでしまいました。
お茶の道具にも興味が出てきたし、歴史上の人物にも興味がわいてきました。
すべてこの本がきっかけになりまいした。
太平記〈4〉
太平記〈4〉
角川書店
price : ¥620
release : 2005/01

鎌倉没落と建武の親政

新田義貞による鎌倉滅亡から建武の親政に至るまでの後醍醐天皇を中心とした活躍、その後の公家と武士の葛藤と素晴らしいタッチで描かれていました。特に大塔宮と足利尊氏の争いは読んでいて実際に自分がその場にいて二人の争いを見ているような錯覚に陥りのめり込んでしまいました。実際には建武の親政は失敗しますが大塔宮殺害後は足利尊氏と
後醍醐天皇の駆け引きへとt転進し五巻以降が楽しみです。
蝶の戦記〈下〉
蝶の戦記〈下〉
文藝春秋
price : ¥660
release : 2001/12

犬張子の謎―御宿かわせみ〈21〉
犬張子の謎―御宿かわせみ〈21〉
文藝春秋
price : ¥500
release : 1998/11

18弾

御宿かわせみシリーズ第18巻。

船宿に向う途中の小店で、るいが目に止めた犬張子。それには深い因縁があった。

玩具職人の文治郎が斬り殺され、続いて娘も惨殺された。事件の裏には、孫の徳太郎を巻き込んだ大店の跡目争いが隠れており…。犬張子に込められた文治郎の孫への情愛に、胸を打たれる表題作。

ほか、「独楽と羽子板」「柿の木の下」「鯉魚の仇討」など七篇を収載。

るいと東吾、同心の畝源三郎などが大活躍する人情捕物帳。

蝶の戦記〈上〉
蝶の戦記〈上〉
文藝春秋
price : ¥660
release : 2001/12

蛍の行方―お鳥見女房
蛍の行方―お鳥見女房
新潮社
price : ¥540
release : 2006/10

STAND UP!ノベライズ
STAND UP!ノベライズ
ワニブックス
price : ¥1,260
release : 2003/09/11

爽やかなH?

夏らしくてテンポよく読めました。内容がHをテーマにしてるけど全然いやらしい感じがしないので読みやすいと思います。読み終えて、主人公の成長が感じられました。
井伊直政―家康第一の功臣
井伊直政―家康第一の功臣
光文社
price : ¥600
release : 2004/10

彦根藩の藩祖、井伊直政の生涯

今だに真偽のほどがわからない、「直政は徳川家康の隠し子である」という設定を上手く活用しながら、戦国時代という激動の時代を生きたひとりの男を生き生きと描いた物語。養父母への感謝、実母への恋慕、譜代の家臣たちとの軋轢、様々な想いを胸に、ただひたすら孤高なまでに実父家康への忠節を貫く直政。戦場にあっては勇猛果敢、外交にあっては非凡な才能を発揮、部下には厳しく恐れられる存在であったが、戦場での傷がもとで若くしてこの世を去る。家康が幕府を開く直前のことであった。あたかも時代が戦国の動乱から平和へ向かおうというとき、直政も役目を終えるかのように。もし「直政が長命であったならば・・・」と、読み終えた後そう思わずにはいられない作品である。
空舟―北町奉行所捕物控
空舟―北町奉行所捕物控
角川春樹事務所
price : ¥714
release : 2006/09

武田信玄〈下〉
武田信玄〈下〉
講談社
price : ¥509
release : 1996/09

家康を討ち取っていれば・・・

本巻では、三方が原合戦終戦部から武田家滅亡までが書かれています。
信玄の後継者となった勝頼(信勝元服までの単なる後見人であったとも言われている)には最初から数々の難問がふりかかります。
家康は反撃に出て、長篠を奪回し、東は駿河までも侵食してきます。
親類衆、重臣たちは信玄生前のような忠義はつくさず、やがて確執が生じます。最終的には家康・信長と通じて国人大名になろうとするものまで出る有様です。
しかしながら、勝頼はこんな状況にもかかわらず、よく戦ったと思います。「高天神を制するもの遠州を制す。」と言われた高天神城攻略など、いくつかの電撃作戦を成功させ、家康を畏怖させています。
もし、家康が三方が原で討ち取られていれば、内紛というマイナス要因は発生せず、十分な態勢で信長との対決が出来ていたかもしれません。
偽史日本伝
偽史日本伝
集英社
price : ¥780
release : 2000/10

楽しい歴史のお勉強

タイトルからして「魏志倭人伝」のパロディで、ふざけた歴史物のようだが、中々どうして教えられる所が大きい。作者は教師志望だったので、こうして愉快だがタメになる授業をしたかったのではないか。特に固定観念を持つ事の怖さ・滑稽さを訴えている。

邪馬台国はたくさんあったという「おそるべき邪馬台国」。清少納言と紫式部の争いを描いた「封じられた論争」。北畠親房をオチョクッタ「日本一の頑固親父」等。

例えば、近年の発掘によって4世紀頃、北九州にも近畿にもある程度の規模の集落があった事が知られている。すると陳寿の頭にあった「邪馬台国」は西日本のどこにあってもおかしくないのである。また、「日本一の頑固親父」を読んで、私は南北朝の様子を楽しく勉強させてもらった。

既成の概念に捉われず日本史を楽しく勉強するための最高の贈り物。
君を乗せる舟―髪結い伊三次捕物余話
君を乗せる舟―髪結い伊三次捕物余話
文藝春秋
price : ¥1,600
release : 2005/03

ふとあやしさ煙る江戸浮世

髪結い伊三次シリーズ新刊出た!出た出た出た!!やったー!
今回は「妖刀」「おんころころ…」など、ちょっと不思議な趣きの短編がいくつか。
怪談が大の苦手な人はちょっと覚悟を決めてからどうぞ。
といっても、そんなにおどろおどろしいものではありませんし、肝を冷やしたあとは、伊三次と文吉のあいだに生まれた伊与太坊、不破様のところの茜ちゃんがちょっとずつ大きくなっていくかわいらしさが、心を温めてくれます。
元服した龍之進くんをはじめ、子どもの育っていく様子が、何気なくさらりとした描写なのにリアリティを感じさせます。

相変わらずハードボイルドな捕物をしてるうえ、なかなか稼ぎも楽にならない伊三次ですが、母は強し、もともと鷹揚で肝っ玉の据わった文吉姐さんとおっとりかわいい伊与太坊と一緒で、それなりに幸せそう?
お文が歳を気にしてるのを知ってて、わざといけずを言う伊三次の、ふたりの犬も食わないやりとりも楽しい!

秘剣瀑流返し―悪松・対決「鎌鼬」
秘剣瀑流返し―悪松・対決「鎌鼬」
祥伝社
price : ¥620
release : 2002/12

華栄の丘
華栄の丘
文藝春秋
price : ¥520
release : 2003/03

学ぶべきところ大

宮城谷さんの本は、どうも私、中編くらいの方が好きなようだなぁ。
元々この作家にはまったのは「夏姫春秋」。
今でもこの作品は、最高傑作だと思っている。是非にとおすすめしたい。

さて本作はどうだったか。
ま、主人公華元の面白みもあったけど、その周りで彼を支える人達の献身と、ひた向き、更に誠実が何ともうらやましく、また楽しかった。
このような集団は、きっと心地いいだろうなぁ。
組織を作り、預る身としては学ぶべきところ大でありました。

例のごとく、綺羅星のような言葉がそこかしこにありました。
腹に染みるいい作品です。
錯乱
錯乱
春陽堂書店
price : ¥450
release : 1996/05

北条早雲
北条早雲
学習研究社
price : ¥620
release : 2002/11

紅塵
紅塵
祥伝社
price : ¥590
release : 1998/07

でも田中芳樹は一流ストーリーテラー

12世紀中頃、中国宋王朝が南下する女真族の金に抵抗するお話。 いわゆる抗金名将の一人韓世忠の息子である子音が主人公である。 よって、岳飛など、抗金名将のエース的人物は直接は登場しない。 いわゆる漢民族中心の一方的な史観ではなく、女真族の金王朝 からの立場から、その盛衰といったものも良く描かれている。

中国史は相変わらず千年一日、なにも進歩が見られないのがよくわかる。 すなわち、名君登場により国は富み、暴君により民は苦しみ、国は傾く。 千年以上経っても、春秋戦国・秦・漢時代と基本は同じ。 中国史は面白い。しかし、虚しい。

陋巷に在り〈2〉呪の巻
陋巷に在り〈2〉呪の巻
新潮社
price : ¥540
release : 1997/07

漫画でもみたい作品

表紙は諸星大二郎。物語のイメージとピッタリだ。
最近は挿絵のある小説が減ってしまった。
淋しいもんだ。
挿絵も入れてくれ〜。
これは漫画化で読んでみたい。
誰かやらないかな・・・
岳飛伝 5 凱歌編
岳飛伝 5 凱歌編
講談社
price : ¥798
release : 2004/04/06

牛皐よ。貴方はかっこよい。

 牛皐(ギュウコウ)よ。貴方はかっこいい。
そして、面白い程に豪快だ。

毒をのまされて死にそうになる。
周りは死んだと思って葬式を始める。
その葬式の最中に目覚めて、周りを驚かせる。
そして、”死んだまま”にしておく。
この”死計”は最高だ。

ウジュを、お尻にしいて殺す。
最後の戦いでは、敵将を怒り死にさせる。

そして、牛皐は笑い死にする。

こんな、愛僑たっぷりの人物にはなかなか出会えない。
岳家軍の再興とともに、この英雄の生き様も楽しめます。

岳飛伝〈4〉悲曲篇
岳飛伝〈4〉悲曲篇
講談社
price : ¥798
release : 2004/02

陰謀は剣よりも強い

 誰も、岳飛を戦場で倒すことは出来ない。
しかし、戦場以外ならば倒すことが出来る。

ハミツーの策により、宋の王宮に送り込まれた秦檜。
彼は、確実に岳飛を追い詰めて行く。
岳飛は遂に牢に入れられる。

彼の悩みは深い。
「私の知人や親類達が私を慕うあまり反乱を起こすような
真似をしないで欲しい」

岳飛の心は、どこまでも忠実で、清い。

私達が同じ境遇にあったらどんあ言葉を口にするのだろう。

「大丈夫は、死を見ることに平然としているべきで、人に笑
われるようであってはならぬ」

この心を学びました。

花始末―秋山久蔵御用控
花始末―秋山久蔵御用控
ベストセラーズ
price : ¥650
release : 2006/08

新選組全史―戊辰・箱館編
新選組全史―戊辰・箱館編
角川書店
price : ¥600
release : 2001/07

おもしろくなかった

文章が うまくない
私のテーストではなかったです
白閃の剣
白閃の剣
角川春樹事務所
price : ¥693
release : 2005/09

甘露梅―お針子おとせ吉原春秋
甘露梅―お針子おとせ吉原春秋
光文社
price : ¥520
release : 2004/06

それぞれの恋

人の数だけ恋があります。
この本は、決して全てがハッピーエンドで終わるわけではありません。人それぞれの恋があるんです。読み進めていくうちに、悲しく切ない場面に出くわします。それはもう、本当に悲しいです。暫く本を閉じて余韻を味わっていました。
ですが、その場面があるからこそ、おとせの恋が引き立つのかもしれません。
悲しいだけではない本当に素敵な作品ですので、是非お手にとって見てください。
百鬼狩り
百鬼狩り
光文社
price : ¥650
release : 2002/05

周瑜―「赤壁の戦い」を勝利に導いた呉の知将
周瑜―「赤壁の戦い」を勝利に導いた呉の知将
PHP研究所
price : ¥620
release : 2004/07

鬼

講談社
price : ¥520
release : 2002/02

太平記〈1〉
太平記〈1〉
角川書店
price : ¥580
release : 2004/12

後醍醐天皇ついに立つ

足利尊氏、佐々木道誉、新田義貞と多くの武将が後醍醐天皇が始めて
幕府にたてをついたとき何をしていたのか?余すところ無く描かれておりさすが森村誠一といってしまいたくなるような始まりでした。
二巻以降が楽しみです。
三国志〈2〉参旗の星
三国志〈2〉参旗の星
角川春樹事務所
price : ¥1,680
release : 1996/12

お尋者―物書同心居眠り紋蔵
お尋者―物書同心居眠り紋蔵
講談社
price : ¥650
release : 2002/06

葉隠―武士道の神髄
葉隠―武士道の神髄
徳間書店
price : ¥720
release : 2006/01

秦の始皇帝
秦の始皇帝
文藝春秋
price : ¥460
release : 2003/08

読みやすかったです。

歴史の本は難しそうなので、敬遠していました。

でも、この本は読みやすかったです。読んでよかったです。

遠く昔の秦の始皇帝のことがこんなにわかっているとは知りませんでした。
月の船でゆく
月の船でゆく
光文社
price : ¥460
release : 2003/10/10

またティコに会いたいな。。。

何なんでしょう?この秋のような寒くて切なくて曇り空のような感じは。でも決して暗くいわけではないです。
とってもこの感じが好きなんですね、私は。個人的なんですけど昔のスピッツのアルバムを聞いているような感じです。
久しぶりに読み返してみて、以前の印象よりもやや子供っぽいかなあとも思ったんですけども、結局はどうしても手放せない本なんです。
大君の通貨―幕末「円ドル」戦争
大君の通貨―幕末「円ドル」戦争
文藝春秋
price : ¥540
release : 2003/03

悪貨は良貨を駆逐していなかった日本

江戸幕府が倒れたのは通貨レートだったという小説。詳しくは他の人が書いているので省略。
悪貨は良貨を駆逐するのが世界の常識であった時代に、日本では悪貨を流通させていたのだからすごいものです。しかしそれは日本以外には通用しない。
日本史の教科書ならペリーが浦賀に来航して云々でおしまいの史実ですが、その背景にあった事実に著者の想像力を加えて(悪い意味ではありません:司馬遼太郎だって現場で見聞きしたような会話を入れてますよね)、面白く読ませてくれた約300ページでした。
おんな曼陀羅
おんな曼陀羅
祥伝社
price : ¥560
release : 2006/02

隋唐演義〈5〉玄宗と楊貴妃ノ巻
隋唐演義〈5〉玄宗と楊貴妃ノ巻
中央公論新社
price : ¥620
release : 2004/09

静かな大地
静かな大地
朝日新聞社
price : ¥2,415
release : 2003/09/19

日本人は絶対に読んでおくべき一冊

アイヌ民族とその文化を迫害し抹殺してきた明治以降の日本の歴史。とても重いテーマであるにもかかわらず、語られることは少ない。作者は滅び行くアイヌの人々の側からスポットを当て、北海道の大地に暮らすアイヌ民族の歴史と文化を語ってくれる。アイヌと行動を共にする三郎兄弟の存在が、我々和人に僅かな癒しを与えるが、それ故になんと切ない結末を迎えることか。
長編大作はであるが一気に読ませる作者の実力は素晴らしい。久々に読後の余韻に浸れる一冊であった。
はやぶさ新八御用帳〈2〉江戸の海賊
はやぶさ新八御用帳〈2〉江戸の海賊
講談社
price : ¥560
release : 1993/09

口中医桂助事件帖
口中医桂助事件帖
小学館
price : ¥600
release : 2005/10/06

ううーん

江戸時代の歯事情はとっても興味深く読めましたが、
肝心の謎解きという部分では稚拙な感じが拭えなかった。
人間関係の描写や人との関わりなど説明などがかなり少なくて、
セリフや状況を交えるのではなく、文章のみで説明を終えている部分もあるので
気持ちが入っていかなかった。
人をきっちり書ききれて無い感じ。

町医者と、大奥の御傍用人との関わりも…本当にアレだけなら
それだけの繋がりでああいう風にはなるだろうか??と。
この1冊でいくつかの事件があり解決しつつ最後の大きな解決を向かえる形なんだけど
その最後が…そうなるならもう少しネタフリが細かくあってもよかった気が。
唐突感があったかな。
まぁ、妹さんの件は登場当初から先が読めたりしたけど。

全体的に、もう少し頑張って欲しい気がしました。

美食探偵
美食探偵
講談社
price : ¥730
release : 2003/08

意外な展開と料理の話を賞味あれ

周知のごとく、推理小説には、歴史上の人物が探偵役となる型があります。著名なものには、シオドー・マシスン『名探偵群像』、森鴎外が探偵となる海渡英祐『伯林一八八八』、石川啄木が探偵である伊井圭『啄木鳥探偵処』等等。
この『美食探偵』も、実在した小説家、新聞記者村井弦斎が探偵となっています。弦斎は料理小説『食道楽』(最近岩波文庫に入りました)という、明治のベストセラーの作者として知られています。『美食探偵』の中でも『食道楽』の執筆や食通ぶりが描かれています。その他、大隈重信、伊藤博文、松本順など歴史上の人物も重要な役目を持って登場しています。
ただ、謎解きを味わう本格物というわけではなく、意外な展開と人物描写を楽しむ、という趣向です。

松風の家〈下〉
松風の家〈下〉
文藝春秋
price : ¥500
release : 1992/09

唯一の神の御名―龍の黙示録
唯一の神の御名―龍の黙示録
祥伝社
price : ¥690
release : 2006/09

ひとつ灯せ―大江戸怪奇譚
ひとつ灯せ―大江戸怪奇譚
徳間書店
price : ¥1,680
release : 2006/08

中途半端…

宇江佐真理のファンでもこの作品はやや首をかしげたくなる出来だ。
宮部みゆきを意識したわけでは無いとは思うのだが、ホラーと時代小説
の組み合わせにしては、ホラーの部分がお粗末で面白く無い。また、話
の会の面々も、最後までなぜこのような会に参加しているかという説明
が無く人間関係の争いも子供じみている。
ただ、最終話を読み終わってからこの小説全体がひとつの怪談話だった
のかもしれないと感じた。
かげろう飛脚―鬼悠市 風信帖
かげろう飛脚―鬼悠市 風信帖
文藝春秋
price : ¥560
release : 2006/12

快楽の封筒
快楽の封筒
集英社
price : ¥480
release : 2006/01/20

女性の手になる「エロス」

この手の本はあまり読まないのですが、男が書くいわゆる「エロ小説」ではなく、ありのまま、自然に、男性にとって未知なものである「性」を表現してる。女性をもう一歩深く理解できた、そんな気にさせてくれるところが気に入りました。
隼小僧異聞―物書同心居眠り紋蔵
隼小僧異聞―物書同心居眠り紋蔵
講談社
price : ¥620
release : 1999/06

すっかり紋蔵さんの虜です。

前作で、『居眠り紋蔵』の世界にすっかり引き込まれてはいましたが、2作目もこんなに楽しませてくれるとは・・・!もうすっかり紋蔵さんの虜になってしまいました。

相変わらず、うだつの上がらぬ物書き同心ではありますが、今回は私生活の方で子供達の巣立ちがあり、それに際しての紋蔵の微妙な心の動きがとても胸にしみてじんわりときました。それでも、あいかわず自分の預かり知らぬ内に事件に巻き込まれていたり、知らず知らずの内に真相を探り当てていたりする、苦笑いしたくなるようなおもしろさは健在で、最高でした。

凍て雲―うぽっぽ同心十手綴り
凍て雲―うぽっぽ同心十手綴り
徳間書店
price : ¥660
release : 2006/11

軍師竹中半兵衛
軍師竹中半兵衛
角川書店
price : ¥780
release : 1988/09

あと10年生きていてくれたら・・・

 名前程度しか知らなかった、竹中半兵衛をこの本で詳しく知りました。冷静沈着、大胆不敵、自らの出世を望まず、秀吉を通して自分の軍略を実践する。その姿に感動します。史実とは違う場面もあるようですが、歴史小説として、何の問題にもならないのでは。もっと長生きして活躍を歴史に残して欲しかったな・・・。
御宿かわせみ〈新装版〉 (一)
御宿かわせみ〈新装版〉 (一)
文藝春秋
price : ¥500
release : 2004/03/12

四季の風雅と人情と

大掘端にある旅籠「かわせみ」を舞台にした、平岩弓枝のライフワークとも言える時代小説。

新装丁されるにあたり書き下ろされた蓬田やすひろさんの絵は、パステルトーンで描かれていて、現代の「浮世絵」とも言えるような柔らかさを持っている。
また、その絵は、平岩弓枝の描く「御宿かわせみ」の世界観を見事に体現しているのである。
江戸気質とも言える厚い人情を精髄としながらも、折々の風物を添えて描かれる作品は、この装丁のように温かみを持っている。
新装丁と改訂がされたのをきっかけに、書に手を伸ばしたが、ゆっくりとだが一通り読み通してみようと思った。

志ん朝の落語〈2〉情はひとの…
志ん朝の落語〈2〉情はひとの…
筑摩書房
price : ¥998
release : 2003/10

この本の功罪について考え直してみました。

 前回レビューを書いたときには、☆5つでした(第5巻は操作ミスで一つになってしまいましたが、5つです)。

 その後、もし私のリストマニアをごらんいただいた方ならお分かりのとおり、順次合計100枚以上のCDのレビューを書かせていただきました。もちろん、志ん朝師匠のCDで持っているものは、まだ全部ではありませんが、相当数書いています。ところが、不思議なことに、CDへのレビューはほとんどないのですね。大体私が、「最初のレビュー」です。前回、CDをそろえましょうと提案しましたが、どうやら、この本は買ったけれど、CDは聞いていない人が相当数いるのではないかと思えます。

 この本では、円生100席も担当した京須 偕充 さんが、師匠の微妙なしぐさなどを「邪魔にならない程度に」括弧書きしてくれていますが、仮に声に出して読んだとしても、この本に収録された師匠の話芸は再現は困難でしょう。

 落語は、もともと、話芸なのです。文字で読むものではないのです。この本はこの本に収録された噺を全て聞いた経験のあるものには、電車の中で読んでも再現できるでしょうが、聴いたことのない人には、師匠の真実の姿が正しく伝わらないのではないかと言う危機感に襲われました。

 もしこの推測が正しいとしたら、この本は編者の意図を離れて、師匠の至芸を味わう機会を奪ってしまった罪な本になるのかもしれません。この推測が外れることを、切に願うものであります。

  

雀のお宿
雀のお宿
角川春樹事務所
price : ¥714
release : 2006/04

終戦のローレライ〈2〉
終戦のローレライ〈2〉
講談社
price : ¥730
release : 2005/01

胸が熱くなりました!!

 第24回吉川英治文学新人賞受賞作品
 第21回日本冒険小説協会大賞受賞作品
 「宝島社 このミステリーがすごい!」 2004年度 第2位
 「週間文春 傑作ミステリーベスト10」 2003年 第5位
 「ミステリチャンネル 闘うベストテン2003」 第2位
 「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2003」 総合ランキング 第16位
 「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2003」 ミステリー&エンターテインメント部門 第25位

 全4冊中の2冊目。

 いよいよ潜水艦が大海原へと繰り出します。

 様々な人生や思いを乗せるにはあまりにも小さすぎる潜水艦。

 そんな潜水艦が実際に乗っている人数の何十倍、何百倍という人々の思いを賭けて死闘を繰り広げます。

 潜水艦の乗組員は、それぞれ階級が高かろうが低かろうが1人の人間です。

 また、それぞれ家族や恋人等の思いを背負っています。

 人間の命や思いに軽重の差はありません。

 というか、あるはずがありません。

 死闘を繰り広げる潜水艦の乗組員1人ひとりのことを考えると、胸が熱くなりました。

 ソレデハ…

孤剣乱斬―闇を斬る
孤剣乱斬―闇を斬る
徳間書店
price : ¥680
release : 2006/12

一気

夢中で7冊読み上げてしまいました。この続きは出るのか、はたまたこれで完結なのか・・・非常に次回作が待ち遠しいです。荒崎一海さん ふっと出会った本でしたが自分の生き方もこうでありたい・・などと考えてしまう小説でした。
紅の雨―夜桜乙女捕物帳
紅の雨―夜桜乙女捕物帳
廣済堂出版
price : ¥630
release : 2004/07

かくれさと苦界行
かくれさと苦界行
新潮社
price : ¥660
release : 1990/09

無益な行為にも、結着はつけねばならぬ

「吉原御免状 」の続編。
<これが遂に覚者になれなかった男の、成れの果ての姿か>
今作から登場する荒木又右衛門の哀切の念。相手と自分の命をやりとりする中で、積み重ねてしまう愚行。
人物として一種爽やかなだけに、余計にその悲しみが迫ってくる。
荒木又右衛門と幻斎の死に様。
作中の人物以上につまらぬ愚行を積み重ねている自分は、果たしてどんな死に様を見せるのか。
それでも「無益な行為にも、結着はつけねばならぬ」。
あんちゃん
あんちゃん
新潮社
price : ¥660
release : 1981/08

後期の気合いの入った短編集です。読み応えあり

周五郎短編は数々あれど、やはり50年代の諸作は凄い。無駄がない。

この作品集でも最後のメンタルなどんでん返しが秀逸な表題作を始め、シチュエーション悲劇の傑作菊千代抄など素晴らしいものが並んでいるのだが、ワタクシのお気に入りは巻頭のいさましい話。周五郎のこの手の落梅記や山女魚を彷彿させる物静かな音楽のような語り口には本当に弱い。ストーリーは酔いどれ次郎八などに通じる泣いた赤鬼タイプの武家ものだが、戦前の次郎八が美談てこういうもんでしょう的類型的なのに比べ、格段に美しく厳かになっていると思う。

隋唐演義〈4〉女帝武則天ノ巻
隋唐演義〈4〉女帝武則天ノ巻
中央公論新社
price : ¥620
release : 2004/07

翻訳なので

隋唐演技の翻訳なので大衆向きではないように思う。中国の歴史が好きな人、知りたい人は歴史書よりはとっつきやすいと思う。私もそういうつもりで最初は読みました。中国文学らしく登場人物がとても多いので慣れるまでつらいかも。しかも時代の流れがすごく速い。あの長い歴史をこれだけでまとめなければならなかったのだろうからしょうがないとは思うけど。
一輪の花―父子十手捕物日記
一輪の花―父子十手捕物日記
徳間書店
price : ¥620
release : 2005/02

鬼仙
鬼仙
中央公論新社
price : ¥1,785
release : 2006/12

影刀―壬申の乱ロマン
影刀―壬申の乱ロマン
文藝春秋
price : ¥460
release : 1997/02

後巷説百物語
後巷説百物語
角川書店
price : ¥2,100
release : 2003/12

【商品詳細】

御行の又市、山猫廻しのおぎん、事触れの治平ら小悪党たちの暗躍を描いた人気シリーズの第3弾。幕末を舞台とした先の2作とは異なり、時代は明治へと移り変わっている。年老いた主人公、山岡百介が、数十年前に又市らによって仕組まれた事件を振り返るという趣向だ。奇怪なしきたりに縛られた孤島、死人が放つ怪火、不死の蛇、人へと変化する青鷺など、著者が得意とする妖怪を題材にした6編が収録されている。第130回直木賞受賞作。 本シリーズの大きな魅力は、どうにも立ち行かない事態を、妖怪の仕業として収めてしまう又市らの大仕掛けにある。その鮮やかな手口は本書でも健在であるが、特徴的なのは、又市らの胸をすく活劇を、過去のものと位置づけている点だ。老いた百介の背後に浮かぶのは、近代へと移行する世の中にあって、失い、忘れ去られていったものたちの姿である。全編を貫くのは、妖怪が無用の長物と化した「無粋な時代」に対する寂莫たる思いだ。それだけに、最終話「風の神」で、最後の仕掛けを施す百介の姿が胸に迫る。 また、『陰摩羅鬼の瑕』など、憑物落としの中禅寺秋彦が活躍する「京極堂シリーズ」と共通する人物が登場する点も興味深い。これにより、又市らが登場する『嗤う伊右衛門』なども含め、その作品世界が、1枚の絵の中に収まることが明らかとなった。そこには、妖怪という視点から、我が国の成り立ちとその行く末を見定めようとする著者の遠大な試みが見え隠れしている。本書は、その重要な接点ともなっているのである。(中島正敏)

爽やかな読後感

著者の本は姑獲鳥の夏から始まり結局何だかんだで全部読ませて頂いている。著者の本の中では爽やかさが感じられる著です。それは山岡百介がさっぱりしているのと、それを慕う登場人物が若く爽やかなせいか。京極堂シリーズが憑き物落としとすれば、又一シリーズはその仕掛けを楽しむ本と思ってます。その意味ではシリーズ三作目、加えて『覗き小平次』も又一さんか、も十分仕掛けを楽しめます。
情け傘―夜桜乙女捕物帳
情け傘―夜桜乙女捕物帳
廣済堂出版
price : ¥630
release : 2004/10

なみだ町―夜桜乙女捕物帳
なみだ町―夜桜乙女捕物帳
廣済堂出版
price : ¥630
release : 2005/02

天地人〈下〉
天地人〈下〉
日本放送出版協会
price : ¥1,890
release : 2006/09

義に生きた男たちに感激!

若き真田幸村が、上杉家の直江兼続に教えを請うていたことは知りませんでした。
謙信→兼続→幸村と受け継がれた、義の系譜に感激しました。一気に読めました。
真田幸隆
真田幸隆
学習研究社
price : ¥725
release : 2006/09

巷説百物語
巷説百物語
角川書店
price : ¥1,995
release : 1999/09

【商品詳細】

泉鏡花賞受賞作『嗤う伊右衛門』にも登場する小股潜りの又市が、江戸の世を舞台に悪党を退治する時代小説の第1弾。デビュー作『姑獲鳥の夏』に始まる「憑き物落とし」中禅寺秋彦が活躍する作品群とは、また味わいの異なる妖怪シリーズだ。 寺への帰路で豪雨に見まわれ、やむなく途中のあばら屋に逃げ込んだ1人の僧。小屋には白装束の御行、人形遣いの女、そして初老の商人と若い男が居合せていた。雨宿りの余興に始まる「百物語」。一見無関係な怪談話は、意外な符号を伴って僧の心の内で形を成す。小屋の外では「しょり、しょり」と何者かが小豆を磨く音が。やがて僧は、恐るべき怪異と出会う…。 立ち現れるのは、江戸時代の絵師竹原春泉の『絵本百物語』に描かれる小豆洗い、白蔵主(はくぞうす)、舞首、芝右衛門狸、塩の長司、柳女、帷子辻(かたびらがつじ)の7妖怪。又市をはじめとする小悪党一味、山猫廻しのおぎん、事触れの治平らは巧妙な罠を十重二重(とえはたえ)に張り巡らせ、どうにも立ちゆかない事態を「妖怪」のしわざとして収める。著者自身の言葉を借りれば、本作は、難事件を「妖怪」と名づけて払い落とす中禅寺のシリーズの「裏返し」なのだそうだ。 又市は「悪党だから死んでもいいなンていううざってェ小理屈も俺達にゃァ関係ねェ」とうそぶく。そして「悲しいねぇ」と言葉を継ぐ。登場する妖怪たちは、人間の心の闇や業(ごう)が形を成した末の「悲しい姿」だ。そもそも春泉の『絵本百物語』は人間の醜い心を風刺したものでもある。その業を見据える又市の姿が、たんなる勧善懲悪の時代劇ではない深みを物語に与えている。(中島正敏)

京極堂は出てきません

京極氏は一つ一つの作品を短編としても読ませるし、長編の中の一部
としての役割をもたせたりもする。その技法が秀逸。このシリーズもそうだ。
小編がそれぞれに面白くて引き込まれるのだが、次作の
「続巷説百物語」に向かってすべて伏線となって流れていく。

読者は普通には狂言回しの役割を与えられた百介に感情移入せざるを
得ないのだが、現在を生きる私達の道徳観に基づいた「善」「悪」は
用を成さない。百介もどうやら少し逸脱したい常識人なため、後ろ暗い
世界にあこがれ、こちら側に安寧とした自分の居場所を持ちつつ、
あちら側に首を突っ込もうとする。本作ではまだ、かかわりが始まって、
浸かり始めて、それでもまだ本質的な「覚悟」を求められるわけでも
なく、読者もかなりはらはらしながらも安心して事件にかかわれる。
次作を読むなら順番は間違えない方が良い。
岳飛伝〈3〉風塵篇
岳飛伝〈3〉風塵篇
講談社
price : ¥798
release : 2003/12

餓死しようとも民の食料を奪わず

 岳飛は、己自身を厳しく律し、それを軍律にも用いた。
彼の軍は、強い上に礼儀正しい軍であった。

名声を極める岳飛軍。
しかし、そんな時にこそ、内部の妬みに注意しなければいけない。

ウジュの脅威が去り、岳飛が邪魔になってきた朝廷。

そして、ウジュはまだ死んでいない。
ハミツーに負けた理由を聞く。

「貴方が奸臣を嫌うからだ。もっと彼らを重用しなければいけない」
ハミツーはそう指摘した。

そして、岳飛を殺す策を提案する。
宋の王宮にスパイを送り込む。

岳飛の身に危険が近づく第3巻。

明智光秀〈上〉
明智光秀〈上〉
学陽書房
price : ¥840
release : 1998/11

現在読んでいる途中です


が、引き込まれます。時間がもっと欲しいです。仕事の合間に読むなんてもったいないコトしてます。でも、読みたいからしょうがない。

明智光秀という人物、やはり各方面で誤解がありそうですね。もちろん私はどんな人物だったかは実際に見ていないので判りません。が、生まれを考えるといい領主さんだったような気がします。なぜ?という疑問は誰にも判らないでしょうが、この本で少しでも自分なりの解釈が得られればと思っています。

この巻は少年から青年の時期を描いているので、途中主人公そっちのけで信秀、信長、道三など、良く知った人物が出てきます。でも、彼を記すには避けてとおれない人物たちですね。


小説十八史略 傑作短篇集
小説十八史略 傑作短篇集
講談社
price : ¥820
release : 2006/04/14

終戦のローレライ〈1〉
終戦のローレライ〈1〉
講談社
price : ¥490
release : 2005/01

文章が難しくてついていけなかった

中2の今頃にこの本買いましたがどうにも話しが難しくて付いていけませんでした。それに分からない単語もいっぱい出てきた(汗)しかし今は高一なので今なら大丈夫かな。
話しが難しいが第一印象でしたがおもしろいとも感じました。原作の方がいろいろ丁寧に描かれていますので☆3にしておきます。
松風の家〈上〉
松風の家〈上〉
文藝春秋
price : ¥500
release : 1992/09

松風の家

茶道裏千家をモデルとして描かれているこの物語。
かつて想像することも出来ない程の貧困と零落にみまわれた
時代を生きてきた千家の、とりわけ表には出ることのない女性たちの
働きと生き様にスポットライトがあてられています。
毎日の食べ物にも事欠き、伝来の茶道具の品々を質に入れて食いつなぎつつ

誇りを失わず家元を支えている人々の姿には心打たれます
涙なくしては読めません!京女の芯の強さは感動モノです。
茶道入門者、必読ですよ。

光武帝(下)
光武帝(下)
講談社
price : ¥790
release : 2006/06/15

妻を娶らば陰麗華

 劉玄政権内の粛清の嵐を潜り抜け、河北経略の中に運命の活路を見出した劉秀ですが、行く手には漢朝宗室を僭称して地元の豪族勢力を糾合する王郎一派が立ちはだかっています。逆境をはね返し、反王郎勢力を結集するため、劉秀は左右の勧めにしたがって、ある思い切った手に出るのでした。
 銅馬などの反乱勢力を傘下に収め、河北に地盤を得て威信と実力を高めていく劉秀。王莽政権を倒して天下を手中としつつ、中原の混乱を収拾し切れず、日いちにちと天下の信を失っていく劉玄一派。赤眉の動向が微妙な兆しを見せつつある中、果たして天下の帰趨は如何に。そして劉秀と陰麗華嬢との紆余曲折は、果たして何処に向かうのでしょうか。

 我らが主人公の劉秀君、長安の太学で儒教を修めていた頃には、「官に至らば金執吾、妻を娶らば陰麗華」(役人になるなら警視総監、嫁さんもらうなら陰家の麗華嬢)などと夢想していたのだとか。後に中華の皇帝になる男の台詞とは思えません。項羽や劉邦の故事に比較すれば、如何にも堅気で、些か小市民的とすら言えるかも知れません。
 塚本氏の筆になる劉秀の伝記小説も、本巻で大団円を迎えます。小説としては、どうもいま一つ盛り上がりに欠けるような気もしますが、秀君の生真面目さがそれなりによく表現されているのではないでしょうか。
大坂侍
大坂侍
講談社
price : ¥620
release : 2005/12

司馬氏の作品としては中の下といったところ

 大阪に因んだ短編6作を収録している。

 司馬氏の作品と思い期待して購入したが、さほどの面白さはなかった。あまり楽しめる歴史的事実がリンクしてこないし、話の展開にも面白みにかける。

 しかしながら腐っても司馬氏作品ですので、最後までは読めます。
隋唐演義〈3〉太宗李世民ノ巻
隋唐演義〈3〉太宗李世民ノ巻
中央公論新社
price : ¥620
release : 2004/05

いよいよ クライマックス

隋がとうとう滅んで群雄割拠の時代に入ります
この後、唐になるのは分かっているのですが
その過程がすごく楽しかったりするわけなんですね♪
彼岸花―秋山久蔵御用控
彼岸花―秋山久蔵御用控
ベストセラーズ
price : ¥650
release : 2005/11

吉宗と宗春
吉宗と宗春
文藝春秋
price : ¥469
release : 1995/04