ただ一つだけ苦言を。大学でのレジメやレポート、会社内でのプレゼンの資料などでは、「読み手に自分の意図が通じるように明快でわかりやすい文章を書こう」みたいなことが要求されています。しかし、本書にはそういったことを要求する記述はありません。そのため、わかりやすい文章を書くという意識がこの著者にないせいか、この本は表現が硬く、やや読みにくいところがありました。また、「これ」「そこ」などの指示語が多用されており、「どれよ」「どこよ」と突っ込みたくなるところもかなりありました。
この著者は本書の読者が一般人であることをを忘れ、自分の教養レベル、自分の問題意識で語っている面がある気がします。そのため、文章についていけないところが私にはありました。