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なかなか長い旅に出れない人に
長期間休みを取って電車旅行などなかなかできない人のために 擬似的に鉄道旅行が楽しめる、そんな本です。 鉄道を愛する著者故にちょっとした文章にも鉄道の豆知識が入っていて 読んでいて楽しいと思えます。
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 | 『旅行鞄にはなびら』 文藝春秋 price : ¥1,700 release : 2005/07/10

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日本の将来は?
養老先生の「知」はまさに種々な専門家からプラスのエッセンスを抽出して大きくなる知のマグマなのだろう。 山浦玄嗣さんの聖書現代語訳とケセン(気仙)語の話やリービ英雄さんの外国から見た万葉集の話などはまさに「壁」を越えている。 専門家との対話を通して日本が直面している多くの問題の解決糸口が見えると思う。
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南の離島を扱った本はあまたあれど
南の離島を扱った本はあまたあれど日本国中、来たは北海道から東北・日本海・瀬戸内海まで網羅しているのはさすが「怪しい探検隊」時代からの島暮らしの経験が生きているとしか言いようが無い。実際、日本海の浮かぶ粟島が今ほど有名になったのは多分に氏の功績であろう。
そして椎名氏の地元の人とのふれあい、地元の美味しい料理と酒とくれば最高の癒しである。世界は広いが日本もまだまだ広い。ただし色々なところが早いスピードで変わりつつあるというのが共通の危惧になっているように思われる。
そういう視点で本書を読むと現在の離島ブームの先が見えてくるような気もする。
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プロヴァンスへ行きたくなる、住みたくなる本
筆者の前作「ドラが見つけた、パリのインテリア」もそうだけど、単なる観光案内的な本ではないし、また日本人好みの家とか内部のインテリアなどを単に紹介した本ではない。 この本には、フランス人の生き方がある。フランス人は個人主義で自由に生きている。その家に住む住人の人生が垣間見える。 また、写真も良い。燦燦と降り注ぐ地中海の太陽、豊富な自然と緑、そこに暮らす人の柔和な顔、ゆったりと流れるプロヴァンスの時間が感じられる。 この本を読むと登場人物のように自由に生きるために、プロヴァンスへ行きそこに住みたくなる、そんな本。
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 | 『杉田久女随筆集』 講談社 price : ¥1,029 release : 2003/06

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 | 『ももこの宝石物語』 集英社 price : ¥1,260 release : 2002/11

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宝石に興味が沸く
ももこさんのエッセイは、夜寝る前などリラックスな感じで読むことができるところが、よいですよね。 宝石なんて一個も知らなかったまだまだ20歳そこそこの私が、ももこさんの言う通り宝石に魅了されました(笑 本の中に出てきた緑とも、青とも言えない色。空のようないろ。そんな色を発する宝石をいつか直に見てみたいって思ってます。宝石の写真が細かかったのがちょっと残念だけど、写真は載っているので確認はできます。
いっぱい本を書いているももこさんだから、あんなにたくさん買える、いっぱい私も働いて、将来は宝物の宝石に会いたい^^
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 | 『泳いで帰れ』 光文社 price : ¥1,470 release : 2004/11/18

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この毒が持ち味といえば持ち味なんだけど・・・。
直木賞受賞後第一作だけど…、これは奥田エッセイ初の失敗作かも。僕は前作(?)「野球の国」の大ファンだっただけに残念。
とにかく今作は作者の悪い部分が出すぎです。 この人はちょっと人間的にひねくれた所があって、ささいなことでヘソをまげてしまう。「野球の国」では本人も自分の神経質な部分をわかってて、それをうまく笑いに変えていたのに、今回はそれがない。 オリンピックに仕事で行けるという羨ましい立場にいながら、暑い暑いと不満ばかりこぼしてる一人の神経質な男の姿。これを延々と読まされるのはちょっとつらかった。バスケの観衆や中国系観光客の態度が不愉快だったのはわかるけど、それに対する悪口も露骨すぎ。
ただ、タイトルの言葉が出てくるところだけは一見の価値あり。
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 | 『人生なんて夢だけど』 フレーベル館 price : ¥1,575 release : 2005/02

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長生きすれば人生が開けることもある
やなせたかしの誕生・生い立ち・現在の仕事について書かれた一代記です。80を過ぎたジイサマの昔話はおもしろく無さそうに思いますが、著者は本業の漫画ひとすじではありません。絵本400冊、詩集20冊あまり、画集、エッセー、メルヘン集を執筆した他、雑誌編集、脚本、舞台構成、作詞・作曲、とうとう84歳でCDを発売して歌手デビューを果たし、コンサートも年に数回実施しています。「サービス精神旺盛」と自分でも言っている通り、文章も飽きさせない工夫があり、「あぁ、おもしろかった!」と本を閉じることができる内容でした。 後の大ヒット作「アンパンマン」を1973年に発表したとき、周りの評価は散々でした。 しかし、プロの予想に反し長い期間をかけて子どもたちの人気が出て、1990年に一千万部を超えます。一千万部というとすごい数字のように思いますが、漫画週刊誌の発行部数が百万〜二百万部もある業界ですから、「これでなんとか仲間の中でいくらか認めてもらえるかもしれないと、ほっとひと息つきました」と言っています。ようやく業界の一員らしくなった著者は71歳になっていました。 この3年後に妻が他界するまでのわずかな期間、著者は「このあたりが、今考えれば一番よかったのかもしれませんね」と振り返っています。 いつ死んでも不思議はないと自称する著者は80歳のラインを超えたところで視界が変化します。金もいらなきゃ名もいらぬ、私しゃも少し健康が欲しい、という境地に達しました。魅力的な仕事が押し寄せ、魅力的な女性にも巡り遭うのに体力がなくてこなせない。それでも著者は「切ないことになりました。食欲のなくなった老猫が、カツオブシの倉庫に迷い込んだような具合です」と、おどけてみせます。 高齢化社会というと暗いイメージがありますが、本書を読んでいると「長生きすれば人生が開けることもある」と希望がわいてきました。
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 | 『ヨコモレ通信』 文藝春秋 price : ¥1,260 release : 2005/05/10

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脱力突撃ルポ
世の中で行われているいろいろな催し物や場所(盆栽展、都庁のカフェバー等)に行ってみて、そこでの感想を脱力系辛口トークで書いた本。同じコンセプトとしてはゲッツ板谷氏の「出禁上等!」「超出禁上等!」がありますが、こちらはやや攻撃的。 本書の方が非攻撃的です。世にはこんなにわけのわからない催し物があったのかと驚く反面、なめ子氏の独特の脱力評価がたまりません。攻撃的でない本なので疲れず、みなさんにおすすめです。
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幸せ!
金井さんの書かれる小説はセンテンスの長いのが特徴(もちろん他にもいっぱいありますけど、文章が読めるならば誰でもが分かる特徴の事)ですけど、これって頭の中で物事を考えているときの思考にそっくりで私ははまってしまったのですが、エッセイもまた凄いです。
切れ味鋭すぎる批評と言葉の選び方が絶妙です、鋭すぎてなかなか好きとカミングアウトしにくい(特に男の場合、金井さんは「男」には興味がないと、公言しておられます)作家です。
今回は2004年5月から2006年4月までの連載で、この約2年間を時事ネタをちょっぴり含みながらも、ほとんどは関係の無い飼い猫トラー(もう16才になるけど喧嘩もまだする老猫)や映画(ゴダールや成瀬巳喜男とか)やサッカー(どうもFCバルセロナがお好きで、チェルシーのえげつない勝利至上主義は嫌いみたいで、ロナウジーニョとアンリのファン)の話しです。
ほんとに鋭い批評性とその鋭さを自分にも向ける潔さとか、いろいろあるのですがとにかく一読をおすすめします。
特にやって欲しかったのは、自分のことをセクシーだと信じて(思ってるのではなく、信じて いるが笑える)いる男を南伸坊が「ホンニン」になってもらって写真を撮り、金井さんが文章を書く という連載です、(ちなみに記念すべき弟1回はラムズフェルドの予定)絶対評判の企画だと思うんですけど。
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 | 『アイロニー?』 文藝春秋 price : ¥590 release : 2005/11/10

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勝手に他人をツラくするな!
あー、人の悪口を言いたい。いや、陰でコソコソするわけじゃないから悪口じゃなくて批評だよね……となんだかんだアイロニー? な気分になるときはあるけど、かないません、Oka-changには。売れっ子モデルにして夫・石丸元章氏(当時)の逮捕現場に居合わせたり、求人情報誌見て向島の芸者になったり、プロレス好きで、楽天地LOVEで、それはもうハードコア! ここまでメーター振りきってれば、頭の足りないモデルちゃんをめためたに否定したり、お座敷であややのまねしたりしても許されてしまう。いや、そんな受け身の姿勢ではなく、Oka-changは「許させている」。でも実はああいう生き様ってツライかも、と思わなくもないが、勝手に他人をツラくするな! とOka-changにムカつかれそうなのでやめよう。いや、本音をいうとムカつかれてもいい。ムカつかれてもいいから、それでいてなお美しくノーブルなそのルックスに気圧されたいんだけど。
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 | 『私の東京町歩き』 筑摩書房 price : ¥630 release : 1998/03

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80年代後半の東京の下町の風景がわかります
この本は筆者が80年代後半に雑誌「東京人」に掲載していた町歩きエッセイをまとめている。 雑誌等では特集されることがないような町に関して書いてある。 80年代後半の記事なので、現在とはかなり街並みも違うのではないかと思うが、同じ町を歩いてみたくなった。 また、筆者にはもう一度同じ町を歩いて、2000年代の町の風景も残しておいて欲しいと思った。
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子猫がほしくなります
子猫を飼ったことのある人ならどの子猫のしぐさも「見たことある〜」と言いたくなるほど生き生きとした子猫たちばかりです。絵本から飛び出てこないかな〜と願ってしまいました。
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日本を知る海外の方々との対談がおもしろい
日本の文明を、日本人より日本をよく知る海外の方々が語っておられ、まさに本質をついて語っておられるような気がする書です。 この書の半分が、ドナルド・キーンさんとの対談ですが、司馬さんはキーンさんを友人以上の気持ちで親しく接されています。 はじめてキーンさんと対談をされる時、司馬さんはキーンさんに、自分の本を読まないで対談していただけるよう、お願いしたとのこと。潜入感を持って対談するより、お互い無から話を作っていくことを望まれたんでしょうね。 対談は数回されたようですが、私的なお付き合いもずいぶん長く、そして深かったようです。 司馬さんは、キーンさんを通して日本の文明を点検されようとしたんでしょうね。
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 | 『バンコク危機一髪』 角川書店 price : ¥580 release : 2006/11

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大傑作 必読!
タイ、バンコクに多少関わりのある人には堪らない魅力のある作品です。既に通して3回も読んでしまいました。小説として読んでもドキュメントとして読んでもそれば読者の勝手。タイに住む日本人達とタイ人のキャラが見事に表現されています。誰か映画化して欲しいなあ。
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楽しくも真摯な日常
今から10年ほど前に雑誌“anan”で連載していたものをまとめた本です。 もちろん、今となれば話題や情報が古いのは当然なのですが、あまり気にならずさらさらと2,3時間で読めてしまいます。とにかく、ばななさんの普段の生活がよくわかります。 秘書のナタデヒロココも大爆笑な人です(笑) 仕事で顔を合わせた有名人の話や、日常の面白おかしい風景が目立つエッセイではあるのですが、たまに見せる心の深い部分がいいです。 「死」や「悲しみ」といったものに真摯に向き合っている人だと思うんですよね。 そういう一面が見えたことによって、なぜばななさんが自身の作品の中であれほどまでに生命力や精神にこだわった作品を書くのかがわかったような気がします。
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 | 『まどわく』 集英社 price : ¥580 release : 2002/07

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小説?エッセイ?
この本は、どちらかと言うと、桃井流の短編集のような気がします。エッセイと言うよりは、不思議な、不条理な展開の小説です。桃井さんの文体は、読みづらいと感じる人も多いと思いますが、自分がまさに始めそうだったのですが、読み進んでいくうちに、その文体こそがこの不思議な世界を構築している元なんだなぁと思いました。文体に一度慣れてしまうと、あとはどっぷりこの桃井ワールドに浸かってしまい、知らず知らずのうちに中毒になってしまうほどの、魅力的な文章です。ただエッセイとは言えないので、純粋なエッセイを読みたいと思ってる人には、あまりオススメできない一冊です。
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 | 『本の運命』 文芸春秋 price : ¥410 release : 2000/07

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本好きにはたまらない一冊
かなり昔に購入して長い間積読状態だった本書だが、一読して嬉しい気持ちになった。 というのも著者の読書体験や本に対する考え方などが見事に自分と一致していたからである。
本を積読状態にし過ぎて床が抜けてしまったり、必要な本は図書館で借りるのではなく必ず買う、とか、本屋で目に付いた本は一期一会と思って必ず買う、といったスタンスは本好き人間として基本である。
本好きな方には強くお薦めします。
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【商品詳細】
美食家ピーター・メイルから、フランス料理の尽きない喜びをとことん追求し賞賛した、楽しい1冊が届けられた。 今回メイルは、ナイフとフォーク、それにワインオープナーをしっかりと携え、第2の故郷プロヴァンスを旅立ち、フランス中を縦横無尽に巡っていく。彼の案内に導かれた読者は、人里離れた場所にひっそりとたたずむレストラン、驚くべき味を提供するミシュラン・ガイド掲載店、地元で開催される市場、年に1度のお祭り、そして我々に恵みを与えてくれるブドウ畑…と次々に「食」に関する土地を訪れることになる。 ヴォージュ山脈のふもとにあるマルチニー・レ・ベインズでは、週末じっくりと「エスカルゴの市」で過ごしてみよう。形は小さく控えめだが味は絶品のエスカルゴに会えるはずだ。ブルゴーニュ地方では「メドック・マラソン」の見物としゃれこもう。肥沃なボルドーのブドウ畑の中を走り去るランナーたちが、競技途中で行う栄養補給は赤ワインのテイスティング(なんと、かの名酒シャトー・ラフィット・ロートシールトも飲めるのだ!)。コートダジュールでは、海辺のレストランで食べたブイヤベースの味がきっと忘れられなくなる。それから、フランス東部ブルカン・ブレスの品評会へ、究極のチキンを探しに出かけよう。 ペリゴール地方の村々では、熱心なカトリック信者たちがある神聖な行事をとりおこなっている。それは、なかなか手に入れることのできない「黒いダイヤ」、芳醇(ほうじゅん)な香りを放ち、びっくりするほど高価なブラック・トリュフに感謝する催しなのだ。ほかにも、フランスで一番鼻にツンとくるチーズの名前(ノルマンディー地方のものだ)、パーフェクトなオムレツの作り方のコツ、旅の途中のレストランで満喫したごちそうのレシピも知ることができる。 さらに本書は、本気でフランスの美食体験を目指す人にとって不可欠なガイドブック、『ミシュラン・ガイド』を高く評価し、こう誉め称えている。 「この本にはフランス料理が誇る栄光と喜びが満ちあふれている。それでいて、いつ読んでも楽しく、肩の凝らない1冊だ」。
2番・3番・4番煎じでもあるが
それでもやはり楽しめる本である。様々な角度から「プロヴァンス」という対象に光をあてて、様々な切り口で面白いエピソードを切り取れる筆者の能力は素晴らしい。この本はプロヴァンスから飛び出て、フランス全域に対象を広げているが、読み手のニーズにも十分応えていると思う。自分の訪れた地方の話題にさらに心惹かれるのもやむをえないところであろう。
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【商品詳細】
書名だけを見れば、書店のビジネス書の棚に置かれていてもおかしくないくらいだが、カバーをひと目見ればこのタイトルが皮肉の産物であることがわかるだろう。対談のホストが中原昌也である以上、一筋縄でゆくはずはない。 「暴力温泉芸者」の名でポップ・ミュージック界に文字通り殴り込みをかけてはノイズの嵐を巻き起こし、その後は文壇の異端児として暴れ回っている中原昌也。対するは、宇多田ヒカルからCHEMISTRYまでのブレーンを務める、名実ともに日本R&B界の最重要人物である松尾潔、フリッパーズ・ギター経由コーネリアスこと小山田圭吾、スイート・ソウルならぬ「甘茶ソウル」の伝道師、テリー・ジョンソン(湯村輝彦)など、これ以上ないくらい濃いメンツである。 テーマにしても、カルト映画の超奇才ジョン・ウォーターズから大島渚、死体写真集もあれば文学論まで飛び出し、果ては勝手に80年代の総括までと縦横無尽。だが、その底には「馬鹿なやつにはモンド系と思わせときゃいい」し、「読む価値なしといわれたい」という姿勢が横たわっている。 「借金だらけで未納が続いている」中原昌也による逆説的な「サクセスの秘密」をあなたはどう読むだろうか。帯にあるとおり、「これであなたも大金持ち!」と首尾よくゆくかどうか、一読する価値はあるだろう。(深澤晴彦)
意外と名著
中原氏ってけっこういい人だ、という感想を持った。明石政紀(ファスビンダーの本の訳者)との対談がいちばん面白かった。中原氏がファスビンダーってこうですよね、と言っても、明石氏は、なあなあで返事することはなく、同意することは同意し、意見が違うところは真っ向から、「いや、ちがう」と流れをぶちきって、自説をたんたんと語る。こういう対談って、趣味を同じくする人同士が寄ると(そしてその好みの対象がマイナーであればるほど)、うなずきあったり、ほめあったりして終わり、みたいなことになりがちだけれど、この本ではそうならない。中原氏も面白いが、人選も絶妙だ。あとがきもすばらしいです。
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 | 『背後にある思考』 みすず書房 price : ¥2,730 release : 2003/08

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今なお新しい思考を提供してくれる書です。
「背後にある思考」という書名から想像し、何か私達に新しい観点を 提供してくれるのではないかと期待して手にとりましたが、決してこの書は そのような目的で書かれたものではなく、むしろ著者の思考を通して、 私達が日頃思考停止してしまっている面に光を当てて、問題を投げかける ことで自ら思考する力をつけさせてくれているように思えます。 他の野田氏の著書と比るとエッセイという形ながら、国家や戦争、少年犯罪や 医療の問題などの広範なテーマを通して、多彩な経験と行動を通しての 野田氏の思考が十分に伝えられている内容となっています。 ここで述べられている著者の考え方が、必ずしも自分の考えと一致することは 誰にとっても無いとは思いますが、それでも日々のマスコミから流れてくる 情報だけを受け止める澱んだ思考に風穴を開けるには十分に刺激的な書で あると言えるでしょう。
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ワンテイスト
トランスパーソナル心理学の草分けウィルバーの日記が読めます。 彼の人柄や、芸術に対する関心、統合的な試みなどがわかります。 音楽の趣向や芸術の好みなどにも触れていますが、大衆文化に興味を持ち愛好しているのは以外でした。 やはり、孤高な仙人のような人というイメージがあったんですが・・・ 瞑想に興味がある人にもお勧めです。
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 | 『いつも旅のなか』 アクセスパブリッシング price : ¥1,575 release : 2005/04

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そもそも、旅ってなんだろう?
エッセイストの阿川佐和子さんが、某新聞のコラムで 「この本読んだら、旅がしたくて居ても立ってもいられなくなっちゃった」 とかなんとか薦めていたので、速攻で買いに行き、速攻で読んだ。
モロッコ、スリランカ、ラオス、ベトナム、ちょびっとメジャーで 韓国、スペイン・・・感性豊かな売れっ子作家なら、 やっぱりこの辺りへきっと行くよな、書くよな、 という場所が予想通りに目次を彩る。 バックパックスタイル、これもなんだか彼女のキャラクターにピッタリだ。 で、肝心の体験記は?というと、旅先で何かに対峙した時の心の描写が 実に自然で、実に素直で、スイスイと文字が体内に入ってくる。
中でもぜひ読んでいただきたいエピソードは 「はつ恋」と「いのちの光」。
「はつ恋」は、タイのカルチャーショックに魅せられた 数々のエピソードが書かれているが、とくに時代の変化を “清潔感の変化”で測るくだりは、なるほどな、と思った。 最近の若い女の子の多くは、汚いモノ、不潔な場所は絶対ダメ、虫もダメ。 水洗トイレのタイルの上にたかだか蛾が数匹死んでるだけで 彼女たちは大騒ぎ。十年前なら汲み取り式、床は水浸し、 トイレの横にはオシリを拭いたティッシュや紙が山積み、 それを「いや?ん不潔ぅ?」と言うのならまだ理解はできるのだが。 角田は女性でありながら、その病的なまでの潔癖性に価値観の変化を垣間見る。
キューバの旅の思い出を綴った「いのちの光」。 社会主義国にあまりいい思い出がない彼女が、初めて目にした理想郷。 偉人であろうが、有名人であろうが、一般人であろうが関係ない。 内側から湧き出る音楽が彼らを突き動かし、10代の若者も 80代のお年寄りも、無心で踊る、ひたすら踊る。 何かを信じて一心不乱に踊るその姿は、凄まじいばかりにかっこよく、 いのちの光が彼女の心の闇を元気に照らしてくれたのだ。
いろんな発見や感動は、その日、その瞬間の鮮度を持っている。 ゆえに旅は、刹那的だ。あの日を期待して同じ場所を再び訪れても、 印象も出逢う人も見えるものも、すべてが確実に違っている。 旅は、はかなき一期一会、だからこそ人は病みつきになるのだろうか。
旅って、そもそもなんだろう? そんな問いかけが頭を駆け巡る、旅好き必読の一冊だ。
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情報の厚み
偉ぶらない軽妙な語り口が快い。そしてこの見事な情報の厚みはどうだ! 本体そのものも結構厚みがあるが・・・ 著者の日頃の豊富な読書体験が、稀有なロンドンの旅行誌を作った。 ミステリファンではなくても珍道中の様子は充分に楽しめる。 内容の薄い、小綺麗なイメージだけの観光案内書には満足できない人にお薦めの一冊。
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非常に懐かしい1冊
京都(嵯峨周辺)・仙台を巡る紀行文。 自分が京都出身であることから、司馬遼太郎がどのように京都を描いてくれているのか、読みたくなり、手に取りました。「街道をゆく」全体に共通することですが、司馬遼太郎の博識、登場人物の描写等で、描かれた地域が非常に魅力的に感じられ、この本をもって司馬遼太郎がたどったのと同じ道をたどってみたくなります。今回もそのように思わせてくれる1冊でした。 余談ですが、司馬が嵯峨をめぐった時、私もその周辺に住んでおり、どこかで司馬と出会ってるかもしれないなあなどと楽しい想像がふくらみました。
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批評眼が鈍ったか?
1998年に始まった「人生は51から」の5冊目。2002年に週刊連載したコラムの集成である。私は1998?2000年分の3冊を楽しんだあと、2001年分をまとめた「物情騒然」を飛ばして、本書を先に入手した。威勢のいい言辞で国を誤る愚を戦前と同じく先導して行いつつある団体には、1円の資金協力もしたくない。そのため、このシリーズは古書でしか入手できないのである(「物情騒然」はまだ古書店で発見できない)。
それにしても、右翼的気分に共感的な、あるいは、国やマスコミに素直に騙されている、主として中高年おやじの愛読誌に、どうして小林信彦のコラムが連載されるのか、かねがね不思議に思っていた。しかし本書を読むと、彼の舌鋒も鈍ったと言わざるを得ない。小泉政権に庶民が批判的だなんて、当時でさえ絶対にそんなことはなかったし、その後自民党は地滑り的大勝利さえ経験する。彼は一体何を見ていたのか。大甘である。床屋政談的批判など、投票行動と大きな相関はないだろう。景気がよくなるといわれたら、他のことなどどうでもよく、大抵の庶民は目先のことしか考えずに投票するのである。あるいはまた、郵便局を公営にするか民営にするかといった、大多数の人にとっては重大事とはいえないことを争点("red herring")にされ、重大案件を目隠しされても、それに気づけないような連中が庶民なのである。作者は庶民を見損なっているのではないか。また、アジテーションだけを売り物にするような媒体を相変わらず信用しているのも、それらによって現実に被害を被った経験のある一人として、笑止と言わざるを得ない。だからこういう誤認が起こる。もはや信用できる媒体などない、と見切ってしまった方がよいのではないか。
それでもなお、彼の世相批判には傾聴すべき点が多々ある。この巻は過去作品と比べて世の中への視力が落ちていると思うから、批判的に読むことをお勧めする。
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いつの時代も
ついついきちんと正座をして、背筋を伸ばして読みたくなってしまいます。リアルタイムで出会えたら、もっと良かったのに。。。
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 | 『麻薬書簡』 思潮社 price : ¥1,835 release : 1986/05

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南米覚醒の旅
63年、作家として知られるようになった頃のバロウズ作品。アヤワスカを最期のドラッグと期待し、南米を放浪するが、結果的には失敗。ドラッグは補助的な物質であると結論。バロウズ自身は、彼の人生そのものであるドラッグの旅に、ある種の終着点を見出しつつあった。それがこの作品の時期である。そのため、かなり現実的な実体験に基づいている。この旅の終盤では、ギンズバーグ宛てに、LSDによらない覚醒を促す手紙も送っている。当時、カウンターカルチャーの渦中にいた彼をある種「覚醒」に導いた重要な手紙のやりとりがなされている。この南米における一連の旅を通じ、バロウズは中毒や依存の無産性を確信すると同時に、人間とは何かに依存して生きていかざるを得ないという、それらヒントを見出した。
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タイを理解しないこと
1992年に出た単行本の文庫化。コラムが最新情報に書き改められている。 タイに長年暮らした経験をもとに、さまざまな事物についてバラバラと書き綴っている。 タイ人に日本語を教えようとした話、ソンクラーンと呼ばれる水をかけ合う祭の話などなど。下川氏の本をたくさん読んできた読者にとっては目新しさはないが、それぞれにきちんとしたクオリティーは保たれているので、安心して読むことが出来る。 本書を読んで、下川氏の基本的な態度というのは「タイを理解しようとしないこと」にあるのだと気付かされた。これは決してタイのことをわかっていないとか、相互交流を望んでいないとか、そういうことではない。タイに長年暮らしてタイ人や事物について豊富な知識を持つ著者だからこそ、「分かり合えない部分」というのに気付いているのである。そこを無理に解釈しないで、これがタイ人なのだよという具合に提示してくれたのが本書なのである。 そこが面白かった。
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 | 『ほつれとむすぼれ』 角川書店 price : ¥1,470 release : 2004/03

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……。
自分の中の、社会に対する違和感がモロに代弁されているエッセイだった。
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魂を奮い立たせる本
これまでの人生において、色々な本を読み、感銘や影響を受けてきましたが、この本からは最大の影響を受けました。 「自分は他人に何を与えることが出来るのか?それを考えることで、自分の持っている能力や才能を客観的に見つめることが出来て、自らの進むべき道も決まってくる。」 この言葉は、私の今までの人生において欠けていた視点でした。このレビューを書くことも、もしかしたら、購入を検討している方々に、本を手にすることなく内容を窺い知るための情報を提供していることになるわけで、「何かを与えている」ことになるんだと勇気が湧きました。 人それぞれ適性があり、皆が皆、落合氏やゴルバチョフ元大統領のようになることは出来ませんが、どんなことでもいいので、何か他人に与えられる人間になろうと決意させられた一冊でした。 皆さんも、このレビューをお読みになったら、是非とも参考になったかどうかの投票をして下さい。 それをしたからといって世の中にどういう影響があるわけではないですが、少なくとも私にとっては、一つの評価として励みにもなります。 一人の行動や考えは小さなものかも知れませんが、時間の経過とともに協力者に巡り会い、やがては大きな力となって世の中を変えていくことになるわけで、「まあ、いいや。」とか、「自分がやってもやらなくてもどうなるわけでもないし。」といった没個性の態度が、結局は自分の人生を陳腐なものにしてしまう、ということを学ぶことが出来ました。 落合さんの激烈な人生経験を垣間見ることが出来て、感謝の気持ちで一杯です。 他人の心を変える第一歩は、やはり言葉なんですね。 つくづく、痛感させられました。 日本語と英語の勉強にも精を出そうと思います。
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 | 『紅一点主義』 文藝春秋 price : ¥520 release : 2005/02

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エッセイと写真と、そして空気と
この本は、いわゆるふつうのガイドブックではありません。 著者の丹田さんの思いとか、ポルトガルの空気がつまっています。
なかでも、ポルトガルの哀愁と憧憬の青。 この青に魅せられて、ポルトガルに行きたくなります。 写真も文章もちゃんと思いがはいっていて とってもうつくしく、素敵です。
その国にほれ込んだ人が書いたその国の説明は とっても小気味いいですね。
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 | 『満ち足りた人生』 白水社 price : ¥924 release : 2001/08

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 | 『星三百六十五夜 冬』 中央公論新社 price : ¥620 release : 2002/11

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星三百六十五夜・冬の章
恒星社からハードカバーで出版されていた作者の集大成とも言える日々の星の輝きと語らった星誌。冥王星の名付け親であり、天文普及の啓蒙家だった作者は専門書でも素晴らしい著作の数々を残していますが、これは息抜きとも言える珠玉の作品集。天声人語の星空版のようです。余談ですが、かつてNHKの朗読の時間で夏の章が取り上げられていました。作者と共に、息抜きで読めます。 余談ですが亡くなった1977年に、やはり文学者で星好きの稲垣足穂が5日前に亡くなっているのは、偶然とは思えません。
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 | 『歴史』 作品社 price : ¥1,890 release : 1999/05

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 | 『星三百六十五夜 秋』 中央公論新社 price : ¥620 release : 2002/08

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星三百六十五夜・秋の章
恒星社からハードカバーで出版されていた作者の集大成とも言える日々の星の輝きと語らった星誌。冥王星の名付け親であり、天文普及の啓蒙家だった作者は専門書でも素晴らしい著作の数々を残していますが、これは息抜きとも言える珠玉の作品集。天声人語の星空版のようです。余談ですが、かつてNHKの朗読の時間で夏の章が取り上げられていました。作者と共に、息抜きで読めます。 余談ですが亡くなった1977年に、やはり文学者で星好きの稲垣足穂が5日前に亡くなっているのは、偶然とは思えません。
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 | 『蚊学ノ書』 集英社 price : ¥630 release : 1998/06

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あまりの憎さゆえ・・・
あまりの憎さゆえ、本にまでしてしまった。アウトドア派には、絶対楽しめる1冊です。図版もしっかりしており、図鑑として使える域に達しており、ここまでやる執念に、思わず恐れをなしてしまいます。 古くは「蚊の科学」など、学術的な類書もあったが、最近では、蚊についてのまとまった本といえば、これかなぁ。楽しめるし、実用性もあるし、買ってそんはありません。
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 | 『平成お徒歩日記』 新潮社 price : ¥500 release : 2000/12

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宮部みゆきの意外な作品!
時代物作家、宮部みゆきが江戸時代のコンセプトに従って平成の世を徒歩で歩きまくる!という企画の本です。忠臣蔵の吉良を討ち取った帰り道や罪人が引き回しになった道をたどるなど、企画自体もかなり面白いです。 企画の中にコラムのように時代考証が(うんちくですね)入っているんですが、この書き方が見事というか、押し付けがましくなくてとても好感がもてますし、非常に興味がわいてきます。オススメは流人を扱った八丈島の章。八丈島なんて三原山火山くらいしか知らなかったけれど、歴史に満ち満ちた島だったんですね。 読むのにそれほど時間もかからないし、梅雨時のお部屋でのすごし方にオススメの一冊です。
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 | 『サイエンス言誤学』 朝日新聞社 price : ¥609 release : 2004/12

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1テーマ2ページの苦しさ
同じ作者の「もっと面白くても理科」が面白かったので期待していたのですが、かなり残念な内容だった。一つのテーマを2ページで扱っているためか、文体の軽妙さが無く、書きたいことを狭いスペースに詰め込んだだけの印象を受ける。もし、まだ読んでいないなら先に「もっと面白くても理科」の方を読むことをお勧めします。
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 | 『謳う、援交少女』 ミリオン出版 price : ¥1,260 release : 2005/10/15

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池袋を徘徊していた元援交少女
映画「リンダリンダリンダ」に登場する屋上の吟遊詩人。 彼女のアンニュイな台詞回しが少し気になっていて 本書を手にとってみた。
もうすでにティーンエイジャーではない私にとって 全面的に共感するという訳にはいかないが あの存在感の一端は理解できる気がした。
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 | 『絶対幸福主義』 徳間書店 price : ¥560 release : 2004/08/06

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軽く読み流しましょう
競馬を中心として、その他の話題も散りばめて、書き散らしたエッセイ。軽く読み流すのはいいが、読後に得るものは少ない。だから電車で読むのには良い。 それよりも初めに記載されたゴーストライターの書いたエッセイ集であるというのは真実なのか。内容は著者が普段述べていることと矛盾しないし、文体も著者の語り口なのだが。
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 | 『ほんじょの鉛筆日和。』 マガジンハウス price : ¥1,575 release : 2002/05

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星6つあげたい!
芸能人なのに妙にエコノミー感覚。わっはっは!とお腹を抱えて笑うような面白さではなく、くすっ、、!と笑えてしまう。決して読者ウケを狙ったりしているのではないでしょうが、その行間からすっとぼけた人柄が見え隠れし、読んでいるこちらもほんわか温かい気持ちになります。また、文体と題材と一話一話の長さがちょうど良い。長すぎず、短かすぎずで、リラックスできる内容なので、特に就寝前のひと時に読むのに最適です。 中川いさみさんの挿絵も絶妙!とにかく持っていて得した気分です。タレントとしてではなく、エッセイストとしての本上さんにとても興味がわきます。
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生きるスタイルと絵画との出会い
ページを繰るごとに著者の生き方、スタイルを知る。そして、そうした中で生まれていく絵画との出会い。人生とはこういうものかと思ってしまう。著者の好みや行動、紹介される画家の生き様にいつしか時代の空気すら感じることができる。おそらく絵画に限らず、本当にモノを好きになるということは、長き人生をかけた真剣勝負のような厳しさが必要なのだろうと思った。しかし私のような凡人にはこの著書を読むことで、画家の葛藤や、良い絵の魅力や、出会いの尊さを容易に知りうるのだ。 流行や世間の動向に流されず、たとえ貧乏しても自分の好みや価値観を信じ続けた度胸の据わった強い生き方にも魅かれる。一方で著者はどこか飄々とした漂白詩人のようだ。それでいてやはり生活もしなければと金策に走り回るユーモラスな表情も見えておかしさが漂う。
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総理大臣の犯罪を嘆きながら、国家を考えられた頃の作品
この書は、1974年から2年間の司馬さんの思いを綴った書です。国内では、沖縄海洋博覧会やロッキード事件などがあった頃です。「播磨灘物語」「空海の風景」「翔ぶが如く」などが店頭にならび、高校生の私も、時間を惜しみながら読みふけっていた記憶が甦ります。 「一つの錬金機構の潰えー君子ハ為サザルアリ」では、ロッキード事件に関与した元総理大臣について、タクシーの運転手との会話が興味深く描かれています。「悪いやつが蛇のようにさといのではく、私どもは、さほどに知恵を用いなくても、他人の弱点や弱みだけはわかるようにできている。ただそれを功利的な目的のために利用するしかないだけで、悪いやつと、それに対置される普通の人間というものの分類ができる」と論じて、「弱点・弱みという痛点だけをするどくにぎって相手を思うように操作しようとするのは脅しである」と、ロッキード事件の主犯格の男性を論評されているのは痛快です。 「日本の統治機構についてー「翔ぶが如く」を書き終えて」では、このロッキード事件という元総理大臣の犯罪を背景に、「日本の政府は結局太政官ですね」という結論から始まり、西郷隆盛の思考から国家の歴史を解析されています。 この頃の司馬さんは、日本の汚職政治を嘆きながらも、土地と日本人をテーマに国家を深く考えられていたのかもしれませんね。
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 | 『川釣り』 岩波書店 price : ¥588 release : 1990/09

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自慢話ばかり…
かなり期待して買ったが、あまり面白くない。日本の釣り文学では有名な本であるが、著者も冒頭で書いている通り、ほとんど思い出話や自慢話である。著者の釣りの師匠が「十年釣りをして三行書け。」と言ったそうだが、本書に関して言えば、書くに及ばずと思う。これは井伏のマスターベーションだろう。
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のんびり行こう
私も、先生と同じようにこの温暖な千葉を気に入り翌年には 寒い東北から移り住みました。 偶然にもこの本とめぐり合い、読んだ時には、同じような人も いるのだと言う事に親近感を感じた事もあり それ以来、TV等でも人柄の良さと、作品の素晴らしさも あり、それ以来、ファンです。実際行くと分かりますが、鴨川は素朴で美しい所です。 住みたくなった気持ちがとても理解できました。 高台から海を眺めた時、あまりの美しさに寒いのも忘れて 主人と二人ボーっと眺めてしまいました。 本当は、私も鴨川に住みたいのですが、主人が東京へ通勤しているで 現実は難しいので、休日の天気が良い日は房総へ行くことが多いです。 お弁当を持参しながらドライブ。 偶然にも、先生と会えたら!いいのになーと、思いながら いつもキョロキョロ(^v^) 時間に終われるように生活していませんか? 最近、きれいな空気を吸ってますか? 仕事していると、何だか忙しくてストレスも溜まりますよね。 ちょっと、仕事の手をやすめて、美味しいドリンクを飲んで 心に言い聞かせてみましょう。 「のんびり行こうよ」 きっと、村山先生が一番言いたかった言葉だと 思います。 疲れた心に潤いを与えてくれる本です(●^o^●)
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 | 『ひとくちの甘能』 角川書店 price : ¥1,260 release : 2006/04

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食べたくなります!
様々な甘味に酔ってきた体験を記したもの、とあとがきにあるように、 甘党にはたまらない本です。1つのテーマは4ページで、そのうち 写真が1ページです。この写真が実においしそうで・・・見ている だけでも楽しくなってしまいます。そして、やはり文章が上手です。 プロなので当たり前と言えばそうなんですが、その章の締めくくりの ところが時にはあっさり、時にはしんみりしていて、胃にもたれない 感じがします。
著者は甘いものを「スィーツ」というのには辟易しているのだそうですが、 同感です。(年代が同じだから?)和菓子の思い出が多く登場します。 ケーキより和菓子の方が好きになってきたという人には、より身近な本に 感じられることでしょう。
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授業を受けているみたい
講義をそのまま収録したように、話し言葉で書かれています。だからわかりやすいし、読んで楽しい本だとおもいます。 個人的には、最近の作家さんに関するトピックがいくつも載っているのが嬉しかったです。もちろん、高校の教科書で取り上げられるような有名な文豪に関することも書いてあるのですが、それ以外のことで、「ここはそういう場所なのか」「通ったことがあったけれど知らなかった」という話もたくさんあって、それがおもしろかったです。 あと、コースとして完成されているので、短時間で各ポイントをまわることができるという点もよいとおもいます。そのあたりの景色も詳しく紹介されています。 高校生だけじゃなくておとなにもおすすめです!
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楽しめるエッセー
2004年度NHKテレビ中国語講座テキストに載せた中国語エッセーをまとめたもの。日中の文化を比較した軽妙なエッセーで、文章も読みやすい。和訳もあり。中国で日本語を専攻した著者だが、中国語で区別のない「かゆい」と「くすぐったい」の区別がなかなか飲み込めなかったという。ある時、4歳の娘に教えを請うと、彼女いわく、「かゆい時は掻きたくなって、くすぐったい時は笑いたくなる」という答え。なるほど!ほかにも楽しめるエッセーが満載です。
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大東亜戦争は日本に正義があった。
この本で大東亜戦争は、日本に正義があったことを初めて知った。 中国、朝鮮の脅迫外交はまったくのいいがかりで、日本人をコケにしている。日本以外のアジアは欧米に植民地にされて奴隷にされていた。 日本が朝鮮を独立させるため清と戦い、独立させた。しかし朝鮮はロシアの支配下に入った。日本は今度はロシアと戦い勝利した。朝鮮は日本を恩人として感謝すべきだ。 この「ゴーマニズム」シリーズは教科書として歴史の最初に教えるべきだ。今、アメリカや中国に、日本が悪人にでっち上げられている。 日本人の誇りを教えるべきだ。
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 | 『女が冴えるとき』 グラフ社 price : ¥1,500 release : 2005/06

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定家をとおして見た鎌倉初期の時代と宮廷
同じ題名の続編であるが、定家は後鳥羽院の怒りをかってしまう。なぜ? 息子の出世に努力する定家は和歌を家の芸としてゆくためにその方法論を書物にまとめる。後鳥羽院の恨みがすごい。著者は明月記の書く定家の生活を通して見た中級貴族たちの生活、鎌倉幕府との争い、京都の街の飢饉などについて詳しく解説し面白い。昨夜の賊は誰か? 家の表に累々と死体がころがる。そんな夜も月は美しい。80歳になっても毎日当時の書物を筆記する定家。紫式部の源氏物語が今日まで残ったのも、この定家の努力によったのだった。和歌の聖人定家とは果たしてどんな人なのだろうか。
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 | 『モロッコ流謫』 新潮社 price : ¥1,995 release : 2000/03

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「かのように」文芸批評から踏み出すために
モロッコについて調べる必要があり読んだ。著者はたくさんの本を出版しているようだが、私はこれまでこの著者の本を読む機会がなく、これが初めて読んだ本。冒頭にジャームッシュの紹介でボウルズに会いに行くエピソードがあり、有名人とお友達をひけらかすプチ大江か・・・と警戒したが、そしてそれ以降も多くの有名人が個人的知人として登場はするのだが、それほど嫌みには感じなかった。 ジャンルとしては文学紀行と言うべきだろうか、モロッコを舞台とする文学、映画の紹介、批評、作家インタヴューなどが、著者自身のモロッコ旅行と重ね合わされ綴られている。モロッコを巡る文学的記憶として、文学旅行ガイドとして、よくまとまっていて便利。文章も流麗で独立した作品としての完成度も高い。 ただし私個人の好みとしては、もっと自分の思考や感情を率直に書いてもいいのではないか、それが旅の面白さなのではないかと思う。この本の中で著者の思考が一番ストレートに表現されている下りは、砂漠を「観光」しながら「供儀」の観念や一神教的の遠さに思いを馳せるところだが、砂漠にいる間だけ突然(和辻哲郎?山本七平?)一神教への違和感を語り、肝腎の文芸批評にそれがさっぱり生きてこないのは、結局のところ日本知識人のお家芸、「かのように」文芸批評をやっているからと思わざるをえない。 フェズの自称ガイドらガイジンを騙そうとするモロッコ人の心理や論理を考えているのは面白い。アンドレアス教授の挿話で、喜捨をしなかった自分を見つめているのも面白い。サイードよりずっと面白い。だからそれと流謫の文学者たちをつなぐ回路を見つけてほしいと思う。
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 | 『小説家のメニュー』 中央公論新社 price : ¥620 release : 2003/08

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他の「小説家」は、食べないでしょうね。
「小説家のメニュー」という題名を見て本屋で買ったときに、食通のもしくはゲテモノ食いの作家の食事に関する本なのか、小説家としての様々な薀蓄の「引き出し」なのか、興味があった。個人的には後者を期待したのだが。 でも、この本は、「小説家」であっても大半は食べないかもしれないメニューについての食の本であった。 これはこれで、実に楽しいし、興味深いものがある。
ただ、他の本との整合性でやや疑問を感じる部分もあるが、ま、そこは、味覚はその日の気分にも左右されるということでしょう。
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年を取った
1994年に出た『アジア赤貧旅行』から、ほぼ10年たって出版された本書。この10年間のアジアの変化と、著者本人の変化が描かれている。 アジアは変わった。屋台が安くて美味しい場所とは限らなくなったし、携帯電話も普及した。タイでもきちんと働く人が増えた。そういう変化を著者は寂しげに見つめている。しかし、一番変わったのは著者本人だろう。酒に浸り、中級のホテルに泊まり、病気にかかりやすくなった。何より、愚痴っぽくなっている。若者への不満、アジアへの不満、自らへの不満。 著者も年を取ったということか。 面白いけど、切なかった。
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 | 『差異としての場所』 講談社 price : ¥1,103 release : 1996/06

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ダイジェスト版はだめだ。
編者の中野翠があとがきに書いているとおり全集のを読むべきだろう。やはりダイジェスト版ではだめなのだ。あくまでも中野翠の選択した文章だけを読まされるからだ。しかもこういう時評は連続した時間の経過の上に書かれる。週間新潮に連載されていたのだから週一のペースで書かれている。飛ばしちゃだめだよ。全部読まなきゃ。全集のを読むと著者の生活態度やその日の気分がよくわかる。調子の善し悪し。筆の進捗具合等々を読むのがおもしろいのだ。
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 | 『添乗員撃沈記』 角川書店 price : ¥580 release : 2004/12

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ギリシャやシルクロードへ
シリーズの第5弾。 本書ではギリシア、東アフリカ、ドイツ・ベネルクス、シルクロードの4ヶ所が取り上げられている。新人ツアコンのアシスタントを務めたりして新味もあるが、相変わらず人情味と旅情を売りにした作風で、安定した面白さ。 このシリーズも、良く続いているなと思うが、まあ、それなりに売れているということだろう。
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う?ん
とにかく文章が私には合いませんでした。ゴチャゴチャしていて・・・。そして思いやりのない発言が多い気がしました。 お勤めされている会社のことを考えると心が痛みます。 辛口、というよりこの方の考え方が悲しいです。
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 | 『思考のレッスン』 文藝春秋 price : ¥1,300 release : 1999/09

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一見奇抜でも
上手に書けるようになりたい人にお薦め。 丸谷氏の柔軟な発想が、凝り固まった頭をときほぐしてくれます。 「途中で書けなくなったときどうするか」を語る丸谷氏の言葉には確かな智恵を感じます。 一見奇抜でも、目くらましはひとつもない。そんな本です
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すごくおもしろい
私はこの本、大好きです。大橋さんの普段の食生活がわかるし、読んでると おいしいご飯を作りたくなりますよ。 それに、高いなと思うモノもありましたが、私は 手の届きやすいモノも多かったですよ。
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BGMのような短編集
カバーの絵はエドワード・ホッパー。ビル・ラバウンティのアルバムジャケットと同じ「Gas」である。私が仕事で訪れたアメリカの町は皆、観光地とは呼べぬ場所であったが、ダウンタウンで出くわした質素だが趣のあるパレード、雑貨店の初老の女性同士のユーモラスな会話、小さなレストランの雰囲気、などなど心象に残る時間が流れていた。本書で描かれた町ではないがケンタッキー、オクラホマなど自身もレンタカーを借りて運転した覚えがある。はるか続く道、行き先があっているかどうかもわからずひたすらAAAでもらった地図を片手に進んだ。さまざまな場面を想起させる短編の数々。それらはBGMのように淡々と流れていく。第4章の温もりの夜の中への、ゆったりとした夜のドライブの場面はパットメセニーの「ミズーリの空高く」あたりが良いサウンドトラックになりそうだ。本書を読んで、最近のスモールタウンムービーで思い出したのがキャメロンクロウの「エリザベスタウン」。スモールタウンにおける人々のふれあいと浄化作用を描いた秀作だと思っている。本書を読んでスモールタウンを訪れる楽しみがまた増えた。
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 | 『ヘッセの読書術』 草思社 price : ¥1,890 release : 2004/10

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書く人読む人
ヘッセの読書に対する思いをつづったエッセイ。読書のことだけでも こんなにもたくさんのことに思いがあふれているうえに、彼は書く人でも あります。 彼の半端でない読書の量。本を愛する気持ち。ただただ感服してしまい ます。 読書が大好きな人ならば、もちろんこれだけの量の本を読んでみたいと 思う。彼が書店員や出版社に勤めていたことも彼にとっては、好条件 だったのでしょう。 そんな彼だからこそ、数々の作品を生み出すことができたのだと、改めて 彼の名作誕生の底にあるものを知ることができます。
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みんな若かったんだなあ…
あの「緑の地獄」アマゾンで前後不覚になるまで泥酔するわ、川の水をそのまんま飲むわ、 ワニやピラニアのいる川に無防備に飛び込むわ、船上で倒れて熱帯の太陽で火ぶくれになるわ、 改めて見ても、みなさん無茶苦茶やってます。 サイバラはもちろんのこと、かっちゃんこと勝谷誠彦氏も、今から考えられないほど体張ってます。 よくまあ無事で戻ってこれたものだと感心しますが、これが若さというものなのでしょうか。 もう10年も前の話なんですよね…。
体力的にはすごくきついんだろうけれど、楽しい思い出になる旅行だったんだろうなということが、 本の端々から伝わってくる…のは、鴨ちゃんが故人となった今だからかもしれません。
評価については、登場人物に思い入れのある人ならこれぐらい、ということです。 そうでなければ、星1つ減らした方がいいかもしれません。
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