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 | 『松風の家〈下〉』 文藝春秋 price : ¥500 release : 1992/09

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 | 『口中医桂助事件帖』 小学館 price : ¥600 release : 2005/10/06

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ううーん
江戸時代の歯事情はとっても興味深く読めましたが、 肝心の謎解きという部分では稚拙な感じが拭えなかった。 人間関係の描写や人との関わりなど説明などがかなり少なくて、 セリフや状況を交えるのではなく、文章のみで説明を終えている部分もあるので 気持ちが入っていかなかった。 人をきっちり書ききれて無い感じ。
町医者と、大奥の御傍用人との関わりも…本当にアレだけなら それだけの繋がりでああいう風にはなるだろうか??と。 この1冊でいくつかの事件があり解決しつつ最後の大きな解決を向かえる形なんだけど その最後が…そうなるならもう少しネタフリが細かくあってもよかった気が。 唐突感があったかな。 まぁ、妹さんの件は登場当初から先が読めたりしたけど。
全体的に、もう少し頑張って欲しい気がしました。
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 | 『美食探偵』 講談社 price : ¥730 release : 2003/08

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意外な展開と料理の話を賞味あれ
周知のごとく、推理小説には、歴史上の人物が探偵役となる型があります。著名なものには、シオドー・マシスン『名探偵群像』、森鴎外が探偵となる海渡英祐『伯林一八八八』、石川啄木が探偵である伊井圭『啄木鳥探偵処』等等。 この『美食探偵』も、実在した小説家、新聞記者村井弦斎が探偵となっています。弦斎は料理小説『食道楽』(最近岩波文庫に入りました)という、明治のベストセラーの作者として知られています。『美食探偵』の中でも『食道楽』の執筆や食通ぶりが描かれています。その他、大隈重信、伊藤博文、松本順など歴史上の人物も重要な役目を持って登場しています。 ただ、謎解きを味わう本格物というわけではなく、意外な展開と人物描写を楽しむ、という趣向です。
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 | 『楽毅〈1〉』 新潮社 price : ¥620 release : 2002/03

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諸葛孔明が理想とした武将楽毅の生涯を気品高く描き切った傑作
漢の高祖劉邦が好きだった武将でもある。 楽毅の魅力を一言で語るならば、 生きている限り諦めない不屈の闘志の持ち主であるということであろう。 忠臣楽毅と言われるが、君主がアフォの場合は亡命しているのが興味深い。 楽毅を乗り越えようとしていた孔明は、劉禅がアフォでも見捨てるわけにはいかなかったのだなと、 三国志ファンの私は思いました。 妻子見捨てる楽毅も私の壷にはまります。 男は世の為人の為に生きるべきざんす。
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 | 『二宮金次郎の一生』 栄光出版社 price : ¥1,995 release : 2002/05

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いろいろ考えさせる伝記
1、この本を読んでよかったと思うこと 二宮金次郎といえば、薪を背負って読書する姿や、農政の専門家といったイメージがあるが、この本を読んで、商才に長けた実務家というイメージも持った。そのようなイメージを持てたことがこの本を読んだ最大の効果といえる。 2、この本のイマイチなところ あまりにも金次郎が聖人君子に描かれているように感じた。もとの伝記がそうだから仕方がないかな。 3、この本を読んで考えたこと (1)この本を消費者金融や事業金融に携わっている人すべてに読んでもらいたいが、現代では儲けを出さなければならないので金次郎流をそのまま適用するのは無理か。 (2)ある本によると、小泉純一郎は金次郎と志が同じだそうだが、小泉のやっていることは金次郎のそれとは程遠いと思う(たとえば法人税の減税や発泡酒の課税は庶民のための政策とはいえないのではないか。ただ、消費税の増税の凍結のように金次郎と同様庶民の立場に立っている政策もあるが)。でも、これも時代が違うから仕方がないか。 4、結論 いろいろ考えさせるところがあるいい本だが、金次郎をよく書くあまり、突込みが足りないと思わせるところがあるので、星4つである。
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忠義は正義か?
主人公、無明網太郎の存在感は薄いが無茶苦茶強い! おそらく、山田風太郎の忍法帖シリーズの中でも、五指に入るほどの強さを持っている。 だが、そんな彼の存在感が薄いのも、忠臣蔵の話自体を問う物語だからだ。 物語の途中でも、大石内蔵助自身が主君の先を考えない殿中沙汰を批判するシーンなどは唖然とする。 忠臣蔵の話でありながら、忠義を美徳とせず、忠義に否定的に話が進むのだ。 そして、忠臣蔵の忍法帖なら、赤穂浪士対吉良家の戦いになるかと思いきや、吉良上野介の息子に当たる上杉家の内部抗争という設定も面白い。 物語後半の、最後のくノ一が仕掛ける赤穂浪士達への討ち入りを萎えさせる作戦は思わず読んでいて、「あ、赤穂浪士達は討ち入りを辞めるだろうな」と、歴史を覆すほどの説得力を持って進むのだが、それをひっくり返したのは……、とにかくこのシーンこそが、この物語の傑作にした最高のシーンであり、やりきれないが説得力のあるシーンだ。
余談だが、この物語に出てくる能登組十人衆の、浪打丈之進。 彼の忍法は、忍法帖シリーズ最も気色悪いので、この本を読むときに食事を取る事は辞めた方がいいと忠告しておきます。(いや、マジで)
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中途半端…
宇江佐真理のファンでもこの作品はやや首をかしげたくなる出来だ。 宮部みゆきを意識したわけでは無いとは思うのだが、ホラーと時代小説 の組み合わせにしては、ホラーの部分がお粗末で面白く無い。また、話 の会の面々も、最後までなぜこのような会に参加しているかという説明 が無く人間関係の争いも子供じみている。 ただ、最終話を読み終わってからこの小説全体がひとつの怪談話だった のかもしれないと感じた。
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 | 『快楽の封筒』 集英社 price : ¥480 release : 2006/01/20

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女性の手になる「エロス」
この手の本はあまり読まないのですが、男が書くいわゆる「エロ小説」ではなく、ありのまま、自然に、男性にとって未知なものである「性」を表現してる。女性をもう一歩深く理解できた、そんな気にさせてくれるところが気に入りました。
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すっかり紋蔵さんの虜です。
前作で、『居眠り紋蔵』の世界にすっかり引き込まれてはいましたが、2作目もこんなに楽しませてくれるとは・・・!もうすっかり紋蔵さんの虜になってしまいました。相変わらず、うだつの上がらぬ物書き同心ではありますが、今回は私生活の方で子供達の巣立ちがあり、それに際しての紋蔵の微妙な心の動きがとても胸にしみてじんわりときました。それでも、あいかわず自分の預かり知らぬ内に事件に巻き込まれていたり、知らず知らずの内に真相を探り当てていたりする、苦笑いしたくなるようなおもしろさは健在で、最高でした。
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 | 『深川小町捕物控』 ベストセラーズ price : ¥650 release : 2005/04

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 | 『軍師竹中半兵衛』 角川書店 price : ¥780 release : 1988/09

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あと10年生きていてくれたら・・・
名前程度しか知らなかった、竹中半兵衛をこの本で詳しく知りました。冷静沈着、大胆不敵、自らの出世を望まず、秀吉を通して自分の軍略を実践する。その姿に感動します。史実とは違う場面もあるようですが、歴史小説として、何の問題にもならないのでは。もっと長生きして活躍を歴史に残して欲しかったな・・・。
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四季の風雅と人情と
大掘端にある旅籠「かわせみ」を舞台にした、平岩弓枝のライフワークとも言える時代小説。新装丁されるにあたり書き下ろされた蓬田やすひろさんの絵は、パステルトーンで描かれていて、現代の「浮世絵」とも言えるような柔らかさを持っている。 また、その絵は、平岩弓枝の描く「御宿かわせみ」の世界観を見事に体現しているのである。 江戸気質とも言える厚い人情を精髄としながらも、折々の風物を添えて描かれる作品は、この装丁のように温かみを持っている。 新装丁と改訂がされたのをきっかけに、書に手を伸ばしたが、ゆっくりとだが一通り読み通してみようと思った。
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一気
夢中で7冊読み上げてしまいました。この続きは出るのか、はたまたこれで完結なのか・・・非常に次回作が待ち遠しいです。荒崎一海さん ふっと出会った本でしたが自分の生き方もこうでありたい・・などと考えてしまう小説でした。
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胸が熱くなりました!!
第24回吉川英治文学新人賞受賞作品 第21回日本冒険小説協会大賞受賞作品 「宝島社 このミステリーがすごい!」 2004年度 第2位 「週間文春 傑作ミステリーベスト10」 2003年 第5位 「ミステリチャンネル 闘うベストテン2003」 第2位 「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2003」 総合ランキング 第16位 「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2003」 ミステリー&エンターテインメント部門 第25位 全4冊中の2冊目。 いよいよ潜水艦が大海原へと繰り出します。 様々な人生や思いを乗せるにはあまりにも小さすぎる潜水艦。 そんな潜水艦が実際に乗っている人数の何十倍、何百倍という人々の思いを賭けて死闘を繰り広げます。 潜水艦の乗組員は、それぞれ階級が高かろうが低かろうが1人の人間です。 また、それぞれ家族や恋人等の思いを背負っています。 人間の命や思いに軽重の差はありません。 というか、あるはずがありません。 死闘を繰り広げる潜水艦の乗組員1人ひとりのことを考えると、胸が熱くなりました。 ソレデハ…
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 | 『鬼仙』 中央公論新社 price : ¥1,785 release : 2006/12

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翻訳なので
隋唐演技の翻訳なので大衆向きではないように思う。中国の歴史が好きな人、知りたい人は歴史書よりはとっつきやすいと思う。私もそういうつもりで最初は読みました。中国文学らしく登場人物がとても多いので慣れるまでつらいかも。しかも時代の流れがすごく速い。あの長い歴史をこれだけでまとめなければならなかったのだろうからしょうがないとは思うけど。
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 | 『かくれさと苦界行』 新潮社 price : ¥660 release : 1990/09

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無益な行為にも、結着はつけねばならぬ
「吉原御免状 」の続編。 <これが遂に覚者になれなかった男の、成れの果ての姿か> 今作から登場する荒木又右衛門の哀切の念。相手と自分の命をやりとりする中で、積み重ねてしまう愚行。 人物として一種爽やかなだけに、余計にその悲しみが迫ってくる。 荒木又右衛門と幻斎の死に様。 作中の人物以上につまらぬ愚行を積み重ねている自分は、果たしてどんな死に様を見せるのか。 それでも「無益な行為にも、結着はつけねばならぬ」。
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 | 『天地人〈下〉』 日本放送出版協会 price : ¥1,890 release : 2006/09

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義に生きた男たちに感激!
若き真田幸村が、上杉家の直江兼続に教えを請うていたことは知りませんでした。 謙信→兼続→幸村と受け継がれた、義の系譜に感激しました。一気に読めました。
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 | 『真田幸隆』 学習研究社 price : ¥725 release : 2006/09

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 | 『巷説百物語』 角川書店 price : ¥1,995 release : 1999/09

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【商品詳細】
泉鏡花賞受賞作『嗤う伊右衛門』にも登場する小股潜りの又市が、江戸の世を舞台に悪党を退治する時代小説の第1弾。デビュー作『姑獲鳥の夏』に始まる「憑き物落とし」中禅寺秋彦が活躍する作品群とは、また味わいの異なる妖怪シリーズだ。 寺への帰路で豪雨に見まわれ、やむなく途中のあばら屋に逃げ込んだ1人の僧。小屋には白装束の御行、人形遣いの女、そして初老の商人と若い男が居合せていた。雨宿りの余興に始まる「百物語」。一見無関係な怪談話は、意外な符号を伴って僧の心の内で形を成す。小屋の外では「しょり、しょり」と何者かが小豆を磨く音が。やがて僧は、恐るべき怪異と出会う…。 立ち現れるのは、江戸時代の絵師竹原春泉の『絵本百物語』に描かれる小豆洗い、白蔵主(はくぞうす)、舞首、芝右衛門狸、塩の長司、柳女、帷子辻(かたびらがつじ)の7妖怪。又市をはじめとする小悪党一味、山猫廻しのおぎん、事触れの治平らは巧妙な罠を十重二重(とえはたえ)に張り巡らせ、どうにも立ちゆかない事態を「妖怪」のしわざとして収める。著者自身の言葉を借りれば、本作は、難事件を「妖怪」と名づけて払い落とす中禅寺のシリーズの「裏返し」なのだそうだ。 又市は「悪党だから死んでもいいなンていううざってェ小理屈も俺達にゃァ関係ねェ」とうそぶく。そして「悲しいねぇ」と言葉を継ぐ。登場する妖怪たちは、人間の心の闇や業(ごう)が形を成した末の「悲しい姿」だ。そもそも春泉の『絵本百物語』は人間の醜い心を風刺したものでもある。その業を見据える又市の姿が、たんなる勧善懲悪の時代劇ではない深みを物語に与えている。(中島正敏)
京極堂は出てきません
京極氏は一つ一つの作品を短編としても読ませるし、長編の中の一部 としての役割をもたせたりもする。その技法が秀逸。このシリーズもそうだ。 小編がそれぞれに面白くて引き込まれるのだが、次作の 「続巷説百物語」に向かってすべて伏線となって流れていく。
読者は普通には狂言回しの役割を与えられた百介に感情移入せざるを 得ないのだが、現在を生きる私達の道徳観に基づいた「善」「悪」は 用を成さない。百介もどうやら少し逸脱したい常識人なため、後ろ暗い 世界にあこがれ、こちら側に安寧とした自分の居場所を持ちつつ、 あちら側に首を突っ込もうとする。本作ではまだ、かかわりが始まって、 浸かり始めて、それでもまだ本質的な「覚悟」を求められるわけでも なく、読者もかなりはらはらしながらも安心して事件にかかわれる。 次作を読むなら順番は間違えない方が良い。
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餓死しようとも民の食料を奪わず
岳飛は、己自身を厳しく律し、それを軍律にも用いた。 彼の軍は、強い上に礼儀正しい軍であった。名声を極める岳飛軍。 しかし、そんな時にこそ、内部の妬みに注意しなければいけない。 ウジュの脅威が去り、岳飛が邪魔になってきた朝廷。 そして、ウジュはまだ死んでいない。 ハミツーに負けた理由を聞く。 「貴方が奸臣を嫌うからだ。もっと彼らを重用しなければいけない」 ハミツーはそう指摘した。 そして、岳飛を殺す策を提案する。 宋の王宮にスパイを送り込む。 岳飛の身に危険が近づく第3巻。
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 | 『明智光秀〈上〉』 学陽書房 price : ¥840 release : 1998/11

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現在読んでいる途中です
が、引き込まれます。時間がもっと欲しいです。仕事の合間に読むなんてもったいないコトしてます。でも、読みたいからしょうがない。
明智光秀という人物、やはり各方面で誤解がありそうですね。もちろん私はどんな人物だったかは実際に見ていないので判りません。が、生まれを考えるといい領主さんだったような気がします。なぜ?という疑問は誰にも判らないでしょうが、この本で少しでも自分なりの解釈が得られればと思っています。
この巻は少年から青年の時期を描いているので、途中主人公そっちのけで信秀、信長、道三など、良く知った人物が出てきます。でも、彼を記すには避けてとおれない人物たちですね。
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 | 『覇王の家〈下〉』 新潮社 price : ¥580 release : 2002/05

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問題の多い作品
司馬遼太郎は家康が嫌いなのではないだろうか。少なくとも好意的には描いてはいない(無論、好意的に書く必要はまったくないが)。山岡荘八の「徳川家康」を平行して読んでいるので、本作の偏狭な内容に少々困惑している。 氏は家康と彼の創った徳川幕府が現代日本人の後天的性格を作り出したと断言しているが、であるならば、江戸時代と現代との間には歴史的な連続性がなければならないはずである。そもそも徳川家・徳川幕府の性質というのは権力機構の部分の話であり、それは幕府崩壊後の明治時代にどのように受け継がれたのか、そのあたりを氏は理論として昇華できているのかどうか、はなはだ疑わしい。 また、本作では家康は一貫して現実主義の模倣家で、独創性のない人間として語られているが、家康が本当にそのような人間であったならば、果たして天下を取りえたであろうか。もちろん、家臣団の存在と役割の大きさは否定するつもりはない。しかし、家康が天下を取ったという事実と照らし合わせると、大いに疑問がのこる。エピソードも多分にこじつけ的だし、正当に評価しているとは思えないのである。 「功名が辻」でもそうだったが、氏の作品における家康評は概ね低い。大局観に富み、自己の実力を量りながら現実と向き合っていく家康のような人間こそ、現代に必要だと考える私にとって、第一級の作家がこのような作品を書いたことを残念に思う。
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文章が難しくてついていけなかった
中2の今頃にこの本買いましたがどうにも話しが難しくて付いていけませんでした。それに分からない単語もいっぱい出てきた(汗)しかし今は高一なので今なら大丈夫かな。 話しが難しいが第一印象でしたがおもしろいとも感じました。原作の方がいろいろ丁寧に描かれていますので☆3にしておきます。
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 | 『独眼竜政宗』 学陽書房 price : ¥693 release : 1997/08

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 | 『松風の家〈上〉』 文藝春秋 price : ¥500 release : 1992/09

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松風の家
茶道裏千家をモデルとして描かれているこの物語。 かつて想像することも出来ない程の貧困と零落にみまわれた 時代を生きてきた千家の、とりわけ表には出ることのない女性たちの 働きと生き様にスポットライトがあてられています。 毎日の食べ物にも事欠き、伝来の茶道具の品々を質に入れて食いつなぎつつ誇りを失わず家元を支えている人々の姿には心打たれます 涙なくしては読めません!京女の芯の強さは感動モノです。 茶道入門者、必読ですよ。
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 | 『伊達政宗』 学陽書房 price : ¥1,155 release : 2006/12

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 | 『大坂侍』 講談社 price : ¥620 release : 2005/12

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司馬氏の作品としては中の下といったところ
大阪に因んだ短編6作を収録している。
司馬氏の作品と思い期待して購入したが、さほどの面白さはなかった。あまり楽しめる歴史的事実がリンクしてこないし、話の展開にも面白みにかける。
しかしながら腐っても司馬氏作品ですので、最後までは読めます。
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いよいよ クライマックス
隋がとうとう滅んで群雄割拠の時代に入ります この後、唐になるのは分かっているのですが その過程がすごく楽しかったりするわけなんですね♪
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 | 『覇王の家〈上〉』 新潮社 price : ¥580 release : 2002/05

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「狸親父:家康」の形成方法?
徳川家康が幼少期を「人質」として過ごしたことは有名ですが、 その生活の中で、家康は後の彼の基礎ともなる性格を築いていきます。 「狸親父」として有名だった家康は、実はとても「臆病者」であったと描かれています。 「臆病者」であるからこそ知恵をめぐらせ、家臣団の団結を第一に考え、 そして、武田信玄から様々なことを学んでいきます。 たとえば、軍略も軍法もしかり。 秀吉の傘下に収まることを潔しとせず、ギリギリ限度いっぱいまで戦います。 それが小牧・長久手の戦いであり、「勝ち目」が出るまで決して自分からは仕掛けない。 後に、家康の譜代であった石川数正が秀吉のもとに出奔しますが、 その裏には三河武士の恐ろしいほどの泥臭さと、固執、そして猜疑心があり、 決して中央のことに興味を持っていないとも断言できそうな勢いです。
そんな風土が基礎にある徳川幕府が閉鎖的であったのは当然のような気がします。
本書は小牧・長久手の戦いを中心に、家康の考え、家臣の統率術などが描かれていますが、 「狸親父」の形成方法と言えなくもありません。
腹黒い家康はあまり好きではありませんでしたが、 別の見方から見させてくれた本書によって、わりと好きになりました。
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 | 『美貌の女帝』 文藝春秋 price : ¥570 release : 1988/08

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人には役割がある
この本は、私にとって魂の救済の書だった。 素晴らしい美貌、最高の血筋、しかし主人公は苦労のしどおしである。 男性の庇護を受け、楚々と生きていきたいだろうに、期待をかけて育てた後継候補は、どんどん死んでしまう。そうなると、結局は自分がやるしかない。 何かそこに、人は自分の人生からは逃れられないんだから、どんな失意の中にあっても生きていくしかないんだという、諦めとも開き直りとも覚悟ともいえる力を感じるのである。 誰しも生まれてきた役割があるという。ときにその役割は、苦しすぎるものと感じられるかもしれない。しかもその苦しさは、歴史の中のほんの小さな点にすぎないのだ。しかし、天皇であろうが庶民であろうが、「そのとき」が来たら役割を果たさねばならないのだ。
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古今伝授と関ヶ原の戦い・・・文は武より強し
古今伝授とは平安時代に始まり、古今和歌集の解釈を秘伝として弟子に伝えた歌学の家元制度のようなものである。室町時代に岐阜県大和町周辺の郡上郡を治めていた東常縁(とうのつねより)が古今伝授を集大成したことにちなみその大和町に、現在町おこしの一環として、「古今伝授の里」が作られている。その一角にある和歌文学館に行ったとき、私は安部龍太郎著『関ヶ原連判状』が置いてあるのを見つけた。 訓古学的古今伝授という歌道がなぜ天下分け目の関ヶ原に関係したのか? 戦国時代にその秘伝を受け継いたのは歌人でもある大名細川幽斎ただ一人であるが、細川幽斎の知らざれる側面とは?私が『関ヶ原連判状』を読んだきっかけはそんな謎解きからであった。結果は面白くて、一気呵成に長い小説を読んでしまった。それは古今伝授を受けた細川幽斎がそれを種に朝廷外交を繰り広げながら、石田三成に立ち向かい、関ヶ原の戦いを生き抜く新解釈の時代小説である。私は大いに満足感を持って読み終わり、それ以降、安部龍太郎のファンになった。 関ヶ原の戦いを経て徳川の代に至る歴史の大きな激動期に、細川家は豊臣恩顧の大名でありながら才覚と行動力により、取り潰しにあわず家を守った。今日においてもその「生き残り策やしたたかな行動様式」は学ぶべき点が多いかもしれない。
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読むほどに味が出る。
『公事宿(くじやど)』シリーズ第2作では、前作からの登場人物たちを引き継ぎ、 馴染みの顔ぶれも増えて楽しみが増す。 サイドストーリーとなるそれぞれの物語も少しずつ前進し、 その人間関係の味わいも深みを増して読みどころのひとつとなっている。 主人公菊太郎の毎回の鮮やかな活躍や、奉行所内でも一目置かれる人となりも爽快。余談ではあるが、ドラマ化されているキャスティングよりも、 原作の菊太郎はずっと二枚目で伊達男、凛としたイメージなのだが、どうだろうか。
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 | 『孫文〈上〉武装蜂起』 中央公論新社 price : ¥720 release : 2006/03

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孫文が表舞台に出るまでのStoryです
孫文のことを勉強をしようしようと思っていたら、文庫本が出たので早速買いました。
世界の歴史、中国の歴史のうねりの中で孫文という人物が表舞台に駆け上がっていく様が非常によく描かれています。
・飛行機がない時代によくこれだけ世界的な活動をしたなあ ・一族含めかなりのリスクをとって行動をしてるなぁ ・医者というバックグラウンドから思い切ったことをしたなあ
半端ないチャレンジャーだなあと思いました。 社会的な使命感に溢れる命がけのベンチャースピリットを感じました。
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 | 『初花』 光文社 price : ¥600 release : 2005/01/12

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第一作の衝撃はないけど
今回はタイトルのように「桜」に因む数章からなっています。間夫にだまされ自ら命を絶つ女。またお店の金を横領したのを女に罪をきせて逃れようとする手代。などなどいずれも当時の女性の地位や立場が察せられるようなエピソード。その間々には面子にこだわり探索を妨害したり容疑もかかっていない女郎を無理やり下手人にして手柄立てしようと企む幕府の面番所と、吉原の自治組織「四郎兵衛会所」の面々。もちろん“裏同心”である神森幹二郎と愛妻、貞女の存在も大きい。それにしても政治絡み(この場合は藩と役所)金・女・権力の3点セットは、500年後の平成でも変わっとらんなぁ。本作はなんとなく「初花から散り行く花まで桜の風情を盛り込みたい」という作者の思い入れがあるのか、一大ドラマ!っていう感じではないけれど、毎度引き合いに出すのも気が引けるが「水戸黄門」でも「暴れん坊将軍」でも分かり切った筋立てやこれまた予定調和的に解かりやすいラストシーン。楽しくないかっていえば楽しいでしょう?観てる(読んでる)間は。そんな風に読み進むうちに「そーだ、そーだ、前作ではこんなだった」とか「おお、四郎兵衛さんがまたシブイなぁ」とか、正直楽しいんですよ。佐伯ファンなら一読ください。
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 | 『亜智一郎の恐慌』 東京創元社 price : ¥693 release : 2004/01

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亜愛一郎の先祖
とぼけた味が魅力の探偵、亜愛一郎の祖先が、 幕末の頃に活躍する短編集です。歴史ものとしても、割とカッチリと書かれていますし、 あいかわらずの亜さんの活躍に、シリーズのファンの人なら、 楽しめる一冊だと思います。 ただ、亜探偵シリーズは、謎解きが、牽強付会的で、 推理を楽しむというより、キャラのとぼけた味わいと、 作者の蘊蓄を楽しむ、という感じなので、 本格ミステリーを期待すると、ちょっと、物足りないかもしれません。
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 | 『蜻蛉始末』 文藝春秋 price : ¥770 release : 2004/08

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幕末・明治を描く上質な歴史小説。あくまで、歴史小説。
幕末から明治にかけて活躍した、政商藤田傳三郎の生涯を描く歴史小説。傳三郎とともに生きた「トンボ」こと宇三郎との相克を通して描かれる、幕末・明治という時代。藤田組贋札事件を素材に、人の、そして時代の「光」と「影」を見つめる。明治の実際の事件、藤田組贋札事件を素材にした歴史小説。そこに自由な推理の翼を広げる。明治期に活躍した人々が一個の個人として、躍動感を持って動き出す。 そんな中でトンボの思った「食われてしもうたんじゃ」という言葉は、作品全体を象徴するようでとても面白い。 光と影が幾重にも重なり合い、それぞれの人間模様を照らし出す。
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 | 『修理さま 雪は』 中央公論新社 price : ¥680 release : 2005/09

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美しき会津戦争番外編
会津落城にまつわる7つの短編集。 敵軍に陵辱されるも、凛として自刃する娘、男に混じって戦い抜いた娘、のちに新島襄夫人となった娘、白虎隊の亡骸から金目の物を盗んだ男、明治になって後、九州の豊津藩に留学した会津の少年などの、名もなき会津人の物語が綴られる。 あまりの潔い彼らの覚悟に、同じ日本人として誇りを感じ(泥棒以外)、「昔の人は立派だった」と素直に思えてしまった。
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 | 『平賀源内捕物帳』 朝日新聞社 price : ¥734 release : 1996/01

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そもそも、物産や究理の学問は
雪野原の真ん中で被害にあった娘の足跡しかのこっていない連続殺人 牢内の囚人が次々に死亡してしまう理由 捕まえた女盗賊が女芝居の座長と入れ替わってしまった事件 お祭りの象の曳物の中で清里の師匠が殺された事件 江戸、大阪、長崎で同日に同人物によって殺人が行われる 生き返りの秘術を公開する尼 裏で高利貸しをしていた大店の主人が斬殺されるが、犯人を名指ししていたのに前言を撤回して死亡する。 田沼意次が毒を盛られる。 短編集で、凝った内容です。 60年も前の小説ですが、導入に五重塔から望遠鏡で景色を観察する平賀源内が登場したり、物産展に杉田玄白や前野良沢が出たりして、ワクワクする筋運びになっています。 今はほとんど使わないような言い回しや、しゃべり言葉が沢山出てきて、それが、舞台の江戸時代を髣髴とさせる、面白い捕り物ばかりでした。
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楽しめた
とってもわかりやすいストーリーです。 ご隠居のご老人が長屋に住み、ひょんなことから巻き込まれた事件を 同じ長屋に住む住人達と力を合わせて解決していく。 勧善懲悪です。 ただ、それゆえに快活さと面白さがあると思います。 あまり時代小説を読んだことのない方でも入りやすいのではないでしょうか。
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 | 『道三堀のさくら』 角川書店 price : ¥1,680 release : 2005/12/23

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水のありがたみ
現代、蛇口をひねれば、家でも公園でも水を飲むことができ、うまい水はス-パ-やコンビニで手にはいる、しかし江戸時代の水は大変だった、売る方も買う方も、そんな話の中に、若者の純粋な恋物語がまざり、そして常連の江戸屋も登場と、最後は、一力節が冴え渡り、読み出したらたまらない作品です。
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 | 『だましゑ歌麿』 文藝春秋 price : ¥820 release : 2002/06

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庶民の楽しみが奪われていく暗い世相を背景に起こった大事件
老中松平定信が、賄賂政治で町民までが賑わった田沼時代の弊害を払拭しようと躍起になっている寛政2年(1790年)、深川一帯が大嵐による高波に襲われる。そこに家のあった浮世絵師喜多川歌麿は出かけていて無事だったが、彼の妻が災難のドサクサに紛れて何者かに連れ去られてしまう。事件を追うは、南町奉行所の同心、その名前から千に一つの目こぼしもない千一と恐れられている仙波一之進。事件には何かとてつもない裏があるようで、上役から調査を止められる中、同心の役職どころか命まで懸けて事件の謎を追っていく。 持ち前の正義感で巨大な力を持つ相手に立ち向かっていく千一はじめ、その父親の左門、柳橋一の売れっ子芸者おこう、売れない浮世絵師の春朗(後の葛飾北斎)ら、ワキを固める登場人物たちも魅力的で、誰がなぜ歌麿の妻を連れ去ったのかという複雑に絡み合った謎もスッキリとまとまっていて良かったのですが、何よりも興味深かったのが、寛政の改革について。白河藩主の老中松平定信が断行した、質素倹約を旨とする改革で、一時は喜ばれるが、あまりに細かく厳しかったため次第に庶民の不満が募り、ついには松平定信が老中職を失脚する、と学校の授業で習うようなことは知っていましたが、本作には改革に対する庶民の不満の様子が書かれていて、なるほど、実際こんなだったのだろうとうなずかされることしきり。とてもおもしろく読めました。 庶民の楽しみが奪われていく暗い世相を背景に解き明かされていく大事件、力作です。
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江戸っ子だねぇ!
うぽっぽと庶民に親しまれて、人の心を思いやれる同心。 本人も、心に悩みを抱えてはいるが、弱者に対してとても優しい。 そして、いざって時の啖呵は、さすが江戸っ子!と声を掛けたくなった。 読んでいて、世の中悪いことだけじゃないと思わせてくれる本。 お勧めします。
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ひりひりする人情。
何度も何度も読み返している本。 なぁんていうんだろう?お互いさま?余韻がある?
むかしっから。 人はひとりでは生きていかれてないんだよね。 迷惑なんだろうか?甘えなのでしょうか?おせっかいなんだろうか? 充分こすれてあっている。人と人。心と心。
元同心 森口慶次郎を中心としたお話。 慶次郎が根岸の寮番となって、一緒に暮らしている佐七。 慶次郎の養子 森口晃之助。その妻の皐月。 手下だった、吉次や辰吉。
慶次郎と佐七はかけあい漫才というのか、佐七にお世話かけっぱなし感あり。で。 慶次郎と晃之助は、微妙な親子だし・・・。 慶次郎と皐月はもっと微妙かな?。 ふふふっ。 おもしろいよ。人間模様。 いろんな人の想い。がね、編んであるって。感じ。 ほろっときます。 涙ぐんで。考えさせられます。よ!
『その夜の雪』は慶次郎のお話なので、泣いちゃうけどここ重要。
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 | 『辰巳八景』 新潮社 price : ¥1,680 release : 2005/04/21

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しっとりとした味わい
ろうそく問屋のあるじ、煎餅屋の娘、辰巳芸者、鳶の女房など、この作品に出てくる人たちは、江戸の町に根づき暮らしている人ばかりだ。それぞれに、時には苦悩し、時には涙し、そして時には笑顔で人生を送っている。思いは違えども、一生懸命生きていることに変わりはない。作者は温かなまなざしでそれを描いている。どの作品も江戸に生きる人たちの人情があふれている、ほろりとくるものばかりだった。
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蕭何と並ぶ漢の二大軍師
先日読んだ「蕭何(しょうか) 劉邦に天下をとらせた名参謀」と並ぶ、漢の高祖劉邦を支えた建国の功臣である名軍師ですが、蕭何はロジスティクス担当であるのに対し、張良の方はストラテジーとタクティクス担当ということで、見事に役割分担され、その人事がうまくかみ合っていたことが、漢が項羽を最終的に破ることができた最大の理由であることは、いうまでもないでしょう。
この本も、「蕭何」同様、基本的には「史記」がベースとなっているはずのものですが、「蕭何」ほどではないにせよ、作者の脚色がかなり入り込んでいるようで、いろいろなエピソードの立役者のほとんどは、軍師張良の献策によるものであった、といったストーリーになっており、逆に蕭何の方は、ひたすらまじめなだけの小役人といった風情で、結構軽く扱われ、その違いのあまりの大きさに、ちょっと苦笑してしまいました。
ただ、「蕭何」の方は、作者がほとんどマンガチックなまでに蕭何をヨイショしていますが、「張良」の方は、結構脚色が合理的な範囲に収まっているかなといった感じで、それほど無理なく読めました。
でも、やはり、まずはちゃんと「史記」を読まないといけないな、ということも、同時に感じさせられました。
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これが大衆文学の実力だッ!
本の好き嫌いしていませんか?「え?大衆文学?う〜ん僕純文学しか読まないんだよね〜。」 「丹下左膳?あぁ知ってる!あれでしょ?『立てぇー!立つんだ○ョー!!』の人でしょ?」 読め!とりあえず読め!大衆文学の実力を思い知れ! 何が実力?まず主人公の丹下左膳が濃い!隻眼隻腕の狂剣士です。優しい言葉遣いになったが最後、嬌声と共に人を斬る。大菩薩峠の机竜之介がクールでニヒルな感じなら、こっちは狂気と妖気が漂ってます。 さらにこれでもか!っと物語が二転三転します。先読みが全くできん...。 ちなみに私個人としては、この後の「こけ猿の巻」より「乾雲坤竜の巻」の左膳方が好みです。
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 | 『道三堀のさくら』 角川書店 price : ¥1,680 release : 2005/12/23

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水のありがたみ
現代、蛇口をひねれば、家でも公園でも水を飲むことができ、うまい水はス-パ-やコンビニで手にはいる、しかし江戸時代の水は大変だった、売る方も買う方も、そんな話の中に、若者の純粋な恋物語がまざり、そして常連の江戸屋も登場と、最後は、一力節が冴え渡り、読み出したらたまらない作品です。
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 | 『だましゑ歌麿』 文藝春秋 price : ¥820 release : 2002/06

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庶民の楽しみが奪われていく暗い世相を背景に起こった大事件
老中松平定信が、賄賂政治で町民までが賑わった田沼時代の弊害を払拭しようと躍起になっている寛政2年(1790年)、深川一帯が大嵐による高波に襲われる。そこに家のあった浮世絵師喜多川歌麿は出かけていて無事だったが、彼の妻が災難のドサクサに紛れて何者かに連れ去られてしまう。事件を追うは、南町奉行所の同心、その名前から千に一つの目こぼしもない千一と恐れられている仙波一之進。事件には何かとてつもない裏があるようで、上役から調査を止められる中、同心の役職どころか命まで懸けて事件の謎を追っていく。 持ち前の正義感で巨大な力を持つ相手に立ち向かっていく千一はじめ、その父親の左門、柳橋一の売れっ子芸者おこう、売れない浮世絵師の春朗(後の葛飾北斎)ら、ワキを固める登場人物たちも魅力的で、誰がなぜ歌麿の妻を連れ去ったのかという複雑に絡み合った謎もスッキリとまとまっていて良かったのですが、何よりも興味深かったのが、寛政の改革について。白河藩主の老中松平定信が断行した、質素倹約を旨とする改革で、一時は喜ばれるが、あまりに細かく厳しかったため次第に庶民の不満が募り、ついには松平定信が老中職を失脚する、と学校の授業で習うようなことは知っていましたが、本作には改革に対する庶民の不満の様子が書かれていて、なるほど、実際こんなだったのだろうとうなずかされることしきり。とてもおもしろく読めました。 庶民の楽しみが奪われていく暗い世相を背景に解き明かされていく大事件、力作です。
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江戸っ子だねぇ!
うぽっぽと庶民に親しまれて、人の心を思いやれる同心。 本人も、心に悩みを抱えてはいるが、弱者に対してとても優しい。 そして、いざって時の啖呵は、さすが江戸っ子!と声を掛けたくなった。 読んでいて、世の中悪いことだけじゃないと思わせてくれる本。 お勧めします。
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ひりひりする人情。
何度も何度も読み返している本。 なぁんていうんだろう?お互いさま?余韻がある?
むかしっから。 人はひとりでは生きていかれてないんだよね。 迷惑なんだろうか?甘えなのでしょうか?おせっかいなんだろうか? 充分こすれてあっている。人と人。心と心。
元同心 森口慶次郎を中心としたお話。 慶次郎が根岸の寮番となって、一緒に暮らしている佐七。 慶次郎の養子 森口晃之助。その妻の皐月。 手下だった、吉次や辰吉。
慶次郎と佐七はかけあい漫才というのか、佐七にお世話かけっぱなし感あり。で。 慶次郎と晃之助は、微妙な親子だし・・・。 慶次郎と皐月はもっと微妙かな?。 ふふふっ。 おもしろいよ。人間模様。 いろんな人の想い。がね、編んであるって。感じ。 ほろっときます。 涙ぐんで。考えさせられます。よ!
『その夜の雪』は慶次郎のお話なので、泣いちゃうけどここ重要。
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 | 『辰巳八景』 新潮社 price : ¥1,680 release : 2005/04/21

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しっとりとした味わい
ろうそく問屋のあるじ、煎餅屋の娘、辰巳芸者、鳶の女房など、この作品に出てくる人たちは、江戸の町に根づき暮らしている人ばかりだ。それぞれに、時には苦悩し、時には涙し、そして時には笑顔で人生を送っている。思いは違えども、一生懸命生きていることに変わりはない。作者は温かなまなざしでそれを描いている。どの作品も江戸に生きる人たちの人情があふれている、ほろりとくるものばかりだった。
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蕭何と並ぶ漢の二大軍師
先日読んだ「蕭何(しょうか) 劉邦に天下をとらせた名参謀」と並ぶ、漢の高祖劉邦を支えた建国の功臣である名軍師ですが、蕭何はロジスティクス担当であるのに対し、張良の方はストラテジーとタクティクス担当ということで、見事に役割分担され、その人事がうまくかみ合っていたことが、漢が項羽を最終的に破ることができた最大の理由であることは、いうまでもないでしょう。
この本も、「蕭何」同様、基本的には「史記」がベースとなっているはずのものですが、「蕭何」ほどではないにせよ、作者の脚色がかなり入り込んでいるようで、いろいろなエピソードの立役者のほとんどは、軍師張良の献策によるものであった、といったストーリーになっており、逆に蕭何の方は、ひたすらまじめなだけの小役人といった風情で、結構軽く扱われ、その違いのあまりの大きさに、ちょっと苦笑してしまいました。
ただ、「蕭何」の方は、作者がほとんどマンガチックなまでに蕭何をヨイショしていますが、「張良」の方は、結構脚色が合理的な範囲に収まっているかなといった感じで、それほど無理なく読めました。
でも、やはり、まずはちゃんと「史記」を読まないといけないな、ということも、同時に感じさせられました。
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これが大衆文学の実力だッ!
本の好き嫌いしていませんか?「え?大衆文学?う〜ん僕純文学しか読まないんだよね〜。」 「丹下左膳?あぁ知ってる!あれでしょ?『立てぇー!立つんだ○ョー!!』の人でしょ?」 読め!とりあえず読め!大衆文学の実力を思い知れ! 何が実力?まず主人公の丹下左膳が濃い!隻眼隻腕の狂剣士です。優しい言葉遣いになったが最後、嬌声と共に人を斬る。大菩薩峠の机竜之介がクールでニヒルな感じなら、こっちは狂気と妖気が漂ってます。 さらにこれでもか!っと物語が二転三転します。先読みが全くできん...。 ちなみに私個人としては、この後の「こけ猿の巻」より「乾雲坤竜の巻」の左膳方が好みです。
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 | 『風魔〈下〉』 祥伝社 price : ¥2,205 release : 2006/03

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熱い風の名残を残すことだろう
相変らず各々の思い、策謀、戦いが錯綜する中、 一人悠然と自分の生き方を貫く 主人公の生き方が清く潔くうらやましい。 この時代に命を張って生きねばならない武士にとって、 ファンタジーのようなラストにも象徴されるように、 夢のような光の彼方へどこまでも行くヒーローは あなたの胸に熱い風の名残を残すことだろう。
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スカッとしたけりゃこれをお読み
◆深川の駕籠かきコンビ、新太郎と尚平のシリーズ。 今回は、新太郎が「二日間は怒らない」と深川不動に願掛けをしたところから物語が始まる。 尚平とおゆきを添わせたい、それが新太郎の願いだった。 その願いを知ってか知らずか、尚平とおゆきは相変わらずのじれったい関係を続けている。 ◆ある事件が発端で、新太郎の願掛けは失敗に終わる。 その事件を探るうち、さらに奥深い事件に巻き込まれていく新太郎・尚平・おゆき。 今回も貸元・今戸の芳三郎と代貸の源七の力添えを得て、難事件を解決していく爽やかな二人の男の物語である。 新太郎がちょっとカッコ良すぎるのが玉に瑕か・・・。
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 | 『明治無頼伝』 角川書店 price : ¥820 release : 2000/02

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元新選組の隊長斎藤一がもう一暴れしてやろうではないか
元会津藩士 高津仲三郎を助けるために、斎藤一改め藤田五郎が活躍します。 北の斗南ヶ丘から、新妻の時尾をつれて東京へ、元高台寺等の一人が雇った刺客たちとの斬り合い、長州諸隊くずれの海賊達の襲撃、御五神島で海軍軍艦におそわれ逃避行、佐賀城決死の脱出と、相次ぐ危地を切り抜けながら、生き抜く様が描かれていきます。 明治維新後の世相がこんな風に落ち着かないもので、不平士族の乱がたびたびおこり、政府軍が敗走していたということに驚かされました。 「明治6年の政変の際、鹿児島県士族の多くが職をなげうって帰国したため東京の巡査が足りなくなった。そこで、旧会津藩士達300人が採用された。 西南戦争勃発の際この採用された旧会津藩士達が大活躍し、 『東京巡査と決死隊がなけりゃ今は東京に踊りこむ』 と薩軍の間で歌われた。」 という史実には驚きました。 又、そのなかに元新選組隊士の斎藤一が加わり「戊辰の復讐戦」と刀をふるっていたというくだりを、興味深く読みました。 この戦いのなかで藤田五郎が、右腕に銃弾をうけながら、「くそ、おれは左手も利くんだ」と指揮をとりつづけようとした。という場面は目頭があつくなりました。 私は、知らなかった歴史上の出来事が、次々と出てきた物語でした。
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 | 『剣闘士スパルタクス』 中央公論新社 price : ¥1,890 release : 2004/05

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主人公の視点で濃密に描かれるが・・
共和制ローマ末期、奴隷剣闘士スパルタカスによる反乱という史実を描く。 ストーリーは終始、ほぼスパルタカスの視点で描かれる。これにより主人公の濃密な心理描写、蜂起の決断や蜂起後のスパルタカスの焦燥感や孤独を際だたせる効果を上げている。一方で、ストーリーの視野が主人公のみとなることで、ストーリーの広がりが限定されるような印象を受けた。 また、重大な戦闘やエピソードを省略して事が終わった後で回想という形で描く手法を多用しているのが顕著。
こうしたストーリー展開上の特徴は、蜂起当初の仲間たちが死んだ中盤以降において特に目立つ。 反乱軍はイタリア半島を南北に縦断し、いくつもの討伐軍を打ち破るのだが、このような外部の状況に関する俯瞰的なまとまった描写はない。元恋人やパトロンとの再会、討伐のローマ軍との戦闘といった様々ななエピソードが、断片的できちんと終了しないまま、スパルタカスの心象風景を中心に進んでいくようになり、作品はきちんと描くことを辞めたように、急ぎ足になり、ふつりと結末を迎える。
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 | 『父子十手捕物日記』 徳間書店 price : ¥620 release : 2004/12

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 | 『剣客春秋―里美の涙』 幻冬舎 price : ¥1,470 release : 2006/11

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マイクも好き
ジャックと尚也のお話も最終巻です。 今回は仕事で離れ離れになっていて、誤解が誤解を生み ジャックが嫉妬に狂う・・・という展開。 素敵な攻めが嫉妬する・・・私のつぼにはまってます。 カミングアウトしきれない尚也にジャックがイラついたり。 すれ違いの二人のお話ですね。 揺れ動く尚也の心情がいいです。私的にはマイクが運命の相手に出会えたお話が好きです。 マイクおめでと〜って気分。
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 | 『釈迦』 新潮社 price : ¥540 release : 2005/10

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お釈迦様が身近に
さすが瀬戸内寂聴さん。 釈迦十大弟子の一人、アーナンダーの視点から 仏教の知識のない私にも理解できるように お釈迦様の生涯を描いてくれています。
この一冊で仏教がわかるとまでは言いませんが 数々の伝説に包まれて見えなかった 「人間・釈迦」が明らかになって お釈迦様を身近に感じられる事ができるでしょう。
仏教教団の誕生の歴史も勉強になり すばらしい作品です。
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 | 『丹下左膳〈3〉』 光文社 price : ¥740 release : 2004/07

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